田英夫 参議院議員
10期国会発言一覧

田英夫[参]在籍期 : 9期-|10期|-11期-12期-13期-14期-15期-16期-17期-18期-19期-20期
田英夫[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは田英夫参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院10期)

 期間中、参議院本会議での発言なし。
田英夫[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院10期)

田英夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 外務委員会 第閉会後1号(1974/08/01、10期、日本社会党)

○田英夫君 外交問題の質問に入ります前に、一言、国務大臣としての木村外務大臣の御所見を伺いたいと思いますが、きのうまで八日間にわたって参議院選挙後の臨時国会が行なわれていたわけでありますけれども、言うまでもなく、さきの参議院選挙で参議院の半数が改選をされるという、新しい装いを持った参議院での国会であったわけですけれども、にもかかわらず、われわれの要求に対して田中総理大臣は所信を表明されない、また木村外務大臣が新しく就任されたにもかかわらず、その御所見を伺うこともできませんでした。こういう点については、国会というものの存在にかかわる問題と思いますので、この際、この点について外務大臣の御所見を伺っ……

第73回国会 外務委員会 第閉会後2号(1974/08/29、10期、日本社会党)

○田英夫君 私も引き続き韓国問題、朝鮮問題についてお伺いしたいと思います。  最初に、昨日の韓国の国会の外務委員会でたいへん激しい決議が行なわれていることは、私も報道で知ったのでありますが、大臣も御存じのとおりだと思います。すでに伝えられている内容によると、日本政府に対して政治的、道義的責任を迫るということ、さらに在日――いわゆる朝鮮総連の金浩竜政治部長、大阪の政治部長、吉井夫妻、こうした人に対する捜査を積極的にやるように、まあそうした内容、さらには日本の報道機関の姿勢にまで触れております。この決議に対する大臣の御見解を承っておきたいと思います。

第73回国会 外務委員会 第閉会後3号(1974/10/18、10期、日本社会党)

○田英夫君 時間がありませんので一つだけ簡単に聞いておきたいと思います。  相次いで重要な問題が出ている中で、この委員会の時間がたいへん短いことを残念に思いますが、九月十二日にハーバード大学のコーエン教授が講演の中で、田中総理、岸元総理、佐藤前総理の名前をあげて韓国との関連で財をなしているという表現で述べているわけですが、これに対して外務省が抗議をされたというふうに報道されておりますが、それはどういう方法で、どういう内容のことをやられたのか、お答えいただきたい。
【次の発言】 外務省が、つまり日本政府が公式にそうした抗議の文書を送られたということになれば、コーエン教授の言っていることはうそであ……


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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 外務委員会 第2号(1974/12/24、10期、日本社会党)

○田英夫君 まず、ただいま議題になりました四条約のうち、最初提案された三つの部分、つまり工業所有権に関する部分を中心にした三つの問題について御質問をして、外務大臣おいでになりましたところで、あとで著作権の問題について、大臣からお答えをいただきたい分がありますので、その部分はあとに残したいと思います。  最初に伺いたいのは、この工業所有権、著作権の四つの条約が、実は今臨時国会に提出されるということは予想されていなかったにもかかわらず、きわめて突然出てまいりまして、われわれも前国会以来問題をとらえていたわけでありますけれども、関係者にとっては、かなりこれは重要な条約であるものが、衆参それぞれ一回の……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 外務委員会 第3号(1975/02/13、10期、日本社会党)

○田英夫君 速記をとめて下さい。

第75回国会 外務委員会 第4号(1975/02/20、10期、日本社会党)

○田英夫君 ただいま議題となりました対外経済協力計画の国会承認等に関する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。  世界はいまやかけがえのない地球に生をうけた人類が世界共同体という連体意識の上に立った国際協力の時代になっています。  この国際協力の時代において対外経済協力の目的とは、いわゆる南北問題、すなわち富める先進諸国と貧しい発展途上諸国との間に存在する大きな貧富の差から生ずる諸問題、また、先進諸国の高度経済成長から生ずるひずみの是正の問題等にこたえるものであり、世界各国が相互に資金や技術を供与し合い、かつ貿易面での協力を強化しつつ、限られた地球上の資源を有効に……

