このページでは照屋寛徳衆議院議員の44期(2005/09/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は44期国会活動統計で確認できます。
○照屋寛徳君 社会民主党の照屋寛徳です。 私は、社会民主党・市民連合を代表して、政府提案の駐留軍等の再編の円滑な実施に関する特別措置法案について質問いたします。(拍手) 質問に入る前に、正直に申し上げます。約二年前に脳梗塞で倒れ、二年ぶりの登壇です。うまくしゃべれません、早くしゃべれませんが、お許しください。私の脳梗塞は脳動脈一カ所の梗塞が原因でしたが、安倍内閣の政治は随所に梗塞状態があり、国民は生活不安、将来不安にさいなまれております。 質問に入ります。 第一に尋ねたいのは、米軍再編の認識についてです。 駐留軍等の再編を実現することが我が国の平和及び安全の維持に資するとどうして言え……
○照屋寛徳君 私は、社会民主党・市民連合を代表し、福田総理の所信表明演説に対し、総理並びに関係閣僚に質問をいたします。(拍手) 安倍前総理の突然の無責任な政権ほうり投げを受けて、福田内閣が誕生しました。さきの参議院選挙では、自公政権の歴史的大敗北と与野党逆転の実現という国民の厳粛な審判が下されたのであります。 福田総理は、所信において、参議院選挙の結果を、「与党にとって大変厳しいものでありました。」との認識を示されました。さきの参議院選挙で示された民意は、自公政権に国政をゆだねるわけにはいかないとの明確な意思のあらわれであります。それを受けて、参議院においては民主党の小沢代表が総理に指名さ……
○照屋寛徳君 照屋寛徳です。 私は、社会民主党・市民連合を代表して、ただいま議題となりました在日米軍駐留経費負担特別協定について質問を行います。(拍手) 去る二月十日、沖縄で米海兵隊員による極悪非道な少女暴行事件が発生しました。その後も、住居侵入、現住建造物損壊、タクシー強盗致傷事件などの事件が多発をしております。今回の少女暴行事件は、被害者の告訴取り下げにより容疑者米兵が不起訴になったとはいえ、少女の尊厳と人権をじゅうりんする犯罪が惹起された事実は消え去るものではありません。そっとしておいてほしいという真情を吐露して、告訴を取り下げざるを得ない羽目に追い込まれた少女や家族の思いを痛苦に受……
○照屋寛徳君 社会民主党・市民連合を代表して、在日米軍駐留経費負担特別協定について、反対の立場から討論いたします。(拍手) 新特別協定を考える上で大事な点は、次のことであります。すなわち、我が国においては、最高法規である憲法を頂点とする憲法法体系が、日米安保条約を頂点とする安保法体系によって侵食されていることであります。法体系の侵食ばかりか、国民の安全と生活すらも脅かされているのです。その安保法体系の一角を特別協定が占めております。 反対理由の第一は、この特別協定で負担する経費が、日米地位協定第二十四条の原則を超えた、際限のない我が国の経費負担になっていることであります。 例えば、育児所……
○照屋委員 外務大臣は、去る二十四日から就任後初めて沖縄を訪問し、知事との面談や基地視察を行っております。知事及び関係市町村長との面談において、米軍再編問題中間報告について、政府は合意過程において地元を無視したとの強い指摘や抗議を受けたと思いますが、地元の反応をどう受けとめたのか、外務大臣の率直なお考えをお聞かせください。
【次の発言】 先ほども質問が出ましたが、外務大臣は来る十二月二日から訪米をしてライス国務長官らと会談をするようですが、その際、中間報告沿岸案に対する知事や沖縄県民の強い反対の世論をアメリカ側に伝える用意があるのか。いや、むしろ伝えるべきだと思いますが、どうでしょうか。
○照屋委員 十月下旬で調整をしていたラムズフェルド米国防長官の訪日が見送られたとのマスコミ報道がありますが、外務省はその事実を把握しているんでしょうか。
また、その理由が、普天間飛行場の移設先について日米協議が暗礁に乗り上げていること、日本政府の対応への強い不満、不信感を示しているようでありますが、外務大臣はどのように受けとめておるんでしょうか。
【次の発言】 先ほど、普天間基地の返還問題がありましたが、私は去る選挙で、私の選挙区は普天間基地を抱えております。それから、嘉手納基地を抱えたところであります。そこで私は、普天間飛行場の即時閉鎖、返還、辺野古への移設反対、嘉手納統合反対を強く訴えて……
○照屋委員 私は、議題となっております万国郵便連合憲章の第七追加議定書を初め、二条約の締結に賛成であります。それで、今度の万国郵便条約の締結と関連して、郵政公社にお伺いをします。
我が国の郵便法第八十四条では、切手類を偽造する等の罪を規定しております。同八十四条違反の犯罪行為への対応、被害状況、それに対する対策について伺います。
【次の発言】 大臣にお伺いするのは、三選出馬が確実視されておった岸本名護市長が、健康上の理由で出馬を断念しました。普天間飛行場の移設先をめぐって、米軍は、同市長の受け入れ表明を根拠に、辺野古浅瀬案を日本政府に強力に主張しているようであります。
大臣は、この岸本名護……
○照屋委員 きょうは、ロマンある話から始めたいと思います。
最近、沖縄の大浦湾で、スイショウガイと共生したキクメイシモドキが発見され、歩くサンゴと話題になっております。貝もサンゴも両方が生きている状態で発見された例は大浦湾以外にはないと専門家は指摘しておりますが、歩くサンゴ発見の学術的な意義と保全の必要性について環境省の意見を伺います。
【次の発言】 この歩くサンゴが発見された大浦湾に普天間基地の代替施設を建設しようという、いわゆるキャンプ・シュワブ沿岸案を米軍再編協議の中で日本政府は提起をしているようでありますが、大浦湾を埋め立てる沿岸案が、大浦湾の生態系、キクメイシモドキの生態系に及ぼす……
○照屋委員 午前の外務委員会で答弁が得られませんでした、中間報告沿岸案に対して三月二十七日に名護市が再修正案を提示した、この名護市の提示した再修正案を防衛庁は検討する余地はありますか。
【次の発言】 防衛施設庁、これは三月二十七日の、名護市に対する政府のいわゆる微調整案に対する逆提案の再修正案ですよ。時計回りに海側へ寄せる、こういう案ですよ。政府はそれを受けているでしょう。しっかり答えてくださいよ。
【次の発言】 お亡くなりになった岸本前市長の遺言は沿岸案反対だということであったと聞いております。ぜひその思いをしっかり受けとめてほしいと思います。
もとより私は、沿岸案、浅瀬案、陸上案、沖合案……
○照屋委員 私は、いわゆる米軍再編は、日米軍事同盟の強化であり、自衛隊と在日米軍基地の再編であると考えております。中でも、沖縄との関連では、基地負担の軽減と言われながら、ロードマップに見られるように、その内実は、在沖米軍基地の機能強化であり、沖縄に半永久的に基地を押しつけるものであります。特に、普天間飛行場の早期かつ具体的な危険除去策を講じないままにキャンプ・シュワブ沿岸部にV字形滑走路を二本もつくるなどというのは、多くの県民意思を無視した、日米両政府による沖縄への犠牲の押しつけ以外の何物でもありません。 さて政府は、五月三十日、「在日米軍の兵力構成見直し等に関する政府の取組について」の閣議……
○照屋委員 きょうは、嘉手納基地使用協定のみに絞って質問をいたします。
外務大臣は、規定という日本語についてどのように理解をしておりますか。
【次の発言】 大臣に聞こうと思ったら、突然局長から的外れの答弁がありましたが、大臣、嘉手納基地周辺の嘉手納町、北谷町、沖縄市などのいわゆる三連協は、日米両政府間で嘉手納基地使用協定を締結してほしいと政府に要請をしておりますが、大臣はそのことを御承知でしょうか。
【次の発言】 大臣は、嘉手納基地の騒音被害や基地公害、嘉手納基地からもたらされる事件、事故について、いかなる認識をお持ちでしょうか。
【次の発言】 大臣、嘉手納基地周辺住民の基地被害の負担という……
