このページでは田英夫参議院議員の16期(1992/07/26〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は16期国会活動統計で確認できます。
○田英夫君 まず質問に入ります前に委員長にお願いをしておきたいと思いますが、大臣に対する質疑と政府委員に対する質疑を分けて行うというやり方はきょう初めてであります。私も長い間外務委員やっておりますけれども、全く初めての体験でありますが、きょう私が取り上げる問題も最終的には大臣の政治的な判断を伺わないとしっかりとした討議ができないという感じがいたします。 したがって、お体のことを考えての委員長や理事の皆さんの御配慮は十分理解できますけれども、こうした状態が長く続くことは大変好ましくないと思いますので、ぜひ国会の委員長というお立場、理事というお立場からこのことをお考えいだきたいということをお願い……
○田英夫君 渡辺外務大臣にどうぞお大事にということを政務次官からお伝えくださるように私からもお願いをいたします。
【次の発言】 きょう議題になりました二つの航空協定につきましては何の問題もないことでございますが、航空協定について一つだけ伺っておきたいことがあります。
最近、日本の航空会社と外国の航空会社のいわゆる共国運航という形が大変多くなってきているように思いますが、これは政府としてふやす、そういうことを多用していこうという方針なのかどうか、最初に伺いたいと思います。
【次の発言】 それをやる場合はやはり両国間の航空協定に明記する必要がありますか。
○田英夫君 本日はILO百二十号条約が議題でありますが、委員長の御発言もありましたように、武藤新外務大臣の所信表明を伺いましたので、そのことにも触れで御質問をしたいと思います。 最初にILO条約の問題ですけれども、日本はILO条約については先進国の中では最も批准がおくれているということはもう周知の事実でありますが、その中で一つILO百六号条約、商業及び事務所における週休に関する条約というのがあります。これも非常に古い条約であるにもかかわらず批准が行われておりませんけれども、国内法及び実態的な点でなぜ批准ができないのか、お答えいただきたいと思います。
○田英夫君 先日来、予算委員会にも出ておりまして感じることは、お互いに与野党が逆さまになりましたので、どうもまだその立場がお互いにしっくりしないという感じがあります。きょう私はやや野党的なことを行政府に対して伺うことになるかもしれませんが、私はやはり立法府対行政府という立場があるということを最近常々思います。これは非常に重要なことであって、特に従来、思想信条といいますかイギオロギーで政党が分かれていた時代は行政府も与党と一つの考えを持ちながらやられたようですけれども、最近のようなこういう状況になってきますと、与党といえども行政府が誤ったことをやっていれば、これは厳しく国民の名において指摘をする……
○田英夫君 郵政大臣から先日所信表明を伺いました。これに関連をして、きょうは序論というつもりで、この問題引き続き今後も一般質問の中で続けたいと思いますが、わずか十分でありますから序論になるかと思います。 私が申し上げたいのは、電波法第四条、「無線局を開設しようとする者は、郵政大臣の免許を受けなければならない。」、この条項であります。これを受けて、十三条に五年ごとに再免許を受けなければならない、そういう規定があるわけで、つまりこの無線局というのを私は放送局、つまりテレビ、ラジオの放送局と考えながら御質問をしたいと思います。 御質問と申し上げましたけれども、私は、実は国会の委員会でのやりとりと……
○田英夫君 私が申し上げたいと思ったことを青島さんが今言われたし、川橋さんも先ほど非常にやわらかい表現ですが警告を与えられたと思うんです。
一つ伺いたいのは、局長はさっき株式会社になるというお話でしたけれども、株式会社と決めてかかっているわけですか。
【次の発言】 実は御存じかどうか知りませんが、昭和三十年代の半ばに、テレビ草創期、まだテレビ局が非常に少ない時期に共同テレビニュースというものができまして、これは株式会社ですが、私は当時共同通信にいたんですけれども、共同通信が中心になってつくりました。それは、当然そういうものが必要になるだろうと。その内容はまさにこういうことを含めてニュースその……
○田英夫君 放送法の一部改正の中の問題を一つに絞りまして伺います。
改正法の第五十二条の二十七というところに受託内外放送の放送番組の編集準則をつくるということがあって、内容はもう御存じのとおり、国際親善ということで、「外国との交流が損なわれることのないように、当該受託内外放送の放送対象地域である外国の地域の自然的経済的社会的文化的諸事情をできる限り考慮しなければならない。」とあるわけですが、大変結構なことだと思います。
これはどういうねらいというか目的というか、意図でここに入っているのかお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 よくわかるんですが、例えば現実にいわゆる民放が委託して海……