第75回国会 外務委員会 第5号(1975/02/25、10期、日本社会党)

○田英夫君 最初に、大変外務大臣に対する質問としてはとっぴなことを伺うのですが、大臣は、いわゆるハイジャック防止のための空港における手荷物検査あるいは身体検査ということを体験されたことがおありになるかどうか伺います。
【次の発言】 おそらく国内線では、大臣のような大物は別の入り口から入られて、通常の国民と同じ入り口から入って体験をされていることが小ないんじゃないかと思います。いま羽田初め各空港のハイジャック防止のための体制というのはどういうふうに行われているか、運輸省と警察庁から簡単に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 警察の方の体制をお聞きしたいと思います。

第75回国会 外務委員会 第7号(1975/03/25、10期、日本社会党)

○田英夫君 大臣がお見えになる前に、技術的な問題で二、三お伺いしたいと思います。  最初に、国際電気通信条約の関係ですが、この条約自体大変膨大なもので、これを大体五年ごとに改めていくということになっているようですけれども、政府としてはこれをむしろ固定化できる部分は固定化をしていくという、いわゆる憲章化と言われているようですが、そういう方向を考えておられるということですが、これはそういうふうに考えてよろしいんですか。
【次の発言】 前回のマラガ=トレモリノス会議、このときの日本政府側の主張というのを簡単にひとつ御説明いただきたい。
【次の発言】 常識的に考えますと、固定化できるところは憲章という……

第75回国会 外務委員会 第8号(1975/03/27、10期、日本社会党)

○田英夫君 最初に、インドシナ情勢が急激に動いておりますので、その状況についての外務大臣の御判断を伺いたいと思いますが、まずカンボジアの情勢がきわめて激化しているといいますか、流動しておりますが、報道されるところによると、ついに日本大使館も栗野大使以下バンコクへ引き揚げられるということでありますが、これはすでに実行に移されているのかどうか。
【次の発言】 衆議院の先日の、きのうですか、外務委員会でもアジア局長話されたそうですが、それに先立って栗野大使がロン・ノル大統領の海外旅行という形で事態を収拾しようというようなことについて、いろいろ話し合いに参画をされたということのようでありますが、これは……

第75回国会 外務委員会 第10号(1975/04/24、10期、日本社会党)

○田英夫君 最初に、先ほど田中委員が、そしていま稲嶺委員が取り上げられました沖繩における米兵の暴行事件ですが、これは質問でなくて外務大臣にお願いをいたしますが、沖繩県からきょうは副知事が上京されて、外務大臣に陳情されるということも聞いております。いま、はしなくも与野党、党派を超えてこの問題について同じような御意見が出されたわけでありまして、この点については単に行政的な、手続き的な取り扱いではなくて、政治的に、稲嶺委員も言われたように、政治的な立場から外務大臣が御判断をされて対処をしていただきたい、私からもお願いをいたします。  最初に、核拡散防止条約の問題に関連をして御質問をいたしますが、いろ……

第75回国会 外務委員会 第11号(1975/05/29、10期、日本社会党)

○田英夫君 最初に、今回政府でとられました輸入スキーぐつの関税を引き上げるというこの措置につきましては、国内のメーカーの保護育成ということも含めまして、私ども賛成であり、大変適切な措置をとっていただいたと思っております。  そういう立場からまずお聞きしたいのは、今回のこのスキーぐつの関税を引き上げるという代償として十三品目の関税引き下げを約束をしたわけでありますけれども、実質的には、先ほど伊達参事官も補足説明で言われたように、ほとんど変化がないということになると、大変一方的に日本に有利でEECにはいわば不利といいますか、特にイタリア、フランスには不利な結果を招いた形でありますが、こういう交渉が……

第75回国会 外務委員会 第12号(1975/06/03、10期、日本社会党)

