田英夫 参議院議員
20期国会発言一覧

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このページでは田英夫参議院議員の20期(2004/07/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は20期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院20期)

田英夫[参]本会議発言(全期間)
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第160回国会(2004/07/30〜2004/08/06)

第160回国会 参議院本会議 第1号(2004/07/30、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は、議員一同を代表し、ただいま就任されました新議長並びに新副議長に対しまして、お祝いの言葉を申し上げるとともに、退任されました前議長に対してお礼の言葉を申し上げたいと思います。  扇千景さんは新議長に当選され、角田義一君は副議長に当選されました。私ども一同、衷心より祝意を表する次第でございます。  皆様よく御承知のように、御両君とも豊かなる議会運営の御経験を有せられ、その上卓越した御見識と誠実なるお人柄は、我々一同崇敬してやまないところであります。  かかる御両君が、本院を代表する議長並びに副議長の重職に就任されましたことは、誠に御同慶に堪えない次第でございます。  どうか御両君……

田英夫[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院20期)

田英夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第160回国会(2004/07/30〜2004/08/06)

第160回国会 経済産業委員会 第閉会後1号(2004/10/06、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 最初に、一、二確認をしておきたいことがありますが、衆議院の速記録を今回の問題についてのことを拝見をしておりましたら、今回の事故は、二次系だからということで言われたんだと思いますが、産業事故であると、原子力事故ではないと、こういう受取方をされた方の発言がありましたけれども、まさか政府はそうは思っておられないと思います。その点を確認をさせていただきたいと思います。  原子力関係の事故だと、産業の関係の事故だという甘いものではないと、この点を確認させていただきたいと思います。
【次の発言】 そこで、いろいろ勉強させていただきました。エロージョン・コロージョンなどという言葉も初めて知ったわ……


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第161回国会(2004/10/12〜2004/12/03)

第161回国会 経済産業委員会 第2号(2004/11/02、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は、天然ガスの、中国の東シナ海のガスの開発の問題を取り上げようと思いましたが、既に同僚委員が詳しく質問をされ、大臣からも詳細なる御答弁がありました。重複は避けたいと思いますが、ただ、気になることは、日本はこのままのエネルギー戦略でいいのかなと。当然、石油であり、原子力発電というのが中心になってきているわけですが、その天然ガスというものをどういうふうに位置付けておられるのか。  この今度の問題も何か出遅れたというか、まあ、さっきもちょっと直嶋さんのあれで出ましたが、例えば、中国は十二隻の船を持って探査をやっているのに、日本は外国の船をチャーターしてようやく始めたというような、韓国で……

第161回国会 経済産業委員会 第4号(2004/11/16、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 メキシコという国は地理的にも遠いし、率直に言って一般の日本の皆さんからすると余りおなじみがない国かもしれませんが、今回、事実上のFTA外交と言っていいと思うんですが、そのトップ、シンガポールはありますけれども、事実上のトップということになったことに対して、やはりそれは戦略があるのかなという感じをして聞いているんですが、いかがですか。
【次の発言】 正に同感であります。  メキシコ側が既に結んでいるFTAは四十二か国に及んでいるようですが、もちろん中南米はもう軒並みですね、そしてアメリカ、それからヨーロッパに、正に今大臣言われたように、メキシコという国は、あの中南米のところにいながら……


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第162回国会(2005/01/21〜2005/08/08)

第162回国会 経済産業委員会 第3号(2005/03/15、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 今日、冒頭に大臣が発言されました、若い事務官のインサイダー取引の問題でありますが、内規でも禁じられているということであり、厳正な対応をお願いをしておきたいと思います。  二月十六日に京都議定書が発効いたしました。この種のものは発効したから一安心というものではもちろんありませんし、事の性質上、経済産業省としてはこの問題は誠に難しい問題といいましょうか、悩ましい問題といいましょうか、だと思います。  しかし、考えてみますと、これは我々の住む地球の未来を見通しての問題であって、今ここで我々が正しい対応を怠ると子孫に対して誠に重大なことになってくると。今、目の前のことに対応するということは……


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第164回国会(2006/01/20〜2006/06/18)

第164回国会 経済産業委員会 第2号(2006/03/16、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 大臣は、寸暇を割いて中国へ行かれた。向こうでどういう人たちとどういう話をしたかということですが、主な点だけで結構ですから、お話を願いたいと。
【次の発言】 御苦労さまでした。  温家宝首相とはどういう話がありましたか。
【次の発言】 どうも御苦労さまでした。  中国のことを考えるときには、あの戦争のことをやはり忘れるわけにはいかないと思います。戦争で一体何人殺されたのか、そういうことも含めて、我々はいつまでもこのことを忘れないということを考えなければいけない。  どうもとかく若い人は最近、もうそんなことはいいじゃないかという風潮があるやに思います。これが日中間の関係を悪くしてしまっ……