○照屋委員 麻生大臣、去る三月五日に、米軍再編中間報告で普天間基地の移設先をキャンプ・シュワブ沿岸案とする日米両政府の決定に抗議する沖縄県民大会が、約三万五千人参加して開かれました。同大会は、稲嶺県知事、島袋名護市長を初め多くの県民が、地元の声を無視し、十分な事前説明も同意もないままに沿岸案を押しつける日米両政府に対する強い反対の意思を表明したものでありますが、外務大臣は、県民大会で示された沖縄県民の切実な要求をどのように受けとめておられるでしょうか。
【次の発言】 政府は、米軍再編最終報告の関係自治体の同意取りつけを事実上断念したと報道されております。
三月八日、小泉総理や守屋防衛庁事務次……
○照屋委員 去る三月十二日に行われた米海軍厚木基地の空母艦載機の受け入れの是非を問う岩国市の住民投票は、投票率五八・六八%、反対票が有効投票の八九%を占める結果に終わりました。岩国市民の九割近くが日米両政府の推し進める厚木基地から岩国基地への艦載機移転を明確に拒否したものであります。岩国市の住民投票の結果は、過密な米軍基地の負担に苦しむ沖縄県民にも大きな感動を与えました。 私は、政府はこの住民投票の結果を重く受けとめて、関係自治体や住民の意思を尊重して米軍再編に関する日米交渉をやるべきだと考えます。麻生大臣は岩国の住民投票の結果をどのように受けとめたのでしょうか。所信をお聞かせください。
○照屋委員 日本とマレーシア経済連携協定について質問します。
政府はEPAの推進を図っていくようであります。EPAの推進によって心配されるのは、我が国の農業問題であります。農産品の輸入がさらに拡大されることになれば、我が国の農業は厳しい状況に追い込まれ、壊滅の危機にさらされることになります。
社民党は、すべての生産者が農業を持続的に維持していけるよう、直接所得補償制度の創設を訴えておりますが、EPAの推進と農業分野への影響及び直接所得補償制度について、政府の考え方を尋ねます。
【次の発言】 先ほどの答弁で、特にマンゴーについて、沖縄で生産されているマンゴーへの直接的な影響はないということで……
○照屋委員 それでは、北原長官もお見えですので、四月七日の額賀長官と島袋市長の基本合意に関してお聞きをします。
中間報告、沿岸案に比べて、今回の基本合意案では、埋立面積は幾ら増大するんでしょうか。
【次の発言】 埋立面積の拡大は間違いないと思うんですね。百三十からおおむね幾ら拡大をするのか。
【次の発言】 二本の滑走路をつくるんですが、その滑走路を固定翼機は三機だけしか使わないと守屋次官がおっしゃっているのは、そのとおりですか。
【次の発言】 滑走路が二本新設されることによって費用はどれぐらいふえるんですか。
【次の発言】 当初X字形、それからV字形になったと言われておりますが、報道では、三……
○照屋委員 本条約に、社民党も賛成です。
腐敗の防止に関する国際連合条約第十四条に基づく資金洗浄防止のための金融機関等への規制制度及び監督制度について、どのような具体的な処置を講ずるのか、外務省にお答え願います。
【次の発言】 麻生大臣に、本日、四月二十八日はどんな日でしょうと聞いても、恐らくお答えいただけないと思いますが、四月二十八日は、沖縄の人々にとって特別な思い入れのある日であります。昭和二十七年四月二十八日、サンフランシスコ講和条約が発効しました。同条約によって日本は主権国家として独立をし、同条約三条によって沖縄は日本から施政権が分離され、アメリカの軍事支配下に置かれたのであります。……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。
審議中の両租税条約について、社民党は賛成の立場であります。その上で、一点だけ尋ねます。
両条約の締結によって両国の投資交流の促進が図られることと信じます。日本から英国、英国から日本への進出企業は、ここ数年、さしたる増減は見られないようですが、進出企業の規模はどうなっているのか、日英のみに限って簡潔にお答えください。
【次の発言】 次に、米軍再編問題について聞きますが、最終報告についてここで大臣と議論するつもりはありませんが、私は、最終報告の内容をつぶさに検討すると、沖縄に米軍基地を半永久的に押しつけるものであって、到底承服できないという考えを持っておりま……
○照屋委員 いわゆる米軍再編最終報告を受けて、昨日、稲嶺沖縄県知事と額賀防衛庁長官が確認書を交わしました。この確認書は、稲嶺知事の重大な公約違反、シュワブ沿岸案容認、V字形滑走路容認であります。同時に、県民世論に対する重大な背信であり、ポスト稲嶺の秋の県知事選挙で県民の厳しい審判が下されることは間違いないと私は思います。 さて、最終報告、ロードマップによると、約八千名の第三海兵機動展開部隊の要員をグアムに移転することになっております。在沖米海兵隊員は現在何名沖縄に駐留していると外務大臣は認識しているんでしょうか。また、その根拠を明確にお示しください。
○照屋委員 日本とカナダの社会保障協定についてでありますが、本協定の締結によって、日本とカナダとの人的交流及び経済的交流が促進されるものと期待しており、本協定に賛成の立場であります。
さて、カナダ在住の邦人数は、二〇〇四年十月現在、一万六千二百十一人との資料がございます。カナダ在住邦人のうち沖縄県人は何名か、沖縄からの進出企業はあるか、進出企業や在住沖縄県人の特徴的な就労職種はあるか、外務省に尋ねます。
【次の発言】 次に、米軍泡瀬ゴルフ場の問題について尋ねます。
これはキャンプ瑞慶覧にある施設でありますが、一九九六年、平成八年三月の日米合同委員会で返還が合意されたと理解をしております。問……
○照屋委員 私は、去る十二日の当委員会で、ロードマップで日米間が合意した海兵隊の家族九千人のグアムへの移転問題について、その根拠が不明であることをただしました。 私の問題指摘のように、現在の家族数は七千九百十人のようであります。しからば、九千人のグアムへの移転が実現しますと、海兵隊の家族は沖縄に一人もいなくなるという計算になります。もちろん、私はいなくなることを望みますが、兵隊は残るのに家族が全くいなくなるというのは不自然であります。さきの委員会でもただしたように、政府は地元負担の軽減を口実に、確たる裏づけもないままに見返りとして多額の移転費用を負担するものであって、到底認められないことを申……
○照屋委員 きょうから沖縄で島サミットが開かれております。言うまでもなく、我が国は海洋国家であります。その中にあって、沖縄は周囲を海に囲まれた島嶼県であります。議題となった二条約については、漁業資源の管理、海洋汚染の防止に資するものであり、賛成であります。 さて、沖縄は、琉球王朝の時代から海と向き合って生き、海によって生かされてきました。沖縄にとって、海は隔ての海ではなく結びの海であります。一方で、その豊饒の海を埋め立てて米軍のために新たな基地をつくるという愚かな計画が進められていることはまことに残念であります。 二条約と関連して、沖縄近海における台湾漁船の違法操業と取り締まりの実態がどう……
○照屋委員 政府は、昨日、在日米軍最終報告を受けて、その実施方針を閣議決定しました。沖縄との関連では、県民世論を無視し、県や関係自治体との事前協議が不十分なまま、沖縄に米軍基地を恒久的に押しつけるものであって、到底容認することはできません。
今回の閣議決定では、一九九九年の閣議決定が廃止されております。一九九九年の閣議決定にあった、国際情勢の変化に対応して在日米軍の兵力構成について米政府と協議していくとの方針も消えました。なぜ消えたのか、それは何を意味するのか、外務大臣に明確にお答え願います。
【次の発言】 そうすると、稲嶺知事が求めていた軍民共用空港あるいは十五年使用期限、これは今回の閣議……