○田英夫君 最初に政務次官に伺いたいんですが、今回のこの郵便条約の改正、五年に一度改めてきたわけですけれども、今回の改正の幾つかの点を見ると、いわゆる発展途上国、第三世界と言われる国々の要求が非常に反映をしているというふうに私は受け取るわけですが、これはいま国際的に第三世界の発言が非常に強まっている、こういう状態の中で世界が動いているというふうに考えなければいけないと思うんですが、こういう郵便条約というような点にまでこれがはっきりとあらわれているというふうに私は理解をいたしますが、この理解について御見解をお伺いしたい。
【次の発言】 羽田野政務次官の御意見も同じというふうに私も理解いたしますが……

第75回国会 外務委員会 第14号(1975/06/17、10期、日本社会党)

○田英夫君 最初に、船員に関するILOの条約というのはたしか二十八あると思いますが、わが国が批准をしているものが八つということで、まだ二十未批准のものが残っているわけですけれども、これ一つ一つ御説明いただくのは大変だと思いますから、典型的なといいますか、なぜ批准に至っていないのかという点をまず伺いたい。
【次の発言】 未批准が二十じゃないですか……。
【次の発言】 いまの御説明にもありましたけれども、結局は国内法との関係で批准に至っていないということになるわけですが、船員法を初めとして関係国内法、いまの出入国の問題も含めて、たとえば二十の中の幾つかのものをずっと見ていくと、海員の疾病、負傷また……

第75回国会 外務委員会 第16号(1975/06/26、10期、日本社会党)

○田英夫君 いま政府の方からお答えがありましたけれども、確かに、政府の予算提出のやり方には最近工夫の跡が見られまして、五十年度予算の説明という形で経済協力費を各省分まとめてわかるようにしてありますけれども、これは確かに進歩と思います。しかし、いま御説明の中にもありましたように、たとえば、外務省所管分という内訳は国際協力事業団交付金、そして内容は実は事業別という形にまとめてあるわけです。したがって、専門家を派遣する事業費というような形になっておりますから、どこの国に専門家が派遣されるというような問題については全く国会はつかみ得ない、こういうことだと思います。国際的な経済協力ということは、特に発展……

第75回国会 外務委員会 第17号(1975/07/01、10期、日本社会党)

○田英夫君 御心配はわかるんですけれども、実は私どももこの法案をつくりますに当たって、政府並びに輸銀、基金、こうしたところの対外経済協力の実態は調査いたしました。いま現実的でないと言われましたけれども、現実を実は調べてございます。その実態というのは、一言で言えば、政府にしろあるいは輸銀、基金にしろ、対外経済協力を進めますに当たって当該の相手国、あるいはそれがグループである場合もあり得るわけですけれども、そことの間に交渉を続けまして、そして具体的なプロジェクトについて話し合いを進めて、場合によってはあるダムをつくる、これに対して日本が協力をするというような問題について、どこにどういうダムをつくる……

第75回国会 予算委員会 第5号(1975/03/08、10期、日本社会党)

○田英夫君 最初に、三木内閣の政治の哲学といいますか、基本的な姿勢に関してお伺いをいたしますが、三木さんは民主主義というのを一体どういうものだとお考えか、お聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 これは言うまでもなく政治の基本でありますから、全閣僚にお伺いしたいところでありますが、そうもいきませんので、こちらから失礼ながら指名をして御意見を伺いたいと思いますが、稻葉法務大臣、いかがですか。
【次の発言】 文部大臣、どうでしょう。
【次の発言】 総理も、まあ国民が主人公であるという意味のことを言われたわけですが、郵政大臣、電波法で郵政大臣に電波の割り当ての権限があるというのは、民主主義の原……

第75回国会 予算委員会 第15号(1975/03/25、10期、日本社会党)

○田英夫君 関連。  外務大臣に伺いたいんですが、先ほどからの御答弁を伺っていると、たまたま問題がベトナム戦争でありましたから、はっきり言って、北ベトナムは、その持っている兵器、そして距離という関係から、もちろん日本に対して攻撃をする力はないと、こういうことが一つの前提にあると思います。しかしながら、いまの政府のお考えでいくと、たとえば朝鮮半島という距離、そして北朝鮮が持っている飛行機その他の能力ということから考えますと、仮に岩国にいるアメリカの海兵航空師団が、朝鮮でもし戦闘があったとして、そこにそっくりそのまま、たとえば韓国へ移動して戦闘行動に参加をするということになった場合には、当然相手側……

