辻元清美 衆議院議員
44期国会発言一覧

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辻元清美[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは辻元清美衆議院議員の44期(2005/09/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は44期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院44期)

辻元清美[衆]本会議発言(全期間)
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第164回国会(2006/01/20〜2006/06/18)

第164回国会 衆議院本会議 第29号(2006/05/11、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元清美君 社会民主党の辻元清美です。  私は、米軍再編について三分間しかいただいておりませんので、小泉総理に早口で十の質問をしたいと思います。(拍手)  一、政府は、普天間飛行場の代替施設ではヘリコプターの訓練を行うと説明してきましたけれども、なぜ、垂直に離発着するヘリコプターの訓練のために千八百メートルもの滑走路が必要なんでしょうか。普天間のたった三機の固定翼機のためだけでしょうか。本当に、オスプレーや戦闘機の配備は未来永劫ないのですか。  二、普天間飛行場には港はありません。普天間のかわりというのなら、港湾施設までつくろうとしているのはおかしいのではないでしょうか。将来は、飛行場と軍港……

第164回国会 衆議院本会議 第33号(2006/06/01、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元清美君 社会民主党の辻元清美です。  私は、社会民主党を代表いたしまして、きょう議論になっております国民投票法両案に対し、自民、公明及び民主党の提出者に質問をいたします。(拍手)  まず指摘しなければならないのは、なぜ今、急いでこのような重要な法案を提出したのかということです。最も重要な憲法に関する法案であるだけに、その制定の是非についても、あらかじめ選挙で主権者に問うぐらいの姿勢が必要じゃないですか。どうですか。  各種の世論調査でも、国民投票法の制定は慎重にすべきという意見が六〇%以上なんです。それを、会期末になって突然法案を出したということは、急ぐべきではないというこのような声を置……


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第165回国会(2006/09/26〜2006/12/19)

第165回国会 衆議院本会議 第19号(2006/11/30、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元清美君 私は、社民党を代表して、反対討論を行います。(拍手)  今日まで防衛庁を庁としてきたのは、戦前の軍国主義の反省に立ち、戦後の日本の土台をつくってきた平和主義の積極的な具現化であったということを、皆さん、今こそ思い起こすべきです。諸外国並みにといいますが、むしろ、平和国家としての意思をあらわすために、あえて省ではなく庁にしているのだと胸を張って世界にアピールした方が日本のためになり、変える必要はありません。  一方、防衛庁の実態を見ると不祥事が絶えません。情報流出、薬物、誤射、無断海外渡航、そして最も憂慮すべきは、自衛隊員の自殺者が近年は年間百人を超えているという現実です。また、防……


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第166回国会(2007/01/25〜2007/07/05)

第166回国会 衆議院本会議 第4号(2007/01/30、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元清美君 社会民主党の辻元清美です。  私は、社会民主党を代表して、安倍内閣総理大臣の施政方針演説に対して質問をいたします。(拍手)  私は、今、女性国会議員として、本当に情けない気持ちでここに立っております。それは、柳澤厚生労働大臣の、女性は産む機械、装置という発言のためです。  大臣はこうおっしゃいました。産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかないとおっしゃったようなんです。  柳澤大臣にまずお伺いしたいと思います。  子供を産まない、産めない女性は、大臣の発想によれば、役に立たない機械なんでしょうか。  女性だけではなく、人間を物扱いにすることは、どん……

第166回国会 衆議院本会議 第22号(2007/04/13、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元清美君 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  私は、社会民主党・市民連合を代表して、自民、公明の併合修正案及び民主党の修正案の憲法改正手続法案、両案に反対の討論をいたします。(拍手)  昨日、両案が委員会で強行採決されました。まず、強く抗議いたします。また、本日、本会議場で、両法案提出者同士が非難の応酬をしています。このような状況で憲法を論じる資格はないと申し上げたいと思います。  世論調査では慎重審議という声が圧倒的に多く、与党推薦の公述人からも強引に進めることへの懸念が示されました。主権者は決して急いでいません。急いでいるのは、私の内閣で憲法改正をなし遂げると音頭をとり、そのために……


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第171回国会(2009/01/05〜2009/07/21)

第171回国会 衆議院本会議 第2号(2009/01/06、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元清美君 社民党の辻元清美です。  私は、社会民主党・市民連合を代表し、今年度第二次補正予算に関連して麻生総理に質問をいたします。(拍手)  この年末年始、日比谷公園で年越し派遣村が開かれ、派遣切りされた労働者が食事と住むところを求め、長い列をつくりました。私は、現地に行きましたが、政治に携わる者として、申しわけなく、恥ずかしい気持ちになりました。  私は、雇用政策の過ちによる政治災害だと考えます。総理は、政治の失敗だという御認識をお持ちでしょうか。全国に広がる悲惨な状況を引き起こした責任と原因はどこにあるとお考えでしょうか。  派遣村は氷山の一角です。まず、政府に、一九六五年で途絶えてい……

第171回国会 衆議院本会議 第38号(2009/06/11、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元清美君 社民党の辻元清美です。  私は、社会民主党・市民連合を代表して、衆議院憲法審査会規程の制定に反対の立場で討論をいたします。(拍手)  本日、この本会議で採決を強行することは、立法府として、二年前と同じ過ちを繰り返すことであり、これは前回以上に愚かな行為であると、まず申し上げなければなりません。  皆さん、もうお忘れでしょうか。二年前、国民投票法案の与党案が、この本会議場が騒然となる中で強行採決されたときのことをもう一度思い出していただきたいと思います。  当時、与党推薦の参考人で改憲推進の立場の方からも、力任せに進めればこの国が割れてしまうと非難の声が上がる中での採決でした。新聞……

辻元清美[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院44期)

辻元清美[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第163回国会(2005/09/21〜2005/11/01)

第163回国会 安全保障委員会 第2号(2005/10/07、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  先ほどから出ております普天間米軍基地の整理縮小に伴います日米の米軍再編の問題につきまして、防衛庁長官を中心に御質問したいと思います。  実は、私は一九九六年に当選いたしまして、九年前でした。十二月二日にSACOの合意ができた三日後に当安全保障委員会が開かれまして、私が国会議員になりました初質問が、このSACOの問題についての初質問だったんです。その後、九年間、ずっとこの問題についてはフォローし、そして先日も辺野古の現場に行ってまいりました。一体どうなっているんだろうということを自分の目で確かめたいと思い、調査にも行ってまいりました。  さて、九年たった……

第163回国会 安全保障委員会 第4号(2005/10/21、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  本日は、防衛庁の職員の給与等の改正案ということで、私は特にこの中の自衛隊員が海外に派遣される場合の手当について、イラクへの自衛隊の派遣と関連して幾つか御質問をしたいと思っております。  まず、資料を見させていただきますと、イラクの領域の中で、航空関係以外の特別手当については、いわゆる基地の中と外、外は二万四千円、中は二万円というふうにお聞きをしております。  さてそこで、派遣をされてから三年目に入りますけれども、間もなく期限が切れるということで、これからどのような判断をしていくのかという非常に重要な時期に来ていると思います。  そこで、まずこの特別手当だけ……

第163回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第2号(2005/10/06、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  私は、五年前に憲法調査会が衆議院に設置されたとき、最初の委員の一人となり、中山委員長ともヨーロッパへの調査にも同行させていただきました。その後、社民党では土井たか子前議員を中心として議論してまいりましたけれども、当特別委員会が設置されるに当たり、再び私が担当させていただくことになりました。  本日は、その委員会での初めての発言ですので、まず最初に日本国憲法についての私の見解と立場を明らかにさせていただき、次いで国民投票制度に対する意見を述べたいと考えております。  まず、憲法とは何かということから確認をしたいと思います。  これは調査会でも随分議論され……

