田英夫 参議院議員
17期国会発言一覧

田英夫[参]在籍期 : 9期-10期-11期-12期-13期-14期-15期-16期-|17期|-18期-19期-20期
田英夫[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは田英夫参議院議員の17期(1995/07/23〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は17期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院17期)

田英夫[参]本会議発言(全期間)
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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 参議院本会議 第4号(1996/02/14、17期、参議院フォーラム)

○田英夫君 お許しをいただきまして、一言お礼の言葉を申し上げます。  ただいまは、私の永年在職に対し、議長から院議による表彰を賜り、さらに遠藤要先生から身に余るお言葉をいただき、感激のきわみであります。厚く御礼を申し上げます。  私が今日このような栄誉に浴しましたのは、ひとえに先輩、同僚議員の皆さんの御指導、御支援のたまものであり、また、全国の多くの有権者の方々の御支援のおかげであります。この場をおかりいたしまして深く感謝いたします。  私が初めて国会に参りました昭和四十六年、一九七一年は、折から沖縄返還問題が政治の大きな焦点になっているときでした。間もなく、いわゆる沖縄国会が開かれました。「……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 参議院本会議 第18号(1997/04/11、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は、社会民主党・護憲連合を代表して、駐留軍用地特別措置法の一部を改正する法律案について、総理及び関係大臣に質問いたします。  沖縄は、戦中戦後を通じて苦しみ続けてきました。あの太平洋戦争の末期、沖縄は日本で唯一の地上戦の場となり、一般市民を含めて二十一万七千人余りのとうとい生命が失われました。戦後も、祖国から切り離され、アメリカの軍事支配下に置かれ、強権的に土地を取り上げられ、強大なアメリカ軍基地が建設されたのです。二十七年に及ぶ苦難の末にようやく祖国へ復帰した喜びもつかの間、公用地暫定使用法等によってアメリカ軍基地はそのまま存続してしまったのです。  今、米軍嘉手納空軍基地の管……

田英夫[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院17期)

田英夫[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第136回国会(1996/01/22〜1996/06/19)

第136回国会 決算委員会 第閉会後1号(1996/06/20、17期、参議院フォーラム)

○田英夫君 最初に、去る四月十七日に橋本総理とクリントン・アメリカ大統領との間で出されました日米安保共同宣言について、外務大臣にお尋ねをしたいと思います。  この共同宣言の中ではアジア太平洋という表現が使われておりまして、安保条約第六条の極東という言葉はどこにも出てこない。これはさきの国会でも御議論があったところでありますけれども、改めてアジア太平洋という表現と極東という表現との関係をお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 この問題についてもいろいろ議論をしなければならないと思いますが、きょうは時間がありません。  極東の範囲という問題については、実は六〇年、安保条約が改定をされたとき以……

第136回国会 決算委員会 第閉会後2号(1996/07/23、17期、参議院フォーラム)

○田英夫君 沖縄のアメリカ軍基地の問題について意見を申し上げ、御質問をしたいと思います。  去る七月の初めに数日間沖縄を訪問いたしまして、大田知事初めアメリカ軍基地を持つ自治体の市町村長と親しく会談をしてまいりました。率直に申し上げて、政府のお立場ではなかなか、ある意味で意見が対立する状態ですから、こうした自治体の責任者の皆さんと話されてもその真意が伝わっていないのではないかということを危惧いたします。平成四年の当参議院でも、このアメリカ軍基地の問題について、「地元の意向を十分に尊重して対処する」という決議が行われているわけで、これはもう当然政府もこうしたことをお考えとは思いますけれども、私が……

第136回国会 決算委員会 第閉会後4号(1996/09/03、17期、参議院フォーラム)

○田英夫君 急にきようになりまして科学技術庁にお願いをいたしまして大変恐縮でございますが、きょう朝、情報をキャッチしたものですから、急にお願いをいたしました。  それは、プルトニウムの空輸の問題であります。飛行機で運ぶ、空輸です。九月、今月開催されるIAEAの理事会でプルトニウムの輸送のために安全輸送規則を改正する改正案が採択される可能性がある、こういう情報を聞いたわけです。  この改正案というのはイギリス、フランスが中心になって進めたと思いますが、プルトニウムを入れる容器の基準を新たにきちんと設けて、その場合は空輸することができるという内容になるやに聞いているんですけれども、本当にそういう改……

第136回国会 法務委員会 第2号(1996/02/27、17期、参議院フォーラム)

○田英夫君 私は、法務省の所管の問題の中で非常に重要だと思っております死刑制度について取り上げたいと思います。  死刑制度というのは、いわば人間社会にかかわる一つの哲学の問題ではないか。それだけに非常に古くからこの制度についての疑問あるいは論議があったと承知しております。確かに、公権力が公然と人を殺すということは戦争とこの死刑しかないわけでありますから、考えようによっては本当に大変なことを実はお互いに長い間やってきた。過去をさかのぼると、日本でもおよそ千年ぐらい前に約三百年間死刑を執行停止していた時代があると聞いています。  それはともかくとして、実はこの参議院法務委員会というのは大変この問題……

第136回国会 法務委員会 第6号(1996/04/11、17期、参議院フォーラム)

○田英夫君 既に同僚委員から多くの御質問がありましたので、重複は避けたいと思います。  この問題については、私が長いこと国際問題に取り組んできた感覚からいえば、遅きに失したんじゃないかというのが感想であります。したがって、改正に至る経緯ももう中原委員の御質問にお答えになりましたので触れません。  実は私ごとですが、先週中国の北京に参りまして日中民間人会議というのに出たんですが、たまたま中国の司法部長、つまり法務大臣にお会いする機会がありました。食事をしながらの雑談ですから、会話ですから、話はいろいろありましたけれども、その中でまさにこれに触れる会話がありました。  最近、実は中国はすさまじい経……

