このページでは鈴木一弘参議院議員の11期(1977/07/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は11期国会活動統計で確認できます。
○鈴木一弘君 私は、公明党を代表して、ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 大平総理の政策構想が織り込まれていると言われる新経済社会七カ年計画の基本構想には、ゆとりと生きがいのある社会建設の具体的な青写真は一向に明確にされておりません。一方で、財政再建の重要性とそのための税負担の大幅な引き上げばかりが、いやが上にも強調されております。 すなわち、五十三年度の一九・六%という国民所得に対する租税負担率を六十年度には二六・五%へと、実にわずか七年間で三五%もの税負担の増加を予定しているのであります。総理の主張される「ゆとり……
○鈴木一弘君 私は、公明党を代表いたしまして、さきの政府演説に対し、総理及び関係閣僚に若干の質問をいたします。 さて、二十一世紀への助走とも言うべき八〇年代に入った今日、内外ともに重大かつ深刻な問題がわれわれの行く手をさえぎっており、国民は多くの生活の不安を感じております。 内にあっては、原油の値上がりを中心とした物価の上昇、公共料金のメジロ押しの値上げなど物価に対する不安、そして福祉後退が策され、養護老人ホームや特別養護老人ホームの入所者から巨額の負担を取るなど福祉に対する不安があります。 また、一体エネルギーは今後どうなるのか心配でならないし、中小企業の倒産増加による仕事に対する不安……
○鈴木一弘君 私は、公明党を代表して、ただいま提案されました昭和五十五年度の公債発行の特例に関する法律案に対して、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 昭和二十二年三月に制定された現在の財政法は、戦前の公債発行による財政破綻という苦い経験を反省してつくられたものであります。それは、財政法第四条において赤字国債の発行を禁止し、健全財政主義を貫いているのを見ても明らかであります。 しかるに、この精神に違反する財政特例法案を昭和五十年度より毎年連続して国会に提出しているばかりか、これから先についても赤字財政からの脱出について明確なる見通しを示さない政府の姿勢は、無責任そのものであると言わざるを……
○鈴木一弘君 最初に、大臣に歳入欠陥の問題でちょっとお伺いしたいんですが、本年度歳入欠陥が必至だと、こういうことで報道もされてきておりますが、ここへきてさらに円高によるデフレが効果が出てきておりますけれども、そういうことになれば、なお歳入欠陥は必至ということになってくるんじゃないか、こういう心配があるわけです。一体どのぐらいの予想がされてきているのかということが一つですね。 それからもう一つは、それではその欠陥に対してどういうように財源対策を本年度は考えていくのか、特に金額にもよると思いますが、欠陥の額によっては国債の増発も避けられないということになりかねないということになってくるわけでござ……
○鈴木一弘君 国際通貨基金が昨年の四月三十日に総務会で第二次改正案を承認しました。わが国は昨年五月二十四日に国会で承認をして、そうして六月十八日にIMFに対して受諾の通告をしておりますが、まだこの第二次の改正案が発効に至っていないようでありますけれども、実情はどうか、まず伺いたいと思います。
【次の発言】 アメリカ合衆国はこれは承認をしておりますか。
【次の発言】 この改正の中では、秩序ある為替取り決めを確保し、安定した為替相場制度を促進するため、他の加盟国及び基金に協力する義務を負っているということが明記されております。その中に、自分の国の事情を考えながらその政策を秩序ある経済成長を促進する……
○鈴木一弘君 有価証券取引税の方について伺いたいと思います。 最初にいまの証券行政、こういうことについて伺っていきたいと思います。 いま一番の証券問題での、証券行政での問題は公社債市場の拡大、それと円滑な運営、こういうことが中心の課題になっていると思うわけでございますが、だから最初に、こういう問題の改善について政府側の考え方を伺っておきたいと思うんです。 今回の改正案では、この法律の第十条の第一種の甲、いわゆる税率のところでありますが、第一種の甲と第二種の甲についてのみ五〇%引き上げる、こういうことで乙の方はまるっきり見送ってしまったその理由、先ほど申し上げた公社債市場拡大の問題、円滑な……