第163回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第3号(2005/10/13、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  きょうは、お二人の参考人の方々、ありがとうございました。  まず、高見参考人にお伺いしたんですが、本年の九月十四日の大法廷判決について、これを重視しての御発言だったと思います。私もこの判決には非常に注目しておりまして、といいますのは、国民の固有の権利とは何か、民主主義の発する根本とは何かという非常に深い意味をはらんでいると思うから注目しておりました。七月十三日に、大法廷での口頭弁論に傍聴に参りました。  まず、そういうことも含めまして、この九・一四の判決と国民投票との関係について二問お伺いしたいと思うんですね。  この判決では、「国民の選挙権又はその行使を……

第163回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第4号(2005/10/20、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  きょうはお越しいただきまして、どうもありがとうございました。幾つかの点をお聞きしたいと思います。  まず最初に、吉岡参考人の方から、外国人の運動への参加、議論への参加というお話が出ました。この委員会でも、外国人、特に日本の場合は、アジアからの外国人で長く日本に住んでいらっしゃる方々もいます。そういう中で、外国人がどのように運動に参加できるのか、または投票にどういうふうに影響を及ぼせるのかということは、議論の一つの、意見がちょっと分かれていたところなんですね。もう少しそこを詳しくお考えをお聞きしたいことと、もう一つ、今井参考人には、それでは、諸外国、例えばフ……

第163回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第5号(2005/10/27、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  きょうはどうもありがとうございました。  きょうのお話は非常に興味深く伺いまして、特に、主権者の立場に立って、先ほどから話が出ております民意の反映をどのような形で国民投票制度の中に反映するのがいいのかということを、多分、研究だけではなくいろいろな住民投票などの現場の活動にも携わってこられて、その中からの御意見だったので、非常に厚みを持った御意見だったなというふうに考えました。  特に、問題点から、その問題点を克服するためにどうすればいいのか、そして、その問題点を突き詰めて考えていくことによってそこからよりよい制度やよりよい仕組みを提起していこうというような……


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第164回国会(2006/01/20〜2006/06/18)

第164回国会 安全保障委員会 第2号(2006/02/27、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  私は、本日、イランのモッタキ外務大臣が来日されますので、イランの核開発問題について質問をしたいと思います。  先ほど佐藤委員からも同じような質問が出まして、その中での麻生外務大臣の答弁の三つをとらせていただいて、その点についてさらに深く議論をすることで、きょうの夜会談されると聞いておりますけれども、有意義な会談にしていただきたいと思います。  一つ目が、日本は友好国であるということで、敵国からではなく友好国からの説得ということは重い意味を持つという御発言でした。  今回のイランの核開発問題については、いろいろな背景があると思います。一つは、ア……

第164回国会 安全保障委員会 第5号(2006/04/18、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  私は、アメリカの海兵隊普天間飛行場移設問題について質問をしたいと思います。  まず、事実関係からもう一度確認させていただきます。  防衛庁長官、普天間の何を移設する、代替の施設を建設しようとしているのか、その何をというところを具体的にお答えください。
【次の発言】 今おっしゃったヘリについて、私も普天間の米軍基地における部隊編成などを見ました。  そうすると、ヘリの訓練ということであれば、なぜ千八百メートルの長い滑走路が必要なんでしょう。ヘリですと、そんなばあっと滑走路を行かなくても飛び上がるわけですね。なぜですか。

第164回国会 安全保障委員会 第7号(2006/04/21、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  きょうは、防衛庁設置法等の一部を改正する法律案の具体的中身について一、二お聞きしまして、この全体像、一体どういうことが目的で、今、特に日米の連携強化という発言がこの委員会でも多々出てきましたけれども、そうしますと、アメリカの米軍再編も含めて、一体どの方向に向かっている中でのこの法案の改正かということをお聞きしたいと思います。  まず、具体的なことでもう一度確認したいんですけれども、今回の改正の中身の一つに、施設行政に係る内部部局の企画立案機能の強化、十条関係ですね。それからもう一つ、先ほどからも議論されております中央即応集団、これは十条及び十……

第164回国会 安全保障委員会 第8号(2006/05/30、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  私は、先ほどから皆さんが取り上げていらっしゃいます米軍再編に関する閣議決定、その中でも、この普天間の代替施設関連で質問をしたいと思います。  額賀長官にお伺いします。  今のやりとりをお聞きしておりまして、私は、長官、やはり今の稲嶺知事の立場をかなり深刻にお考えになった方がいいと思います。ぶら下がりで閣議決定は立場が違うから理解するということを先に振りかざして、大臣がこの事態を語るべきではないというふうに思うんです。  正式に発表されました先ほど赤嶺議員が示されたコメントも、私、驚きました。冒頭にも「極めて遺憾であります。」があって、また中に……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第9号(2006/04/11、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  私は、きょうは、公益法人のあるべき姿は一体どういうことだろうということを中心に質問させていただきたいと思います。  まずは三つに分けまして、安倍官房長官には、公益社会といいますか、活力あるさまざまな社会活動が行われる社会というのはどういうことだろうという総論で、そして中馬大臣には、今回の法案の中身について確認させていただき、そして谷垣財務大臣には、税制も非常に大事ですので、特に、谷垣大臣はきずなということを言っていらっしゃいますので、このきずな実現のためにも非常に大事な議論ではないかと思いますので、分けて質問をさせていただきたいと思います。 ……

第164回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第2号(2006/02/23、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  昨年十一月の欧州調査団の報告を行います。  まず冒頭に、調査団派遣のために御尽力をいただきました皆様に心から感謝を申し上げたいと思います。スタッフの皆様、そして各国で迎え入れてくださった皆様も、本当に微に入り細に入りいろんな手配をしていただきましたこと、本当にありがとうございました。  さて、今回は、オーストリア、スロバキア、スイス、スペイン、フランスの五カ国を訪ねました。各国では、投票年齢、投票方式、メディアや運動への規制、投票率の規定、有効投票の計算の仕方、そして在外投票のあり方など、個別課題についての調査も行いました。これらは有意義な調……

第164回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第3号(2006/03/09、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  まず初めに、前回、ヨーロッパの調査報告でも各党御意見がございました。その中にも随分たくさんそういう観点が出たのではないかと思われるんですが、国民投票制度、国民投票を考える際に何が大事かというところで、議会内のコンセンサスと強い民意の後押しというようなことは各党認識されて、ヨーロッパから帰ってきたのではないかと思います。きょうは、この点について保岡委員を中心にいろいろ御意見をこの際伺いたいと思います。  その中で、議会のコンセンサスということなんですけれども、国民投票制度をつくるに当たって議会内の各党の意見ということでは、社民、共産は反対してお……

第164回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第4号(2006/03/16、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  きょうは、お二人、斉藤さんに特にいろいろお聞きしたいことがあります。  特に憲法を議論するということは、私たち、非常に重い議論を、憲法にまつわる重い議論をしているんだなということを実感したことが先週ございました。それは、ある沖縄の方とお話をしておりまして、沖縄のある方が、無憲法状態に自分たちは生きてきた時代があったと。憲法がない状況でどれだけ人々の権利や人権が侵害されてきたかということを体験した中で、権力を憲法というのはきちっとチェックし縛るという性質がありますので、日本国憲法ができたときに沖縄の人たちは本当に心からうれしかったし、それから、……

