田英夫 参議院議員
18期国会発言一覧

田英夫[参]在籍期 : 9期-10期-11期-12期-13期-14期-15期-16期-17期-|18期|-19期-20期
田英夫[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは田英夫参議院議員の18期(1998/07/12〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は18期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院18期)

田英夫[参]本会議発言(全期間)
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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 参議院本会議 第6号(1998/09/03、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、ただいま議題になりました北朝鮮のミサイル発射問題について質問いたします。  今回の朝鮮民主主義人民共和国、いわゆる北朝鮮が行った弾道ミサイル発射実験は、我が国を初め周辺諸国に何ら事前通告もなく行われたものであり、いたずらに北東アジア地域の軍事的緊張を高め、また、我が国の国民生活に重大な危険をもたらす可能性を持ったもので、まさに暴挙と言わざるを得ないものであります。極めて遺憾な行動であります。  社会民主党は、社会党時代から長い間朝鮮民主主義人民共和国、その労働党と交流を続け、日朝漁業協定、第十八富士山丸問題等で、ともすれば対立状態になりがちな日……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 参議院本会議 第30号(1999/06/25、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、小渕総理に質問をいたします。  まず第一は、コソボ問題です。  この問題で何よりもまず最初に指摘しなければならないのは、アメリカを先頭とするNATOが国連を無視してユーゴを一方的に空爆したことです。それは、たとえ民族浄化ということがあったとしても、第一義的にはユーゴの国内問題であり、現在の国連憲章のもとでは、このような問題について安保理が武力介入を認める決議をしていないのにNATOが空爆をしたことは許されることではありません。  にもかかわらず、日本政府は、空爆を理解すると、アメリカを中心とするNATOの空爆を認める態度に終始しました。さらに、……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 参議院本会議 第3号(2000/09/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、外交・防衛問題に絞ってお尋ねいたします。  その外交・防衛問題の質問に入る前に、緊急の問題として、参議院の選挙制度についての昨日の総理の御答弁に重大な事実誤認がありますので、それを指摘し、総理の答弁を求めます。  総理は、昨日の本会議で、同僚議員の参議院協議会の結論についての質問に対し、定数削減をまずやろうということで結論が出たと伺っていますが、非拘束名簿式については、問題はあるが、これは否定していないと報告を受けていますと答弁されました。しかし、これは全く誤りであります。  協議会報告は、一つ、「抜本的な改革は、次回の通常選挙に間に合わせるこ……

田英夫[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院18期)

田英夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 外交・防衛委員会 第2号(1998/09/03、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 安全保障関係の問題が多いようですが、やはり北朝鮮の問題というのは第一義的に外交努力によって何とかとにかく、大変困った国であることは事実ですけれども、平和を維持していくということが一番大事だと私は思っています。  その意味で伺いたいのは、この外務省の報告、北東アジア課の報告の文書によると、今度のことがあってから北朝鮮国連代表部のキム・チャングク次席大使に対して抗議の申し入れをしたということになっておりますが、常時接触できるそういうホットラインではなくてコールドラインかもしれませんけれども、少なくともそういうものを常時持っていてもいいんじゃないかと思うんですね。いざというときには対話が……

第143回国会 外交・防衛委員会 第4号(1998/09/10、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 今回の事件の事実関係については同僚委員から既にいろいろな角度で質問が出ておりますので、私は、やや視点を変えてこの問題について考えてみたいと思います。  今回の事件を見てみますと、この仕組み自体を検討し変えていかないと今後もこの種の事件が起こり得るというふうに考えざるを得ないんですが、以前にアメリカで一時非常に問題になった軍産複合体という言葉があります。これに類するような状況が自衛隊あるいは防衛庁を中心にして日本の軍事産業界と既にできつつあるんじゃないかという気さえするんです。  軍産複合体というのは、百科事典を引いてみましたら、軍部と巨大軍事産業が癒着した連合体によって外部からの統……

第143回国会 外交・防衛委員会 第5号(1998/09/17、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私もまず、防衛庁の背任、証拠隠滅という、この問題について簡単にお聞きしたいと思います。  前回も申し上げましたが、事実関係については同僚委員からいろいろだだされましたので、別の視点から聞きたいんですが、きょう防衛庁長官の御報告の中で防衛調達制度調査委員会(仮称)をつくる、こういうことが出てまいりました。前回の委員会で私が申し上げた軍産複合体ということになりかねないではないか、制度そのものにメスを入れる必要があるんじゃないか、その原因もいろいろ申し上げましたから繰り返しませんけれども、まさにこういうものをつくる必要があると私も思います。  そこでお聞きしたいのは、まだ仮称になっていま……

第143回国会 外交・防衛委員会 第6号(1998/09/29、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 大変短い時間ですから、若干意見を申し上げてそれに対する総理の御意見を聞かせていただきたいと思います。  この条約については対人地雷を禁止するということですから、持たないとか貯蔵しないとか、そういうことが中心になって議論され、またマスコミの報道もそういうことに焦点が当たっていると思いますが、実はこの条約の前文にありますように「世界各地に敷設された対人地雷を除去するという目標に取り組み」と、現在既に一億一千万個と言われる数がカンボジア、アフガニスタンなどにあるわけで、毎日のように被害者が出ている。まず除去するということが実はこの条約の大前提になる。今日ただいまの時点で対人地雷について言……

第143回国会 外交・防衛委員会 第7号(1998/10/01、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は、TMDの問題について質問をしたいと思います。  九月二十日にニューヨークで開かれました日米のいわゆる2プラス2でTMDについて共国技術研究を進めるということで合意をしたと言われているわけですが、この合意ということ自体について、実は政府の中でもいろいろ表現が違うようであります。実際はどういうことなのか、要するに共同研究を日米でやっていく、こういうことを決めたということでいいんですか。
【次の発言】 そうすると、今までも実は予算にも計上しておられますから、研究は日本もやっていたと思いますが、今までとどう違うことになるんですか。

第143回国会 外交・防衛委員会 第9号(1998/10/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 今回のこの防衛庁の問題は、根源はいわゆる背任の問題、同時にその背任の事件を隠ぺいするために証拠隠滅を図ったという、官庁の公務員がやったという意味でまことに重大であることは言うまでもないわけであります。  しかし私は、証拠隠滅の問題については同僚委員も朝から取り上げておられますから、私はこの前のこの委員会でもいわゆる軍産複合体になってきているんじゃないかという言い方をして調達のあり方ということを取り上げました。  きょうもそういう立場で質問をしたいと思うんですけれども、そういう意味でこの中間報告、昨日発表されたものを拝見いたしますと、一ページは文字どおり前文なんですけれども、二ページ……


