このページでは長谷川四郎衆議院議員の25期(1952/10/01〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は25期国会活動統計で確認できます。
○長谷川(四)委員 まず最初にお聞きしたいことは、横浜の生糸の取引所、
この取引所の使命を具体的にお話をしていただきたい。
【次の発言】 そういうことになると、現在生糸の取引所が現物のないのに思惑的な取引が行われておるが、実際面には少しも引渡しが行われていないという実情にあるのであります。これはやはり農林省の方の……。
【次の発言】 関連して……。ただいま伺つたのですが、そうしますと、繊維局長として、現在輸出が非常に不振のため一般企業が苦しんでいるのだ。そこであなたのお考えで、この輸出産業の先行きの見通し、さらにそれを打開するためにどのようなお考えと、あなたの手でどのような打開策を講じておら……
○長谷川(四)委員 ただいま優先外貨のお話がございましたので、これについてちよつと承つてみたいと思います。優先外貨、たとえば生糸に対して優先外貨は、今どのくらいを占めているか、お答えを願いたいのであります。
【次の発言】 一割、そういたしますと、たとえば五十二年の一月から九月まで、また昨年度の輸出の総額から見て、一割というのは、アメリカ、英国、フランス、あるいはインドとかオランダとかいうものがたくさんありますが、そういうような地域にも出ておるのでありますか。アメリカならアメリカにのみ対しての一割でございましようか、承りたいと思います。
○長谷川(四)委員 私はただ一言大臣に伺いたい。大臣の御答弁の中で、設備を近代化しなければならぬ、あるいは経営合理化というような施策も今後将来に向つてとつて行くという行き方については了解ができるのですが、海外の値下り、すなわち運賃まで入れたものが変態的な値下りであり、一時的な値下りだというお話があつたのでありますが、変態的、一時的な値下りだということについては、海外の情勢のどういうところからそのようにお答えになられるのか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 大臣が口をすつぱくして電源開発はわが国の経済自立のために最も喫緊な課題であるということを述べられており、またわれわれもそうでなければな……
○長谷川(四)委員 けさ、只見川の問題、また開発問題に対しましていろいろな資料をいただいたのでございますが、この資料に関連して一言、昨日の只見川の問題をお伺いしてみたいと思うのでありますが、現在の東京の需用量、東北の需用量、これらを比較するときに、東京は東北の二倍に当る消費を行つておる。従つて東北は、逆に未開発水力は、関東と比較するとたくさん残されている。たとえば北上、阿武隈、最上、雄物、こういうように只見川以外にたくさん残されておるのでありまして、これだけ残つておるにもかかわらず、昨年の五月に行われた電気事業再編成の際の割当が、関東と東北を比較しますと、関東が九〇%、これに対して東北は一〇六……
○長谷川(四)委員 関連して。貿易の問題は私らの国にとつて最も重大な問題でありますので、これを短時間に解決するということはできない。また局長としての抱負も政府の抱負もあるであろうと思いますから、これを簡単に承るわけに参らないと思うので、時をあらためてゆつくりこの問題に関連して一日つぶしてもらわなければならぬ。しかし先ほどの局長のお答えの中に、ドイツに調査に行つているお方もあるということでありますが、調査をするということは当然必要なことであります。しかし日本の政治の上に立つて、出先機関をどのくらいに利用しているか。それがほんとうに日本の貿易のために必ずあつせんの労をとつているやいなや。また日本の……
○長谷川(四)委員 ちよつと関連して。七百四十万錘のうち、実際稼動しているのはどの程度ですか。
【次の発言】 今の御答弁の中にもやはり設備制限というようなお話がありましたが、綿糸ばかりでなくて、絹、人絹というようなものに対しても何らか手を打たなければならぬ段階に入つて来ていると思います。従つて日本の現在の繊維の輸出というものが、昔のままの考え方で将来性があるかどうかという点については大いなる疑いを持たなければならない。綿糸においても私はその通りだと思う。そういう点において、絹、人絹に対して同様な設備制限をするお考えがあるのでありましようか。それとも、どのような方針をとつて設備制限をなさるかとい……
○長谷川(四)委員 武器等製造法案の審議に入る前に私は政府の見解を明らかにしておいてもらわなければならぬと思うのであります。それはすなわち先日来今国会において議題の中心となつて現われて来た憲法の問題であります。この憲法から見て、武器等製造法案なるものが抵触するかしないか、私たちは自信と確信を持つてこの審議に入らなければならないと思うのであります。従いまして、政府は憲法第九条に対してどういうような御見解を持つておるかをはつきりお示し願いたいと思います。
【次の発言】 そうなつて来ると、私は疑わなければならない点が出て来ると思うのであります。なぜならば、近代的というお言葉がございましたが、これから……