第164回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第5号(2006/03/23、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  社民党は、そもそも今憲法を変える必要はないと考えていますので、当委員会の設置に反対をいたしました。まして、今直ちに憲法改正のための国民投票制度が求められている状況であるとは考えていません。  先日も紹介されましたNHKの世論調査をもう一度ここでも御紹介したいのですが、どの程度国民投票法案について知っているかという問いに対して、「よく知っている」が三%、「ある程度知っている」が二四%であるのに対し、「あまり知らない」が四八%、「まったく知らない」が一八%で、六六%の人が知らないと答えています。さらに、知っていると答えた二七%の人に、成立の時期は……

第164回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第6号(2006/03/30、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  本日は、憲法がしっかり社会に根づくために重要なことは何かということについて意見を述べたいと思います。  先週も指摘をいたしましたけれども、憲法は、一つの勢力が選挙で過半数をとってもやってはいけないことを決めています。これが共通認識だと思います。このように、規範としての憲法による縛りがあるので、その時々の議会の数の力や政権の一方的な方針によって政治が振り回されることを防いでいるという枠が憲法だと思うんです。ですから、憲法というものは、政権や状況が変わったからといってころころと変えられるというものであっては困ると思います。  また、自分たちの憲法……

第164回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第7号(2006/04/06、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。皆さん、おはようございます。  本日は、憲法や国民投票制度と法治国家の関係について意見を述べさせていただきたいと思います。  前回の三月三十日の本委員会で、自民党の委員の方の中から、日本の憲法と法治国家の関係についての問題提起がありました。これは、アメリカのハーバード大学の研究所で憲法改正の問題について議論されたときのこととしてこのようなことが報告されたことをもとに、ちょっと考えていきたいと思います。  日本は一体法治国家なのかということを言われてしまった、憲法を変えずに限りなく解釈を広げていって対応している、これで一体法治国家なのか、時には超法……

第164回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第8号(2006/04/13、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  本日は、石村参考人、堀参考人、お越しいただきまして、貴重な御意見ありがとうございました。  私も、メディアと政治、メディアと人権、メディアと中立性、メディアと権力と、さまざまな問題について自分自身いろいろ考えてまいりました。私自身も、討論番組などに出る機会も多く、また、この放送倫理手帳を拝見いたしますと、その中には、集団的過熱取材の問題などという表記もございまして、自分ではそのように感じるような渦中に入ったという経験もあります。その中で、メディアと政治というようなことについても深く考えさせられることが多かったんです。  そこで、今回は憲法をめ……

第164回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第9号(2006/04/20、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  きょうは、本当にお忙しい中、お越しいただきまして、それも十日前にお願いして来ていただいたということで、本当にありがとうございます。  まず最初にお伺いしたいんですけれども、国民投票制度の議論というものについて、雑誌協会に属している雑誌だけではなく、雑誌業界の中で、こういう議論が始まっているとか、認知度ですね、どの程度あるんでしょうか。余り知られていないとか知っているとか。どんなものなんでしょうか。中で議論されているのかどうかも含めてお願いします。
【次の発言】 その中で、最初の冒頭の御発言で、今、なぜ急にこの議論が国会の中を中心に始まったのか……

第164回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第10号(2006/04/27、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  きょうは、お忙しい中お越しいただきましてありがとうございます。大変参考になる御意見を現場の皆さんに聞かせていただいたと思っております。特に、訓示規定であっても、これは反対であるという明確な意思を示していただいたというふうに思っております。  私たちも、表現の自由ということを最優先すべきであって、これは憲法をどうするかという手続法に限らず、メディアに対する規制というのはないところから始めるというのが出発点、あらゆるところで規制をかけるということには反対していかなきゃいけないという立場で質問をさせていただきたいと思っております。  その中で、今、……

第164回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第11号(2006/05/18、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  きょうは、小林参考人、伊藤参考人、本当にありがとうございます。両参考人の御意見を伺いまして、まず、基本になる憲法とはそもそも何かという認識をやはりきちっとした上で、改憲なり護憲なりそれぞれの議論を闘わせていくということが大切であるということを改めて痛感をいたしました。  ですから、そもそも憲法というのは権力をきちっと縛っていくものであるという、今の憲法論議の中では、本委員会でもこの認識に対する共通基盤がまだ確立されていないのではないかということで私は警鐘を鳴らしてまいりました。この点が一点。  それから、お二人のお話を伺いまして、イラク戦争の……

第164回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第12号(2006/06/01、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  きょうは、天野参考人、山田参考人、どうもありがとうございます。  幾つかお伺いしたいんですが、先ほど例に出していただきました社民党のCMは、このような中身だったんです。あれはちょうど小泉総理が総理大臣に就任した直後の参議院選挙で、熱狂的な純ちゃんブームが起こっていたときに、キャッチコピーはたしかこうでした、「本当に怖いことは、最初、人気者の顔をしてやってくる」というキャッチコピーが引っかかりました。別にどなたかの人物の顔が映っているわけでもなく、ただ白い手袋をはめた手がたくさんの人と握手しているという光景を映しながら、このキャッチコピーが静か……

第164回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第13号(2006/06/15、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  先日の六月一日の本会議で、自民党、公明党提出の日本国憲法の改正手続法案と民主党提出の日本国憲法の改正手続及び国民投票法案の両案について問題点を指摘いたしました。これを踏まえ、さらに国民投票法と国会法との関係について本日は問題を掘り下げたいと思います。  今回の両法案とも、国民投票法案の本則の条文の中に国会法の一部改正を規定しております。両者は憲法改正という一連の手続の中に位置づけられ、個別発議に関する条項や広報協議会の設置、構成及び権限に関する事項の存在という点などにおいて密接に関連するので一つの法案にまとめたと両法案提出者は説明しております……

第164回国会 予算委員会 第7号(2006/02/08、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  四年ぶりに小泉総理大臣と議論をさせていただきます。ですから、きょうはヒートアップせずに冷静にやっていけたらいいなと思います。テーマは、小泉総理大臣の靖国参拝問題です。  まず最初に、ちょっと事実関係を確認させていただきたいと思います。  総理は、一九七二年、今から三十四年前に衆議院議員に当選されてから、厚生大臣に二回なっていらっしゃいます。そのとき、総理大臣になるまでには、八九年の四月と九七年の八月の二回、厚生大臣のときに靖国神社を参拝されております。  そこでお聞きしたいんですけれども、二〇〇一年、要するに総理大臣になられるまで、厚生大臣の……


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第165回国会(2006/09/26〜2006/12/19)

第165回国会 安全保障委員会 第1号(2006/10/17、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  社民党は、戦後一貫しまして核廃絶運動に取り組んできました。また、私は本委員会でも、この核拡散の問題は非常に深刻であると考え、質問もしてまいりました。  きょうは、北朝鮮の核実験に対する今後の日本政府の対応や、それから核拡散をどうすれば防止できるのかという点などについて質問したいと思います。  まず最初に、対北朝鮮制裁決議、国連の安保理で出されまして、先ほどから議論がなされています。  久間防衛庁長官にお伺いしたいと思うんです。  先ほどから、今の事態を周辺事態に認定されるのかどうかという質問が出まして、長官は現時点ではかなり認定するのには無理があるという御……