○田英夫君 大出郵政大臣の今の御答弁を感心して聞いておりましたけれども、本当に通信あるいは放送の技術面、その進歩というのは想像を絶するものになりつつあると思います。 ちょっと今思い出したんですが、今から三十数年前に「宗谷」に乗って南極へ行きましたときに、私は報道担当隊員だったものですから、向こうの様子を南極本部に報告する。それが新聞、テレビに載るわけですが、放送に乗るわけですが、何と「宗谷」の中で無線局の認可があったんです、つまり電報局です。したがって、私が書いた原稿をまた隊長の承認、サインをもらうと、頼信紙に片仮名に書き直して電報局に持っていくと打ってくれると。私も当時国家公務員に一時的に……
○田英夫君 大変初歩的なことを最初に伺いたいと思うんですが、郵政大臣の最初の御説明でありましたように、このNHKの決算というのは放送法第四十条第三項の規定によって国会に出てきているという御説明がありました。
ということは、NHKから郵政省に報告があって、その内容を郵政省から国会に承認を求めるという形で提出された、こう考えてよろしいでしょうか。
【次の発言】 ということになりますと、放送法の精神というのは、郵政省はNHKの監督官庁ということになりますか。
【次の発言】 まさにそのとおりなんで、私は午後もまた十分しかありませんからどこまでただせるかわかりませんけれども、申し上げるつもりなのは、民……
○田英夫君 国土庁長官、本会議がおありのようですからどうぞお引き取りいただいて結構です。
私は、建設省の幹部の皆さんに、建設省が今の大きな時代の変化の中で従来の哲学を転換しなければならないのではないかという気持ちを込めて二つの問題についてお伺いしたいと思います。
最初に、上田さんも触れられましたが、青島東京都知事が都市博中止という決断をされたことに対して、野坂建設大臣、どういうお気持ちで受けとめられたかをまず伺いたいと思います。
【次の発言】 私は長良川と結びつけようと思っているのではなくて、もっともっと大きな基本的な哲学の問題に触れていきたいと思っているところです。
具体的な問題で、ま……
○田英夫君 ただいまも同僚委員からお話のありましたとおり、アメリカがこのところ、クリントン政権としてでありますが、相次いで国防についての基本的な方針を打ち出しておりますが、その中で特に注目されますのは、まず二月に発表されました東アジア戦略報告、日本にとっては極めて関係が深いわけです。 そこで、その内容でこれもまた大変重要なことは、アメリカは世界のどこかで大きな地域紛争があってそれに対応しているとしても、アジアで、これははっきり名前を挙げているわけですが、北朝鮮に対して十分に対応できるような基本的な対応をすると、このことであります。それからもう一つは、冷戦になったと言われているにもかかわらず、……
○田英夫君 田英夫でございます。 TMDの問題、三人ともお触れにはならなかったんですけれども、アジア・太平洋の信頼醸成ということからすれば、特に防衛庁が来年度予算に要求をしているという、また、日米間で既に下話のような形でしょうけれども接触が始まっている。戦域ミサイル防衛構想というんでしょうか、この問題について今アジア・太平洋の信頼醸成というようなことが語られている。 一方で、猪木さんも今言われましたけれども、日本にとって、ひいてはアメリカにとって一番アジアで脅威と言われていたのは北朝鮮だと。ノドン一号がある、核も持っているのではないかと。私は持っていないと思いますけれども、そういう話が出て……
○田英夫君 余り時間がないようですから簡単に申し上げますが、今御質問になった中西さん、あるいは私、それから社会党の矢田部さんというあたりで、先ほど松井先生から御批判いただいたODA基本法案を昨年提出いたしましたが、作成に当たった張本人の一人だものですから、御質問というよりも、鷲見先生には不十分だという御批判をいただいておりますので、なぜああいう形のものにまとめたかということを若干申し上げたいと思います。 日本のODAの原点は、大木さんと全く逆になってしまうんですが、やはり賠償から始まったと私は体験上思っています。ちょうど一九五〇年代の半ばにインドネシア、フィリピンあるいは今のミャンマー、ビル……
○田英夫君 お二人の参考人の方、ありがとうございました。それぞれODAの問題点をついておられるんで余り御質問をするということにならないんですけれども、お二人ともたまたまODA基本法については消極的な御意見でございますから、ODA基本法をつくることに携わってきた一人として、どういう気持ちでこのODA基本法をつくらなければいけないかと思ったかということを申し上げて後で御意見を伺いたいと思うんです。 三点ありますが、まず一つは、そもそもという感じなんですけれども、一般に世論あるいはマスコミで騒がれましたのはマルコス疑惑ですけれども、私が携わったのは一九七五年、対外経済協力計画の国会承認等に関する法……
○田英夫君 私は、まずアジア・太平洋の信頼醸成について申し上げたいと思いますが、この問題を考えるときに大前提になることが二つあると思います。 一つは、世界はいわゆる東西対立、イデオロギー対立の時代が過去のものになったということであります。今でもしばしば日本は西側の一員であるからというような言葉を聞くのでありますけれども、このような立場の上に立ってアジア・太平洋にもし日本が臨むならば それは不信を買うだけになるのではないかと思います。 二番目に、日本自身は、ことしは戦後五十年ということでもありますし、まず過去の誤りを反省し、できれば国会決議ということの上に立って、はっきりと過去に対する誤りを……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。