第75回国会 予算委員会 第22号(1975/06/11、10期、日本社会党)

○田英夫君 私は、主として外交問題を中心にして政府のお考えをお聞きしたいと思いますが、最初にお願いをいたしますが、大変基本的な問題を最初に伺いたいと思いますので、どうかひとつ、三木総理、宮澤外務大臣中心にお答えいただけると思いますが、率直にお考えを述べていただきたいと思うんです。衆議院の予算委員会などを通じて私も拝見をしておりますと、いささか抽象的にお逃げになるという傾向がありますけれども、特に参議院という場は、国会の中でも国民の側に立ってその気持ちを体して、日本が正しい方向に進むということを政府側と話し合った中でいい道を見つけていこう、こういう意味では非常に大切な場だと思いますので、あえて蛇……

第75回国会 予算委員会 第23号(1975/06/12、10期、日本社会党)

○田英夫君 いまの委員長が言われたことは理事会で御検討の上でありますが、私がいま伺っていたことを率直に申し上げると、いまの委員長の読み上げられました中にもはっきりありますように、前後の関係を見て、「海域」とあるのを防衛庁長官が読まなかった、こういうふうに誤認をしたと言われるが、私もこの速記録の前後を全部見ました。四月一日の前後の関係も全部見ました。明らかに話は海域の問題なんです。ですから、むしろ誤認というよりも、記録部が非常に忠実に事実を記録しようとした努力がこういう結果を招いたというふうに考えざるを得ない。それを記録部の過ちのようにしてしまうというところに私は非常に不満があります。こういうこ……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 外務委員会 第3号(1975/11/13、10期、日本社会党)

○田英夫君 先日、社会党の代表団が十八年ぶりにアメリカに参りました。私もその一員で行ったわけでありますが、そのときのアメリカの各界の人たちとの話し合い、二百人を超える人たちと話し合ったわけでありますから、安保問題あるいは核の問題、朝鮮の問題日米間の経済あるいは世界の資源エネルギーの問題にまで及びました。そうした印象の中からも、あるいはその後ヨーロッパ、中東など回りました印象からも、いま世界が大きく転換をしつつあるということ、いまお話が出ました六カ国首脳会議もその一つのあらわれと思いますが、したがって、この外務委員会を舞台にして衆参の委員会で、政府とそして与野党含めた議会との間で日本の進路につい……

第76回国会 外務委員会 第4号(1975/11/20、10期、日本社会党)

○田英夫君 今回国連総会で、第一委員会と同様に、朝鮮問題をめぐる二つの決議案がともに採択されるという事態が起こったわけでありますが、最初にこの事態に対する大臣の御感想を伺いたいと思います。
【次の発言】 大臣が九月に国連総会においでになった機会に、そのときにはまだ第一委員会の採決もなかったわけでありますが、ワルトハイム事務総長にこの問題についての仲介を依頼されたということを御報告を伺っているわけでありますが、偶然に、大臣がお会いになる直前に、社会党の代表団もワルトハイム事務総長にお会いして、朝鮮問題についていろいろ論議もし、また、われわれの考えも述べたわけでありますが、期せずして、やや似たよう……

第76回国会 外務委員会 第7号(1975/12/16、10期、日本社会党)

○田英夫君 ただいま政務次官から御説明がありましたように、この漁業協定をもっていわゆる実務四協定がすべて完了することになるわけでありまして、日中間で残りますのは、最も基本的な問題である日中平和友好条約を締結するという問題が残るだけになるわけでありますが、そこで、日中平和友好条約を政府としてはどういうふうに考えておられるのか、これを伺いたいところでありますけれども、最高責任者である三木総理がきょう午後の委員会には出席をされるそうでありますから、この問題はその機会に譲ることにした方がいいかと思います。  ただ、一方的に私の考えを申し上げれば、いまここまで、実務協定がすべて完了するという状態にまでな……

第76回国会 予算委員会 第3号(1975/10/31、10期、日本社会党)