第165回国会 安全保障委員会 第5号(2006/11/07、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  私は、防衛施設庁談合問題などについて質問したいと思います。後半、時間があれば、今ちょっと沖縄の問題で白熱しておりましたので、私もずっとこだわっておりますので、御答弁をいただければと思います。  まず最初に、調達実施本部事案が出た折も、私は安保委員会の委員でございました。そこでもかなりいろいろ議論があったわけですけれども、結局、同時並行で今回の談合事案が、あの問題があったにもかかわらず組織ぐるみで行われていたという理解でよろしいですか、防衛庁長官。
【次の発言】 そうしますと、あの調本事案が出たときに、庁内でいろいろ聞き取り調査を行ったと思うん……

第165回国会 安全保障委員会 第9号(2006/11/24、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  きょうは本当に、参考人の皆様、ありがとうございます。  まず最初に、現在の日本を取り巻く、特に安全保障議論についての御見解と、それから、防衛省ではなく、今まで庁としてきた戦後日本の中での歴史的な意味はどういうふうなところに見出せるかという御意見を伺いたいと思います。  例えば、今回のこの法案をめぐりましても、さまざまな新聞でも、社説などで紹介されております。その中の一、二を紹介したいんですけれども、「防衛を担当する役所を「省」ではなく「庁」としてきたのも、軍事力を抑制的に考える戦後日本の姿勢を反映したものだ。 それを「省」に昇格すべきだというのならば、……

第165回国会 安全保障委員会 第10号(2006/11/28、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  私は、きょう、主に自衛隊法の改正の部分について質問をしたいと思っています。といいますのは、私、今回の改正の核心は、自衛隊の任務についての根本的な改正にあるというように考えているからなんです。  そこで、自衛隊の国際平和協力活動などの本来任務化について、まず質問をしていきたいと思います。  自衛隊の任務については、現行の自衛隊法三条でこのように規定されています。「わが国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対しわが国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当るものとする。」と、私は限定されてきたんじゃないかという……

第165回国会 安全保障委員会 第11号(2006/11/30、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  私は、この間、本委員会で、今の安全保障議論をめぐる非常に浮き足立った政治状況に懸念を表明してまいりました。その一つが、きょうお越しいただいている麻生外務大臣の核保有議論の発言です。  これは、本委員会で私が十月十七日に、三年前に麻生大臣が新聞のアンケートで、核武装を検討すべきだと思うかということに、すべきであるというお答えをしていたことを問うたところから始まっております。そのときの麻生大臣の御答弁はこうでした、だんだん隣がみんな持っていくときに、日本だけ何の検討もされないというのはいかがなものか。  また、その後、これに端を発して、国会の中で麻生大臣の発言……

第165回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第3号(2006/10/26、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合、社民党の辻元清美です。  本日は、私は、憲法をめぐります今の状況と、それから、両法案提出者に対しまして、果たしてこの国民投票法案なるものが単なる手続法と言えるのか、そして公平中立な法案になっているのかという点を質問していきたいと思います。  私は、最近、ここ一、二年、憲法講演ということで、私どもは護憲の立場ですけれども、全国を回ることが多いんです。そのときに必ず憲法というのは皆さんにとって一体何でしょうという質問をいたします。といいますのも、憲法について日ごろ自分たちの暮らしや歴史にとってどういうものであるかということを考える機会が、日常生活では少ないように思……

第165回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第5号(2006/11/09、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  メディアの規制、国民に対する周知広報についての小委員会の報告及び補足的発言をいたします。  まず、メディアにおける意見広告を無制限に認めることの是非について、各参考人から意見を聞きました。表現の自由は守られるべきものであり、報道規制があってはならないということは当然であるという点では、すべての皆さんが一致していたと思います。しかし、先ほどから出ておりますように、テレビでのCMについては、政治的公平性を確保するためには幾つかの解決されるべき課題があることが、現場の人やジャーナリストの皆さんから指摘がありました。  今井参考人が、お金を出せば幾らでも意見広告を……

第165回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第6号(2006/11/30、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  本日は、憲法審査会その他国会法改正部分についての小委員会の報告及び補足的発言をいたします。  これまで、私は、本委員会でも国民投票法案と国会法の一部改正が一つの法案としてまとめられていることについての問題点を再三指摘してまいりました。そして、国会内の機関のあり方や発議の仕方という、いわば院内のルールと、発議された後の国民投票という、いわば公共空間における院外のルールとは明らかに性質を異にするものであり、別々に取り扱うべき種類のものではないかと発言してまいりました。  この点について、まず、私は井口参考人の著作を引用しました。ここからは井口さんの著作ですけれ……

第165回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第7号(2006/12/05、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  本日は、十一月三十日の小委員会の報告及び補足的発言をいたします。  まず、過半数の意義について議論がなされました。私は、余りにも低い投票率の場合、憲法の正統性がしっかり担保されたことになるのかという懸念を提起しました。また、政権がかわっても耐え得る憲法であるためには、圧倒的多数の人たちで承認されることが必要であるとも申し上げ、最低投票率についての検討も考えてみるべきだと発言をいたしました。  これについて、民主党提案者からは、憲法九十六条に最低投票率などの規定がないことの意味として、棄権する自由があるのではないか、しかし、複数のテーマが区分さ……

第165回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第8号(2006/12/07、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  両法案提出者に質問をしたいと思います。  この間、両法案について、あらゆる面で公平な制度かどうか、国民の意見が正確に反映できるのか、国民が十分に考える時間があるのか、純粋な手続法であると言えるのか、そもそも国民投票の原理は何か、そして、国民が今必要としているのかなどの観点から問題提起をしてきました。私は、その過程で両法案の問題点がどんどん出てきたというように考えております。  軌道修正の御発言もありますけれどもまだまだ不十分で、両法案提出者も、年末年始も迎えますし、つんのめって煮詰まるのではなく、ここで少し頭を冷やしていただいて、しっかりともう一度根本から……

第165回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第9号(2006/12/14、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  十二月十二日の小委員会の報告及び補足的発言をいたします。  まず、報道や広告の規制については、報道の自由という観点から望ましくない、報道機関の自主的な判断に任せるべきという基本的な立場は参考人の方々に共通していたと思います。しかし同時に、意見広告を全くの無制限にすることで国民投票の公平さを損なう事態もあり得るという、これも共通の懸念として参考人の方々から提起がありました。  石村参考人は、一律で厳格な放送の規制は好ましくないが、資金量によって放送される賛否の量が著しく偏るようなことがあればこれはさらに好ましくないと述べられ、吉岡参考人からは、放送媒体であれ……


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第166回国会(2007/01/25〜2007/07/05)

第166回国会 安全保障委員会 第2号(2007/02/22、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  二月二十日に久間防衛大臣と麻生外務大臣の所信表明を伺いました。私は、特に流動化しておりますイラク、アフガニスタン、イランなどについて、どのような情勢分析や対応について述べられるのかと注目しておりました。残念ながら、この前聞いた所信表明とどこが違うのかな、同じような文言が並んでいたにすぎないという印象を持ちました。  今、イラク情勢を含めて大きく動いております。両大臣の御発言を聞いていますと、アメリカを通してイラクを見るとか、アメリカを通してアフガニスタンを見るとかというふうに見えて、きょうは、そうではなくて、イラクやアフガニスタンの現実を真正面からじかに直……