○長谷川(四)委員 吉田さんに伺うのですけれども、これに奨励金をよけい出せといつても、大蔵省では絶対よけいには出しはしない。ですから、あなたのお話のように加工用金をもつと範囲を広げてやることはできないかということと、手数料四円を撤廃するわけには行かないというようなことで行つたならば業者も幾分かそこで息をつく道があるのじやないか。だから、範囲をもつと広げることが適当かということと、四円の手数料制度を撤廃するわけに行かないかということ、これについて伺いたい。
○長谷川(四)委員 先ほどのお話に、本年度の肥料の増産という面がありますので、まことにけつこうなことだと思うのであります。そういたしますと、国内の需給のバランスからいつて、本年も当然肥料が余つて来るという勘定になつて来る。そうすると昨年と同じような過程によつて、すなわち出血輸出を政府もさせなければならぬというようなことになりはしないか。そういうことになりますと昨年の事情等はよくわれわれにはわかるのですけれども、一般地方に出てみますと、農民に高く売つて、その余剰金を転嫁して出血に埋めて行くのだというような考え方を持つておられる。またいろいろ政党等の演説会においてもそういうことが説かれておる。そう……
○長谷川(四)委員 ちよつと一言だけ聞いてみたいが、先ほど次官の答弁の中に、貿易について国連云々という言葉があつた。国連云々ということになつて行くと、たとえばどうして日本の貿易はヨーロツパ並に行われないのか、どうして日本の輸出品がヨーロツパ並に行われないのか、どうして日本だけがこれだけの制限を受けなければならないのか、こういう点を明らかにしてもらわなければならない。ひとつ御答弁を願います。
【次の発言】 どこの国の制限を日本は受けなければならないのか、それを明らかにしてもらいたい。
【次の発言】 とんでもないお話です。日本の国民が食えなくなつて首をつるような日本の現在の貿易状態をあなたはどうお……
○長谷川(四)委員 ちよつとおかしい話合いになつて来たように感じますが、そうすると、今までもうすでに製造している面もあるのですが、その面はどの法律によつて生産をさせられるということになりましようか。今つくつているものはどういうことから許可になつているのですか。
【次の発言】 そうなつて来ると、これと関連して来るのですけれども、銃砲刀剣類等所持取締令に今までやつておつたことが抵触することになつて来るんだが、それにたとえば今度は火薬を使うんだということになると、火薬の方ともおのずから抵触して来ることになるのだけれども、これらはどういう解釈に立つておやりになつておるのでありますか。
○長谷川(四)委員 今お話の中に、取締りが非常に強化されて行つて、発注の先行きの大した見込みはないというようなことがありましたが、取締りだけ強化されて行つて発注の大した見込みがないということになつて行くと、これは容易でないことになると思います。そこで発注は米軍ばかりでなく、国内の、つまり自由党政府の称する保安隊という、これの発注もおのずから受けて行くであろうと思いますが、その点はどうですか。
【次の発言】 工作機械の現在稼動できるものが三十万台と申しておりますが、この稼働できる工作機械が、この種のものを製造しておる国々の機械と比較して、課長の見た目では、他国のものを一〇〇とすれば、パーセントで……
○長谷川(四)委員 去年からさらされている法案で、さぞ政府もお急ぎだろうと思いますので、そろく結論的なものに入らなければなりませんが、そうなつて来ると、一応もう一通りよく納得の行くような御説明をさらにお願いして解決をつけてみたいと思うのであります。
まずこの法案の第一条の、事業活動の調整なる字句はどういう意義を持つているか、その意義をひとつはつきりとお答えが願いたいのであります。
【次の発言】 そういたしますると、業者の濫立とか出血受注というようなことを防止する意味に解釈してよろしゆうございましようか。
【次の発言】 さらに「武器及び猟銃等の製造、販売その他の取扱を規制する」とあるが、「その……
○長谷川(四)委員 関連して。どうも答弁がはつきりしないので次官に伺いますが、まず最初に次長に一つ聞いてみます。日本で米軍から受けておる弾丸の金額が、あなたの見積りでどのくらいあると思われましようか。
【次の発言】 これは保安庁の責任ある次官の答弁に、アメリカから日本がもらつておる弾丸は、数百億円だということを言つておられる。従つて次官に先日私が質問をしたならば、本年度の受注、つまり保安庁の受注すらもほとんど見込みがないようなお話であつた。ところが注文する本元の岡田さんは、年間本年度で四億四、五千万円は保安庁で使うものを注文するのですということをはつきり答弁しておる。たいへんなここに食い違いが……
○長谷川(四)委員 永井さんの質問に関連いたしまして……。武器等製造法案なるものの基本精神というものに少し食い違いがあるのではないかというように考えられます。なぜならば、大臣のお答えの中に産業構造の切りかえだとか、あるいは産業構造の一角だというような考え方を持つておらないとの答弁でございます。大臣のお考えは、金額の大小によつて産業構造というものが考えられて行くようでありますが、金額の大小によつて産業構造というものは考えられるべきものではない。何事も一つの目的のために出発する場合には、必ずしも大であるものではありません。しかるに大臣の答弁の中に、金額の大小というものが大きく考えられている。従つて……