○鈴木一弘君 冒頭に、直接法案に関係がないことでありますけれども、特に景気対策の問題が緊急の問題でもありますので、それについてひとつお伺いを最初したいと思います。 中小企業の経営者について、いま景気を起こすためにもその辺が潤い、また企業意欲が活発になるようにしなきゃならない。当然のことでございますが、そういう点で十二分の育成措置をとり景気を刺激すべきだと、こういうふうに思います。特に金融面でいろいろ訴えられたりしますのは、十分な担保力がない。そうなりますと、都道府県なりのいろんな信用保証協会、市内の信用保証協会の保証を受けてということが多くなってくるわけでありますが、残念ながらこれがまだまだ……
○鈴木一弘君 私は、最初ちょっと例の源泉徴収票の偽造の問題、このことを伺って、それから酒の質問に入りたいと思います。 東京国税局、これは――じゃあ、最初にお酒の方から入りましょう。 中央酒類審議会で、「清酒業界に対する当面の対応について」ということで五十一年十二月一日付で発表されておりますが、その報告書の中で、ずっとこれ読んでまいりまして、一つは、「今後の方向としては、自由競争を基本路線としつつ、経済合理主義に耐え得るよう、業界及び企業の体質強化を図っていく必要があり、行政もかかる方向を指向すべきであると考えられる。」と、こういうようにございまして、業界に対する今後の行政の方向を示している……
○鈴木一弘君 理事会で協議ということになりましたんですけれども、私も若干銀行の週休二日制について最初お伺いしたいと思います。 多少いまの御質問と重複するところがあるかもしれませんが、市中銀行従業員組合連合会がやった調査で、世界の銀行における完全週休二日制をとっているところが調査対象百六十五カ国中百カ国に及んでいる、もはや先進国の中では日本だけが取り残されている状況であると、こういうように言われております。問題は、これが事実かどうかということと、それからこういうような調査にあらわれた各国が週休二日制に踏み切っていった経緯と経過をひとつ説明をしていただきたいと思います。
○鈴木一弘君 昨昭和五十二年度の資金運用部資金の政府関係機関の実行見込みによると、大量の使い残しというのが見込まれておりますが、その原因は一体どういうところにあるか、まずちょっと伺いたいと思います。
【次の発言】 五十二年度の第三・四半期までの進捗率では、五十一年度よりも大幅に下回って三五・六ということ、ですから、いまのままでいくと実行見込み額が、いま御答弁のあった七九・四%よりも下がるということになるおそれはありませんか。
【次の発言】 この運用部資金の政府関係機関への運用実績、こういうのを見ると、五十年、それから五十一年、五十二年、こういうふうに三年連続して、同じいわゆる政府機関、同一機関……
○鈴木一弘君 公庫法の第一条に書かれている目的について、先ほども総裁が師しておられましたけれども、この第一条の日的の中に、「銀行その他一般の金融機関から資金の融通を受けることを困難とする国民大衆に対して、必要な事業資金の供給を行うことを目的とする。」と、こうあるわけですね。その一般金融機関からの融資を受けることを困難とする国民大衆、それはどういうことなんですか。非常に基本的なことから伺っていきますけれども、一般金融機関からの融資を受けることが困難なという、その困難なというのはどういうのを指しているか、まず伺いたいんです。
【次の発言】 この国民金融公庫法というのができたのが昭和二十四年、施行さ……
○鈴木一弘君 いま大蔵省では来年度予算の本格的な編成作業を行っておられますけれども、基本的姿勢について、歳入歳出両面からお話をいただきたいと思います。その考え方をひとつ大臣から示していただきたいと思います。
【次の発言】 いろいろな方針の中身によると、福祉見直し、これを切り詰めるというようなことが報道もされておりますし、そういう点でいわゆる投資部門の方は二〇%ぐらい伸びるのに対し、福祉見直しなどによって経常部門は伸び率がそう伸びないと、これは歳出の面でこういうふうに報道もされているわけでありますけれども、そういう基本的な考え方はあるんですか。