第166回国会 安全保障委員会 第9号(2007/05/15、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  私は、きょう、集団的自衛権の行使について質問をしたいと思います。  安倍総理は、集団的自衛権を研究する有識者懇談会を発足させました。政府が、憲法解釈で禁じてきた集団的自衛権の行使について、具体的な事例を再検討すると報道されております。歴代内閣が踏襲してきた憲法解釈を変えて、集団的自衛権の行使に道を開いていこうという意図だと思うんですが、私はこれはあってはならぬことだという立場ですが、有識者懇談会で議論すると言われている具体的な事例について、防衛大臣を中心に見解を伺いたいと思います。  これはなぜかといいますと、先ほど、有識者懇談会、法的な位置づけはない、先……

第166回国会 安全保障委員会 第10号(2007/05/17、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  本日は、三市長、ありがとうございます。  私は、三つの都市を訪問したこともあります。そして、今地方自治体はいろいろな困難を抱えておりますけれども、さらにこの基地問題を抱えているという御苦労は並々ならぬものではないかというふうに思いながら拝聴をいたしました。  そこで、まず岩国の井原市長にお伺いしたいと思います。  私、住民投票の折に岩国に参りました。それは、一体どういうことを岩国の皆さんは考え、行動されるのかなということに非常に関心を持ちました。びっくりしましたのは、若い人から年配の方まで、本当に今までと違う印象を受けました。何かどこかの党派に属していると……

第166回国会 安全保障委員会 第11号(2007/05/18、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  私は、きょうは自衛隊の規律の問題について質問しようと思っておりましたが、それに先立ちまして、今の赤嶺委員の辺野古に関する大臣を初め担当の方々とのやりとりで、ちょっと納得いかぬところがありまして、疑問がありますので、これはすごく重要な点だと思う。私は、防衛省の汚点になるんじゃないかと思っています。  それで、なぜかというと、防衛庁を防衛省にするとき、そして、自衛隊の活動については今回も、改編をする、施設庁の不祥事もなくしていく、反省する、みんなに親しまれるものにするんやと言うてて、自衛隊を辺野古の沖合に出すんかと。私も、これはちょっと趣旨が違うでと。ちょっと……

第166回国会 安全保障委員会 第12号(2007/05/24、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  私は、きょうは、きょう議題になっております法案に関連して、前回に引き続き、自衛隊の規律の問題を前半に、そして後半は沖縄問題を取り上げたいと思います。  まず、前回の五月十八日、自衛隊の規律ということで、自衛隊内で強姦未遂致傷罪に当たるようなセクシュアルハラスメント事件があったという訴えがあった、このことを中心に質問をいたしました。  これとの絡みで一問大臣にお聞きしたいと思います。  前回、一九九九年から現在までに三百八十件のセクハラの相談があり、しかし、その年に「セクシュアル・ハラスメントの防止等に関する訓令」が出されてから、意識調査はたった一回しか行わ……

第166回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第9号(2007/05/14、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  私は、イラク戦争は間違った戦争だと考えます。そして、イラクの自衛隊は即時撤退すべきだという立場で質問をいたします。  まず、官房長官にお伺いします。  基本的な認識ですけれども、官房長官は、本法案について、四月二十六日に、本法案の枠組みについて、非戦闘地域に限って実施する、他国の武力行使と一体化することはないということを制度的に担保した法律だと答弁しています。ということは、裏返して言えば、武力行使と一体化するような活動をすることは、もちろん後方支援であっても本法案ではできない、法案違反であるという認識でいいんでしょうか。

第166回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第4号(2007/03/29、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  この間、公聴会があった話は先ほどから出ておりますけれども、きのうの地方公聴会、新潟と大阪に私も参りました。本当に憲法問題、要するに憲法とは何かということも含めまして、しっかり、どっしりとして考え、そして論じられる方が各地にいらっしゃるということを痛感して帰ってまいりました。  特に、憲法そのものとは一体何なのかと。全員がおっしゃったのは、権力を縛るものであるという土台の部分でしっかり共通認識を持っていないとその後の議論が進まないというように、この公聴会でも認識をいたしました。  さて、そこでお伺いしたいんですが、きのうも公聴会に船田提出者も一緒に行っていら……

第166回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会 第5号(2007/04/12、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  まず初めに、きょう採決をするという話が出ておりますが、私はきょうの採決はここで踏みとどまるべきだと思います。それが立法府の役割だと思うからです。  先ほどから審議を尽くしたとかおっしゃっていますけれども、つい先週の木曜日、初めて一般公募の公述人の方々のお話を聞いたのは一週間前の木曜日で、そして、きょう初めての委員会なんです。さらには、民主党案もきょう趣旨説明を聞いたばかりです。それで、その三時間後に採決というあり方自身、私は、立法府の自殺行為だと思います。  特に、憲法を取り扱うという本委員会において、委員長も権威があるとおっしゃってきました……

第166回国会 予算委員会 第16号(2007/02/27、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  きょうは、安倍総理が憲法のことをたびたび発言されておりますので、憲法問題、憲法の議論と内閣の関係などについて質問をしたいと思います。  官房長官中心にと考えておりまして、今記者会見に行っていらっしゃるようですので、五分ほどおくれてこられるということですので、まず、伊吹文部科学大臣に長崎県での発言についてお聞きしたいと思うんです。  人権だけを食べ過ぎれば、日本社会は人権メタボリック症候群になるんですねとおっしゃったそうです。私はちょっと驚いたんですね。人権メタボリック症候群とは一体何なのかと思いました。人権という言葉をこのように使うのは不適切ではないかとも……


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第168回国会(2007/09/10〜2008/01/15)

第168回国会 安全保障委員会 第2号(2007/10/19、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  きょうは、米軍再編、特に、今赤嶺議員からも指摘がありました、沖縄・辺野古の新基地建設問題について質問をしたいと思います。  その前に、赤嶺議員が歴史認識の問題を防衛大臣にも問われました。今ホットな問題で、この沖縄の集団自決に対してどういう認識を持つかということは非常に大事な問題だと思っておりまして、一問だけ、ちょっと関連でお聞きしたいと思います。  防衛大臣は、過去の過ちをしっかり反省した上で今防衛大臣という任におつきになっていると思います。ですから、特に防衛大臣の歴史の事実に対する認識というのは、私は日本のほかの大臣よりも大事だなというふうに認識しており……

第168回国会 安全保障委員会 第4号(2007/11/16、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  昨日、参考人、そして証人喚問が行われました。まず、このことについて、一、二点、防衛大臣の姿勢をお伺いしたいと思います。  いろいろ指摘が出ていますけれども、これは単なる一個人の問題ではなく、日米の防衛産業と巨大な利権、それから不透明な政官業の癒着が内在している構造的な問題であるのではないかというような指摘も出始めているわけですね。ですから、ここでしっかりと所管の大臣として、真相解明を通じてこの問題にけじめをつけなければいけないと私は思います。  特に、米軍再編ということがこの間ずっと進行しておりました。この米軍再編については、本委員会でも審議がされてまいり……

第168回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第7号(2007/11/01、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  アフガニスタンの問題に入ります前に、石破大臣に、一、二、不祥事の問題をお伺いしたいと思います。  石破大臣は、防衛関係の会社などと宴席やゴルフに行ったことはありませんか。どうですか。
【次の発言】 防衛省の中でも深刻に受けとめて調査をなさっていると伺っています。以前は、例えば談合問題などが出たときはアンケートをかなり広範にとったりされたと思いますが、そのような調査をされるおつもりはありますか。
【次の発言】 その中で、新しく守屋前次官のような行為、あれほどひどくなくても、二百回とかですね、をしていた者が出てきた場合は、きちんと厳しくさらに聞き取りをし調査を……