○田英夫君 関連。  いまの外務大臣のお答えは、大変衆議院での速記録に残っている御答弁と趣旨が変わってきているように思います。速記録によりますと、荒舩委員長が、「先ほど小林委員から、金東雲事件に関し、本人の出頭を要請するよう要望がありましたが、私もごもっともな御発言と思いますので、委員長として政府に対し善処方を要望しますが、外務大臣いかがでございますか。」こう聞かれたのに対して、宮澤外務大臣は「政府は、国会の御審議を尊重し、ただいまの委員長の御発言の御趣旨を体し、責任を持って委員長の御要望が実現するようお約束をいたします。」――これは日本語をどう読んでも、本人が出頭することが実現するようにやり……

第76回国会 予算委員会 第7号(1975/11/06、10期、日本社会党)

○田英夫君 関連。  いまの外務大臣の御答弁と法制局長官のお答えをあわせて考えますと、先般来問題になっております外務大臣の御答弁は、衆議院におけるやりとりを含めて考えますと、つまり立法府である衆議院予算委員会の意思は、金東雲元一等書記官の出頭を求めるべきであるということになったわけですね。そのことは、行政府である外務省が七月二十二日に韓国の口上書によって金東雲事件は解決したというふうに措置をとられた、その行政府の措置が誤っている、こういうふうに立法府である衆議院予算委員会が意思を表示したと、こういうふうに判断をせざるを得ないと思います。つまり、国権の最高機関である国会の意思は、この問題に関する……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 外務委員会 第閉会後1号(1976/07/09、10期、日本社会党)

○田英夫君 七月三日付で、何人かの法律専門家の方々を中心とした人たちが、金大中事件に関係をした元KCIAの三人の人を告発するということをいたしました。すでにそのことは皆さんも御存じだと思いますが、最初に伺いたいのは、法務省の方おいでになっていると思いますが、検事総長あての告発状でありますが、これについて政府としてはどういう取り扱いをなさるおつもりなのか、承りたい。
【次の発言】 通常の手続でいきますと、告発されて東京地検で受理されるということになれば、地検としていわゆる捜査に乗り出されることになるだろうと思いますし、関係当局と言えば、従来この問題の捜査をされていた警視庁、警察側とも御連絡なさる……

第77回国会 外務委員会 第閉会後2号(1976/08/24、10期、日本社会党)

○田英夫君 去る十八日に朝鮮の板門店で起きました紛争をきっかけにして、朝鮮半島の緊張が極度に高まっているわけでありますが、最初に伺いたいのは、外務大臣はこの板門店事件そのものをどうお考えになるか、そしてその後起こっている事態をどういうふうにお考えになっているかをまず伺います。
【次の発言】 言葉じりをとらえるわけではありませんが、直接当事者でないのでコメントをすべきでないという意味のことを言われたわけでありますが、これはまことに適切でないと思います。佐藤・ニクソン共同声明で言われた韓国条項の言葉をとるまでもなく、私どもの解釈で言えば、朝鮮半島の安全はわが国の安全にとって緊要であるというふうにお……

第77回国会 外務委員会 第3号(1976/03/04、10期、日本社会党)

○田英夫君 私もロッキード問題について一、二伺いたいのですが、事件そのものを解明する問題については、私どもも国会議員の責務から調査を進めておりますが、この点については場所を改めて御質問をすることになると思いますが、本日は外務委員会でありますから、外交関係にまつわる問題についていま戸叶委員の御質問に補足をする意味でお聞きしたいと思います。  まず、一部の報道によりますと、日本政府とアメリカ政府との間で、いわゆるアメリカの資料の公表について非公式な話し合いができている。つまりその内容は、外交ルートを通じて恐らくフォード大統領の返書という形で資料提供はアメリカが原則として約束をする、しかし、実際のい……

第77回国会 外務委員会 第5号(1976/05/13、10期、日本社会党)

○田英夫君 核防条約の問題については、先ほど羽生先生からも基本的な問題について御質問がありましたし、二年来論じられてきた問題でありますので、すでに大きな問題点は出尽くしているんじゃないかという気がいたします。にもかかわらず、この条約の持っている二面性といいますか、賛成するか反対するかという結論をどちらかにでも出せる、そういう要素を持っている。もちろん私が申し上げているのは、日本が核武装をする余地を持つべきだといういわゆる核フリーハンド論というものを論外にいたしまして、衆議院での採決の結果を見ましても賛成、反対に分かれている、その論拠は私どもも実によく理解できるのであります。つまり、それは、真剣……