第136回国会 法務委員会 第8号(1996/06/13、17期、参議院フォーラム)

○田英夫君 既に同僚議員から問題点を多くのことを指摘されておられますから、重複をなるべく避けたいと思います。  私の基本的な物差しといいますか、政治的な立場から申し上げると、やはり今度の民訴法を新しく制定するということは、わかりやすくするということ、同時に親しみやすくするということを言われるわけでありますけれども、最も大切なことは、国民といいますか市民の皆さんの側に立った裁判、こういうものができるような、そういう民訴法でなければならないと思うわけで、その物差しに当てはめて若干のことを申し上げたいと思います。  最初に、いわゆる上告制限ということが今回の民訴法の中で出てくるわけですけれども、これ……

第136回国会 法務委員会 第10号(1996/06/18、17期、参議院フォーラム)

○田英夫君 民訴法の審議をしているわけでありますけれども、きのうの新聞に、刑事訴訟法、刑訴法の方も改正を計画しておられるという記事が出ておりましたけれども、これは事実でしょうか。事実とすれば、どういうことを改正しようとしておられるのか、お答えいただきたいと思います。
【次の発言】 民訴法にしても刑訴法にしても、この前も私申し上げましたが、弱者という言葉は使いたくありませんけれども、今も本岡委員が言われましたように、官庁、お役所、もっと広く言えば政府あるいは裁判所も含めて、そうした一つの力を持っておられるところに対して、一般の庶民の立場を重視して庶民を守る、そういうことができるようなものでなけれ……


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第139回国会(1996/11/29〜1996/12/18)

第139回国会 外務委員会 第1号(1996/12/12、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 発言の順番を変えていただきまして、勝手を申して申しわけありません。ありがとうございました。  来年は日中国交正常化二十五年ということで中国の問題が改めてクローズアップされる年ではないかと思いますが、そのことも込めまして中国との問題を若干取り上げたいと思います。  ことし中国に何回か参りましたし、中国の人たちとも話し合う機会が何回かありました。例えば、中国の外交の当事者あるいは国際問題の学者の皆さんなどと議論をする機会があったときに、日中米、日本と中国とアメリカ三角形論というのを議論したことがあります。これはむしろ中国の学者の方から出してきたのであります。  つまり、中国は、アメリカ……


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第140回国会(1997/01/20〜1997/06/18)

第140回国会 外務委員会 第2号(1997/02/20、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 中国のケ小平さんが亡くなりまして、また歴史上の人物が一人亡くなられたということでありますが、まさに世代交代といいましょうか、中国でもいわゆる周恩来世代の残った指導者のお一人が亡くなられたわけです。日本でももちろん世代交代が進んでいるという状況の中で、外交というのは歴史の流れの中で行われるわけでありますから、それをやはり受け継いでいく人がしっかりととらえていかないと、受け継いでいかないといけないなと改めて思っているんです。  例えば、ことしは日中国交回復二十五周年ということで、秋にいろいろ行事が行われるとは思いますけれども、そんな中で、あの田中総理、周恩来首相という話し合いの中で行わ……

第140回国会 外務委員会 第4号(1997/03/17、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 冒頭から私ごとで恐縮ですが、実は一九五七年の日本の第一次観測隊の報道担当隊員で南極へ参りましたので、この南極条約及び議定書、こういうものがつくられていく経過の中で若干間接的にも関係いたしましたので、余り御質問という形にならないかと思います。しかし、この条約はまことに今後の、未来と言った方がいいでしょうが、地球上のあり方を示しているような気がいたしまして、こういうものが国際的に締結できたということは大変いいことだと思っております。  若干経験を踏まえて申し上げると、一九五七年という年は、昭和三十二年ですが、国際地球観測年、IGYと言っておりますが、インターナショナルジオフィジカルイヤ……

第140回国会 外務委員会 第5号(1997/03/18、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 本日議題になっておりますアジア・太平洋郵便連合憲章、このいわゆるアジア太平洋という地域はどの範囲なのか。日米安保条約の極東の範囲というのを一時随分議論したことがありますが、これはそんなかた苦しいことではなくて、事実上どういう範囲の国々が参加していると考えたらいいんでしょうか。
【次の発言】 まさにこれは憲章の中にうたってありますから範囲が実は明快なわけですけれども、例えばアメリカは入っていない、ロシアも入っていない。ある意味で当たり前なんですけれども、日本人の感覚で一般論としてアジア太平洋と言ったときにアメリカは入るでしょうか。これは外務省、どなたでもいいです。

第140回国会 外務委員会 第6号(1997/03/27、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 ことしは沖縄が返還されて五月十五日でちょうど二十五年になるわけでありますが、今アメリカ軍基地の問題が注目を集めている中で、この問題について若干御質問をしたいと思います。  私ごとですけれども、ちょうど国会議員になった最初の仕事がこの沖縄返還問題でありました。前年の一九七一年の十一月、十二月が沖縄返還協定の審議が行われたいわゆる沖縄国会でありました。それだけに、個人的にも大変大きな関心を持っております。  最初に外務大臣にお伺いしたいのは、先日ゴア・アメリカ副大統領が来日をされて、外務大臣そして橋本総理大臣と会われたという中で、外務省からもこの会談の内容についてのリポートをいただきま……

第140回国会 外務委員会 第7号(1997/03/31、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 外務大臣、今もお話ありましたが、中国を訪問され、かなり厳しい日程の中で江沢民総書記・国家主席以下とお会いになって大変御苦労さまでした。  日中国交回復後、去年は日中関係は最も厳しい年だったと中国側も言っていたわけでありますが、今回の訪中を通じて中国側の態度といいますか、一言でどういうふうな御印象を持たれたか、まず承りたい。
【次の発言】 私も三月と一月に訪中いたしましたし、昨年は四月に、一回は日中民間人会議という形で国会議員、学者、文化人といった方々、両方からのそうした人たちでかなり議論をいたしました。昨年のときは相当激しい議論で、後藤田さんが事実上日本側の中心でおられたんですが、……