○鈴木一弘君 最初にお伺いしたいのは、毎年毎年、所得税の申告の始まるぎりぎりいっぱいになるとこの法案が出てくるわけです。これははなはだ解せないんです。本来ならば、すでに奨励補助金が出てくるということは、まさか二月になって 決まったわけじゃないわけでございます。そうすれば、当然所得税の申告のぎりぎりのところで出てくるんじゃなくて、もっと早く考えられてあたりまえだと思うんです。通常国会の中に出てきてもよろしいし、あるいは秋の臨時国会に出てきてもいいわけです。それがこんな遅く、いつもかけ足で持ってきて質問時間は短くしろ、三分だ、六分だなんておかしなことになっている、どういうわけなのか、私は非常に解……
○鈴木一弘君 最初に、銀行法等についてお伺いをしたいと思います。
わが国の金融情勢の変化、さらに円の国際化、こういうようないろんな事態がございますが、そういう中にあってわが国の金融行政の中心になっているのが銀行法だと思います。その銀行法改正の準備が進んでいるというように見えるんですけれども、改正の見通しはどうなっておりますか、伺いたいと思います。
【次の発言】 改正の方向について業態問のかきねの問題がございますが、そのかきねを低めるということが出ている。相互銀行、都市銀行の問題もありますし、信託との問題もあるし、証券との問題もある。こういうことで業態間のいわゆるかきねになっているものを低めて……
○鈴木一弘君 最初に、租特に関連いたしまして、一連の航空機輸入問題の疑惑のことでちょっと伺いたいんですが、新聞報道によりますと、東京と大阪の両国税局の係官がアメリカへ派遣されている。東京国税局が三月一日、大阪が三月十五日にアメリカへ行っておりますが、事実かどうか、もし事実だとすればその目的は一体何なのか、ちょっと伺いたいんですが。
【次の発言】 一般調査の例年の調査の中で行っているということですけれども、やはりこの特別国税調査官チームというのは、一つにはダグラス、グラマンも当然そこに含まれてくるというふうにいまの答弁からも考えられるんですけれども、そういう対日不正支払い事件の問題で疑惑が指摘さ……
○鈴木一弘君 最初に、これは大蔵省に伺いますが、農業が大事な産業だということ、これについては認識はだれも持っていらっしゃると思いますし、私もそうだと思います。農家の方の生活の向上を願わない者はないと思いますけれども、どうも財政上からの資金配分という点で見ると、ほかの先進諸国に比べて大変に多くの財政資金が出ている。この点がどうも納得がしかねるものがあります。 主要各国の予算規模に占める農業予算の構成比率を見ると、アメリカが〇・八%、イギリスが一、それから林業、漁業予算を含んでも一%、西独が一・三、フランスが三・六、これは地方開発も含んでおりますが。 それに対して日本は、林業とかそういうものを……
○鈴木一弘君 初めに国債の問題で一、二伺ってから基本的なことを伺いたいと思いますが、私が三月九日の予算委員会の席上で、総括質問で、国債はもう売れないんではないかと、こう申し上げた。そのときに大蔵大臣は十分に消化できる、こういう答弁をいただいております。今日のこの段階では十分消化できる、こういう答弁があるんですけれども、一カ月後の現在、私が御指摘申し上げたように、心配したように、国債が売れなくて困ってきている。だからこういうのを見ますと、一カ月先の国債の消化についての見通しも立たないということは、余りにも少しいいかげんな答弁だったんじゃないのかということで、これは冒頭、最初大蔵大臣にまず伺ってお……
○鈴木一弘君 保険問題、それから国債問題と入りたいと思いますが、最初に保険問題から若干お伺いしたいと思います。
愛知県での保険金目当ての連続殺人事件、こういうことに象徴的にあらわれておりますけれども、こういうような保険金を目的にした事件が最近多くなっている、こう聞いておりますが、実態はどうなっておるのか。特に生命保険、損保別に件数とか、会社が支払った保険金の額等について、二、三年間の分ぐらい言ってほしいと思います。
【次の発言】 大変金額が大きいわけでありますけれども、新聞等によりますというと、交通事故を装った保険金詐取、これを見ると、五十三年度中に、いまのは起訴例できておりますが、警察で検……