第77回国会 外務委員会 第6号(1976/05/18、10期、日本社会党)

○田英夫君 私、二、三具体的な問題で政府の御見解を伺っておきたいと思うんです。  まず最初に、先週の委員会のありました日ですから十三日だと思いますが、その夜に、韓国の民主統一党の党首である梁一東氏が、御存じのとおり金大中事件のときにあの同じホテルに同時にいた人でありますが、この人がタイ国へ行く途中、トランジットで羽田に立ち寄った折に、短時間ですが会う機会がありました。そのときに梁一東氏が、最近アメリカのフォード大統領に対して韓国にあるアメリカの核兵器を撤去をしてほしいというアピールを出したと、そしてその写しを、協力要請を添えて三木総理に送った、こういうことを御本人が述べていたのでありますが、そ……

第77回国会 外務委員会 第8号(1976/05/21、10期、日本社会党)

○田英夫君 核防条約の問題については、すでにきわめて長時間にわたって、数年にわたって検討をしてまいりましたので、問題点はほとんど検討し尽くしたという感じがしております。  しかし、最後の締めくくりの意味でお尋ねをいたしますが、主として私は、日本がこの条約に参加をするという状態になった場合に、ただ条約に加わっているというだけでは済まないはずでありまして、前回もそういう態度からお聞きをいたしましたけれども、むしろ唯一の被爆国であるということ、核の問題については国民全体がきわめて高い関心を持っているという、そういうレベルからすれば世界に例を見ない国であるという特徴から、むしろこの条約の中に盛られてい……

第77回国会 予算委員会 第9号(1976/05/07、10期、日本社会党)

○田英夫君 関連。  いま三木総理も、あるいは宮澤外務大臣も、KCIAが日本で活動している事実はないという意味のお答えがありましたけれども、疑わしい事実は実はたくさん起こっているわけでありまして、一つ実例を挙げますと、ことしの三月一日に神奈川県のいわゆる民団の事務所を暴力的に乗っ取った一派があるわけですが、御承知のように、東京、神奈川などでは民団の中でいわゆる反朴側、朴政権に反対する側の人たちが多数を占めまして、いわゆる執行部を握っているわけで、民団の事務所もしたがって反朴側の人たちが使っているわけでありますけれども、これに対していわゆる親朴側の人たちが三月一日午前二時、深夜ですが、六十人余り……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 外務委員会 第1号(1976/10/07、10期、日本社会党)

○田英夫君 小坂外務大臣が新しく就任されましたので、本来ならばここで外務大臣としての世界情勢全般に対する御判断、あるいは個々の中国あるいは朝鮮などの問題についての基本的なお考えを時間をかけてお聞きするような、そういう委員会を開いていただけるといいわけですが、時間が大変制限をされておりますので、そのことを詳しくきょうは伺えないかと思いますが、ただ、大臣がアメリカに行っておられる間の予算委員会で三木総理に伺いましたけれども、すでに伺っているわけですけれども、外交の責任者としての外務大臣に一、二基本的な問題を最初に伺っておきたいと思います。  それは、三木総理にも伺ったことでありますけれども、現在の……

第78回国会 外務委員会 第2号(1976/10/14、10期、日本社会党)

○田英夫君 時間が少ないようですから、簡単に問題点だけ伺います。  海洋法会議の問題なんですけれども、海洋法会議の関連で言えば、特に日本の場合は漁業関係で決定次第で非常に重要なことが出てくるわけですが、きょうはその問題とは離れまして、大陸だなの規定がどういう方向に決まるのか。ニューヨーク会期の後の外務省でつくられた小冊子によりますと、いわゆる単一交渉草案の改訂版というのが出ておりますが、大陸だなの規定も大体この方向に決まっていくというふうに考えていいんでしょうか。
【次の発言】 そうしますと、まあいわゆる延長論ですね。それと日本政府の態度はカラカス会期の段階で、いわゆる基線から二百海里の範囲内……