第140回国会 外務委員会 第11号(1997/05/13、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 まず、犠牲になられた三人のペルーの方々に心から御冥福を祈りたいと思います。  青木大使には、百二十七日という長い間人質として大変な御苦労をなさったことに対して、まず冒頭御苦労さまでしたと申し上げたいと思います。  今回の事件について、警備上の問題などは既にお二人の方からかなり突っ込んだ御質問がありましたのであえて触れません。  私ごとですが、大使が青年海外協力隊の事務局長をしておられたころにしばしばお会いいたしましたので、お人柄はよく存じ上げているつもりです。したがって、あの事件が起きました直後、青木大使なら頑張ってくださるであろうということを感じておりましたところが、機会があって……

第140回国会 外務委員会 第12号(1997/05/15、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 本日の議題になっております地雷に関する議定書、これはとりあえずといいましょうか、地雷について、自分で爆発するといいますか処理できる、そういうものでなければいけないという制限をつけようということのようであります。  地雷については、カナダを中心にいわゆるオタワ・プロセスで全面禁止に積極的な国だけでとりあえず条約をつくろうという動きと、日本政府もアメリカと一緒にジュネーブ国際会議方式と言われている一歩一歩合意をして積み上げていこうという二つの道があるようですが、日本政府がオタワ・プロセスではなくて、いわゆるジュネーブ国際会議方式と言われる方の姿勢をとっておられるのはなぜでしょうか。

第140回国会 外務委員会 第13号(1997/05/29、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 きょうの議題から離れまして、通告もしておりませんから突然のお尋ねというか発言ですが、五月の初めにペルーの事件に関連をして青木大使を参考人として当委員会でお呼びをして質疑をしたわけですが、けさの東京新聞に中江要介元駐中国大使がこの問題について大変注目していいといいますか、厳しい意見を述べておられます。  簡単に申し上げると、外交関係に関するウィーン条約に基づいて、このペルー日本大使公邸事件の責任は接受国であるペルー政府にある、このことは明らかだと。大使公邸の損壊に対しても責任はペルー側にあると、こういう論陣であります。外交関係に関するウィーン条約の二十二条を引用されて、大使など使節団……

第140回国会 外務委員会 第15号(1997/06/05、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 核兵器の廃絶という問題は、随分長い間、広島、長崎以来と言っていい国際的な議論を続けてきた問題でありますが、一方で核抑止論というアメリカを中心とした一つの議論があって、その間で、実は多くの世界の人が核は人類を破滅させるおそれがあるということをみんな承知しながらこれをなくすことができないと、人類という利口な生物にしては非常に愚かなことを続けていると言ってもいい、そういう状態だと思うんです。しかし、にもかかわらず一方で今回のCTBTもその一つの段階として核廃絶に向かって進んでいることも事実と言えると思います。  そういう意味で、政府としては段階的核廃絶への道という意味でCTBTをどういう……

第140回国会 外務委員会 第17号(1997/06/12、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 今回、ガイドラインの中間発表という形で、日米間で話し合われた、まだ話が進行中のこの段階で中間発表をされたということは大変私はよかったと思っております。きょうもこうして国会の場で議論をさせていただいているわけですし、こういう国民のいわば代表である国会はもちろん、内外に対しても発表されておりますから、国民の中でもあるいは外国でもこの問題についていろいろ意見が出てくる。そういうものをまた日米で参考にされながら結論を出していくというやり方は大変結構だと思っております。  主として私は意見を申し上げることになるかと思いますが、私どもの立場からすると、この問題を考えるときに基本にあるのは憲法だ……

第140回国会 決算委員会 第閉会後1号(1997/07/08、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 最初に、通告をしておりませんが、カンボジアの事態について外務大臣にお尋ねしたいと思います。  私も、私ごとですが、日本カンボジア友好協会の理事長というのをしておりますもので、大変胸を痛めておりますが、一つだけ伺いたいのは、先ほども、私の聞いているのでは大体三百人の在留邦人と百数十人の旅行者というふうに聞いています、四百何十人かだと思いますが。こういう人たちが飛行場が使用不能になっているのでプノンペンから脱出できない。  こういうことに対して、まさにガイドラインの問題で邦人救出というのが一つのテーマになっている折、しかも今回の場合は全く日米防衛協力のためのということではない。そういう……

第140回国会 決算委員会 第3号(1997/05/02、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は、きょうは、国会で余り取り上げられない問題ですが、スポーツの問題を取り上げたいと思います。幸い、小杉文部大臣は国会議員でも有数のスポーツマンであり、自宅から走って国会まで通っておられるという方ですから、大いにひとつスポーツ論をやりたいと思います。  最近、むしろ国民の間では非常にスポーツ愛好者がふえて、高齢化社会の中でお年寄りのスポーツも大変盛んになっておりますが、私も年寄りかもしれませんが、シルバー競技なども大変あって、世界記録をつくるような人たちも日本からお年寄りでたくさん出ているわけですね。  一方で、もちろん小学生、中学生などの子供さんたちに正しいスポーツを教えるという……