第164回国会 経済産業委員会 第9号(2006/04/13、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 どうもありがとうございました、いいお話を。  社民党の田英夫です。  伊藤さんと酒井さんにお伺いしたいんですが、どうも中小企業というと下請という感じがあるんですが、そうではなくて、もっと独自に活躍をしておられると思うんですが、今度法律ができるわけですが、その法律の審議の前に伺うのは非常にいいことだと思うんですが、何というか、中小企業の皆さんにとって今度の法律というのはいいものかということをお伺いしたいんです。
【次の発言】 高田さんと堀切川さんに伺いますが、二〇〇七年問題というのはやっぱり非常に大きいですか。この二〇〇七年問題ということを言われているわけですが、かなり準備をして掛か……

第164回国会 経済産業委員会 第10号(2006/04/18、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は、一点についてだけ御質問いたします。  先日、参考人においでをいただいたときに、参考人から私の質問に対して、中小企業も二種類ないし三種類あるというお答え、それから別の参考人は、ナンバーツー、ナンバースリー程度の上の方に対する施策であって、まあ大きいというか強いところをまず取り上げようということなんだと。そうすると、取り残されるわけですが、その取り残された部分については数は実は多いだろうと思うんですね。その部分についてどういう施策を準備しておられるか、既に準備しておられるんだろうと思うんです。これをある程度明らかにしていただきたいと思います。

第164回国会 経済産業委員会 第16号(2006/05/30、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 先ほど大臣が言われたように、このまちづくり三法ができましたときは経済が下降線をたどっている、ちょうどそのときでありました。以来、七年たつわけでありますが、ようやく経済が活性化してきている時期でありますが、それにしても果たして今度のやり方がいいだろうかという疑問を持つわけです。シャッター通りという名前のとおり、シャッターが下りたままになっている。その反省を込めて、今新しいあれに取り組もうとしているわけですが。  選択と集中という言葉が、聞き慣れない言葉が出てくるわけですが、選択と集中という仕組み、これがうまくいくかどうか。どうもそれは選択と集中に至らないのではないか。相当、むしろその……


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第165回国会(2006/09/26〜2006/12/19)

第165回国会 経済産業委員会 第8号(2006/12/12、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 先ほど大臣が言われたように、北朝鮮は一つは核をやったと。核を実験したと。あるいは様々なことをやっているわけですが、それはそれとして一つ考えなければいけないのは、それより以前の状態、金日成の時代はどうだったかと。これは明らかに違うんです。金日成に私は五回ぐらい会っていますが、一緒に食事をしたこともあります。明らかに違うと思いますね。そういう北朝鮮の政策というものがどこでつくられどこで出てくるかは分かりませんけれども、明らかに違う。  さらに、南北が分かれたというのはどういう事情かというのも、申し上げる必要ないと思いますが、これは明らかに理由がある。さらに、その両方が、南北が一緒に日本……


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各種会議発言一覧(参議院20期)

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第160回国会(2004/07/30〜2004/08/06)

第160回国会 憲法調査会 第1号(2004/07/30、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 ただいまから憲法調査会を開会いたします。  参議院憲法調査会規程第五条第二項において準用する本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が会長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより会長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの簗瀬君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、会長に関谷勝嗣君を指名いたします。(拍手)


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第161回国会(2004/10/12〜2004/12/03)

第161回国会 憲法調査会 第2号(2004/10/27、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 第八章の地方自治は、言うまでもなく、明治憲法の中央集権、これを廃して、民主主義を基本として地方政治、住民の自治を行うということを九十二条から九十五条にかけて規定しているわけですけれども、これは、更に細かなことを規定すべきだという御意見もあるようですけれども、私どもは地方自治の基本をこのように決めてあるこの条項はそのまま維持するべきだと思っております。  この基本的な精神は、住民、あるいは市民と言ってもいいと思いますが、そこの地域の住民の皆さんの意思によってその地域のことが決められていくという極めて原則的なこと、これを大切にしていこうと、言わば民主主義の原理を地方政治の中で確立してい……

