このページでは田英夫参議院議員の12期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は12期国会活動統計で確認できます。
○田英夫君 私は全く素人でありますから、大臣も国鉄の問題については自民党の中ですでに長い間取り組んでおられますし、委員の皆さんも専門家ばかりでありますから、大変私も勉強さしていただきました。私事でありますが、私も国鉄の給料で子供のときから大きくなったという人間でありますから、国鉄がこれ大変な時期にあるというときに当然大きな関心があるわけでありますが、素人として専門家の皆さんの観点とはいささか外れてしまうかもしれませんけれども、むしろ一人のあたりまえの国民として、いわば庶民としてざっくばらんに伺いますので、わかりやすくお答えをいただきたいと思います。 総裁、大変変な例を申し上げるんですけれども……
○田英夫君 いままさに大臣、総裁から御決意の表明がありました。そのことに直接関係をすることからお聞きをしたいと思うんでありますが、私ものっけからこの国鉄再建法案に反対であるという態度を先に決めてそして御質問しようという気はなかったんでありまして、むしろ国鉄を何とかしなければいけないという点にかけては国民の一人として当然考えなければならないと思っています。 いまの御決意の表明を伺ったわけでありますけれども、いまの御計画によると六十年まで五年間と、こういうことでありますけれども、六十年には国鉄の収支が均衡しなければならないということをまさかお考えになっておるとは思わないんでありますが、まずそのこ……
○田英夫君 総理大臣というお立場ですから、私は細かい問題よりも、総理の政治哲学といいますか、基本的な政治へのお考えということから伺いたいと思います。 今度のこの国鉄再建法案の基本的な欠陥というのは、私も、地域の住民の皆さんの立場から考えていないというこのことが一番大きな問題だと思います。これはまあ地方の時代というようなことがいま言われている中で、まことに残念ながら今回の法案はそこのところが基本的に欠けている。 で、いわゆる協議会というものをつくるという段階、さらにはもう少し進んで幹事会をつくるというような段階で地域の住民の意見を聞くことはやるんだと、こういう運輸大臣の御答弁も前回ありました……
○田英夫君 私が衆参両院を通じて会派別で言えば最後に質問に立つわけでありますが、ずっと各委員の御質問を伺っていても、私どもの会派はといいますか、衆議院でも反対をしたわけでありますけれども、改めて私はこの法案というものが余りにも問題点が多いと。これはまあごみの問題もあり、また港湾に関係するといいましょうか、そういう問題も含めまして余りにも問題が多過ぎる。衆議院で賛成をされた会派の皆さんの御質問を承っていても非常に多くの問題点を指摘されておられるわけで、私は率直に結論を先に申し上げて恐縮ですけれども、こういう場合にはやはり行政府は、せっかくの御努力ではありますけれども、この際改めて検討をし直して、……
○田英夫君 最初に、大変とっぴな質問のようでありますが、この期に及んで、この法案の名前は一体どなたがおつけになったのか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 当然そういうお答えが返ってくるだろうと思ったんでありますが、私は一庶民の立場でこの法案の名前を見ますと、何のことだかよくわかりません。ちょっと言っていただけますか、名前を。私忘れちゃいました、もう。
【次の発言】 日本語のわかる人だったら、これはごみと結びつけて考える人はまずいないですね。この辺に私は、いままでのずっと皆さんの御討議を伺っていて、この法案の性格というものがにじみ出てきていると思います。両省で御相談になったことは事実であり……
○田英夫君 ソ連と北朝鮮との絡む問題を二つばかり伺いたいと思います。 実は私、先日北朝鮮を訪問いたしましたが、その北朝鮮側との会談の中で、われわれの考えとして、ソ連のアフガニスタン侵攻はきわめて遺憾なことである、また日本の北方領土に基地を建設し占領していることは不当であるという見解を述べましたが、これに対して北朝鮮側は、自分たちの方からの発言の中では、ソ連に対する態度あるいは中国に対する態度を含めまして全く触れませんでした。で、われわれの質問に答える形で中ソいわゆる等距離論を展開いたしました。私の認識では、数年前までは北朝鮮側はいわゆる中国の言う覇権主義に当たる言葉と思いますが、支配主義とい……