第140回国会 決算委員会 第4号(1997/05/12、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は、エネルギー政策について議論をしていきたいと思います。  エネルギー問題というのは、言うまでもなくあらゆる政治問題の中でも、あるいは経済を含めて最も重要な政策の一つではないかと思います。国民生活に直結をしている産業経済にはもちろん重要な問題でありますし、さらに安全保障問題とも極めて密接に関連をする。例えば現在は、日本はほとんどエネルギーゼロでありますから石油に依存をする、その石油は大部分がマラッカ海峡を通って船に積まれてやってくる、このことが日本の以前からの安全保障上の問題点であったわけです。そういう意味でエネルギー政策をどう打ち立てていくかということは日本にとって極めて重要な……

第140回国会 災害対策特別委員会 第5号(1997/06/17、17期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(田英夫君) ただいま議題となりました災害弔慰金の支給等に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  日本は、地震、火山活動、洪水等の自然災害多発国であり、これまで多くの国民、住民が、被災の苦しみだけでなく、被災後の生活再建に多大の困難を経験してまいりました。  特に、過般の阪神・淡路大震災においては、住民の生命、生活基盤に重大かつ深刻な被害をもたらし、道路、港湾施設等の復興が進む一方で、被災の程度、再建費用等が膨大であるために、被災者が自助努力のみでは全半壊した住宅の復興を初めとした生活の再建をなし得ず、結果として、被災地の経済……

第140回国会 日米安全保障条約の実施に伴う土地使用等に関する特別委員会 第6号(1997/04/17、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 冒頭から私ごとで恐縮ですけれども、太平洋戦争中、私は学徒出陣で海軍に入り、震洋特別攻撃隊の隊員になりました。これは船の特攻隊ですが、そのときに任地が沖縄になれば、沖縄が私の死に場所になったわけであります。大勢の戦友が死んでおります。  同時にまた、昭和四十六年、初めて参議院議員になりましたとき、最初の仕事が沖縄返還であります。同年の十一月、十二月にかけて行われたいわゆる沖縄国会が私の最初の本格的な国会でありましたので、沖縄については殊さら大きな関心を持っていると自分で思っております。  そこで、今回のいわゆる特措法改正問題を考える場合に、四つの視点があると思います。  一つは、いわ……


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第141回国会(1997/09/29〜1997/12/12)

第141回国会 外務委員会 第2号(1997/10/30、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 中南米は、世界の中でも大変珍しいことだと思いますが、域内でお互いの国同士のいがみ合いといいますか、戦争状態というようなことがない。フォークランド紛争がありましたけれども、これはイギリスとアルゼンチンの問題でありますから。そういう意味でいうと、それぞれの国で軍事政権がかなり続き、また、麻薬とかテロという問題は今もなおあるわけですけれども、国同士のいがみ合い、紛争、戦争状態ということがないというのが私は大変注目すべきことで、それは一体何が原因かなという気もするんです。  もう一つ、一九六七年にトラテロルコ条約を結んで、世界で最初の非核地帯、非核兵器地帯になったわけです。メキシコがイニシ……

第141回国会 外務委員会 第3号(1997/11/27、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 最初に、私は核兵器の問題について意見を述べながらお尋ねをしたいと思います。  先日、国連の第一委員会で二つの核廃絶についての決議案が採択されております。一つは、マレーシアが提案をいたしました、名前をつけるとすれば、いわば時限的核廃絶決議案とでも言うのでしょうか、正式の名前を私は承知しませんが。もう一つは、日本政府提案の究極的核廃絶決議案。  両方とも結果は採択されたようでありますが、マレーシアの提案は、賛成百三、反対二十六、棄権二十四という結果と聞いております。その棄権の中に日本が入っている。日本は時限的核廃絶決議には意思を表示しなかった。これは一体なぜなのかという声が核廃絶を求め……

第141回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第9号(1997/11/18、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 大変いい話をありがとうございました。  この法案は、今までの政府が出してきたいろんな法案と比べて極めて異例であることは事実だと思います。みずからの権限を縛る、あるいは覚悟を示すという言い方でもいいと思いますが、それだけ重大な段階に来ているということを政府みずから示すことによって財政危機を乗り越えようという、同時に景気を回復させなければいけないという、場合によっては矛盾する当面の目標に対してどう対応するかということ。これは余り表に出ないわけですけれども、重要なこの二つのことをやらなければいけないという状態の中でのことですが、読んでみて気がつきますのは、景気が悪いといえば公共事業と、こ……

第141回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号(1997/11/19、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 法案の御質問をする前に、外務大臣においでいただきましたので、私は、先日、与党訪朝団の一員として北朝鮮に行ってまいりましたので、この問題について若干お尋ねをしたいと思います。  今回の訪朝団の北朝鮮側とのやりとりは新聞でも伝えられておりますけれども、実際にはそれ以上に激しいやりとりでありました。激論という言葉がぴったり当てはまるようなやりとりをやりました結果、一定の成果があったのではないかと思いますが、外交を預かっておられる外務大臣として今回のこの訪朝団の結果についてどうお考えか、まずお聞かせいただきたいと思います。
【次の発言】 外務大臣が今おっしゃったとおり、北朝鮮側は拉致問題に……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 外交・防衛委員会 第1号(1998/02/05、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 おくれて参りまして申しわけありませんでした。  私が伺いたいのはNATOの拡大の問題なんですが、その実態がどういうことなのか、影響がどうなのか。あるいは、アメリカの意図と実態がちょっと違うんじゃないかという気もしますが、これは兵藤大使からお答えいただけますか。
【次の発言】 ありがとうございました。

第142回国会 外交・防衛委員会 第4号(1998/03/12、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 社会民主党の田英夫です。  カーターさんは一九九四年に朝鮮半島の危機を救ってくださった方ですし、また北朝鮮の金日成、金正日親子に会ったことのある世界でも数少ない指導者のお一人でもあるわけです。また今回、韓国の大統領になった金大中さんとは大変親しい関係にある。そういう中で、実は私ごとですが、私も北朝鮮を七回訪ねておりますし、そのうち三回は金日成主席と会いました。また、金大中韓国大統領とも親しい友人であります。カーターさんはこれからの朝鮮半島はどうなっていくというふうにお考えか、それを伺いたいと思います。  もう一つは、これはお願いですが、先ほども沖縄のことが出ましたが、ぜひ次の機会に……