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第144回国会(1998/11/27〜1998/12/14)

第144回国会 外交・防衛委員会 第1号(1998/12/03、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 まず、この日韓漁業協定が締結される以前のところをちょっとたどってみたいんですが、約一年前、ことしの一月二十三日に旧協定が破棄をされた、そのことが報道されて明らかになったちょうどそのときに、一月二十一日に、つまり破棄される二日前に私はまだ大統領になる前の金大中さんに会ったところが、私が大統領になることがわかっているのにその直前になってこういうことをやるのは私に対する侮辱だと、こう言って激怒していたんです。私はそういう意味で新しい協定を結ぶのが非常に困難になったんじゃないかと心配をしたんですけれども、結果はよかったと思います。しかし、なぜあの時期に前協定を破棄したのか。破棄するという、……

第144回国会 外交・防衛委員会 第2号(1998/12/11、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 大変短い時間ですから、私は主として意見を申し上げることになると思います。  この防衛庁の問題については、先ほどからも出ておりますけれども、四社事案という言葉が使われていること自体に防衛庁の姿勢があらわれているんじゃないか、世間一般では四社事案なんて言っても全然わからないですよ。一般的に言えば防衛庁背任証拠隠滅事件とか、もっと簡単に言えば防衛庁不正事件、防衛庁不祥事、こういう言い方を世間ではするわけですが、まずそのことが気になります。  私はこの問題、額賀防衛庁長官時代から申し上げたんですけれども、我々お互いに政治に携わる者、防衛庁長官、そしてこの委員の皆さん含めて、その立場からする……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 外交・防衛委員会 第3号(1999/03/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 きのうの予算委員会でも集中審議がありましたし、きょうも主としてガイドラインに関連するようなそういう問題が出ておりますが、最近、ガイドライン問題が一昨年六月に出てきて以来、TMDだとか、非常にきな臭いといいますか、平和に反するような問題が次々に政府側から提起されてきているように思えて仕方がないんです。今、世界は冷戦構造が崩壊して、どう考えても一時の米ソが核を背景にして対立していた時代よりも明らかに平和になっているにもかかわらず、なぜ今こういう空気になっているのかということを非常に残念に思う。  同時に、きのうもきょうも伺っていて、私のような年齢の者が改めて感ずるのは、戦争というものの……

第145回国会 外交・防衛委員会 第5号(1999/03/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 最初に社民党として政府に申し上げておきたいことがあります。  それは、野中官房長官が先日記者会見で、社民党はガイドライン問題の法案をつくるときに与党として関与したにもかかわらず、今非核神戸方式を地方自治体に広げるということを党として支持しているけれども、これはおかしいという批判の談話を出されましたけれども、これは野中官房長官ともあろう方がいささか事実と違った受け取り方をしておられるので、はっきりさせておきたいと思います。  一昨年、一九九七年六月八日にガイドライン本体の中間発表というのが日米両国政府から出されて、当時、与党ガイドライン問題協議会、自民、社民、さきがけ三党でつくりまし……

第145回国会 外交・防衛委員会 第7号(1999/03/23、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 小渕総理大臣の韓国訪問については同僚委員が既に質問をされておりますから繰り返しませんけれども、これは外務大臣にお聞きしたいんですけれども、日本の対北朝鮮政策は今回の総理訪韓によって変わったと考えていいんですか。
【次の発言】 日本のジャーナリズムももちろん、韓国あるいはその他の国でも、アメリカ、韓国、日本、この三つの国の北朝鮮政策は微妙に違うという指摘が常識的であったわけです。それは私もそう思います。  アメリカはいわばあめとむち、韓国はむしろ太陽政策という言い方に徹している、そういう中で日本は北朝鮮に対してかなり厳しい、特にテポドンの発射以来非常に厳しい姿勢をとってきた。それが今……

第145回国会 外交・防衛委員会 第8号(1999/03/25、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 最初に確認で、揚げ足取りのようですけれども、防衛庁長官の先ほどの御報告の中で、護衛艦「みょうこう」が五インチ砲による警告射撃を十三回一発、続いて百五十キロ爆弾四発と書いてありますが、これは護衛艦がやったんじゃなくてP3Cがやったんだと思います。もう一つ次の部分でもありますけれども。これはP3Cとした方がいいんじゃないですか。
【次の発言】 公式の御報告ですから、こういう誤解を招く、P3Cから爆撃したということは私から見ると重要な、重大なことなんですね。P3Cという対潜哨戒機、専守防衛のものだと防衛庁が繰り返して言ってこられたその飛行機から、確かに不審船が警告を無視して走っていたから……

第145回国会 外交・防衛委員会 第10号(1999/04/14、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 本日議題になっております二つの条約については私どもは問題ないと思っておりますので、委員長のお許しをいただいて、例の日本海での不審船の問題について御質問をしたいと思います。  それぞれ政府の中の関係省庁で、この問題については、新しい事態といいますか厳しい事態ですから、それぞれ総括をやっていらっしゃると思いますので、そういう意味を込めて伺いたいんです。  報道によりますと、一つ私ども気になるのは、防衛庁の中で領域警備法をつくれという意見があるということが紹介をされております。これが事実なのかどうか。つまり、今回の問題は領海侵犯ということで、形としては漁業法違反ということでしょうけれども……

第145回国会 外交・防衛委員会 第12号(1999/05/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 コソボの問題に入ります前に、外務大臣に御見解を伺いたいことがあるんです。  朝鮮民主主義人民共和国、いわゆる北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員長というんですか、日本の国会議長であると同時に元首の権限の一部を持っているという、ナンバーツーという人物のようですが、この人が六月三日から七日まで中国を訪問するということが言われております。中国と北朝鮮の間は、一九九二年の中韓、中国と韓国の国交樹立以来冷えてしまってそうした交流が全くなかった、そういう意味でいうと大変画期的なことだと思いますし、またいわゆる新ガイドラインということをこの間まで議論する中で、やはり北朝鮮というのは明らかにアジア太……

第145回国会 外交・防衛委員会 第15号(1999/06/08、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は、拷問禁止条約について関連する問題を伺いたいと思います。  法務省からおいでになったと思いますが、冒頭のところで私が申し上げることをぜひ法務省も聞いておいていただきたいんです。この拷問禁止条約のまさに第一条に、身体的あるいは精神的な苦痛を与えることはいけない、精神的な苦痛を与えることはいけないということが明記されているということを一つ指摘しておきたいと思います。それから、同じく第一条に、何らかの差別に基づく理由によって拷問をするという、そういう指摘もあります。この二つの点を冒頭に申し上げておいて、以下、在日朝鮮人、韓国人の人たちを中心とした問題について取り上げたい。  いわゆる……