○長谷川(四)委員 武器等製造法案なるものは、取締りのみに走つているような感もあるのでありますけれども、この法案の最も精神とすべきものは、いかにこの種の業態、この種の技術を向上せしめようかということが目的であろうと思うのであります。現在日本にあるところの三十数万台という工作機械のうちに、他国に比較のできるものが約一割という程度であります。この貧困なるわが工業界を、いかにして国際場裡に進まして行くかということは、大きな問題でなければならないと思うのであります。従いまして、これらについては先般来の質疑におきまして大体よくわかつて参つたような感じもいたすのでありますけれども、これに対しまして、まず許……
○長谷川(四)委員 関連して一つ…。会社が附帯事業をしたいという根本の理由としては、要は価格が非常に安く上るのだというのが目的のようであります。従いまして八千四百円という見積りは、これは今までお使いになつた入札価格でありましようか、それとも現在の市価であるか、それをお聞かせ願いたい。
【次の発言】 あなたのお話にもありました通り、たとえば荷づくり費だけでも五、六百円は違うのだ。そこであなたの方の附帯事業でやる計算が、すなわち六千百円という価格でございます。そういたしますと、八千四百円という市価の見積価格には、荷づくり費一切のものがこの中に含まれているのだと私は思うのですが、荷づくり費が、たとえ……
○長谷川(四)委員 第三章業務のところで、第二十条に「金融機関に対し、その業務の一部を委託することができる。」ということで、東京の本部というか、そういうものを除いた以外は全部このように取扱つて行くようになるので、従つて金融機関にこれを委託する場合には、指定銀行、指定金融機関をつくらなければならない。そうすると指定金融機関というものは、貸付に対して一つの責任を持たなければならない、保証を持たなければならないというふうに私は考えますが、この点についてはどういうようなお考えでありますか。
【次の発言】 これは確かに長官のおつしやる通り、公庫が金融をして中小企業者が借りるんだ。これはよくわかる。しかし……
○長谷川(四)委員 わが国の輸出貿易は、昨年来減少をたどつておるのでありますが、本年に入りましてもその傾向は少しも改まつておらず、今後の成行きが憂慮されておる実情であるのであります。この輸出の不振は、昨今世界共通の現象であるがごとく大臣も申されておるようでありますが、しかしわれわれもこれを認めないわけではないが、特にわが国のごとく貿易依存度の高いところの経済状態におきましては、一般現象として片づけられるべきものではないのではないか、かく考えるものであります。しかるに戦後世界各国の輸出補助策といいますか、輸出に対するところの具体策の成果は顕著なものがあるのであります。たとえば独、仏のごとき、国際……
○長谷川(四)委員 たいへんおそくなりまして、遠いところから御苦労にあずかつております。松永先生はお年寄りの身でもあり、長らくお待たせをしまして、ほんとうに申訳ないと思つております。同僚議員から各種にわたつていろいろな御質問がございましたので、簡単に二、三点承つてみたいと思うのであります。東北電力の社長さんが、自分の営業権を獲得するために、手段を選ばずにいろいろやるということもまたしかりだと思うし、知事が県民を思い、県民の上に立つ知事が、この開発をして、県内の電気事情をよりよくして、県民の生活を一段とよりよくしたいというお気持もよくわかる。しかしながらわれわれの納得しない点は、当時の建設大臣の……
○長谷川(四)委員 一大勇気を持つて質問しますから……。(笑声) 栗田君がおつしやつている通り、また独占禁止法そのものが占領時代の遺物であるということは争われないところであります。またこれに対しまして功罰というものはどちらがどうだという批判もいろいろございましよう。またこれに対する二者択一的な判断を下すことも困難であろうと思うのであります。従いまして、政府が国民経済の民主的で健全な発達を促進するために、私企業による市場独占のもたらす諸弊害を除去し、公正かつ自由な競争を促進しようとする独占禁止法の根本精神はあくまでも尊重する、こういうような提案理由があるのでございまして、その提案理由と法案そのも……
○長谷川(四)委員 今の永井さんの質問に関連して銀行局長さんに聞きたいのです。よくあるのですが、開発銀行あたりから借り入れるにいたしましても――たとえば今度の公庫が二割なら二割というものを結局保証させなければならないという段階になりますと、ここで一千万円金を借りたい、それでは借りてやろうということになると、これにはたとえば五百万円、あるいはその保証の範囲内で最低三百万円は銀行へ定期しろ、そうなれば、そのあつせんをしてやるというような条件の備わつたものが、今の貸出しのうちの大半ではないかと思うのであります。公庫はこれから発足しようという段階にありますので、今までの開発銀行等々の調べによりましてあ……
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