第142回国会 外交・防衛委員会 第5号(1998/03/26、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 社会民主党の田英夫です。  ダウナー外務大臣は日本の外務省の出しております「外交フォーラム」に、「オーストラリアの将来はアジアにある」という一文を寄稿しておられるのを拝見いたしました。その中で、特にこの地域では日本、アメリカがオーストラリアにとって重要な国であるということを書いておられますし、先ほどもおっしゃいました。日本の中でも、あるいはアメリカの中でも中国の中でも、最近アジア太平洋で日米中トライアングルを基軸に築き上げるべきだという意見が出てきております。  私も実は日本の中でそのことを主張している一人ですが、この日米中トライアングルという考え方、従来日本は日米基軸という外交を……

第142回国会 外交・防衛委員会 第6号(1998/03/31、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は朝鮮半島の問題を取り上げたいと思うんですが、まず最初に、韓国政府が従軍慰安婦問題について、一人当たり日本円にして三百八十万円を韓国政府として支給しようという計画が報道されております。日本の方はかねてからアジア女性基金という形で基金を積んで、一人当たり二百万円ということで一部には支給をしたという状態にあるときに、韓国政府がこういうことを実現しようとしているということはある意味で大変ショックだと思いますが、この辺について政府、外務省はどういうふうにお考えですか。
【次の発言】 ちょうど外務省の招待で与党の新政治国民会議の幹部級の議員が来日しておりますから、これは私どもも会う機会があ……

第142回国会 外交・防衛委員会 第7号(1998/04/07、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 けさの一部の新聞に、周辺事態法案というのを政府が準備しておられるということが報道されました。通告してあったものを急速変えまして、この問題をお聞きしたいと思います。  政府、つまり防衛庁、外務省がこうした周辺事態法案という内容の法律案を準備しておられるということは、これは事実でしょうか。
【次の発言】 おっしゃれる範囲で結構ですけれども、従来から四十項目にわたる対米後方支援協力の内容、項目ははっきり出ているわけです。その一つ一つの中で法律を新規につくる、あるいは自衛隊法を改正する、既成の法律を改正する、そういう対応をされるというふうに理解をされていたわけです。今回はより包括的といいま……

第142回国会 外交・防衛委員会 第12号(1998/04/28、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 今回、日中漁業協定が締結をされたということ、そしてあしたから始まります日韓新漁業協定、これが一日も早く締結されることを願うわけですが、この二つの漁業協定ができるということの意義は非常に大きいと思っています。  国連海洋法条約、二百海里の排他的経済水域という原則に立った新しい漁業秩序といいますか、国際的な漁業秩序はこの日本の周辺で大きく確立する第一歩ということで、実はこの漁業問題というのは非常に重要な外交問題でもあったわけです、過去の例から見て。  戦後を思い出しても、昭和二十七年、一九五二年に李承晩ラインがつくられて、これによって日韓両国の関係、もっともそれは戦争直後のことでありま……

第142回国会 外交・防衛委員会 第13号(1998/05/07、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 谷野大使並びにアジア局長、どちらでもいいんですがお答えいただければと思いますのは、最近ある新聞で、一紙だけなんですけれども、北朝鮮の金正日総書記がこの秋中国を訪問するという記事が出ておりまして、これを外務省は承知しておられるのかどうか。言うまでもなく、そういうことが事実とすればかなり冷え切っていた中朝関係が変化してくるという兆しかもしれませんし、この問題についてお答えいただきたいと思います。

第142回国会 外交・防衛委員会 第15号(1998/05/14、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 今回のインドの核実験というのは、核保有国が六つになりそうだというような問題ではなくて、人類の生存、平和の問題に直接かかわるという極めて重大な問題だと私は思っています。こういう状態の中で、核をなくしていく、核廃絶ということの戦略を日本政府は考え直されるべきではないかという気がしております。  といいますのは、今世界で核軍縮あるいは核廃絶の流れに二つの大きな流れがあると思うんです。一つは、これはまさにインドがCTBT交渉のときに提案をした、期限を切って現在持っている五つの国も含めて核をなくすという提案。もう一つの流れは、段階的に、つまりNPTからCTBT、次はカットオフ条約というような……

第142回国会 外交・防衛委員会 第16号(1998/05/19、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 インドの核実験についてお尋ねしたいと思います。お尋ねするというよりも意見を言うことの方が多いかもしれませんが。  前回、大変短い時間で議論をいたしましたが、そのときも申し上げましたけれども、今回のインドの核実験ということは、単にパキスタンとの対抗とかいうようなローカルな問題じゃなくて、やった御本人のインドの意思とはある意味では無関係に、結果として世界の政治構造を変革するぐらいの大きな意味があるんじゃないか。意味というのはある意味では悪い意味ですが、そういう感じを持っているんですけれども、外務大臣はいかがですか。
【次の発言】 残念ながら、現在、世界は五つの核を持っている国がそれを背……

第142回国会 外交・防衛委員会 第18号(1998/05/28、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 PKO協力法の改正案について、朝から質疑の中でしきりに出てくる言葉ですが、自己保存のための自然権的権利と。大変難しい言葉が前回のPKO法のときから出てきているわけですが、今回しきりにこれが使われるということですから、これのまず定義をして意味を言っていただきたいと思います。
【次の発言】 辞書まで引いて大変苦労してつくられた言葉、周辺事態というガイドラインの言葉も日本人にとっては耳なれない言葉なんですけれども、大変苦労してつくられたことはわかりますけれども、自己保存なんですからこれは個人なんです。個人個人の今言われたようなそういう自然権の権利だと。あくまでも個人なんですから、現行法と……