第145回国会 外交・防衛委員会 第17号(1999/07/06、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は、本日の議題になっております三つの条約を離れて、総理の訪中があさってからですが、実は私も先週中国の北京へ行ってまいりましたので、質問というより意見を申し上げて、御参考になればと思います。  今回、北京に行きましたのは、国際交流協会というシンクタンクで日米ガイドラインの問題を中心にして講演をしろということで行きましたが、同時に、外交問題あるいは防衛問題の専門家とディスカッションをする機会がありました。印象を一言で言いますと、外務省の幹部に会いましたり、党の幹部にも会いましたが、中国は今非常に厳しい、特に日本とアメリカに対して非常に厳しい姿勢をとっているということが印象的であります……

第145回国会 外交・防衛委員会 第19号(1999/07/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 期せずして、私も空中給油機の問題を取り上げようと思っております。  私がこのことを取り上げようと思ったのは、例のコソボの事件、ユーゴに対するNATO軍の爆撃ということに関連をしまして、中国大使館が米軍によって爆撃をされた。私、七月の初めに北京に行ってきましたけれども、中国は公式に、誤爆ではない、意図的な爆撃であるということを表明しておりますが、関係者の話をそのときに聞きますと、あの爆撃はアメリカ軍のステルス戦闘爆撃機がアメリカ本土から空中給油を受けながらユーゴまで飛んできて爆撃をして、また本土に空中給油を受けながら帰った、こういうふうに中国側は言っております。  今や空中給油という……

第145回国会 外交・防衛委員会 第21号(1999/08/06、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 最初に、これは質問通告をしておりませんけれども、きのう海上自衛隊と韓国海軍の共同訓練が行われたという夜のテレビのニュースを幾つか見ましたけれども、各局みんなこれをかなり大きく報道している。救難訓練ということで火災を生じた船を救出すると。  私は、いろんな思いを持ってこれを見ていたんですが、一つは新ガイドラインができて動きが始まったなという思いがあります。同時に、あるテレビ局がそのニュースを伝える中で言っていることでかなり驚いたことなんですが、日本では海上自衛隊の自衛艦に取材陣が乗って、事実、アングルから見ると日本側の船に乗ってカメラマンが写しているということなんですが、韓国のテレビ……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第4号(1999/05/11、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 きのうの夜、パリにおります社民党の土井たか子党首から国際電話がありました。ユーゴ爆撃で中国大使館が爆撃された、多くの死傷者を出しているというこの問題について日本の国会ではどういうことになっているか、こういうことも聞かれましたので、国会でも取り上げているけれども、政府はNATOのユーゴ爆撃に対して理解をするという態度を変えていないという意味のことを報告いたしましたが、土井さんは、そんなことなのという驚きの声を上げていたのであります。  といいますのは、土井さんは今パリにおりますが、きょうハーグへ移って、あしたからハーグで始まります一八九九年のハーグ平和会議の百周年を記念した「二十一世……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第6号(1999/05/13、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 三人の参考人の方々、大変ありがとうございました。  大変参考になりましたし、同時に、率直に申し上げて残念ながらお三人とも私とは意見が違う点が多いようでありますけれども、それはそれで大変参考になりました。十五分間でその違うところをぶつけ合って議論するにはいささか時間が短過ぎますので、若干絞って、むしろ私の意見を申し上げる時間の方が長くなるかと思います。  自己紹介のようになりますけれども、私はこういう年ですから戦争体験があります。学徒出陣で行って、海軍の最後は震洋特攻隊というところにおりました。仲間の中には、いわゆる人間魚雷回天に行って死んだのもおりますし、戦艦大和で死んだ人も、階段……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第10号(1999/05/21、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 きのうドイツテレビ、ドイツテレビというのはドイツのNHKのような放送局でありますが、そのドイツテレビがこのガイドライン問題について私のところにインタビューに来ました。  取材をしにきた支局長は、日本とドイツは大変似ていると思う、敗戦、占領、米軍基地問題、そして現在は日本はガイドライン問題、ドイツは初の海外、つまりNATO域外へのユーゴ攻撃ということを体験し、国論を二分していると。ドイツの場合は爆撃が始まったころよりも反対する声が次第に多くなってきているということであります。  そのインタビューの中で私は、確かに日本とドイツは似ている、おっしゃるとおり共通点はたくさんあるけれども、二……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第11号(1999/05/24、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は、まず、きょう総括質疑という名でここに立つことを大変遺憾に思います。先日も申し上げましたが、この問題については総論からようやく各論に入ったところで、まだまだ大変に大きな問題がたくさん残っている、議論すべきことがたくさんあると思います。二十一世紀の日本の運命を決めると言っていい大きな問題ですから、もっともっと慎重に審議をすべき、議論を続けるべきだと思いますが、きょう、もう総括質疑の名のもとにここに立たなければならないわけであります。  そこで、残念ながら、総括的な意味でこの審議を振り返り、問題点を私なりに集約して申し上げたいと思います。  この前も申し上げましたけれども、日本の安……

第145回国会 予算委員会 第11号(1999/03/08、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 冒頭から厳しいことを申し上げなければならないんですが、ガイドライン関連法、国内法二つ、協定が一つ、既に国会に提出されてはいますけれども、政府の趣旨説明はまだ行われていないわけであります。にもかかわらず、与党と一部野党との間で修正の話が行われている、かなり公然と行われているということはまことに不可解であります。宮澤さんがこの中では一番議員歴がお古いと思いますが、総理も四十年近い国会の中の御経験から、恐らくこんなことは前代未聞じゃないかと思うんですよ。これはいわば国会の慣習、ルールとはいかがなものかと言わざるを得ないし、私ども社民党に対してはいわば無礼なやり方だと感ぜざるを得ないんです……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 外交・防衛委員会 第2号(1999/11/11、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 本日の議題は防衛庁職員の給与の問題でありますが、ややそれに関連した問題を取り上げたいと思います。  率直に申し上げて、さきの通常国会でいわゆる日米新ガイドラインの問題の審議に参加をいたしましてつくづく感じたことは、戦争というものに対する考え方がやや、世代の違いかもしれませんけれども、若い議員の皆さんと私のような年寄りは違うなという印象を持たざるを得なかったんです。私は戦争体験者というよりも戦争へ行った生き残りの一人でありますから、そういう意味で、きょうは時間の許す限り戦争のことを取り上げたいと思います。  まず伺いたいのは、一番気になることなんですが、日本の防衛を担う防衛庁、特に自……