○照屋委員 社会民主党は、脱原発政策を推進する日本で唯一の政党だと自負しております。広島、長崎の被爆経験を持つ我が国が、核廃絶という究極の目的達成のために、脱原発政策は極めて重要だと考えるものであります。 原子力発電に疑問と危険性を感じている多数の国民が存在することも事実であります。一方で、エネルギーの安定供給は避けて通れない二十一世紀の重要課題です。原子力発電に依存した電力政策を放棄し、風力、潮力、太陽光、地熱発電など、再生可能な自然エネルギーに基礎を置く科学先進国日本を目指すべきであります。再生可能な自然エネルギーの利用技術推進等に関する国の取り組みの現状について尋ねます。
○照屋委員 毎回毎回、沖縄にこだわっております。
きょうは北原防衛施設庁長官に尋ねますが、長官は、六月二日の定例記者会見で、米軍普天間飛行場の代替施設建設計画について、日米間で年内に策定し、その後に、政府と地元でつくる協議会を立ち上げて内容を説明すると言明したようでありますが、それは間違いありませんか。
【次の発言】 重ねて尋ねますが、代替施設建設計画は、米側と策定を終えて、合意を終えてから、協議会でその内容を地元に説明するんですか。
【次の発言】 長官は、この代替施設計画について、日米間で年内に策定をすると。しからば、沖縄県や関係自治体と政府の協議会はいつまでに組織されるんでしょうか。
○照屋委員 北朝鮮が、去る七月五日、七発のミサイルを発射しました。これに対し、国連安全保障理事会は、去る七月十五日、北朝鮮に弾道ミサイル開発計画の全面停止を求める非難決議を全会一致で採択しました。私や社民党はこの国連決議を歓迎いたします。同時に、北朝鮮が、国連決議を真摯に受けとめて、六カ国協議に早急に復帰し、六カ国協議の枠内で諸問題が解決されていくことを望んでおります。 私は、北朝鮮は怖い国だから先に攻撃をしてやっちまえという趣旨の敵基地攻撃論や敵基地攻撃能力保有論などの考え方はやめるべきだと思っております。北朝鮮のミサイル発射により、国民の不安や恐怖をいたずらにあおって日本の軍備力の強化に……
○照屋委員 本日は、両参考人に貴重な御意見を賜りまして、ありがとうございました。 最初に鳥居参考人にお伺いをいたします。 きょうの法の適用に関する通則法の参考人質疑との関連で、私、急遽、鳥居参考人が雑誌「ジュリスト」にお書きになって掲載された「取引保護主義」と題する論文を読みました。渉外取引に関する国際私法は、取引の円滑、迅速、安全のために配慮すべきであるという鳥居参考人の意見に賛成であります。 取引保護主義は、個人の利益保護よりも取引の保護を優先する立場でありますが、今回の法の適用に関する通則法案において、取引保護主義はどのように規定をされ、貫かれておるのか、鳥居参考人の御意見をお聞か……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。昨年、脳梗塞を発症して、久しぶりの予算委員会でございます。
現在、防衛医官は何名いるのか、そのうち産婦人科は何名いるのか、防衛庁に伺います。
【次の発言】 防衛庁から都道府県立病院へ派遣をしている防衛医官の数は何名でしょうか。派遣している医官の専門診療科目ごとにお答えください。
【次の発言】 そこで、沖縄担当大臣の小池大臣にお伺いしますが、沖縄県立北部病院の産婦人科が休診のやむなきに至った背景及び事実について小池大臣はどのような認識を持っているのか、お伺いします。
【次の発言】 小池大臣にお伺いしますが、大臣は、一月七日に、当選した島袋名護市長応援のために来……
○照屋委員 きょうは、高市大臣にお聞きをします。
去る十一月十九日の沖縄知事選挙は、普天間基地の閉鎖と海外移転を求め、県内移設に反対する糸数候補が敗れ、普天間飛行場の危険性の早期除去のため三年をめどに閉鎖状態にすると公約した仲井真弘多氏が当選しました。
高市大臣は、仲井真新知事が公約した三年をめどに閉鎖状態という公約は、実現可能性があると思っておられますか。
【次の発言】 沖縄担当大臣として、危険性の除去だけではなくて、三年をめどに閉鎖状態にということについてはどう思っているのか。
【次の発言】 先ほど赤嶺委員からも、高市大臣の大臣就任後の沖縄訪問の際の、北部振興策と基地問題に関するいわゆ……
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 北朝鮮の核実験は、いかなる理由があれ容認できません。私や社民党は、国連安保理による制裁決議を支持するものであります。 一方で、北朝鮮の核実験を口実に、日本も核保有議論をすべしとの自民党中川政調会長の発言や、麻生大臣の、周辺事態法に基づいて周辺事態と認定をする可能性の発言については、反対を明確にせざるを得ません。 さて、多くの沖縄県民が基地機能の強化につながるとして強く反対していた嘉手納基地へのパトリオットミサイル、PAC3配備が強行されました。PAC3の配備は嘉手納基地を守るための配備で、沖縄を守るための配備とは県民のだれ一人も考えておりません。嘉……
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 JICA法の一部を改正する法律案について、麻生大臣にお尋ねします。 今回の法改正は、海外経済協力に関する検討会の官房長官への報告書提出を受け、いわゆる行革推進法案の成立と関連し、円借款、無償資金協力、技術協力のJICAによる一元的実施を目的とするものであると理解しております。政府金融改革の全般的なあり方については意見もありますが、従来行われていた有償、無償、技術協力の三つの手法による援助を有機的に結びつけ、組み合わせて実施するための法改正は必要だと考えます。 今回の法改正によっても、引き続き外務省みずから実施をする、機動的に実施すべき無償資金協力と……
○照屋委員 日本とフィリピンとのEPA協定について伺います。 この協定は、日本とフィリピン両国における物品及び貿易障壁を削減、撤廃すること、及び幅広い分野での法的枠組みや協定のための枠組み設定を定め、もって物品及びサービスの貿易の自由化を円滑に促進することなどを目的とするものだと理解しております。 質問の第一点は、本協定に伴う我が国の農林水産業に対する影響であります。 長期に及ぶ自民党政権の中で、我が国の農業政策は、農家、農民にとって実効ある有効な政策がないままに進められ、農業基盤は脆弱化しております。今度の日本とフィリピンとのEPA協定によって、粗糖、糖みつの関税割合についてどのように……
○照屋委員 十一月七日に投開票されたアメリカ中間選挙は、民主党が上下両院で勝利し、共和党は敗北を認めました。また、知事選挙においても、民主党が勝利をしました。このように、アメリカにおける中間選挙は、ブッシュ大統領のイラク政策に対する厳しい批判が審判の結果としてあらわれたと思っております。 ブッシュ大統領の外交政策は不信任をされたのです。もはやブッシュ政権は弱体化し、死に体になったも同然と指摘する者もおります。ブッシュ大統領に追随をし、対米従属の外交姿勢を展開した前小泉総理とそれを継承する安倍総理は、アメリカ中間選挙の結果を厳粛に受けとめて深く反省すべきであります。 外務大臣は、アメリカ中間……
○照屋委員 沖縄の新しい知事に仲井真弘多氏が就任しました。新県知事の仲井真氏は、普天間飛行場の危険性の早期除去のため、三年をめどに閉鎖状態にすると公約しております。
麻生外務大臣は、米軍再編に関するロードマップとの関連で、仲井真知事の三年をめどに閉鎖状態へという公約は実現可能性があると思うか、大臣の所信を伺います。
【次の発言】 防衛庁に伺います。
仲井真知事が普天間飛行場の三年以内の危険性除去を求めていることに関連し、代替施設の建設計画を現在の八年から五年程度に短縮していくことを検討しているとのマスコミ報道がありますが、それは事実でしょうか、また、防衛庁の方針でしょうか。