第142回国会 外交・防衛委員会 第20号(1998/06/04、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 同僚委員からの御質問を、あるいは御答弁を聞いていて改めて感ずるんですけれども、何か政府はPKO促進というような、自衛隊を海外に派遣するということを促進するというようなそういう空気を持っておられるんじゃないかということを懸念します。この際、やはり初心に返ってといいますか、あれだけ激論をしたPKO問題ですから、改めてもう一回初心に返ってPKO、国際平和協力事業というものを考え直す、考えてみるということが必要じゃないかと改めて思っているんですよ。  そういう意味で、今回の改正で一番問題なのは、もう先ほどからも出ているように、個々の判断でと言っていた武器使用を上官の命令でということに変える……

第142回国会 外交・防衛委員会 第21号(1998/06/11、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 四人の参考人の皆さんありがとうございました。  私の質問は国連にかかわりますので、堂ノ脇さんと明石さんにお答えいただければと思います。  昨年の十二月の国連総会で二つの核に関する決議が提案されております。一つは日本政府が提案いたしました段階的核軍縮の決議、これは全会一致で採択されたようですが、もう一つはマレーシアが提案をした期限を切って核を廃絶しようという決議であります。  先ほど明石さんは、インドが求めるように核廃絶のきちんとしたタイムリミットを明確にすることは恐らく現実的ではありませんと言っておられるわけで、これはCTBTの交渉の過程でインドが提案をした、期限を切ってということ……

第142回国会 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第5号(1998/05/27、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 国内の経済の問題を同僚委員がずっと取り上げてこられましたので、私はアジア経済とのかかわりの中で御質問をしたいと思います。  先週末にカナダで開かれたAPECの蔵相会議で共同声明が出されました。特にアジアの通貨危機の問題、インドネシアの問題、こういうところに関連してかなり思い切った声明ではなかったかと受け取っておりますけれども、まず最初に松永大蔵大臣のこのAPECでの御印象を伺いたいと思います。
【次の発言】 私も報道を見てのことですが、一つの新しい動きというような印象も持ったわけであります。その一つのあらわれは、インドネシアを視野に置いてのことですが、IMFへの要請の中で社会的弱者……

第142回国会 災害対策特別委員会 第3号(1998/03/20、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 社民党の田英夫です。  私は、今までの皆さんの御意見、御質問あるいは政府の答弁を伺っていて改めて思うんですが、災害対策に対する基本的な哲学を転換しなければならないときになっているんじゃないだろうか。にもかかわらず、率直に申し上げて、一番その転換がおくれているのは政府じゃないかという気がしてならないんですね。もちろん阪神・淡路の教訓が直接の動機でありますけれども、災害というのは、さかのぼれば七十数年前の関東大震災までさかのぼる必要があるかもしれませんが、当時は今とは時代が違いますから、余りその結果として教訓というふうに政治の中で生かされなかった。しかし最近は、阪神・淡路はもちろん、先……

第142回国会 災害対策特別委員会 第5号(1998/04/10、17期、社会民主党・護憲連合)

○委員以外の議員(田英夫君) お答えいたします。  私どもが災害弔慰金の支給等に関する法律の改正という形にいたしましたのは、この災害弔慰金の支給等に関する法律は昭和四十八年に制定をされておりますが、災害によって命をなくされる、あるいは大きなけがをされる、いわば人的な被害に対して率直にはお見舞いといいますか、弔意とお見舞金を出す、そういう形で公的なお金が災害の被災者に対して支払われた日本で初めての法であると思います。  これは人的被害に対するものでありますけれども、同じような考え方から物的な被害、家が全壊あるいは半壊をした、生活の基盤が失われてしまったということに対しても同じような意味で公的なお……

第142回国会 予算委員会 第6号(1998/02/04、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 去る一月十七日で阪神・淡路大震災から三年がたちました。しかし、依然として被災者の皆さんは数万人が仮設住宅に住んでいる。孤独死をする人も後を絶たないという状態が続いているわけです。  今審議している補正予算に災害対策費が組み込まれておりますが、大蔵省、その内容を言ってください。
【次の発言】 阪神・淡路のために千二百八億円という数字になっておりますけれども、一方、各政党からこの事態の中で法案が出されておりまして、一つは、参議院の災害特別委員会で継続審議中でありますが、いわゆる市民・議員立法と言われている、被災者の市民の皆さんがみずから法案をつくり、これを有志議員が超党派で受けて法案に……

第142回国会 予算委員会 第13号(1998/03/30、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 一九八八年六月のことですが、まだベルリンの壁崩壊の前年でありますから、東ドイツの東ベルリンで開かれました核軍縮の国際会議に出席をする機会がありました。そこで、東ドイツのこれは民間人でありましたが話をする機会があって、たまたま東ドイツに駐留をしている当時のソ連軍の話になりました。そのドイツ人は、現在我々の東ドイツに三十五万のソ連軍が駐留をしている、これは決して愉快なことではありませんと大変率直な言葉で批判をしておりました。もちろん、ソ連軍駐留によってドイツ人の生活にさまざまな支障を起こしているという話をしてくれたんです。  これは一般論といいますか、外国軍隊がよその国に駐留をする、そ……