第146回国会 外交・防衛委員会 第4号(1999/11/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 委員長のお許しをいただいて、先ほど立木委員もあるいは海野委員も北朝鮮問題に触れられました。実は、私は何も通告しておりませんけれども、参議院の委員会、特にこの外交・防衛委員会は、せっかく外務大臣、防衛庁長官、四人の政務次官がおられるという、こういう状況の中で、個々の委員が政党、国会側からただ一方的に政府とやりとりするんじゃなくて、横の議論もできたら将来大変有意義だなと、衆議院とは違ったやり方ができるんじゃないかと、今そう思っております。  その意味で一言私見を申し上げれば、いろいろもう多方面の問題に触れられました。アメリカや韓国のことにも触れられましたが、私はあえて言いたいのは、中国……

第146回国会 外交・防衛委員会 第5号(1999/12/14、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 外務大臣は、この国会終了直後、ベルリンのG8外相会議に行かれるそうで大変御苦労さまです。議題として紛争予防の問題を議論されるということで、いずれまたその内容などを教えていただきたいと思いますが、きょうは最初に空中給油機の問題を取り上げたいと思います。  実は、きょうの安全保障会議で予算に計上することを決めるという報道がありましたが、けさの報道によるとそれはどうも断念をされたということが伝えられておりますが、防衛庁長官、来年度は予算に計上しないと考えていいんですか。
【次の発言】 私どもは、かつて一九七〇年代にF4ファントムを導入される際にこの問題について衆参で激論をしたことを覚えて……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 外交・防衛委員会 第3号(2000/03/14、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 最初におわびいたしますが、きょうは外務大臣、外務省に御質問をいたしますので、防衛庁長官、お二人の政務次官には、御出席いただいているのに質問をいたしませんので、申しわけありません。また、槙田アジア局長、政府参考人として御出席いただいておりますが、時間が短いので、御質問することになるかどうか、そこはひとつお許しをいただきたいと思います。  先ほど武見委員が取り上げられました日米同盟といいますか日米基軸という外交、それに伴うアメリカ軍基地の問題について、最近、共産党、社民党の反対だけではなくて、無党派層の人たちの意見がいろいろ出てきている、それをまた取り上げている若い知事さんがおられると……

第147回国会 外交・防衛委員会 第4号(2000/03/15、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 昨日、時間が足りなくて余り申し上げることができませんでしたから、引き続き日朝国交正常化交渉の問題を意見を交えて申し上げたいと思います。  既に日朝赤十字会談が行われました。外務省佐々江参事官が出席しておられたようでありますから、ここにおいでになりますがきょうは質問はいたしませんけれども、その雰囲気を改めてまた別の機会に聞かせていただければと思います。今のところ、赤十字会談に関する限りいいスタートが切れているのではないかと私も思っておりますけれども、今後、日朝国交正常化交渉というのは、実は今まで戦後数多く行われてきた国交正常化にテーマを絞ってもいいんですが、そういう交渉の中で最も難し……

第147回国会 外交・防衛委員会 第5号(2000/03/21、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 質問通告をしておりませんけれども、外務大臣の先ほどの御報告の中に台湾の総統選挙の問題について触れておられますので、このことを最初に意見を交えて御質問したいと思います。  最初に確認をしておきたいんですが、先ほど、同僚委員の質問に対しての当面の政府の対応として、慎重に対応したいという意味の答弁をされたと思いますが、確認をしたいのは、当面、中国あるいはアメリカ、そして新しい台湾の総統、そうした人たちの動きを慎重に見きわめていこうということで受け取ってよろしいでしょうか。
【次の発言】 もちろん、さまざまな点を検討し対応されると思いますけれども、一つ御注文をしたいといいますか、これは台湾……

第147回国会 外交・防衛委員会 第6号(2000/03/23、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 三人の参考人の皆さん、ありがとうございました。大変勉強になりました。  特に国分参考人が言われました中台関係に、中国共産党と国民党との関係という状況が今度ので中台関係になったという表現をされましたけれども、全く同感であります。今度、三分裂という形になるんでしょうか、この候補者も三人になったわけですから。  それで、宋楚瑜氏が新党をつくるだろうということになってきますと、国民党と、これはまあ依然として強大な力を持っているでしょう、それから民進党と新党と。しかも、その民進党の陳水扁氏が総統ということになると、いずれにしても参考人も言われましたように単独ではできないのでどう組むかと。連戦……

第147回国会 外交・防衛委員会 第7号(2000/03/28、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は、地雷の問題を取り上げてみたいと思うんですが、カンボジアの地雷です。  去年の暮れに、政府はカンボジアに対して灌木除去機という名前で無償協力で現物を供与したということを聞いておりますけれども、その内容を簡単に御報告いただきたいと思います。
【次の発言】 これは、実は事の起こりはもう十年近く前、一九九二年ごろだと思いますが、ある人物が、M君と言っておきますが、私のところに、地雷除去機を考えた、今試作をしている、ぜひカンボジアへ持っていって実験をしたいと、こういう話から始まったんですね。  今、灌木除去機と言われましたけれども、カンボジアの実情を私も行って見てきましたからよくわかっ……

第147回国会 外交・防衛委員会 第8号(2000/03/30、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 本日議題になっております法案は賛成でありますし、その問題には直接触れませんが、ユジノサハリンスクに総領事館を置くという内容がありますけれども、これは大変いろんな意味で意義が深いことだと思います。言うまでもなく、総領事館というのは日本の人の保護をするとか便宜を図るという仕事が中心でしょうけれども、過去の歴史を考えますと、いろいろ特別な仕事もあるんじゃないか、こう思います。  その意味で、河野外務大臣、先日韓国を訪問された。報道を通じてその一部を承知しておりますけれども、その中にかつてサハリンに強制連行で送られていた韓国、朝鮮の人たち、その中の希望者を迎え入れる施設を日本政府がお金を出……