第78回国会 外務委員会 第4号(1976/10/21、10期、日本社会党)

○田英夫君 最初に、アメリカとの問題で大臣の御見解を承りたいと思います。  アメリカの大統領選挙がいよいよ近づいてまいりました。今回の大統領選挙では、フォード、カーター両候補とも外交問題について従来に比べて比較的力点を置いているように思いますし、その意見はかなり重要なポイントで違うんじゃないかという気がいたします。大臣のお立場から、他国の責任者を選ぶ問題の中で批評をされるというお立場ではないとは思いますけれども、どちらが大統領になるかによって当然日本との関係は非常に大きな影響を受けると思わざるを得ませんし、特に、いま非常に焦点になっている朝鮮問題、韓国の問題について両候補の間の意見が違うように……

第78回国会 外務委員会 第5号(1976/10/26、10期、日本社会党)

○田英夫君 最初に、大変つかぬことを伺いますがという感じなんですけれども、今回の一部改正で、従来在ベトナム共和国日本国大使館、そして在ベトナム民主共和国日本国大使館とあったのを、在ベトナム日本国大使館にするというふうになったわけですけれども、これは本来ならば相手国の正式の名称を大使館の前に冠するべきではないかという、常識論としてそういう気がいたしますが、そうだとすれば、「ベトナム社会主義共和国日本国大使館」とすべきではないかという気がいたしますが、これはどういう理由なんでしょうか。
【次の発言】 大体ほかのところもそのようになっているということもわかりますが、いわゆる発展途上国、新しく独立をか……

第78回国会 外務委員会 第6号(1976/10/28、10期、日本社会党)

○田英夫君 前々回の委員会で、韓国問題について警察庁の御答弁をお願いをしておきましたので、引き続きこの問題についてお尋ねをいたします。  警察庁おいでになっていると思いますが、前々回質問いたしましたのは、例の魚塘氏の問題に関連をしてのことでありますが、まずお尋ねしたいのは、この魚塘氏の事件というものはどういう性質の事件なのか。一般に誘拐未遂事件というふうに報道されているわけでありますけれども、警察としてはどういうふうに受け取っておられるわけですか。
【次の発言】 そのとおり私どもも聞いているわけで、両者の言い分が食い違っているわけですけれども、はっきり申し上げれば、そのときに魚塘氏を事実上軟禁……

第78回国会 予算委員会 第1号(1976/10/04、10期、日本社会党)

○田英夫君 長時間の委員会で休憩もありませんから、総理初めお疲れと思いますが、重要な段階で主として外交問題を中心に御質問をいたしますので、特に三木総理には冒頭お願いをしておきますが、私の質問も白黒はっきり御質問をするつもりでありますから、いわゆる玉虫色の御答弁はなさらないように、総論的なお話もなさらないように、具体的にお答えをいただきたいと思います。  冒頭まず伺いたいのは、現在の国際情勢、世界情勢というものを、総理は同時にいま外務大臣を臨時に兼ねておられるわけでありますから、三木総理に伺いますが、現在の国際情勢をどういうふうに見ておられるかという意味で、いわゆるデタント、現在デタントの状況に……

第78回国会 予算委員会 第2号(1976/10/05、10期、日本社会党)

○田英夫君 ミグ25の問題については、ただいまの御答弁も、ベレンコ中尉がおりてきたときにピストルを発射しておるわけです。世の中で公衆の面前でピストルを発射する男を逮捕しないなどということはあり得ない。その点を含めまして、法的にもあるいは外交的にも、さらに防衛の問題からいっても、このミグ25に対する政府の処置には非常に問題がありますので、きょうは時間がありませんから、他の関係委員会で社会党としてさらに徹底的に究明をするということにしたいと思います。


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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 予算委員会 第4号(1977/03/19、10期、日本社会党)