第168回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第9号(2007/11/06、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  前回の質問に引き続きまして、お伺いをしたいと思います。  本委員会では、野党の皆さん、もうたくさん質問されておりますけれども、さまざまな立場があります。さまざまな立場があって、私たちは、この法案、それから六年前にはアフガンへのアメリカを中心とした攻撃自体にも反対をする立場でした。それから、そういう行動には理解を示すが、しかし本法案には賛成できないという立場、野党の側にもさまざまな意見があることがわかってきました。  ただ、一点、情報公開、それから日本が給油した油が一体どこに使われるかという点ははっきりと明らかになるようにすべきだという点は、最大公約数の本法……


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第169回国会(2008/01/18〜2008/06/21)

第169回国会 安全保障委員会 第2号(2008/02/22、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  私も、引き続きまして、二月十九日の海上自衛隊イージス艦「あたご」衝突事故について、防衛大臣を中心にお伺いしたいと思います。  もう残念でなりません。先週の金曜日は、私は予算委員会で在日米軍の女子中学生強姦事件を質問したばかりで、これも残念でならないと申し上げたんです。それで、昨年を振り返りましても、守屋前事務次官の問題を初め、安保委員会は事件、事故処理委員会になっているんじゃないかと申し上げたことを、大臣、記憶に新しいと思います。今回は人命にかかわる、本当に今捜索中で、何とか助かってほしい、日本国じゅう、世界の人たちがそう思っておりますが、大きな事故を起こ……

第169回国会 安全保障委員会 第3号(2008/02/26、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  本日も、二月の二十二日に引き続きまして、海自イージス艦の衝突事故について、石破防衛大臣にお尋ねをしたいと思います。  まず最初に、情報開示の経過について。  きょうの委員会でも取り上げられてまいりました。きょう、大きく報道されております。「あたご」見張り員が清徳丸に気づいた時間について、防衛省が当初二分前としていたのを十二分前と訂正した問題で、事故当日の十九日夜に石破防衛大臣に十二分前との連絡が上がっていたにもかかわらず、その後に行われた海上幕僚監部の会見では二分前と誤った情報を公表していたということが報道されています。先ほどからも質問されて……

第169回国会 安全保障委員会 第5号(2008/04/11、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  きょうは、防衛省設置法の一部を改正する法律案について、特に今回組織改編を予定されております自衛隊情報保全隊、それから防衛省の情報の取り扱いについて、そして男女共同参画推進企画室というものが新設されるようですけれども、そのことなどについて質問をしたいと思います。  まず最初に、男女共同参画推進室のことから質問したいと思います。  これは防衛省に初めて新設されるということですけれども、どのような取り組みをされるんでしょうか。
【次の発言】 大臣、今回新設ということですけれども、私はちょっと遅いなと思いますよ。  特に防衛省の内部で、後で質問しますが、昨年のちょ……

第169回国会 安全保障委員会 第6号(2008/04/25、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  私は、自衛隊のイラク派遣差しとめ訴訟判決について質問をしたいと思います。  四月十七日、名古屋高等裁判所民事第三部、青山邦夫裁判長、坪井宣幸裁判官、上杉英司裁判官は、自衛隊のイラク派遣差しとめ等を求めた事件の判決において、航空自衛隊がイラクで現在行っている米兵等の輸送活動は、他国の武力行使と一体化したものであり、イラク特措法二条二項、同三項かつ憲法九条一項に違反するとの判断を下しました。また、それに加えて、判決では、平和的生存権は、すべての基本的人権の基礎にあってその享有を可能ならしめる基底的権利であるとして、単に憲法の基本的精神や理念を表明したにとどまる……

第169回国会 予算委員会 第9号(2008/02/15、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  きょうは、先日起こりました米国軍人による少女暴行事件について質問をいたします。  私は、またかという怒りが込み上げてきました。大臣を初め多くの議員の皆さんも、またか、いいかげんにしてくれという御発言、多々あったかと思います。  去る二月の十日の午後十時ごろに沖縄県北谷町において、在沖海兵隊キャンプ・コートニー所属のタイロン・ルーサー・ハドナット二等軍曹が十四歳の女子中学生を暴行したとして、強姦容疑で緊急逮捕された。  この事件は、強姦という女性の人権を踏みにじる非人道的で凶悪な犯罪であって、事実であるとすれば許されないと思います。私たち社民党は、十三日に、……

第169回国会 予算委員会 第16号(2008/02/29、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  私も、海上自衛隊イージス艦「あたご」と清徳丸の衝突事故について、総理大臣を中心に質問をしたいと思います。  総理は、国民の目線に立った政治を行いたいと常々おっしゃっております。今回の事故に対して、福田政権は、国民の目線に立った対応、姿勢で臨んでいらっしゃるのかを中心に質問したいと思います。  私は、先週、遭難された漁船の清徳丸が所属する千葉県勝浦市の漁業組合の皆さんを初め、市長さんにもお目にかかってまいりました。そのときに、やはり率直な御意見はこうでした。日本の漁業者を守るのも自衛隊の責任だろう、そしてさらに、事実を事実として明らかにしてほしいという。私は……


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第170回国会(2008/09/24〜2008/12/25)

第170回国会 安全保障委員会 第2号(2008/11/27、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  私は、田母神前航空幕僚長問題について質問をしたいと思います。  航空自衛隊のトップが、政府見解と異なる歴史認識や、それから憲法尊重擁護の義務があるという立場にもかかわらず、憲法に反するような発言を公然と繰り返してきた、これは私は、大臣、日本にとって深刻な問題だと考えています。それは、シビリアンコントロールの不全、それから任命責任の問題、そしてさらには、自衛隊内でどのような教育が行われてきたのかということに対して、日本の国民だけではなくて、このことはワシントン・ポストなど世界で報道されておりますので、国際的に不信の目が向けられている。これをしっかり、この……

第170回国会 安全保障委員会 第3号(2008/12/12、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  本日案件になっております法案については、社民党は賛成の立場です。それを表明しました上で、自衛隊のシビリアンコントロールということが昨今大きく問題になっておりますので、きょうも引き続き質問をさせていただきたいと思います。  大臣、大臣が就任されて、先日所信を述べられました。この中で、今問題になっています田母神前航空幕僚長のことに触れられまして、このようにおっしゃっています。  「田母神前航空幕僚長が、政府見解と明らかに異なる見解や、憲法との関係でも不適切な部分のある論文を公表するという事案が発生しました。航空幕僚長という要職にあった者がこのような事案を起こし……

第170回国会 安全保障委員会 第4号(2008/12/16、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  私は、きょう、三つの提案をしていきたいと思っています。  一つ目は、自衛隊のシビリアンコントロールと言論の自由の関係の整理という提案、二つ目が、東アジアの信頼構築、そして三つ目が、先ほどから出ております国際的な紛争の予防や仲介、これは非常に外交、安全保障にとって大事な三つの柱だと考えております。  一つ目なんですけれども、浜田大臣、先日からの続きです。  私は、今回の田母神事件で、自衛隊員の皆さんの言論萎縮を防ぐこともとても大事だと思っているんですね。そのためには、ある程度だれでもはっきりわかるルールがあった方が萎縮にならないと思うんです。それがないと自粛……


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第171回国会(2009/01/05〜2009/07/21)

第171回国会 海賊行為への対処並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第5号(2009/04/21、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  きょうは、参考人の皆様、本当にありがとうございます。  私はピースボートという船に乗っておりまして、一万トン級の客船でしたが、あの海域を何回も走りました。スエズもパナマも何回も通過をし、地球一周を続けてまいりました。そういう意味では、船というのが大好きですし、海の安全を守るということの必要性、非常に痛感をしております。  以前、マラッカで私自身も、乗っている船舶が、海賊か漁船かわからないベトナム難民を救助した折も、最後まで、海賊かもしれないということで、慎重な対応をしながら救助をしたというような経験もございます。  さて、そういう中で、今回このような事態に……