第147回国会 外交・防衛委員会 第9号(2000/04/13、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 本日の議題になっております英国との社会保障協定については、先ほどからも話が出ておりますように、もっと速やかにアメリカを初め多くの国と結ぶように私からも要求をしておきたいと思います。  私も実は石原東京都知事の発言について取り上げざるを得ないのでありますが、外交・防衛委員会というこの場で、外交の責任者である河野さんから既に先ほども適切でないという御答弁がありましたけれども、既に中国やあるいは韓国、北朝鮮という近隣諸国から厳しい反応が出ているわけでありまして、まことに外交上も重要な無視できない問題だと思うんですが、改めて外務大臣から、適切でないと言うだけでいいのかどうか。私は日本の外交……

第147回国会 外交・防衛委員会 第10号(2000/04/20、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私が伺いたいのは、質問の結論を先に申し上げると、南北首脳会談が始まるわけでありますが、その延長線上で将来いわゆる南北統一というものが実現できるのかどうかということなんです。  これは、日朝交渉を進める上で当然そうした大きな見通しを持ちながらやらなければならないと思いますので聞くんですが、金大中大統領は、一九七一年に三段階統一論というのを大統領選挙に当たって、最初の大統領選挙ですが、出しておりますね。第一段階では、南北それぞれ国家として存在をしながら、それを一種の共和国連合というような形で持ちたい、それがほぼ十年ぐらい続いた段階で第二段階で連邦制へ移行する、これも一つの国家になる、第……

第147回国会 外交・防衛委員会 第12号(2000/04/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 本日議題になっております法案の中に、海上自衛隊の特別警備隊員に対する手当という部分がありますので、これに関連をして特別警備隊の問題について取り上げたいと思います。  昨年の三月の不審船の事件があって、それに関連をして「能登半島沖不審船事案における教訓・反省事項について」というのが六月四日に政府から官房長官の会見で発表されておりますが、これに基づいて恐らくその特別警備隊というものが設置されたと推測をするんですが、私どもは、全くこれは報道を通じて承知する以外にありませんでした。我々には特別警備隊を設置するというような話は一切報告がありませんでしたから、政令でされたということでしょう。と……

第147回国会 外交・防衛委員会 第14号(2000/05/11、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 本日の議題になっております条約の中でIAEAの憲章六条の改正の問題で御質問しようと思いましたが、先ほどから同僚委員の御質問がありましたので、ダブるところはやめておきたいと思います。  一つだけお聞きしたいのは、IAEAの問題で一つ気になるのは北朝鮮の問題ですね。北朝鮮のいわゆる核疑惑と言われるものが顕在化してきて国際的に非常に問題となった、その発端のところでやはり北朝鮮のIAEAの離脱という問題があったんじゃないか、こう思うんです。最近、北朝鮮はかなり柔軟な外交姿勢に転じてきているというそういう状況の中で、いわば北朝鮮不信という国際的な動きの発端になったこのIAEAの問題、例えば日……

第147回国会 外交・防衛委員会 第16号(2000/05/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 ただいまの条約、協定については、小泉委員と外務大臣のやりとりで問題点がかなり明快になってきたと思います。私も全く同感であります。  マグロの問題については、利益が大きいということもあって、かつて大きな商社が一船買いという船ごとマグロを買ってしまう、事前に。帰ってきたときにはもうマグロは市場に流れないで隠されてしまうという、値をつり上げたところで市場に出すというような、そういうことが横行して大変問題になったことがあります。  そのことができなくなったために便宜置籍船というような形になっている面もあると思いますので、これは政府として、国際的なこういう協定などで対応するということだけでな……

第147回国会 外交・防衛委員会 第18号(2000/05/25、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私もNPTの再検討会議について質問をしたいと思います。  今の立木委員と外務大臣の御議論を大変興味深く拝聴しましたが、今回の再検討会議、私は政府の御努力、特に山本政務次官、現地に行かれて八項目の提案をされた、そのことが一つ結論を得るのに貢献したということを私も認めますし、評価をしたいと思います。  同時に、しかしこの結果を見ると、日本政府が従来とり続けてきた態度、そして、今回は一定の役割を果たされましたけれども、いよいよこれから核廃絶という、さっき外務大臣もこの言葉を入れたいということを言われた。まさに核廃絶ということ、核軍縮ではなくて核廃絶ということを実現するために日本がどういう……


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第149回国会(2000/07/28〜2000/08/09)

第149回国会 外交・防衛委員会 第1号(2000/08/09、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 最初に、これ通告をしておりませんので失礼ですけれども、練達の河野外務大臣ですからお答えいただけると思うので質問をいたします。  北朝鮮問題ですが、昨日の日朝議員連盟で新しい会長に就任をされた中山正暉さんがあいさつの中で、まず国交正常化をなし遂げる、それを進める、拉致問題はその中で解決していくという意味のことを言われたわけです。つまり、拉致問題の解決が、あるいはミサイルも含めてでいいんですが、そういうものが国交正常化交渉成立の前提になるという考え方ではないと受け取れるあいさつをされましたけれども、これは明らかに従来の政府の言ってこられたことと違うと思いますが、これに対する外務大臣の印……

第149回国会 決算委員会 第閉会後1号(2000/08/29、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 きょうは、河野外務大臣が中国を訪問しておられて御不在ですけれども、あえて中川官房長官においでをいただいて、外交・防衛問題を取り上げたいと思います。  実は、外交・防衛問題は最近、予算委員会でも決算委員会でも余り議論の対象にならないのが大変残念でありまして、じゃ世界じゅうに問題はないのかというと全くそうではなくて、逆に、冷戦構造が崩壊して、新しい世界の枠組みがどうできていくかという状況の中で問題は極めて多い、また重大であると思います。  現に、去る六月十三日、朝鮮半島で南北首脳会談が行われました。まさに二十世紀最後の年に歴史に残る大きな状況の変化が生まれているわけでありますが、こうい……

第149回国会 決算委員会 第閉会後4号(2000/09/06、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 シドニー・オリンピックも近づいてきましたので、きょうは文部大臣とスポーツ談義をしたいと思うんですが、しかし国会というところは、実はスポーツのことを取り上げる場が非常に少ない。文教委員会が唯一と言っていいかもしれません。しかし、一方で国民生活の中に占めるスポーツの比率といいますか重さというのは大変なものでありますから、もっともっと我々は、国民の立場から、あるいはスポーツを愛する人たちの立場からどうあるべきかという議論をしなくちゃいけないと思うんです。  早い話が、政治とスポーツというテーマ一つとってみても、オリンピックを政治が侵してしまった。モスクワ・オリンピックは、日本とアメリカな……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 外交・防衛委員会 第5号(2000/11/28、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 船舶検査活動法案に入る前に外務大臣に伺いたいんですが、先日来のASEANプラス3、森総理が出席されましたが、そこでいわゆる東アジア自由貿易構想とでも言えるような、そういうものを視野に入れた話が出てきております。  これは非常に今後重要な問題だと思いますけれども、いずれにしてもそういうものが出てきたということに対して、出したのはシンガポールを中心にしたASEANですが、中国が非常に積極的にこれに賛同をし、また推進をしつつあると。日本政府はどうなのかというのは一向に報道の中に出てきません。政府のお考えを聞かせてください。
【次の発言】 この問題を中心にしてこれからの二十一世紀の世界がど……