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 きょうは、辻元委員のピンチヒッターでございます。しんがりとなりましたが、久間大臣におかれましては、先ほどからお見受けしておりますと、鈴の糸のような目で満面に笑みをたたえて答弁されていますが、誠実な御答弁をお願いしたいと思います。 ただいま審議中のいわゆる米軍再編促進特措法案に対して、私も社民党としても反対の立場であることをまず表明しておきたいと思います。特に私は、沖縄二区から選ばれた議員であります。大臣も御承知のように、私の選挙区は、嘉手納基地、普天間基地、那覇軍港が移設予定のキャンプ・キンザー、楚辺通信所など、最も米軍基地が集中し、いわばこの国の安……
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。
北原長官にお伺いをいたします。
米軍再編で、在沖海兵隊の軍人八千人、その家族九千人のグアムへの移転が日米両政府によって合意されました。グアム移転経費の日本側負担七千一百億円も決まりました。
関連して、長官に尋ねます。
グアムへつくる家族住宅ではなくて、一九九六年のSACO最終報告で、全体計画として総戸数何戸の米軍用家族住宅をつくることになっているのか、お教えください。
【次の発言】 長官、そのための総予算は幾らぐらい予定をしているんでしょうか。
【次の発言】 千八百戸つくるということですが、二〇〇六年度までに完成したのは何戸か、あるいは現在着工中……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。
私も、F22ラプターの問題からお伺いをします。
このF22Aラプター、嘉手納基地へ配備されましたが、配備目的についてアメリカから政府に対してどのような通知がありましたか。
【次の発言】 このF22Aの配備は三カ月程度だという説明がありましたが、配備終了後には、その要員である軍人や家族は引き揚げるんでしょうか、撤退しますか。
【次の発言】 その配備が常態化する、兵員や家族が沖縄へ駐留して居残るということはありませんか。
【次の発言】 F22Aラプターと航空自衛隊のF15との嘉手納基地の共同使用による共同訓練はあるんでしょうか。
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。
ただいま議題となり、審議中の法案については、社民党は賛成の立場であります。
法案に関して、二、三質問をいたします。
外務省の資料によると、平成十八年十二月現在の在外公館数は百八十九、そのうち国有事務所は七十となっております。当然のことながら、国有以外の在外公館については賃貸借だ、こう理解してよろしいでしょうか。
【次の発言】 私は、平成十七年九月二十一日に在日米国大使館敷地等の賃料に関する質問主意書、同年十月十三日に再質問主意書を提出しました。私の質問主意書及び再質問主意書に対する政府の答弁書で明らかになったことと関連して尋ねます。
米国は平成十年分……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。
質問時間が限られておりますので、本日は、沖縄県北谷町のキャンプ桑江北側跡地問題のみに絞って質問いたします。
キャンプ桑江の全体面積は幾らで、そのうち、一九九六年のSACO最終報告で返還が決まった北側部分は面積が幾らでしょうか。
【次の発言】 キャンプ桑江北側部分について、地主へ引き渡された年月日はいつでしょうか。
【次の発言】 キャンプ桑江北側跡地について、国が支払っている特定跡地給付金の総額は幾らですか。
【次の発言】 これは軍転法による補償金とは別ですか。それも含めてでしょうか。
【次の発言】 ところで、返還されたキャンプ桑江北側跡地の原状回復は完全……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。 国際刑事裁判所の設置は、国際社会において頻発する地域紛争、民族紛争に対処するとともに、人道に対する犯罪、戦争犯罪、集団殺害犯罪、侵略犯罪に対して法の支配を徹底しようというものであり、社民党は賛成の立場であります。 ところで、アメリカはICC加入を拒否するなどの強硬な態度を示しているようです。それにとどまらず、百カ国以上の国々と二国間協定を締結し、海外展開している米軍兵士などがICCに提訴されることがないようにとの手段を講じております。法の支配、法と正義、民主主義の価値観に照らし、かかるアメリカのこそくな態度は到底理解できません。 麻生外務大臣は、ICC……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。 心配していたことが現実になりました。一九九六年、SACO最終報告に向けた日米の事務レベル協議で、MVオスプレーの配備を前提とした普天間飛行場代替施設の滑走路の長さや施設規模などについて具体的に協議していたことが、日米作業部会のメモで明らかになりました。普天間基地の辺野古移設に伴って、オスプレーが配備されることはもはや明らかであります。ところが、政府、外務省はいまだに日米交渉によるオスプレー配備計画を公表せず、沖縄県民に対して何らの説明責任も果たさず、すべて秘密主義で事を運ぼうとしております。 既に他の委員からも質問がありましたが、視点を変え、重複しないよ……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。 質問に入る前に、社民党のエネルギー政策の概要を申し上げます。 社民党は、日本の主要政党の中で唯一、脱原子力の立場を明確にしている政党です。もちろん、現実には我が国において電力エネルギーの三分の一程度を原子力が担っていることは無視できません。直ちにすべての原子力発電を廃止することは現実的ではありません。だが、原子力発電は、万が一事故が発生した場合の危険が極端に大きく、その被害が甚大なものになることが予想されます。国土の狭い日本においては、国家の存続にもかかわる事態になりかねません。 電力総需要の抑制や省エネの推進、代替エネルギーの開発、プルトニウム利用計……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。 航空自衛隊は、四月二十六日から二十七日の両日、米空軍のF22Aラプターと航空自衛隊のF15などとの共同訓練を行うようであります。F22Aラプターの嘉手納基地配備により、周辺住民は不安を覚え、爆音被害の激化などに苦しんでいる中での航空自衛隊の米軍との共同訓練は、許されるものではありません。 特にこの共同訓練は、当初、四月十六日から十九日の間と通告されておりましたが、突如延期されたもので、参議院補選と宜野湾市長選挙が終わるや否や強行実施されるのは、両選挙を意識し、結果として県民を愚弄するもので、断じて容認できません。 そこで尋ねますが、共同訓練の実施目的を……
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 議題となりました条約及び二つの議定書の締結承認については、賛成の立場であります。 文化財は、我が国の長い歴史の中で生まれ、はぐくまれ、今日に守り伝えられた貴重な国民的財産であります。一方、武力紛争による文化財の破壊、強奪や不正流出を防ぐことは、国際社会が平時から取り組まなければならない重要課題だと考えます。 条約及び議定書との関係で質問します。 最初に文化庁に尋ねます。 第二次世界大戦の前の沖縄県には、当時の国宝保存法によって指定された重要文化財、国宝などは何件あったか、文化財指定の種別、区分ごとに具体的に明らかにしてもらいたい。
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。
去る五月一日、ワシントンで日米安全保障協議委員会、いわゆる2プラス2が開催されました。2プラス2では、日米同盟とNATOを補完的関係と位置づけ、NATOとの広範な連携協力を打ち出したほか、米軍再編合意の着実な推進を再確認するなどに至ったようです。