○鈴木一弘君 初めに、専売公社の性格、目的についてまず伺っていきたいと思います。
この専売公社法の一部改正に伴って、専売公社のあり方それ自体についての論議がありますけれども、私は専売公社が設立された、その当初の状況を踏まえて現在の専売公社のあり方を質問していきたいと思います。
初めに、大蔵省専売局から日本専売公社に移っていった経過について、ひとつ簡単に説明をしていただきたいと思います。
【次の発言】 昭和二十二年はストがあって、そして非常に労働運動が盛んであったそういうときでございますが、そういう盛り上がりの中でいまの答弁のように二十三年七月二十二日マッカーサー書簡が出た。そういう米軍総司……
○鈴木一弘君 初めに、総理にまずお伺いしたいのはダグラスの問題であります。
昨年七月ボーイング関係、十二月ダグラス関係、ことし一月にグラマン関係のSEC報告が出され、きょうまでSEC資料等も持ち込まれ、衆参両院の関係委員会の審議等も行われてまいりました。
しかし、捜査当局の捜査の現段階は一体どこまでいっているのか、今後の見通しはどうなのかということを、これは法務大臣ですか、伺いたいと思います。
また、ダグラス関係のSECの資料等はいつ引き渡しを受けるのか、これについての現状と見通しについてまず伺いたいと思います。
【次の発言】 捜査の現段階について報告をしていただきたいと申し上げたのです……
○鈴木一弘君 関連。
【次の発言】 いまも、五十三年度の成長率の見通しが七%の国際的な公約が実現できなかったといいますか、それだけじゃなくて、経常収支も五十三年の当初見込みのいわゆる六十億ドルという見通しを完全に突破する。またもう一つは、先ほどの御答弁で、輸出の鈍化、輸入の増加ということで、その傾向もありますけれども、福田内閣のときに約束をして、鳴り物入りで実行をしようとした緊急輸入、これは四十億ドルも結局どうも三十億ドルをはるかに下回って、二十何億ドルというような結果になっているんじゃないか。
こういういろいろなのを見ますと、サミットを前にして、どうも約束を守らない日本ということになるのじ……
○鈴木一弘君 歳出の削減についての大蔵大臣の考え方からまず聞きたいんですけれども、財政再建ということが、国民の理解を得ている大分共通の声になっておりますけれども、それは結局、国債費がございますが、そういう国債費の増大による財政の硬直化とか、財政インフレのおそれとか、国債の発行によって後の世代に対する過大な負担がふえてくる、こういうことを避けようということから、財政再建ということに国民の理解ができているんだろうと思います。 それで、政府が財政再建を現在最大の課題とし、緊急の課題としているというそういう理由の一つには、こういう国債等が債券市場のもとでは消化が非常に困難だということだろうと思います……
○鈴木一弘君 最初に、日銀総裁、きょうはせっかくの政策委員会等がおありのようでございますので、冒頭に御質問申し上げたいと思います。 二日の日曜日に、御承知のように、政府、日銀が円防衛の緊急対策を発表しましたけれども、これによって円相場の下落を防止できるということについては、可能性は非常に少ないのではないか。たとえば、大きな経常収支の赤字の問題、それから原油価格がこれからまだ上がるだろうという予想もございます。そういうことが改まらなかったならば、一体どうなるだろうかというようなことがあります。その点で、そういう見方もありますけれども、日銀総裁の見解をまず伺いたいと思います。
○鈴木一弘君 どうも国鉄のことは余りよくわからないんですけれども、若干お伺いをいたしたいと思います。
伝えられるところによりますと、国鉄は本年度においても予想以上の歳入不足になると、こういう話を承っているわけですが、それは一体事実かどうか、また、その金額はどのぐらい予想されているのか、教えていただきたいと思います。
【次の発言】 いま千六百七十八億円の収入の不足についての内訳の話があったのですけれども、いわゆる大幅な値上げによる国鉄離れ、これがずいぶん言われているわけですね。これは国鉄離れという現象といまの景気低迷という、何だか円高が悪いみたいな感じの答弁があったのですけれども、どのぐらいの……
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