第150回国会 外交・防衛委員会 第6号(2000/11/30、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 船舶検査活動の法案に入ります前に外務大臣に一つ伺っておきたいんですが、中国の強制連行された人たちの問題、いわゆる花岡事件について昨日和解が成立をいたしました。東京高裁で和解が成立をしたわけですけれども、私は、この問題に長いことかかわってきた一人として非常に残念に思っております。裁判という場で処理されてしまったと、非常に残念に思いますが、外務大臣の御所見を伺いたい。
【次の発言】 もう御存じのとおりの事態ですけれども、強制連行というのは一九四二年に時の政府が、東条内閣が閣議決定をしてやったことなんですね。まさに日本政府がやったことですよ。したがって、私はこの問題は日本政府の責任におい……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 外交防衛委員会 第2号(2001/02/27、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 大変短い持ち時間なので、この二つの問題について、私は主として私の意見を申し上げて大臣の御感想を伺いたいと思いますが、今回の潜水艦の衝突沈没事件というのはもう明らかにアメリカの潜水艦に責任がある、過ちがあると、これはもう現在までの状況で明らかであります。だからこそある意味ではアメリカ側も謝罪をしているわけですけれども、しかもその原因は今までのわかっているところだけでも全く、私も海軍の経験がありますけれども、世界最強を誇るアメリカの海軍の中では想像つかないような、これはミスじゃなくてまさにたるんでいるという、そういうことが原因になっていると言わざるを得ない。民間人の問題もそうですが、し……

第151回国会 外交防衛委員会 第4号(2001/03/22、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 きょう、私から申し上げる問題は、実は司法の舞台で出てきた問題なんですけれども、去る三月六日の東京高等裁判所におけるオランダ人元捕虜、それから民間抑留者の賠償請求訴訟で、政府といいますか国が被控訴人ですが、国が国側の主張として、サンフランシスコ平和条約によって連合国国民の請求権は消滅しているので、請求は棄却されるべきだという見解を述べております。  ところが、この見解は、従来のサンフランシスコ平和条約十四条の(b)、これは連合国の国及び国民の請求権の棄却、消滅という規定、それから十九条の(a)、これは日本国及び日本国民の請求権の消滅という、そういう十四条(b)と十九条(a)にかかわる……

第151回国会 外交防衛委員会 第6号(2001/03/29、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は、去る二十五日に森総理がプーチン大統領と会われた、この日ロ首脳会談の問題に触れていきたいと思うんですが、この会談で成果といいますか、この段階で総理が会われて、日ロ間での平和条約交渉に向かっての一定の前進があったと考えていいのか。つまり、この会談の成果というのは外務省はどういうふうに見ておられますか。
【次の発言】 一九五六年の日ソ共同宣言が、この日ロ間の平和条約交渉のスタートであるというその内容を確認したということが言われていますが、この意義というのはどういうふうに見ておられますか。
【次の発言】 一九五六年の日ソ共同宣言というのは、まさに戦後の日ソ、今のロシアとの関係を進めて……

第151回国会 外交防衛委員会 第7号(2001/04/03、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 先ほどから同僚委員が既に触れておられますので、通告をしておきましたけれども、アメリカの原潜の突然の寄港の問題その他、大変アメリカにかかわる残念な問題が頻発をしていると思います。  まず第一に、ほかは触れないとしても、アメリカと中国の軍用機の衝突、墜落事件といいましょうか、この問題は触れないわけにはいかない。これも内容については申し上げませんけれども、何かブッシュ政権になって特に目立つわけですけれども、アメリカ政府というのはまるで世界のやんちゃ坊主のような印象を受ける。  地球温暖化防止のための京都議定書に対する態度もしかり、今度の海南島付近のあの空軍機の問題も、いわば中国からすれば……

第151回国会 外交防衛委員会 第9号(2001/04/17、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 今、吉岡さんも言われましたが、報道によると、自民党総裁選挙の中で亀井静香さんが、在韓米軍が攻撃された場合、日本が集団的自衛権を行使する可能性がある、こういう発言をされたということに対して、韓国では、関連する国の立場を考えない軽率な発言だという強い反発が出ているということを新聞で知りましたけれども、このことは、きょうも皆さんが取り上げておられる外交的な諸問題、防衛の問題も含めて非常に重要なことだと思います。教科書問題、これももう既に同僚委員がいろいろ取り上げられましたが、私も現在の外交の非常に重要な重大な問題だと思っております。  韓国の金大中大統領も直接この問題に触れて発言をしてお……

第151回国会 外交防衛委員会 第11号(2001/05/29、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 若いお二人の大臣が誕生したことは大変うれしいことでありますが、同時に複雑な心境でもあります。田中外務大臣は、この委員会の前身である外務委員会に私はずっとおりまして、議員になって三十年になりますが、その大部分をこの外交防衛委員会、前身の外務委員会から続けてやっておりますから、この間秘書に数えてもらいましたら、田中さんは私が議論をさせていただいた二十人目の外務大臣。最初が愛知揆一さんでした。この二十人の中には大変印象に残る大臣もおられます。また、何をなさったかなと思う方も率直におられましたが、一番印象に残るのはやはり大平外務大臣だと思っています。  日中国交正常化交渉を田中さんの父上と……

第151回国会 外交防衛委員会 第12号(2001/05/31、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 外務大臣、お忙しいでしょうから、どうぞ一分だけいてください。  先ほどから同僚委員の質問、御答弁を聞いていて大変驚くのは、戦争のことが、台湾の問題とかベトナム戦争とかいろいろ出てきて、非常に簡単に議論されているんじゃないかという印象を持っているんですね。もう一つ、非常に驚いたことは、中谷防衛庁長官は、恐らく国会のこの席で防衛庁長官として憲法改正をすべきだということを明言された最初の防衛庁長官だという印象を持ちました。  これはちょっと確認しておきたいんですけれども、同僚委員の質問で集団的自衛権の問題で議論をされたときに、集団的自衛権というのは非常に幅が広いけれども、日本としてあるべ……