まず、麻生外務大臣に、今回の2プラス2の意義や課題及び成果に関する総括的な御所見を伺います。
【次の発言】 去る五月一日は、米軍再編の日米最終合意発表からちょうど一年の節目でありました。麻生外務大臣は、米軍再編に関するロードマップ発表から一年を振り返って、この間の日米合意の進捗状況、あるいは日米間の交渉の問……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。
最初に、シンガポールとのEPAに関連して内閣府に尋ねます。
高市早苗沖縄担当大臣は去る一月、シンガポールを訪問し、同国の先端研究施設であるバイオポリスやシンガポール国立大学と沖縄科学技術大学院大学の協力関係を構築することで合意したと発表しております。具体的には、ことしの夏から始まるサマースクールにシンガポールの研究者や大学院生らを招致することになったようでありますが、実現へ向けての作業状況はどうなっているんでしょうか。
【次の発言】 沖縄科学技術大学院大学は、二〇〇一年の構想発表時には二〇〇七年九月の開校が目標であったはずであります。開校へ向けた進捗状況……
○照屋委員 麻生大臣、沖縄は、昨日の五月十五日、本土復帰三十五周年を迎えました。思い起こすと、一九四五年から一九七二年五月十五日までのアメリカの軍事支配下の二十七年よりも、七二年復帰後の長い歴史を刻んだことになります。 復帰三十五周年に当たり、地元沖縄タイムス社が実施した県民世論調査では、復帰してよかったと評価する者が八九・三%に上っております。琉球新報の調査でも、八二・三%の人が復帰を評価する回答を寄せており、県民の多くが復帰を肯定的に評価しているものと思われます。一方で、沖縄タイムスの調査では、沖縄と本土との格差を感じている者が八七・一%、琉球新報の調査では、復帰によって自然破壊が進んだ……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。
本条約は、核によるテロリズムの防止をうたっております。いかなる手段、動機、目的であれ、テロが許されないことは明白であり、その防止は国際社会の重要な責務だと考えます。社民党は核兵器の廃絶を党是としておりますが、核兵器は、合法的であれ不法目的であれ、所持することも使用することも禁止されるべきだと思います。
ところで、本条約二条一項において、条約上の犯罪構成要件として、不法かつ故意に行う行為に限定した理由について外務省に尋ねます。
【次の発言】 かつて、キャンプ・ハンセンでは、百五ミリりゅう弾砲、百五十五ミリりゅう弾砲の実弾射撃演習を、県民の通勤通学道路である……
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 最初に、議題となりました条約第九号との関連で質問いたします。 本議定書は、条約による海洋汚染の防止措置を一層強化するため、船舶等からの投棄を原則として禁止することを主たる内容とするものと理解しており、賛成の立場であります。 さて、沖縄戦の実相を形容する言葉はさまざまでありますが、その中で、沖縄戦は鉄の暴風であったと語られております。沖縄戦で使用された砲弾などは約二十万トンと見られており、その五%の約一万トンが不発弾として残されたと言われております。 そこで、防衛省に訪ねます。一九七二年の沖縄の本土復帰前に、住民によって処理された不発弾、米軍によっ……
○照屋委員 一昨日の当委員会で、環境省、海上保安庁にもお越しいただきましたが、時間の関係で質問ができず、済みませんでした。そこで、改めてお尋ねしたいと思います。
周囲を海に囲まれた沖縄の自然環境や景観を保全する上で、外国からの漂流・漂着ごみ問題は深刻です。環境省は沖縄の漂着ごみの発生源対策を検討するため、二〇〇七年度から二年かけて、石垣島や西表島などで漂流・漂着ごみ国内削減モデル調査を実施する方針とのことでありますが、その事業内容をお尋ねします。
【次の発言】 外国からの漂流・漂着ごみ問題を国際的な枠組みの中で積極的に取り上げることが重要だと思われます。漂着ごみ問題に取り組む北西太平洋地域行……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。
最初に、日比租税条約議定書について尋ねます。
先ほどの笠井委員の質問にもありましたが、政府税制調査会も、みなし外国税額控除については、見直し、縮減を図ることを提言しております。これは、課税の公平性の視点から、対象となる国や優遇措置を合理的理由のあるものに絞って縮減、廃止に努めんとするものと私は理解をしております。
ところで、今回の日比租税条約議定書は、その内容において、大企業優遇にはなっておりませんか。尋ねます。
【次の発言】 政府税調においても縮減、廃止せんとするみなし外国税額控除が、実態としては近年むしろ増加しているのではないか。その数字と理由を御……
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。
在日米海軍は、去る六月五日、海上保安庁に対し、米海軍掃海艦パトリオット、ガーディアンの二隻が与那国町の港に寄港すると文書で通知をしたようですが、その事実は間違いありませんか。
【次の発言】 米海軍からの通知では、いつ入港し、いかなる目的での入港か、いつ出港するのか、下船する乗組員は何名となっておりますか。
【次の発言】 審議官は先ほど、入港目的に関連して、友好親善訪問だ、こうおっしゃいましたが、これは寄港予定の与那国町が望んだことなんでしょうか。
【次の発言】 このアメリカ側の言い分というのは、私は勝手過ぎると思いますよ。
総領事が石垣港に寄りたいと……
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。
きょうは、二千六年の国際熱帯木材協定との関連で質問いたします。
最初に、国際熱帯木材機関、ITTOはどのような機関で、活動内容や現在実施をしているプロジェクトはどのようなものか、また、抱えている課題について、外務省にお尋ねします。
【次の発言】 次に、NGO組織である国際マングローブ生態系協会、ISMEについて尋ねます。
現在、個人会員、団体会員は何名でしょうか。
【次の発言】 国際熱帯木材機関と国際マングローブ生態系協会との関係はどうなっているでしょうか。外務省に尋ねます。
【次の発言】 JICAの持続可能なマングローブ生態系管理の技術研修の現状……
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 高村外務大臣は、就任あいさつの中で、日米同盟が我が国外交のかなめであり、その強化を図ると述べました。一方で、沖縄を初めとする地元負担の軽減と在日米軍再編を着実に進めるとの決意を表明しました。 私は、当委員会で再三再四、在日米軍再編の実態は、沖縄の基地負担の軽減にはならず、むしろ在日米軍基地機能の強化と負担増が進んでいると非難してまいりました。 外務大臣は、日米両政府間で合意されたロードマップに基づいて、普天間飛行場の代替施設建設は現段階で工程表どおり順調に進んでいるとの認識でしょうか。お答えください。
○照屋委員 我が国外交の最高責任者である外務大臣の歴史認識と深くかかわる、沖縄における集団自決、強制集団死への日本軍の命令、強制の存在について伺います。
集団自決は、悲惨な沖縄戦におけるほんの一部の実相にすぎません。日本軍から軍との共生共死を強いられ、手りゅう弾を軍から配られた住民にとって、強制された死であったことは間違いありません。
私が尊敬し、信頼する高村外務大臣は、沖縄戦における集団自決への日本軍の命令、強制の有無についてどのような所見をお持ちでしょうか。
【次の発言】 嘉手納基地における未明離陸による爆音は深刻です。福田総理も高村大臣も、同様の認識を示されました。
私は、去る十月……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。