○田英夫君 いま総理は、いわゆる新新韓国条項という前川委員の質問に対して、新新ということはないと、新韓国条項と言われたものを繰り返して話されたわけでありますけれども、そこが問題なんですね。そういう考え方、新韓国条項、あるいは佐藤・ニクソン共同声明の韓国条項、この考え方が、自民党政府の歴代のこの考え方が問題なんですよ。新であろうと新新であろうと、ここが根本的に間違っているということをこの際はっきり認識をしてアメリカに行って話し合いをしていただかないと困るわけです。アメリカはこのことがわかっていませんよ、この誤りだということが。これは海の向こうのアメリカだからまだ許せるかもしらぬけれども、長い歴史……

第80回国会 予算委員会 第7号(1977/03/28、10期、日本社会党)

○田英夫君 先日もわが党の前川委員から質問をいたしましたが、総理大臣のアメリカ訪問による福田・カーター会談の問題は、まだまだわれわれにとって伺わなければならない点がたくさんあると思います。  そこで、きょうはまずその問題から御質問をいたしますが、私も実は二月にワシントンに行ってきましたから、カーター新政権の考え方というものはある程度理解をしているつもりでありますが、今回の福田・カーター会談の中で共同声明にも人権問題ということが全然取り上げられていない。これは福田さんとの話し合いの中ではどういうふうに向こうが表現したのか、取り上げられているのかいないのか、そのことから伺いたいと思います。

第80回国会 予算委員会 第10号(1977/04/01、10期、日本社会党)

○田英夫君 委員長、関連。
【次の発言】 いま入管の行政についての疑問、疑惑が野田委員によって取り上げられているわけでありますが、私が提起したいのは、真っ正面から人道の問題に触れて入管行政に大きな疑問を感じますのでお尋ねをしたいと思います。  去る二十五日に私自身が同行をいたしまして、いわゆる韓民統、韓国の民主化を望んで朴政権を批判している在日韓国人の人たちの組織の代表八人が、日本時間のあしたから三日間、ニューヨークで開かれる韓国問題国際会議に出席をする希望を持って、主催者側からの招待を受けましたので、その希望を持って再入国の申請を法務省に出したのであります。これは本来ならば在日韓国人、つまり……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 予算委員会公聴会 第2号(1975/03/15、10期、日本社会党)

○田英夫君 高垣さんに伺いたいのですが、一つはIEAに日本が非常に変則的な形で加わっているわけですね。これは世界で一国だけだと思いますが、そんなことまでして加わっていることに果たしてどの程度の意味があるか、大変むずかしいかもしれませんが、お考えを伺いたいのです。  それからもう一つは、九十日備蓄の問題ちょっと触れられましたけれども、これも莫大な予算を投じて六十日を九十日にすることによってどれほどの意義があるのかという問題。  三点は、日韓大陸だな協定が国会に出されたわけでありますけれども、これは政治的にもあるいは条約的にも非常に問題があると私どもは思っているわけですが、資源的に見て、あの地域あ……

第75回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1975/03/29、10期、日本社会党)

○田英夫君 私は、主として放送の問題について郵政大臣に伺いたいと思います。  大臣は、郵政省がスポンサーになっている「ハーイ前略東へ西へ」という番組を御存じですか。これは郵政省がスポンサーだと聞いておりますが、事実でしょうか。
【次の発言】 担当どなたか、当局の方で結構ですが、そういう番組がありますか。それは郵政省の提供と聞いていますが、事実でしょうか。
【次の発言】 その番組は過去かなりNETの十チャンネル日曜午前十一時三十分から十五分間という形で放送されているそうですが、今後も続けられるとすれば、予算はどうなっているのか。つまり、郵政省の広報予算、そうしてその中に占める放送番組提供の予算は……

第75回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1975/03/31、10期、日本社会党)

○田英夫君 私は、主として外務省所管の問題についてお伺いをいたします。  最初に、宮澤外務大臣、弔問のためサウジアラビアにおいでになりまして、大変きつい日程の中で行かれたようであります。大変御苦労さまでした。  そういう中で、最初に、非常に緊迫をしているベトナムの問題について伺いたいんですが、戦況あるいは政情がどうなるかという問題は後にいたしまして、日本との関係で、まず伺いたいのは、南ベトナム政府、つまりグエン・バン・チュー政権に対して九十億円の援助を、実は二十九日、おととい調印をされて決定をなさったということでありますが、これは事実でしょうか。



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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