第151回国会 外交防衛委員会 第14号(2001/06/07、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私が取り上げる問題は、本来、両大臣が就任された一番最初に取り上げるべきだったかもしれませんが、報道されるところによると、外務大臣と防衛庁長官、あるいは関係閣僚で、安全保障の問題について政府としての統一の話し合いをする、勉強をされるということが言われております。それは大変結構なことだと思いますし、そういう意味で、安全保障というのは一体どういうものかという基本的ないわば哲学のようなものから始まって議論をしていただきたい、こう思いましたので、きょうはこのことを取り上げようと思ったんです。  中谷防衛庁長官は、たしか二回ほど前のこの外交防衛委員会で、非常に私が納得したいい御発言をされている……

第151回国会 外交防衛委員会 第15号(2001/06/12、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 三条約は賛成でありますから、今、ロシアの問題、同僚委員も取り上げられましたが、私もロシア問題を取り上げようと思います。  その前に一つ、お知らせしてありませんでしたけれども、報道によると、きのう十一日、外務大臣はカンボジアのフン・セン首相とお会いになったということで、その内容も報道されておりますけれども、一つお願いしたいことがあります。  日本とカンボジアのかかわりの中で非常に重要な部分で、地雷の除去について、既にODAを発動して日本の四台の地雷除去機がカンボジアで動き始めています。カンボジアの実態は、私も何度か行きましたけれども、地雷を除去しなければどのぐらいの数があるかわからな……

第151回国会 外交防衛委員会 第16号(2001/06/26、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 会期末が迫ってきましたけれども、外交防衛については、けさから同僚委員が取り上げておられるように大変重要な問題がたくさんあります、大小さまざま。しかも最近、例えばロシアと韓国のあの漁業の問題とか、あるいは中国のセーフガードの問題とかいったことを含めまして、何か国際的に問題が多発しているんじゃないかという気がいたします。そんな中で、取り上げたい問題はたくさんあります。議論したい問題はたくさんあります。今のミサイルの問題あるいは日朝国交正常化の問題は、本当に大きな懸案であるにもかかわらず進まない。ロシアとの平和条約の問題もそうです。  一方で、国内のいわゆる小泉内閣の改革の中で、特殊法人……


田英夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(参議院18期)

田英夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第143回国会(1998/07/30〜1998/10/16)

第143回国会 国際問題に関する調査会 第1号(1998/08/31、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 ただいまから国際問題に関する調査会を開会いたします。  本院規則第八十条の八において準用する第八十条により、年長のゆえをもちまして私が会長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより会長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの井上君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、会長に村上正邦君を指名いたします。

第143回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1998/09/25、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 国連憲章の書き出しが「われら連合国」はということで始まっていることでも象徴されるように、国連というのは大体第二次世界大戦の戦勝国が中心になってつくられたということが私は気になるわけであります。結果的には安全保障理事会の常任理事国が現在五カ国ともその戦勝国でありますし、同時に核保有国であると。  こういうことの中で、先ほど二〇〇〇年改革というようなことを言われましたが、私は、国連改革をする中でこの問題をやはりクリアしていった方がいいんじゃないか、二十一世紀の国連というのはもう第二次世界大戦の結果を捨てて新しい出発をすべきではないかという気がするんですけれども、そういうことが国連の中で……


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第145回国会(1999/01/19〜1999/08/13)

第145回国会 国際問題に関する調査会 第1号(1999/02/03、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 田英夫です。  先ほどの仮想敵論は、我々も心しなければいけないと思っているのは、最近ある野党の党首が、北朝鮮をめぐって紛争が起きればそれは日本に対する危険が及ぶから、やはりガイドラインでアメリカの後方支援をすべきだという発言をされて、それに対して野中官房長官が、仮想敵というものは言わないのが外交の常識じゃないかという反論をされたのを報道で知ったわけですが、まさに先ほどのお二人のお話は、結果的にはそういう意味で口にすべきでないということ、私も全く同感でありまして、心しなくちゃいかぬなと思います。これはお答えは要りません。  船橋さんにお聞きしたいことがあるんですが、船橋さんがお書きに……

第145回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1999/02/10、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 先ほど日米安全保障体制のことに触れられましたが、これに関連をしまして、最近、日米中トライアングルという考え方がアメリカでも中国でも言われ始めております。  アメリカの場合は、ブレジンスキー氏とかワシントン・ポストの記者だったオーバードーファー氏とか、非常にはっきりこのことを主張しておるんです。中国でも、日中民間人会議という後藤田さんが中心になっておられる、私も参加しましたが、そこに出てきた中国の国際政治学者数人が同じ主張をしておりました。  それから、日本では松永信雄元駐米大使がこの構想を主張しておられるわけですが、岡本さんはこの日米中トライアングルという考え方をどう思われますか。

第145回国会 国際問題に関する調査会 第4号(1999/06/04、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 きょうはありがとうございました。  時間が余りないようですから、簡単にお聞きします。  一つは、今、金永南さんが団長になった大型の代表団が中国を訪問している。日本的に言えば、総理大臣、外務大臣、国防大臣という主力閣僚を含めて五十人という超大型代表団だと。今まで中国との関係というのはもう冷え切っていたということを私も承知していますが、ここでこういう大型代表団を送ったというか行ったということは、一つ注目すべきだとは思うんです。  これで、アメリカとの関係は今比較的順調に交渉は進んでいる、次に中国との関係を修復する、その延長線上で日本との関係はどういうことになるのか。私は大体お答えはわか……

第145回国会 国際問題に関する調査会 第5号(1999/08/03、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 フォーリー大使、きょうはお忙しい中をおいでいただいてありがとうございます。  一つだけ質問させていただきます。  最近、日米中トライアングルという主張が関係国の間で出てきているようです。つまり、日本とアメリカと中国が三角形、しかもそれはできる限り正三角形の関係にあるべきだという主張だと思います。私も実は賛成ですが、アメリカではブレジンスキー元大統領補佐官、あるいは著名なジャーナリストだったオーバードーファーさんなどがその主張をしておられます。また、中国でも複数の国際政治学者がそうした発言をしていることを私も承知しております。日本でも、フォーリー大使もよく御存じの松永元駐米大使がこの……