第142回国会 予算委員会 第17号(1998/04/08、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 去る四月二日から五日までロンドンで開かれましたASEMに総理、外務大臣、忙しい日程でおいでになって大変御苦労さまでした。  ASEM、アジア欧州会議と言っておりますが、このASEMという会議は大変意味のある、あるいは今の世界情勢の中で注目すべき会議ではないかと。アメリカがいない会議ということが一つ大きな特徴になるわけであります。同時に、アジアとヨーロッパというのは非常に古い歴史があるわけでありまして、いわばイギリスから見て、ヨーロッパから見てファーイーストだと、極東という言葉も生まれた、そういう歴史のかかわりのある国々が一堂に会する、しかもアジアの経済危機の中で集まったということは……


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各種会議発言一覧(参議院17期)

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第134回国会(1995/09/29〜1995/12/15)

第134回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1995/11/08、17期、参議院フォーラム)

○田英夫君 ありがとうございます。  簡単にお聞きしますけれども、アジア・太平洋を考えるときに、私は二つの大国の動向が非常に注目されるのではないかと思っできたんですが、川島局長のさっきのお話の中で、そのうちの一つの中国の問題については触れられました。大体お考えは珍しく私とほぼ一致するんだろうと思います。つまり、中国はこのアジア・太平洋の問題にかかわってくるときに、円満な形でアジア・太平洋諸国に溶け込んでいけるように中国自体も政治的、経済的あるいは軍事的に配慮すべきだと思いますし、また関係諸国もそういうことが可能になるように配慮をしなければならない。台湾の問題もさっきから出ていますが、これもその……


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第139回国会(1996/11/29〜1996/12/18)

第139回国会 国際問題に関する調査会 第1号(1996/12/09、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 今の御報告を聞きまして、特に今回非常にいい選択を、これは会長、事務局でされたのかもしれませんが、いい国を訪問されたと感じます。それぞれ日本にとって非常に重要であることはもちろんですけれども、同時に従来、比較的国会あるいは一般的に関係あるいは交わりが薄かったのではないかという国を訪ねられたことは非常に意義があったと思います。  今の御報告を聞いて具体的に三つぐらい興味を持ちましたのは、一つは上田さんが言われた北朝鮮、中国に対する脅威という問題。これは余りにも実情とかけ離れた、アメリカのごく一部の脅威論がむしろアメリカの中以上に日本では大きく取り上げられ過ぎているんじゃないかという印象……


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第141回国会(1997/09/29〜1997/12/12)

第141回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1997/10/29、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 お二人には大変ありがとうございます。いい話を聞かせていただきました。  小此木先生に一つ伺いたいのは、北朝鮮は非同盟諸国会議のメンバーになっているということなんですが、余り日本ではそれが注目されないし報道もされないし、このことを北がどういうふうに活用してきたかということも余り明確ではないと思います。  ただ、一九七五年にピョンヤンを訪問したときに、このときは全く一人で行って、当時労働党の国際部長だった金永南氏と二日間、二人で合計八時間ぐらいいろんな話をしたんですが、その中で彼が突然、今回我々は非同盟諸国会議に参加することを決意しましたと、こう言ったので、私はすぐ通訳に決定じゃないん……

第141回国会 国際問題に関する調査会 第3号(1997/11/05、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 両先生、ありがとうございます。  最初に、高木先生に日米中トライアングルのことをお伺いしたいと思います。今、板垣委員の御質問に基本的な点はお答えになりましたが、若干私の意見を申し上げて、御意見があれば聞かせていただきたいと思います。  といいますのは、実は日米防衛協力のための指針、ガイドラインの討議を与党でやりましたときに、私は日米中トライアングルという視点を持つべきだという主張をいたしました。日米基軸、日米安保条約中心という外交はもはや二十一世紀には改めるべきではないかと。日米基軸だから日米防衛協力のガイドラインという方向に行くということであって、日米中トライアングルをと。これは……

第141回国会 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第1号(1997/10/27、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 日本のODAの理念から議論をしようということですが、日本のODAの問題点というのは、一つは理念が明快でないということ、もう一つは実施体制に欠点があるんじゃないか、この二つだと思います。  理念については、政府のいわゆる大綱というものができておりますから一見理念のようですけれども、実はこれはもう極めて常識的なことであって、大変自分にかかわるので言いにくいんですが、かつて議員立法でODA基本法案を参議院に提出いたしましたが、その中の私どもが基本理念として掲げた幾つかのもののうちの四つをとって、それを政府が理念、大綱という形で出しておられる。果たしてこれで理念と言えるだろうか、こういう疑……

第141回国会 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第2号(1997/10/31、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 ODAの体制の問題を考えるときに重要なポイントが大きく分ければ二つあると思います。  一つは体制そのもの、国内における政府の体制の問題。それからもう一つ体制で問題なのは、今、山本さん、馳さんが言われた現地の体制、つまり要請主義というふうに言われているこの問題、これが一つ体制の問題だと思います。  もう一つは透明性の問題ですが、これは国会の承認とかいろいろな問題がありますけれども、別の機会にまた発言させていただきますけれども、最初の体制そのものの問題で、特に国内の政府の体制の問題では、いわゆる四省庁体制、これは借款については経済企画庁が幹事役になって外務省、通産省、大蔵省という四省庁……

第141回国会 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第4号(1997/11/17、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 いいお話をお二人ともありがとうございました。  最初に杉山さんに伺いたいのは、青年海外協力隊のことから触れられましたが、今でも被援助国からこういうプロジェクト、こういう人をよこしてほしいというやり方をとっておられるのかどうか。実際には柔道の専門家とか看護婦さんとか多岐にわたる人が行くわけですが、その要求のもとは相手国なのかどうか、それでいいのかどうか。  それともう一つは、今度は派遣される隊員の人たちの帰国後の社会復帰の問題で、以前よりは随分よくなったと聞いておりますが、この点はどうなのか。できれば、さっき山本さんが触れられた人材の確保という意味も含めて、杉山さんが歩かれたような道……