外務大臣に尋ねます。
二〇〇八年三月三十一日で現行の新特別協定が期限切れを迎えます。新特別協定には、光熱水費や訓練移転費など、負担のあり方に問題があることを承知しております。一方で、駐留軍労働者の雇用の安定確保や労務費負担のあり方は極めて重要な問題であります。
現段階での、新特別協定改定に関する日米協議の進捗状況、交渉過程における具体的な問題点、交渉が決着する時期の見通しについて、大臣、お答えください。
【次の発言】 昨日、官房長官が記者会見で、特別協定に関連して、日米同盟を重視して日本側の負担を大幅に変更しない方向だ、こう述べたと地元紙が報道しており……
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。
守屋さん、心なしか顔色も悪いようですが、一連の不正発覚後、よく眠れますか。
【次の発言】 日本には、守屋さん、悪いやつほどよく眠るという言葉もあるし、天網恢々疎にして漏らさずともあるから、注意してくださいよ。
証人については、山田洋行元専務から二百回以上のゴルフ接待を受けた疑惑以外に、沖縄の米軍基地建設に絡む疑惑も浮上しております。
ところで、ゴルフ接待を受けた際、ある時期から、証人は佐浦丈政、奥さんは松本明子の偽名を使ったことは間違いありませんね。
【次の発言】 私が聞いているのは、佐浦丈政、奥さんは松本明子という偽名を使ったかどうか。
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 私は、去る十月二十九日の守屋前防衛次官の証人喚問で、日米両政府が合意した辺野古沿岸V字形滑走路の機密図面が、守屋前防衛次官、佐藤前那覇防衛施設局長を通じて特定の土建業者に流出をしたのではないかとただしたところ、守屋さんは事実を否定しました。沖縄では、このことが半ば公然たる秘密のように流布されております。 石破防衛大臣は、守屋証人喚問後の記者会見で、書類持ち出しがあるとすればゆゆしい問題だ、経緯を精査すると表明されました。どのように経緯を精査したのか、精査した結果はどうだったのか、お答えください。
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 先ほど来議論になっておりますチベットにおける人権問題も大変重要かつ深刻な問題でありますので、外務省におかれてはきちんとした対応をしていただきたいことを冒頭申し上げておきます。 私は、昨日、新特別協定に関する本会議での代表質問において、続発する米軍人軍属等の犯罪に対する政府の具体的で実効ある再発防止策について官房長官にただしました。残念ながら、官房長官からの答弁では、納得し得る具体策についての回答は得られませんでした。 来る三月二十三日、沖縄県では、米兵によるあらゆる事件、事故に抗議する県民大会が予定されております。繰り返される米軍人軍属等の犯罪に不……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。
私も脱走米兵問題について尋ねたいと思いますが、先ほどの笠井委員の質問と重複しないようにしたいと思っています。
去る三月十九日午後九時二十分ごろ、神奈川県横須賀市の路上でタクシー運転手高橋正昭さんが何者かによって殺害されるという凶悪事件が発生しました。犯行現場近くには米海軍横須賀基地があり、脱走米兵による事件ではないかという強い疑いが生じております。犯行態様は極めて残忍であり、一刻も早い犯人逮捕と真相究明が求められております。
そこで最初に、現段階の捜査状況について警察庁に尋ねます。
【次の発言】 殺害された高橋運転手の車内から米海軍所属脱走兵のクレジッ……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。しんがりとなりました。
私は、平成十八年三月十日の新特別協定の締結が議題となった外務委員会で、防衛省に対し、復帰後、駐留軍労働者の法的雇用主である日本政府を被告とした労働裁判の実態について尋ねました。
そこで、防衛省に重ねて質問しますが、日本政府が被告となり敗訴した事件は九件でしたが、九件の事件名、事件内容、原告労働者の数についてお答えください。
【次の発言】 私はその九件を全部担当したんですが、敗訴した九件で政府が支払った経費の総額は約千三百六十万円という答弁でした。防衛省は、それらの金額について、米国の理解を得て賠償していただくよう要請を続けると答弁し……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。 神奈川県横須賀市で発生した脱走米兵によるタクシー事件等については、後日ただしていきたいと思います。 本日は、チベット問題に絞って質問をいたします。 来年は、一六〇九年の薩摩による琉球侵略から四百年目の節目の年であります。大臣、沖縄には「唐ぬ世から大和ぬ世 大和ぬ世からアメリカ世 アメリカ世から大和ぬ世」という歌があります。これは、沖縄が歴史に翻弄され、幾多の世替わりを味わってきた哀感と世相、庶民の生きざまを表現した歌になっております。 私たちウチナーンチュの深層心理や願望には常に独立志向があり、それだけにチベット問題にも関心を抱かざるを得ません。もち……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。 現在、外務省から起訴休職処分中の佐藤優さんの著書を数冊読みました。私は、係属中の事件について論評しようとは思いません。弁護士という立場では、事件が確定したわけではございませんので、推定無罪の立場を明確にしたいと思います。 佐藤さんの本を読んでいると、彼は国益としての日本の外交のあり方を真剣に考えている人だということがよくわかります。同時に、彼は外交官としてすぐれた能力を有していると思いますし、真の意味で外務省を愛している人ではないかと私は思います。もちろん、外務省内部においても、彼の評価については賛否両論に分かれるでありましょう。私は、彼の本や論文、評論……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。 私は、去る三月二十六日の当委員会で、脱走米兵と日米地位協定の関連等についてただしました。本日も、残された疑問点などについて引き続き論議を深めてまいりたいと思います。 去る三月二十八日、脱走米兵と日米地位協定に関する質問主意書を提出しましたところ、四月八日、政府から答弁書が出されました。三月二十六日の委員会で、政府参考人から、脱走米兵について日本当局に逮捕要請があったのは、平成十七年以降、九件であるとの説明がありました。 まず伺いたいのは、私の提出した質問主意書に対する答弁書で、逮捕要請があった九件のうち、逮捕していない件数が五件ありますが、答弁書におけ……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。
刑事に関する共助に関する日中間の条約、つまり条約第一〇号に関連して何点か質問をいたします。
外務調査室が作成した資料によりますと、過去九年間で捜査共助を受託した件数の国別内訳は、米国四十件、ポーランド三十件、ロシア、イギリスが二十三件、韓国二十一件などとなっております。警察庁は、このような捜査共助の国別受託件数の差異にはいかなる背景、事情、理由があるとお考えでしょうか。
【次の発言】 ポーランドからの平成十七年度受託件数が十三件と突出をしております。特別な背景、事情等があったんでしょうか。
【次の発言】 警察庁と法務省が外国に対し、過去九年間で捜査共助を……