第161回国会 憲法調査会 第3号(2004/11/10、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 憲法第九条を論ずるに当たっては、まず、第九条はどういういきさつで、どういう空気の中でつくられたかということを知っていなければならないと思います。そういう意味から、私どもが調べた限りの第九条がつくられた経過をまず申し上げたいと思います。  私どもの意見では、この第九条は幣原喜重郎首相を中心としてつくられたと思っています。幣原さんは、昭和の初め、若槻内閣とか浜口内閣で外務大臣をやられ、軍縮交渉の全権となって活動され、軍縮条約をのんだために軍部や右翼から罷免をされたという平和主義者だと思いますが、一九四五年、つまり昭和二十年の戦争が終わった直後、その十月から昭和二十一年の五月まで総理大臣……

第161回国会 憲法調査会 第4号(2004/11/17、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 本日のテーマになっている「新しい人権、社会権」というものは、憲法では既に国民の権利及び義務という第三章で、本当に、十条から四十条まであるわけですから、十分に書かれていると思います。  しかし、同時に、新しい権利というものは時代の変化とともに出てきているのも事実であります。しかし、それは立法措置で対応できると、できるというよりもすべきであると。国民の権利及び義務のこの条項は、すべてこの民主主義社会の根本的な問題を取り上げているわけでありますから、その基本がしっかり書かれていれば新しいものに対する対応は十分できると。  そこで、その中の一つの例として憲法二十一条を取り上げてみたいと思い……

第161回国会 憲法調査会 第5号(2004/11/24、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 社民党の田英夫です。  我が国の司法制度については、各党の皆さんから御指摘がありましたように、時間が掛かるとか最高裁の問題とか、非常に問題が多いことはもう事実でありますが、その中で特に憲法に対する司法の判断が非常に、良く言えば慎重なのかもしれませんが、出てこない、明快に出てこない。このことは今の日本の司法制度の中の最大の問題だと思いますが、なぜそうなってしまったのか。  特に、最高裁の役割が非常にあいまいですね。最高裁の判事を内閣が任命すると、このことは三権分立を配慮したことでしょうけれども、結果として、自民党政権が長い間続いてきた、はたと気が付くと最高裁の判事はみんなその政権によ……

第161回国会 憲法調査会 第6号(2004/12/01、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 小委員長の御報告は大変、私も出ておりましたから分かりますけれども、良くまとめていただきましたので、小委員会の中の意見はこれをお読みいただければ皆さんもよく分かってくださると思います。  あえて付け加えるといいますか、私の参議院に対する思い入れのようなものが新聞記者をやっていたころからありまして、それと今の参議院と違う部分があります。  私が取材をしていたのは緑風会時代の参議院でありました。選挙制度がそんなに違うわけではないんですけれども、実に不思議なことに、イデオロギーの違いを超えて、緑風会には非常に高度の知識や人格を持った方が集まっておられたと。したがって、衆議院と参議院の雰囲気……

第161回国会 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会 第1号(2004/11/05、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 今まで参議院の選挙制度というのはいろいろ四種類ぐらい変わってきたわけですが、今日の先生の御提案を大変興味深く伺っております。まだ十分理解できていないところがあるかもしれませんが、実は私は今までの四種類の選挙制度を全部体験をいたしました。一番最初、全国区と地方区、そして拘束名簿式比例代表制、それから地方区というのを東京でやりました。その後が現在の非拘束名簿式比例代表制ですか。一番悪いと思っているのは現在の制度であります。  それは、やる側の、つまり選挙をやる側の立場からすると、一つ大変嫌なのは個人名でも政党名でもよろしいという。それは人間の本能として自分の名前を書いてほしい。それは、……

第161回国会 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会 第2号(2004/11/19、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 各党の御意見を伺っていて、この二院制の問題については基本的に余り違いがないんじゃないかという印象を持っておりますが、その中で特に申し上げたいのは、衆議院というのはやはり政権を、各党が政権を目指して争うといいますか、そういう場であると思います。これに対して参議院というのはそうではないということから、具体的にいろいろ考えられる。例えば、大臣を出さない、行政府にかかわらないということも一つの考え方として出てくると思います。それから、衆議院の暴走と言ってはしかられるでしょうが、をチェックすると。つまりチェック機能、衆議院だけではなくて、行政府とつながっている衆議院を含めて、それに対してチェ……


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第162回国会(2005/01/21〜2005/08/08)

第162回国会 憲法調査会 第2号(2005/02/09、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 統治システムを考える前に、この日本国憲法の根本的な性格といいましょうか、を考えてみたいと思います。  日本国憲法は、単に日本という国の在り方を規定しているだけではなくて、その成立の過程の中で人類の未来を考えるという性格を持っているということです。つまり、あの敗戦の体験の中で、特に広島、長崎の悲惨な、悲惨極まる体験の中で、多くの日本人が二度と再び戦争をしてはならないと感じたその原点がこの憲法の性格を決めていると思います。つまり、二度と再び戦争をしないという決意をどうしたら実現できるのか。  それは、当時の首相であった幣原喜重郎さんの言葉で明らかでありますが、戦争をしないためにはどうし……