第141回国会 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第5号(1997/11/21、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 私は、基本法案をつくった経験があるわけですから、つくるべきだということは当然考えておりますが、その中で今反省している点もあります。特に、きょう小委員長がおっしゃった国会とのかかわりというところは、今、馳さんも言われましたけれども、やはりかなり現実に合ったものでないと実際問題として運用できないと。私どもがつくったのは、五カ年計画、中期計画をつくれ、それは国会の承認を求めなくちゃならない、次に毎年度計画を出せと、余りにも理想案なんですね。そして毎年度の結果を報告しろと、こういう三段構えになっております。国会の今の審議の現状からしますと、どこが審議をするかということも想定しながら考えます……

第141回国会 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第6号(1997/12/01、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 ODA基本法をつくるかどうかという問題で大変きょうの議論は煮詰まってきたといいますか、今までずっと議論を重ねてきたものが集約されてきたように思うんです。  私は、かつてODA基本法をつくるときに村井さんには大変お世話になりましたので、おっしゃることはよく理解しているつもりですが、今、大島局長が言われたことと関連して、もう一つ議論を進める意味であえて申し上げたいと思います。  冒頭に村井さんから、長期計画、中期計画、年度計画というものをやはり出すようにした方がいい、当然基本法に盛るべきだと。私どもの基本法案もこれを盛っていたわけですね。同時に、率直に言って、今外務省はもう大島さんがは……

第141回国会 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第7号(1997/12/05、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 皆さんのおっしゃったことと重複することになると思いますが、まとめるような形で申し上げます。  まず、理念については、私は被援助国の国民の立場に立つということが、例えば基本法をつくるときにそれをうたうことはしないとしても、心構えとしてはこれが非常に重要ではないかと思います。我が国の国益優先でないことはもちろん、被援助国の政権への援助ということでもないと。やはり被援助国の国民の立場、国民生活を向上させるということを優先させるべきだと思います。  その上に立って、一つは、皆さんもおっしゃいましたが、人道的な立場を重視する。その中には、女性あるいは子供さんの生活を向上させることを優先的に考……


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第142回国会(1998/01/12〜1998/06/18)

第142回国会 国際問題に関する調査会 第2号(1998/02/04、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 社民党の田英夫です。いいお話をお二人から聞かせていただきまして、ありがとうございました。  寺島さんに伺いたいと思うんですが、お書きになりました「日米中トライアングル・クライシスをどう制御するか」という文章を大変同感を持って拝読いたしましたが、冒頭に松本重治さんのお名前を出しておられる。私は孫弟子のようなものですから、大変感謝しております。  この日米中トライアングルということは、実は昨年、新ガイドライン問題が出てきたときに、内容を申し上げるとあれですが、与党三党のガイドライン問題協議会という場でかなり激論になったテーマであります。私が皮切りをしたんですが、要するに、今までの日本政……

第142回国会 国際問題に関する調査会 第4号(1998/03/11、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 ありがとうございます。  二十一世紀を見詰めたアジア太平洋地域の安定と日本の役割ということで、二つのテーマを申し上げたいと思います。  第一は、日米中トライアングルという視点であります。  第二次世界大戦後、この五十年間は、日米基軸ということで日米安保条約を中心に考えるというのが日本外交の基本であったわけでありますが、最近の冷戦構造の崩壊、そしてそれに伴うイデオロギー対立が政治の主たるテーマではなくなってきたという国際情勢の変化をとらえて、やはり今後は新しい世界秩序、世界の構造を皆で協力して構築していかなければいけない、こういう時代になってきたのではないかと思います。  こういう中……

第142回国会 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第1号(1998/02/27、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 時間がありませんから簡単に申し上げます。  今、ちょうど話題になりました国益の問題というのが、やはり我々、討議の大体大詰めになってきたと思うんですが、このことをさらに詰める必要があるんじゃないか。私もかつては非常に厳しい基本法案を出したことがあるんですが、現在の心境を申し上げれば、皆さん一致しておられる緩やかなという表現でいいから基本法をつくった方がいいと。  その一つの理由は、今まさにおっしゃったような国益という問題についての哲学を一致させておく必要があるんじゃないかという気持ちが強いからなんです。  山本さんはさっき冒頭のところで、国連安保理の常任理事国になるという問題も材料に……

第142回国会 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第2号(1998/03/09、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 従来も申し上げてきたことを繰り返すことになるかもしれませんが、結論を言えば、やはり簡潔なODA基本法をつくるべきではないか。  やや反省を込めて申し上げるんですが、かつて参議院に議員立法で提出したことがありますが、あれは理想的なODA基本法の姿であったかもしれません。例えば担当省庁の問題にしても、行革が叫ばれているこの時代に新しい省庁をODAのために新設するということは現実的ではないということ。あるいは、かつての時代に比べると、つまりマルコス時代などの体験を反省していた時代に比べるとODAの実施状況というのはかなり改善されてきているということもありますから、理念をうたって、そして守……

第142回国会 国際問題に関する調査会対外経済協力に関する小委員会 第3号(1998/03/16、17期、社会民主党・護憲連合)

○田英夫君 大変いい資料が二つ出てきて考えを整理しやすくなったと思うんですが、一つは調査室でつくってくださった小委員の「ODA基本法案の骨子の叩き台」というもの。このペーパーの方の「総則」、それから「国際開発協力の基本原則」、それから三番目の「国会に対する報告」というところが私などが描いてきた基本法の内容だと思うんです。下の二つの丸の「国際開発協力に関する人員の確保」とか「開発協力を行う団体に対する援助」、その部分と山本さんのつくられた提案というところが、基本法があってそれプラスこういうことをやったらどうかという整理の仕方をすると私の考えはぴったり合う、そんな感じがまず全体としてします。  そ……



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※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

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