第171回国会 外務委員会 第3号(2009/03/18、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  本日は、在外公館名称、位置、給与改正法及びそれに関連いたしまして質問をさせていただきます。  今回の改正でコソボ大使館をオーストリアとの兼館として開設されるということになっておりますけれども、コソボは、先ほどからも出ておりますように、長い民族間の対立や、そして紛争の歴史があり、現在も、国際的にも独立に関しても賛否が割れるというような状況の中での大使館の開設ということになります。  そこで、まず、この大使館開設に至った今回の目的及び主にこのコソボの大使館機能としてどういう役割を日本はリーダーシップを持って各国に発信してやっていくのか、それについて質問したいと……

第171回国会 外務委員会 第4号(2009/03/25、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  私は、本日、北朝鮮問題とミサイル防衛システムのあり方を中心に質問をしたいと思います。  まず、外務大臣、本日、北朝鮮が人工衛星と主張するテポドン二号改良型と言われていますけれども、この発射への対処方針を、外務大臣、防衛大臣、官房長官で会合を開いて決めるということが報道されております。既に朝からこの会合はあったのか、でなければ、きょう、何時にどこであるんでしょうか。
【次の発言】 そこで議論されるということに先立ちまして、ミサイル防衛システムの有効性や、それから日本の外交、安全保障上のリスクなどについて議論をさせていただきたいと思います。  まず最初に、今回……

第171回国会 外務委員会 第6号(2009/04/03、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  私は、本日議題の協定及び米軍再編について、この間ずっと議論してまいりましたので、質問をしたいと思います。  大臣、まずこれを見ていただきたいと思うんです。これは、協定が結ばれた日の沖縄の新聞です。こんなに大きく報道されています。本土といいますか、沖縄以外ではとても小さな記事だったんですが、「普天間移設 県内固定」。そして、そのときの中面は、これは翌日ですけれども、「頭越し 新たな縛り」、これは委員の皆さんにも見ていただきたいんです。そして、「「暴挙」怒り噴出」、これは協定についての沖縄の新聞報道の題字です。そして、こちらは「県民の意向「封殺」」。そしてさら……

第171回国会 外務委員会 第7号(2009/04/08、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社会民主党の辻元清美です。  きょうは、参考人の皆様、お時間を割いていただきまして、貴重な御意見をありがとうございます。  それでは、四名の皆様に御質問をさせていただきます。  まず、森本参考人にお伺いしたいんですけれども、先ほど、冷戦構造下からグアムの位置づけがアメリカの戦略的に変わってきたというようなお話がありました。基地そのものも老朽化しているし、それから新しいインフラを整備しよう、そのように変わってきたのはいつごろからなんでしょうか。
【次の発言】 今アメリカは戦略的に格上げをしていく中で、この海兵隊の取り扱いなんですね。ですから、沖縄の負担の軽減と言いながら、実はアメリカ……

第171回国会 外務委員会 第8号(2009/04/10、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  本協定の基本事項に対する麻生総理の認識をお伺いしたいと思います。  といいますのも、麻生総理は外務大臣として2プラス2の協議にも加わっていらっしゃいますので、内容についてはどなたよりも熟知されていると思いますので、具体的なことをお聞きしたいと思います。  本協定によりますと、沖縄からグアムに何人アメリカの海兵隊が移転して、減るんでしょうか。総理です。何人減るんですか、総理。
【次の発言】 そうしますと、この審議の過程で、一体何人海兵隊の皆さんが沖縄にいらっしゃるのか、現在は何人かなということを提出していただきました。総理、こっちを見てください。  それで、……

第171回国会 外務委員会 第10号(2009/05/08、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  本日は、クラスター弾禁止条約について質問をいたします。  本日、日本もこのクラスター弾禁止条約を承認する、間もなく承認することになるかと思いますけれども、大変意義深いという気持ちを持つのと同時に、やっとかという思いです。それは、このクラスター弾については非人道的な側面があるとずっと指摘し続けられてきました。しかし、いまだ全世界で一致して禁止しようと、全面的に禁止しようじゃないかというところには至っておりません。  そこで、本日、承認をきっかけに、日本政府としてはさらに積極的に、この非人道的なクラスター弾、全面的に、世界じゅうからなくなるように努力していただ……

第171回国会 外務委員会 第12号(2009/05/27、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  本日は、ベトナム、スイスとの経済連携協定、そしてサウジアラビアとの航空協定の三つの条約の審議でございますけれども、賛成の立場で質問をさせていただきます。特にその中でも、ベトナムを含みますアジアの経済状況、そして安全保障環境ということを中心に質問をいたします。  まず最初に、今回はベトナムとの経済連携協定ということでございますけれども、今、経済危機ということで、ASEAN諸国、東アジアを含めまして非常に深刻な状況にあると思います。外務大臣としては、どのような状況であるとまず御認識されているのか。そして、その中で、今回ベトナムと経済協力を進めるということの意義……

第171回国会 外務委員会 第14号(2009/06/10、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  本日は、国際通貨基金協定の改正及び国際復興開発銀行協定の改正、そして日本・香港刑事共助協定、日本・中国領事協定と、四本の案件が取り扱われておりますけれども、私はその中で、金融危機と言われる昨今の状況をかんがみまして、国際通貨基金、IMF、これを中心としたIMF体制のあり方、そしてさらに刑事共助協定などについて中心に質問をしたいと思っております。  まず最初にお伺いしたいんですけれども、金融危機でサミットが二回開かれました。その中で私、大事なことは、やはり何が間違っていたのかと。経済体制がここまで来たのにはやはり原因があるわけですね。そこの分析をしつつ、例え……

第171回国会 外務委員会 第15号(2009/06/12、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  私は、本日、国連安保理事会の常任理事国と日韓の七カ国が、北朝鮮の二回目の核実験に対する追加制裁決議案で最終合意をしたことにつきまして、質問をしたいと思います。  まず、この最終合意の中身を外務大臣にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私は、すべての七カ国が、対立せずにといいますか、中国も含めまして、一つの方向に結束してまとまっていくことが大事であると考えておりましたので、七カ国での共同作業がさらに大詰めを迎えるということで、日本もしっかり結束を保っていくということをぜひ認識していただきたい、そして臨んでいただきたいと思います。  しかし、国内を見ますと……

第171回国会 外務委員会 第16号(2009/06/17、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  本日は、日本・ウズベキスタン投資協定、日本・ペルー投資協定、そして日本・スペイン社会保障協定、さらに日本・イタリア社会保障協定、四協定の審議で、社民党は賛成の立場です。  投資協定や社会保障協定を結ぶに当たりまして、それぞれの地域との関係、それから、外国人労働者を日本もたくさん受け入れる時代になっております。それぞれの国、例えば日本人が、または日本国籍を持つ者が諸外国で働く場合もありますし、それから外国人の皆さんが日本に来て働く、グローバルな経済の中で日本も非常に変わってまいりました。そういう外国人労働者の問題なども含めまして、この社会保障協定について質問……