第162回国会 憲法調査会 第3号(2005/02/25、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は、憲法第九条を守るという立場から、憲法ができて五十八年になりますが、その間の第九条の役割、これから将来に向かっても果たすであろう役割について述べてみたいと思います。  この憲法ができた当時の状況を鮮明に覚えておりますけれども、町には孤児があふれ、アメリカ占領軍の兵隊の靴磨きをして生きているというような状況。そして、お互いに日本人は、神国日本と言われた誇りも何もない、食料を買い出しに走るのがようやくという、そんな状況の中でつくられた憲法ですけれども、そんな中でこの九条を書かれた方の神経を本当に尊いものだと思います。  幣原喜重郎首相が中心に書かれたと言われておりますが、平野三郎メ……

第162回国会 憲法調査会 第4号(2005/03/02、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 この憲法調査会は、およそ五年間、各党が意見をぶつけ合ってきたわけですけれども、実は実態は、各党とはいっても党の中でまだ最終的な意見がまとまっていないという実態でありますから、今ここでもし憲法を改めようではないかという、そういう方向に進んでいくと、先ほど田名部さんが言われたように、とても国民の皆さんは国民投票というようなことにこたえられる状況にあるだろうかと私は思います。もっともっと、まず衆参両院の国会としての議論、国民の代表である国会議員が議論をするということ、同時に、国民の皆さんとともに憲法を考えるという、そういう過程が必要ではないかと思います。  憲法改正、憲法改正という声があ……

第162回国会 憲法調査会 第5号(2005/03/09、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 小委員会に参加さしていただきましたけれども、当然のことながら、各党とも二院制の堅持ということは一致しております。その上に立って、現憲法下の状況で実態を直すべきところがあるのではないかということに主として議論が行われました。今皆さんも言われましたけれども、どうそれを直していくかという、参議院の歴史は、実はその参議院改革を求めて試行錯誤をしてきた歴史だとも言えると思います。  特に選挙制度については、今まで四回でしょうか、修正をしてやっておりますが、実際には求めるべきものが逆行して、現在は衆議院とほとんど変わらない、構造上変わらない選挙制度ではないかと思います。ということは、選出されて……

第162回国会 憲法調査会公聴会 第1号(2005/02/21、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 社民党の田英夫です。  続けてで恐縮ですが、五十嵐先生にお願いいたしますが、先生は、今世界が大きく変化をしつつあると。私も全く同感なんですが、国家中心の考え方ではなくなって、グローバルといいますか、もっと、現実にEUなどは通貨まで造って、今もスペインで国民投票があるというような憲法を正につくっている、グループの憲法をつくっていると。  そういう状況の中で、明治憲法や昭和憲法というんでしょうか、憲法をつくったときに比べて、憲法を変えなければならない、あるいはつくらなければならないという状況にないということを言っておられるんですが、その意味で九条も触れる必要がないということでしょうか。

第162回国会 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会 第1号(2005/02/04、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は、この二院制なるがゆえに結果が良かったという例を一つ二つ挙げることによって、まず二院制の維持を主張したいと思いますが。  一つは、今、吉川さんも挙げられましたが、十年ほど前、十年前ですね、阪神・淡路大震災がありました。それで、その結果で災害被災者救援法を作ったわけですけれども、実は政府は、現在もそうですけれども、天災による災害はそれぞれ個人が復旧すべきである、立ち上がるべきだという、政府から公的資金を支給するということはしないという原則を持っておられたんですが、あの大被害、大災害の中で、被害者の皆さんからも、何とか立ち上がり資金でもいいから公的資金を出してほしいという要望が種々……

第162回国会 憲法調査会二院制と参議院の在り方に関する小委員会 第2号(2005/02/16、20期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 参議院と政党の関係から申し上げたいと思います。  衆議院は、本来、政党と政党が政権を目指して相争うという場だと言っていいと思います。それに対して参議院は、冷静な判断のできる人材そして雰囲気の中で政治が国民と密接に結び付きながら正しい道を進む、そういう役割を果たすべき場だと言えると思います。  したがって、参議院は首班指名をしないということも一つの表れとして、既に形式的になってしまっていることもあり、首班指名はしないということでその役割をはっきりさせるということも必要かもしれません。  何よりも大事なことは、参議院は議員一人一人が独立した存在だという基本的な観念を持つことだと思います……



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データ更新日:2022/12/18

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