○照屋委員 昨日、名古屋高裁で、自衛隊のイラクへの派兵差しとめ等を求めた事件の判決がありました。本日の委員会冒頭、判決に対する高村大臣の所信が表明されました。大臣は、国側の全面勝訴であるとか、航空自衛隊の空輸活動に対する違憲判断は傍論にすぎないなどとおっしゃっております。 私は、判決が国側の勝訴であることは認めたいと思います。しかし、高村大臣がおっしゃるように、判決で示された幾つかの判断は、単に傍論としては片づけられない。私も、いまだ判決要旨だけしか読んでおりませんが、私は、日本の憲法裁判史上、画期的な判決であるというふうに評価をしております。 高村大臣と詳細な判決に対する議論をやろうとは……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。 最初に、日本国とカンボジア王国との間の投資に関する協定について尋ねます。 同協定は、その第四条において、国と投資家間の契約保護に関する条項を設けるなど、我が国が過去に締結した投資協定及びEPA投資章と比較しても、相手国による投資の自由化度が高いものとなっており、大いに期待されるものと言われております。 ところで、同協定第十条では腐敗防止の努力義務規定が定められております。同様な規定は、ラオスとの投資協定第十条でも定められております。 我が国がこれまでに締結した投資協定にはない、初めてのこのような規定が盛り込まれた背景事情や経緯について尋ねたいと思いま……
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 高村大臣、連休中の外国訪問、御苦労さまでございました。きょうは、ちょうど一月前の四月七日、沖縄県浦添市で猛毒のマスタードガスが入った化学兵器である可能性を秘めたM57迫撃砲弾が発見されたことに関連してお尋ねをいたします。 六十三年前の悲惨な沖縄戦は、鉄の暴風とも称され、約二十万トンの砲弾が小さな島に撃ち込まれました。そのうち約一万トンが不発弾だと言われております。沖縄戦終結後六十三年を経た今日でも、不発弾問題は日常的に生起する深刻な問題であります。 そこで防衛省に尋ねますが、まずは、四月七日に浦添市で発見された不発弾の数や、発見に至る経緯をお答えく……
○照屋委員 まず初めに、特定の医薬品関連産品の関税を撤廃するためのWTO協定に含まれる譲許表を修正する確認書の締結承認に関連して質問をいたします。
今回、関税撤廃の対象品目の追加として、医薬品の有効成分が六百四十五品目、医薬品の中間体が四百六十五品目、合計千百十品目が追加されるようですが、追加品目が決定されるプロセスが不明瞭であります。追加品目決定のプロセスについて、具体的にわかりやすく御説明ください。
【次の発言】 どのような医薬品の有効成分及び医薬品の中間体を追加するかということについては、結局のところ、各国の製薬メーカーが決定するんでしょうか。決定の過程において国はどのような関与をする……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。 質問に入ります前に、ミャンマーの大型サイクロン、中国四川大地震の被災者の方々に心からお見舞いを申し上げます。 また、きょうは高村大臣、小野寺副大臣、長時間御苦労さんでございました。しんがりでございますので、よろしくお願いします。 最初に、全米熱帯まぐろ類委員会の強化のための条約、いわゆるアンティグア条約に関する質問をいたします。 我が国は、世界でも有数なマグロ消費国であります。本条約は、東太平洋水域におけるマグロ類を中心とする魚類資源の長期的保存及び持続可能な利用を確保する目的に資するものだと理解をしております。 私は、平成十八年五月二十六日の当委……
○照屋委員 去る五月七日の当委員会における質問に引き続き、私は、四月七日に浦添市で発見された化学兵器の可能性のある米国製M57砲弾二十二発の問題について質問をします。 無事回収作業は終わりました。現在、沖縄県の不発弾保管庫に移送され、保管をされております。 ところで、今回の砲弾処理は、従来自衛隊が行っている不発弾処理とかなり異なるやり方が行われておりまして、重要だと思いますので尋ねますが、今回発見された化学兵器の可能性のある米国製M57砲弾二十二発は、いわゆる不発弾か、それとも遺棄弾か、どちらでしょうか。また、不発弾と遺棄弾は具体的にどのように区別されるのでしょうか。
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。 去る五月十二日、福岡高等裁判所那覇支部は、二〇〇四年八月、米海兵隊普天間基地所属のCH53D大型輸送ヘリが沖縄国際大学構内に墜落、炎上した事故をめぐる日米両政府間の協議内容の一部が情報公開請求で非公開とされたのは不当だとして那覇市の長嶺哲さんが国を被告に処分取り消しを求めた控訴審で、国側に、文書の不開示部分を裁判所に提示するよう命じた決定を言い渡しました。国に情報公開を求めた訴訟で裁判所が不開示文書の提示を命令するのは画期的な決定だと私は思います。 法務省に尋ねますが、同訴訟の経緯、及び不開示文書について提示命令を出した決定はこれまでほかにもあったんでし……
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 去る二月十日、沖縄県北谷町において、在沖米海兵隊キャンプ・コートニー所属、タイロン・ルーサー・ハドナット二等軍曹が女子中学生に対する強姦容疑で緊急逮捕されました。現段階でハドナット容疑者は否認をしておりますが、事実であれば極悪非道であり、許しがたい犯行であります。報道によれば、事件は計画的で執拗、手口も悪質であり、少女の尊厳と人権を踏みにじるもので、断じて許せません。 この事件に対する県民の怒りが高まる中で、昨日、米海兵隊キャンプ・シュワブ所属の伍長、ショーン・ジェイク容疑者が住居侵入で逮捕されました。事件後、米側から表明された綱紀粛正、再発防止、教……
○照屋委員 中曽根外務大臣は、所信表明において、「我が国としては、日米同盟の一層の強化に向けて、抑止力の維持と地元の負担軽減を図る米軍再編を着実に実施し、日米安保体制のさらなる強化に努める」と述べております。
大臣は、所信で表明した日米同盟の強化、日米安保体制のさらなる強化をどのように具体的に構想しているのかをお尋ねします。
【次の発言】 大臣は、在日米軍基地が過密に集中をする基地沖縄の実態についてはどのような所信をお持ちでしょうか。
【次の発言】 大臣が所信において表明された地元の負担軽減というのは、在日米軍基地あるいは沖縄の米軍基地と米軍再編との関連では、具体的に何を意味するんですか。
○照屋委員 一昨日午後、カリフォルニア州サンディエゴの住宅街に米軍のFA18戦闘機が墜落、炎上し、住民三人が死亡、一人が行方不明となる事故が発生しました。同型のFA18戦闘機が岩国基地に配備されております。しかも、十二月一日から五日まで嘉手納基地で実施された即応訓練に参加をし、訓練後も十九機が嘉手納基地に残り、訓練を続けています。あす十一日まで嘉手納基地で訓練すると言われております。 アメリカの事故で沖縄県民が不安におののいております。アメリカにおける事故原因が究明されるまで嘉手納基地における訓練中止を求めるべきです。大臣の決意を伺います。
○照屋委員 海上警備行動の議論も進んでおりますが、きょうは私は、防衛、外務の両大臣が昨日の所信表明において、在日米軍再編については抑止力の維持と地元の負担軽減を図りながら着実に進めると述べたことに関連をして、お尋ねをいたします。
最初に、去る二月二十七日、福岡高等裁判所那覇支部で嘉手納基地爆音差しとめ等請求控訴事件の判決がありました。両大臣は、この控訴審判決をどのように理解をし、受けとめたでしょうか、伺います。
【次の発言】 中曽根大臣、私は、控訴審判決、せめて判決要旨ぐらいは読んで、十分理解をしていただきたかったな、こう思っております。
この控訴審判決で、浜田大臣おっしゃるように、確かに……
○照屋委員 質問の前に、海上警備行動と関連して、浜田大臣の直感的な感想で結構でございますから、お聞かせください。