第171回国会 外務委員会 第19号(2009/07/01、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  本日は、先週行われました二つの国際会議、六月二十五日木曜日にはイタリアでのG8外相会議、それから同日には同じくヨーロッパ、ドイツで、ドイツ外務省主催のクラスター爆弾の破棄に関する国際会議が開かれましたが、この両会議について質問をしたいと思っております。  それに先立ちまして、先ほどから日米の核密約の問題が本委員会でも取り上げられておりますので、中曽根外務大臣にお聞きしたいことがございます。  私は、時代は変わったと思うんです。戦後の混乱期に、日本が敗戦の後、各国とどのような関係を取り結ぶか、日米の関係のかじ取りも非常に難しかったことは、先輩たちのさまざまな……

第171回国会 議院運営委員会 第41号(2009/06/09、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元議員 社民党の辻元清美です。  私は、憲法調査特別委員会の委員を務めました経験から、本日、立法府が二年前のような事態、私たちから見れば立法府の過ちだったと思うんですが、繰り返してはならないという観点から発言をさせていただきたいと思います。  ちょうど二年前、二〇〇七年の四月十二日に国民投票法案の与党修正案が委員会室が騒然となる中で強行採決されたことは、皆さん、御記憶にあると思います。  当時の世論調査でも、与野党のコンセンサスがないまま強行採決することはおかしい、慎重審議という声が圧倒的に多くありました。そしてさらに、与党推薦の公述人の方からも、強引に進められることへの懸念が示されました……

第171回国会 予算委員会 第18号(2009/02/23、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  きょうは、財務大臣それから外務大臣、防衛大臣に御質問をしたいと思います。  まず、財務大臣だけと違いましたですね、三つあって長いからちょっと割愛させていただいて、まとめて与謝野大臣とお呼びさせていただきたいと思います。  大臣、昨日、私も朝のテレビの報道、御出演なさっているのを拝見いたしまして、その中で大臣がインタビュアーにお答えになりまして、消費税ゼロにすることも検討に値するんじゃないかという質問をお受けになりまして、それで、検討してみるというようなお答えをされたんです。  これは大臣がよく御存じの学者の方もおっしゃっているというようなお話でございました……


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各種会議発言一覧(衆議院44期)

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第164回国会(2006/01/20〜2006/06/18)

第164回国会 予算委員会第七分科会 第2号(2006/03/01、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元分科員 社会民主党・市民連合の辻元清美です。  きょうは、私は、イランのモッタキ外相も来日しておりまして、このイランの核開発問題が今世界じゅうの注目を浴びております、それにも関係しまして、国際的な核不拡散、この体制下における、日本も六ケ所の再処理施設ということでいろいろな議論がされておりますけれども、これをめぐる情勢はどのようなところにあるのかということを、二階大臣初め、そしてきょうは、内閣府、外務省、そして文科省の多岐にわたる項目がありますので、お越しいただいておりますので、それぞれの御担当の方々から答弁をいただきたいと思います。  まず最初に、二階大臣にお聞きします。  昨日、モッタ……


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第165回国会(2006/09/26〜2006/12/19)

第165回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会日本国憲法の改正手続に関する法律案等審査小委員会 第2号(2006/11/07、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元小委員 社民党の辻元清美です。きょうはどうも皆さん、ありがとうございます。  まず最初に、CMの問題について何人かの方にお伺いをしたいと思います。  まず、民放連の参考人の方、どちらの方でも結構なんですけれども、この案件の場合または政治的な案件の場合、先ほどから内容に問題、問題というのは、著しく虚偽であったり、何か非常に偏ったネガティブキャンペーンであったりとかというようなことになれば、内容的な考査というのはあると思うんですね。ただ、CMの場合、内容だけで、量ですね、著しく反対または賛成、今回の案件の憲法であるならば、量的にCMの希望に著しく偏りがあった場合は、現状ですとどのように御判断……

第165回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会日本国憲法の改正手続に関する法律案等審査小委員会 第3号(2006/11/16、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元小委員 皆さん、どうもありがとうございます。  私は、まず、国会法の改正の部分と、いわゆる国民投票にまつわる法制度の部分、制度設計に関して、最初に自分のひっかかっているところ、問題点を述べさせていただいた後、質問をしたいと思います。  私は、そもそも、この二つが一つの法案の中に入っていることに非常に違和感を感じてきました。順序で言えば、国会法の改正の部分を、例えば国会の中で憲法論議をこうしようとか、国会で発議する場合はこうしようという議論、これは通常であれば議院運営委員会の所管なんです。そこで国会の中の機関をどうするかとか、国会の中での物事の発議のルールをどうするかということは、国民投票……

第165回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会日本国憲法の改正手続に関する法律案等審査小委員会 第4号(2006/11/30、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元小委員 この過半数の定義の議論でいつも出てくるのは、最低投票率の問題が出てきます。  これは以前の委員会でも指摘した点なんですけれども、憲法の正統性を担保するということが非常に重要であると私は考えています。  余りにも低い投票率で賛成または反対が、余りにも低い投票率で反対と決まった場合も、そんなに少ない人たちで決めた憲法じゃないかということで、憲法という、国の基本になる最も大切なものに対しての正統性ということに傷がつく、と言ったらおかしいですけれども、のではないかという懸念は再三指摘してきたとおりです。  そしてまた、政治状況を見ましても、少ない人たちの賛成または反対で結果が決定された場……

第165回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会日本国憲法の改正手続に関する法律案等審査小委員会 第5号(2006/12/12、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元小委員 きょうは、皆さん、お越しいただきまして、貴重な御意見をありがとうございました。  その中で、広報協議会の構成につきまして、日本放送協会の石村参考人、それから毎日新聞の近藤参考人、そして日弁連の吉岡参考人の方から、外部の有識者などから成る専門部会の設置を検討したらどうか、それから外部委員も入れた方がいいのではないかというような御提案をいただいております。  きょうも外部から皆さんの御意見を伺いまして非常に参考になっているわけなんですけれども、何か具体的なイメージをお持ちでしたら補足をしていただきたい、御意見を伺いたいというのが一点目。  それから二点目は、毎日新聞の近藤参考人の方か……


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第166回国会(2007/01/25〜2007/07/05)

第166回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会公聴会 第1号(2007/03/22、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  きょうは、浅野公述人、小澤公述人、江橋公述人、お越しいただきまして、貴重な御意見、ありがとうございました。  私たち憲法調査特別委員会の中の委員が、ヨーロッパ等を視察にも行ってまいりました。その中で、特に国民投票制度を既に持っている国々から貴重な意見をたくさん伺うことができました。その中で、どの国でも大体おっしゃっていたことがありました。それは、国民投票制度というのは、議会でのコンセンサスと国民とのコンセンサスがないとそれを実行した際に失敗する、そういう発言でした。どういう点が一番注意する点ですかといろいろなところで聞いたら、民意ですということであったり。……

第166回国会 日本国憲法に関する調査特別委員会公聴会 第2号(2007/04/05、44期、社会民主党・市民連合)

○辻元委員 社民党の辻元清美です。  きょうは、四名の公述人の皆様、ありがとうございます。  この公述人の応募を百二十四名の方がしてくださいましたので、まだまだたくさんの方の御意見を私たちも聞くべきであると思いますし、それから、皆様の御意見でももっとほかの人の意見も聞くべきだというふうに承りました。ちょっと内訳を皆さんに御紹介しておきたいと思います。  十代一名、二十代十名、三十代十五名、四十代二十名、五十代四十名、六十代二十二名、七十代八名、八十代一名、不明が七名、年齢構成はこうなっております。そして、男性七十二名、女性五十二名でございました。  そして、立場別の内訳は、もとの与党案の賛成は……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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