○田英夫君 私は少し皆さんと違った問題を一、二取り上げたいと思いますが、まず第一は、今回の外務大臣の訪米で、朝鮮問題については、いろいろ予算委員会とかあるいは報道によると、ヘイグ国務長官とのお話の中で若干出ているということを伺ったわけでありますが、いわゆる防衛問題についてワインバーガー国防長官とのお話の中で、先ほどのペルシャ湾とか西太平洋とかいうような、アメリカはこういうふうに防衛努力をしているという話があったというそういう関連の中で、北朝鮮を含めたつまり朝鮮半島の問題については話が出たのかどうか、この点はいかがですか。
【次の発言】 ワインバーガー国防長官との関係では、どういう形で出ているわ……
○田英夫君 先ほど渋谷委員の御質問の中で伊東外務大臣が答えられましたけれども、ヘイグ国務長官との会談の中で、北朝鮮からの全面攻撃はない、こういうふうに伊東さんはおっしゃったということでありましたが、この御判断の、御見解の根拠はどういうことか、お聞かせいただきたいと思います。どういう根拠に基づいて北からの全面攻撃はないというふうにおっしゃったのか。
【次の発言】 これは大変日本の外務大臣としては大胆な御発言であると思います。歴代の外務大臣でこのくらい明快に言われたのは、木村元外務大臣だけだったと記憶しておりますが、その意味で、今度はヘイグ国務長官の方は、北側がかつていろいろ軍事挑発をやったという……
○田英夫君 車検の問題を若干伺いたいと思うんです。私事ですが、私自身が自動車運転手でありまして、本日ただいま私の車は車検に行っておりますので、まことに身にしみる切実な問題でありますから、ユーザーの立場ということで伺っておきたいと思います。 まず最初に、道路運送車両法の一部改正ということで、今国会にすでに改正案が提出されておりますから、いずれこの委員会で議論をしなければいけない問題でありますが、緊急といいましょうか、臨調から異例の抗議のような形の声明が出たといういきさつがあります。定期点検に対して十万円の過料を科すという問題に焦点を当てて臨調から抗議という形になっているわけで、こういう事態に対……
○田英夫君 大変御苦労さまです。私事で恐縮ですが、昭和二十一年に木炭車で免許をとりまして、以来きょうも自分で運転して国会へ来ておりますので、自動車の整備あるいは性能の変遷というものも十分熟知しているつもりでありますから、先ほどからのお話を拝聴しておりまして大変共感を得るところが多いのでありますが、特に木炭車はもちろんのことでありますが、戦後の三十八年に定期点検ができる以前の方がむしろ定期点検、車検というものがきわめて重要であって、現在はむしろ定期点検というものは、ずばり言ってしまえば必要ないとさえ思う。実際に使ってみての体験であります。 そこで、私は基本的には今回の法案を審議する過程でこのよ……
○田英夫君 今回の日ソ漁業交渉に御努力された皆さんに敬意を表します。五、六年前ですか、大変難航してこの時期に出漁ができないでいるところへ私釧路へ行きまして漁民の皆さんと話し合った経験がありますので、そういう意味で本当に敬意を表したいと思います。 きょうは同じ漁業の問題ですが、北朝鮮との民間漁業協定について伺いたいと思いますが、御承知のとおり、六月三十日でこの民間漁業協定は期限が切れるということで、この協定は国交がありませんから日朝友好議員連盟が一つの窓口になって結んできたわけでありますけれども、政府、特に水産庁は当然それについては御関心を持っていただいていると思いますので、現在どの程度の日本……
○田英夫君 国鉄の現状からすれば、しかも今回こういう法案が出ている中で、いささか、余りにも根本的で、急場の問題でない御質問になるかもしれませんが、むしろ私は、国鉄がいまこういう状態になっているということを考えたときに、逆に最も根本的なところを政治の立場で考えないと、幾ら今度こういう法案をつくって五年間御審議をいただいても、政治の根本のところがきちっとしていないと国鉄の再建はおぼつかないのではないかという気持ちで、ひとつお聞きしたいと思います。 それは、一つは、いささか政治哲学的な話になりますけれども、いま日本の政治の中で、いわゆる三K赤字という、国鉄、健保、米、これは変な表現かもしれませんけ……
○田英夫君 最初に対外経済協力の問題で伺いたいんでありますが、五十八年度予算の中で純粋の対外経済協力費が幾らになっているのか、それに対前年度比伸び率を教えていただけますか。
【次の発言】 伸び率から言いますと防衛費等に次いで伸びているということですが、ここで総理に伺いたいんでありますが、総理は総合安全保障という考え方に対してどうお考えか、鈴木前総理はこの点を大変強調しておられたと思いますが、日本の立場からすると非常に重要なお考えと思いますが、いかがですか。
【次の発言】 いままでの――過去何カ月になりますか、中曽根内閣ができてからの国民の批判ということを率直に考えますと、余りにも防衛問題への傾……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。