大臣、我が国の警察組織と活動において、例えば交通事犯であれば交通課が担当、あるいは詐欺や横領事件は知能犯係、暴力団事件は暴力団対策室、このようにして、組織犯罪、風俗犯、強盗、窃盗事件などの刑事事件、みんな担当が異なっておるわけですね。そのような捜査の人員配置もやります。それから、時として、取り締まりのための秘密兵器も警察は使う、このことを大臣はどのように思いますか。
【次の発言】 私からすると、百点満点の答弁だと思います。
そのとおりなんですよね。要するに、海賊は犯罪ですよ。こ……
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 去る四月七日、山口県岩国市の愛宕山を守る市民連絡協議会から、米軍住宅建設に反対する十一万人余の請願署名と要請書を防衛大臣と外務大臣に提出する場に立ち会いました。米軍再編で、厚木基地から空母艦載機五十九機、普天間飛行場からKC130空中給油機十二機が移駐予定の岩国基地にあって、移駐する米軍人とその家族が使用する約四千人分の住宅をつくる必要性が出てきたことがこの問題の発端であると理解をしております。 そもそも、岩国市民の理想の町づくりのために先祖伝来の由緒ある土地を買収して進められた愛宕山地域開発事業ですが、経済事情の悪化で事業が頓挫してしまいました。そ……
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。 本日は、両参考人に貴重な御意見を賜り、ありがとうございました。 最初に、防衛省改革会議のメンバーでもございました田中参考人に尋ねます。 防衛省改革会議の報告書では、「形骸化している防衛参事官制度を廃止し、防衛大臣補佐官を設置すべきである。」と指摘をしております。この報告書を受けて、防衛省は昨年八月に、防衛省における組織改革に関する基本方針の中で、形骸化している防衛参事官制度を廃止するとの組織改革を決めております。 しかし、報告書や基本方針では、なぜ防衛参事官制度が形骸化をしたのかという問題点についてはさほど詳細に触れておりません。田中参考人は、防……
○照屋委員 防衛省改革会議報告書では、形骸化している参事官制度を廃止し、防衛大臣補佐官を設置すべきであると指摘しております。
一方、同報告書や昨年八月の防衛省における組織改革に関する基本方針では、なぜ防衛参事官制度が形骸化をしたのかという問題点については詳細に言及しておりません。
浜田大臣は、防衛参事官制度が形骸化した理由をどのようにお考えでしょうか。
【次の発言】 防衛参事官の廃止と、かわって新設される防衛大臣補佐官は、政治任用をすること、非常勤とすることができるようです。このことに関連して、私は去る四月二十三日、当委員会の参考人質疑で東京大学の田中明彦教授に質問をしました。田中教授は、……
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。野党筆頭理事の計らいで、質問順序を、順番を変更していただきました。感謝を申し上げます。 結論を先に申し上げますと、私は、自衛隊法第八十二条による海上警備行動にも海賊対処法案にも反対であります。海上警備行動は、憲法のみならず、自衛隊法三条にも明確に違反をするものだからです。そもそも、海上における治安の確保は海上保安庁の任務であり、海上自衛隊の任務ではございません。 海賊対処法案も、憲法第九条に違反をし、集団的自衛権の行使に道を開くものであります。また、海賊対処法案では、保護の対象船舶に限定がないこと、ソマリア沖海賊対策を理由にして提出された法案でありなが……
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。
最初に、麻生総理と佐藤沖縄担当大臣にお尋ねをいたします。
悲惨な沖縄戦の実相の一つを語る言葉に、鉄の暴風という言葉があります。麻生総理と佐藤大臣は、鉄の暴風という言葉から何をイメージされるんでしょうか。
【次の発言】 麻生総理、去る沖縄戦で日米双方によってあの小さな島に投下された爆弾は約二十万トン、そのうち約五%の一万トンが不発弾になったと言われております。復帰前琉球政府、復帰後日本政府によって処理された不発弾を除いて、今なお二千三百トンから二千五百トンの不発弾が沖縄には埋没、放置をされている、こう言われております。沖縄県も、この不発弾を処理するのに……
○照屋委員 社民党の照屋寛徳です。
きょうは、海軍病院問題について、外務大臣と防衛大臣にお尋ねをいたします。
SACOの最終報告で、キャンプ桑江の返還条件として、海軍病院のキャンプ瑞慶覧への移設が掲げられております。ところが、どのような経緯で日米両政府が海軍病院移設予定地として宜野湾市地域を選定したのか、明らかにされておりません。
いかなる検討、交渉過程を経て海軍病院移設先が選定されたのかをお尋ねいたします。
【次の発言】 大臣、私が聞いているのは、キャンプ瑞慶覧に移設をするというのはSACOの最終報告で決まったのは私も承知をしているんです。なぜキャンプ瑞慶覧の、しかも由緒ある沖縄の大事……
○照屋委員 社会民主党の照屋寛徳です。
麻生総理、駆け足の日米首脳会談から帰任されましたが、飲酒によらない、時差によるもうろう状態は解けましたでしょうか。
支持率六八%のオバマ大統領に対し、麻生総理の支持率は一一%、不支持率が七三%に達しております。国民から総スカンを食い、そして、今直ちにやめるべきだという国民の声が三九%にも達しているという中で日米首脳会談をして、実効ある具体的な成果が得られたとお考えでしょうか。
【次の発言】 私は、外交というのは、国民の支持があってこそ強力に推進することができると思うんですよ。政権基盤が弱体化をし、どんな世論調査を見ても、公平に判断して、国民の支持を失……
○照屋分科員 社会民主党の照屋寛徳です。 私は、普天間基地の即時閉鎖、返還、そして海外への移設を強く求める立場であり、言われている沖合案、浅瀬案、沿岸案、陸上案、いずれにも反対の立場であります。基地の島と言われる沖縄に六十年間生きて、なぜ沖縄だけがこの国の安全保障の負担や犠牲を一方的に強いられなければいけないのか、このような理不尽さに怒りを覚えるものであり、私は、小さな島沖縄に基地の県内移設はこれ以上認められないという考えであります。 さて、額賀長官、きょうから弥生三月を迎えました。米軍再編に関する日米協議は、三月に最終報告が取りまとめられると聞いております。額賀長官は、三月までに米軍再編……
○照屋分科員 社会民主党の照屋寛徳です。 きょうは、初の防衛大臣に就任されました久間大臣に、初の私の質問で率直な御答弁をいただきたいと思います。 さて、最初はいわゆる米軍再編推進特措法に関連する質問でありますが、新たな法律をつくる場合に必ず立法目的あるいは立法動機がございますが、この米軍再編推進特措法で立法目的がどうなっておるかというのが私の関心であります。それとの関連で、大臣、一九九六年のSACO合意から十年以上が経過しても、例の辺野古沖合案が実現できませんでした。大臣は防衛庁長官も歴任されました。今度の新規立法との関連で、SACO合意の辺野古沖合案が実現できなかった原因あるいは理由につ……
○照屋分科員 社民党の照屋寛徳です。 質問の冒頭に申し上げますが、私は別にNHKに恨みがあるわけでもなくて、ただ、基地の島沖縄に生きる者として、また沖縄県民から選出をされた国会議員として、特にNHK放送受信料の公平負担という観点で質問をいたします。 まず最初に、全国平均に比べて、沖縄放送局におけるNHKの受信料の収納率が低いんです。例えば、二〇〇三年度ですと沖縄は五二・六%、全国平均は九六%、二〇〇四年度が沖縄は五三・四%、全国平均は九四・四五%、二〇〇五年度は沖縄が五五・一三%、全国平均が九〇・三三%、こういう数字を私も承知しております。 この沖縄における収納率が悪い原因について、政府……
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