第145回国会 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会公聴会 第1号(1999/05/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 三人の公述人の方々、大変参考になるお話をありがとうございました。  最初に猪口さんがベトナム戦争のことに触れられました。アメリカが敗れた戦争だということから説き起こされましたが、ベトナム戦争でアメリカが負けているということを報道したためにニュースキャスターを首になりました者としては、大変ひとつの感動を持って聞かせていただきました。  私は、猪口さんが指摘された面も理解できますが、主としてその後冷戦構造が崩壊をしたということの中で、ソ連がまさに崩壊をしたということでアメリカの立場が大きく転換をしたというのが、アメリカが今や世界の唯一の超大国として、同時に世界の二カ所で紛争が起こったも……


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第146回国会(1999/10/29〜1999/12/15)

第146回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1999/11/24、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 今回の調査団、岡団長を初め皆さんの御努力にまず感謝をし、大変大きな成果が上がったことを本当に喜びたいと思います。特に、私はメンバーに入っていながら参加できませんで、御迷惑をかけました。  しかし、先ほどからのお話を伺っていて、特にアメリカと韓国ということですから当然ですが、北朝鮮問題に大きな焦点があったということで、若干北朝鮮問題についての私の意見を申し上げたいと思います。  先ほどどなたかおっしゃいましたが、今北朝鮮に対する対応について米韓と日本との間に、それは政府の態度ということになりましょうが、大きな差があるという御報告がありました。それを感じたという御報告がありました。これ……


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第147回国会(2000/01/20〜2000/06/02)

第147回国会 憲法調査会 第1号(2000/01/20、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 ただいまから憲法調査会を開会いたします。  参議院憲法調査会規程第五条第二項において準用する本院規則第八十条により、年長のゆえをもちまして私が会長の選任につきその議事を主宰いたします。  これより会長の選任を行います。  つきましては、選任の方法はいかがいたしましょうか。
【次の発言】 ただいまの吉田君の動議に御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。  それでは、会長に村上正邦君を指名いたします。(拍手)

第147回国会 国際問題に関する調査会 第5号(2000/04/12、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 お二人の参考人のお話を共感を持って伺いました。ありがとうございました。  特に、国分参考人が言われた矛盾論については、私もある意味ではどうなるかという一つ心配のようなものを持ちながら見ているわけですが、ひとつこれは質問というよりも追加する体験のような話になるかもしれませんが、昨年の夏、七月に北京を訪問したときに三講運動というのをやっておりました。これは党と政府などの幹部の間の運動ですけれども、一は政治を講ずる、二番目は学習を講ずる、三番目は正気を講ずる。これはもうもちろん御存じだと思いますけれども、ある古参の友人は文革に戻ったみたいですねと苦笑をしておりましたけれども、まさに文革時……

第147回国会 国際問題に関する調査会 第6号(2000/04/21、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 最初に横田先生に伺いたいんですけれども、国連憲章の改正の問題なんですが、日本では、専ら政界でもマスコミも国連というと常任理事国になるべきだという議論が優先をしているようですけれども、もちろんそれも安保理の名前が出ているわけですから改正を必要とするわけで、というよりも、むしろ二十一世紀を迎えるに当たって、第二次世界大戦の結果をそのまままだ「われら連合国の人民は」と書き出しているところからしても、敵国条項もそうですが、そういうところを含めて改正すべきものを改正して、もう五十年以上たつわけですから、新しい感覚の上に立ってやるべきだと。  ただ、国連憲章も日本国憲法も戦争の悲惨な体験をもと……

第147回国会 国際問題に関する調査会 第7号(2000/05/12、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は、まず、国連の問題を考えるときに、国連憲章を改めて評価し、これを見直す必要があるのではないかと思っております。  第二次世界大戦が終わろうとするときに起草されたこの国連憲章は、特に前文が二度にわたる悲惨な戦争の体験ということを書き出しで書いているように、まさに平和主義に徹していると思います。また、それは戦勝国あるいは日本のような戦争に敗れた国を問わず、戦争に対する憎悪感というものが極めて理想主義的に述べられている。このことを改めて冷静に見直す必要があるのではないかと思います。  残念ながら、この理想主義的な平和主義の国連憲章は、その直後に起こった朝鮮戦争、そしてその根底にある米……


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第150回国会(2000/09/21〜2000/12/01)

第150回国会 国際問題に関する調査会 第2号(2000/11/06、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 ちょっと大臣の言われたのと離れてしまうかもしれませんが、人間の安全保障という考え方は全く私も賛成ですし、国連がアナン事務総長を中心にしてそういう方向を重視しようじゃないかということを言っておられるのは大変いいことだと思います。ただ、人間の安全保障というのを具体的に生かしていくということになるとなかなか簡単ではないということだと思うので、一つのアイデアとして世界を幾つかの地域に分けて考えると。  そういう考えを私は持ったのは、実は非核地帯条約というのが、今南半球は全部できているわけですが、中南米、南太平洋、ASEAN、アフリカと、おのずからそういう地域がまとまって非核地帯条約をつくっ……


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第151回国会(2001/01/31〜2001/06/29)

第151回国会 国際問題に関する調査会 第6号(2001/04/18、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 二十一世紀に入った今、改めて国連の役割を考えたときに、私は国連憲章の精神に立ち戻るべきだと、こう思います。国連憲章は、言うまでもなく、第二次世界大戦の末期にまだ戦争が続いている中で、余りにも悲惨な世界戦争の状況を感じ取った多くの人たちが、その戦争というものをなくすためにどうしたらいいか、いわばそこに貫かれているのは平和主義ということだと思いますが、この精神が日本国憲法第九条に引き継がれた、前文ももちろんですけれども、こう思っております。  そこで、振り返ってみますと、第一次世界大戦直後に一度、戦争をなくそうという大きなうねりが世界で起こった。例えば一九二八年のハーグの不戦条約、ある……

第151回国会 国際問題に関する調査会 第7号(2001/05/23、18期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 まず、東アジアの安全保障について申し上げます。  国連に関する意見表明でも述べましたが、世界を幾つかのブロックに分けて、それぞれに総合安全保障機構をつくっていくということを二十一世紀中に目指すべきだと思っています。アジアでは、私どもは北東アジア総合安全保障機構を構築すべきだと主張しておりますが、北東アジアというのは、ここに言う東アジアと全く同じ意味だと思っていただいて結構です。  この北東アジア安全保障機構には、三つの柱が前提条件としてあると思います。  その第一は、北東アジア非核地帯条約を締結することです。  この北東アジア非核地帯条約というものを結ぶことによって、内容は、日本、……



田英夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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データ更新日:2022/12/18

田英夫[参]在籍期 : 9期-10期-11期-12期-13期-14期-15期-16期-17期-|18期|-19期-20期
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