長谷川四郎 衆議院議員
31期国会発言一覧

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長谷川四郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは長谷川四郎衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院31期)

長谷川四郎[衆]本会議発言(全期間)
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第57回国会(1967/12/04〜1967/12/23)

第57回国会 衆議院本会議 第5号(1967/12/12、31期、自由民主党)

○長谷川四郎君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員東海林稔君は、去る九月三十日、前橋市の社会党県本部で開かれた組織強化討論集会に出席して帰宅する途中、不幸にも交通事故にあい、翌十月一日逝去せられました。まことに痛恨の至りにたえません。  私が東海林稔君を知るようになったのは、昭和二十二年、私が群馬県議会に席を置き、君が県の農地部の幹部として迎えられて以来のことであります。その後、本院議員となってからは、農林水産委員会の同僚として、あるいはそれぞれ県連の委員長、会長として、党派こそ異にしておりましたが、公私にわたって親交を重ねてまいりました。私たちは、お互いに助け合い、励まし合い……


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第60回国会(1968/12/10〜1968/12/21)

第60回国会 衆議院本会議 第3号(1968/12/12、31期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(長谷川四郎君) 小林君のお話にございました食管問題に関しましては、まさに御指摘のとおりでございまして、まず農民をいかに安定させるかという点が重点だと思いますので、私はこれを痛感をしております。したがって、目下、これに対しましては早急に何とか考えなければならぬということで検討を加えております。(拍手)  さらに、予算米価の方式につきましては、これも検討しております。  また、価格政策の点につきましては、大体七割ぐらいはやっております。しかし、価格政策だけでものの解決をつけようという考えは持っておりません。したがって、まず生産政策を考えなければならぬ、流通政策もあわせて考え、構造政策等……


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第61回国会(1968/12/27〜1969/08/05)

第61回国会 衆議院本会議 第4号(1969/01/30、31期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(長谷川四郎君) お答え申し上げます。  流通機構の改善をはかることは、農業生産の安定と所得の確保、また反面、消費者経済の見地から、きわめて重要な問題でございます。特にこれにつきましては留意をいたしてまいりたいと考えております。そのために、中央と、また地方の卸売り市場について整備を推進するために、関係予算の増額及び融資制度の拡充をはかりました。なお、小売り業につきましては、融資制度の拡充、指導、研修の強化を行なうつもりでございます。  次に、自主流通米の構想は、従前どおり事前売り渡し申し込み制による制度を、また、政府の買い入れを継続しつつ、食糧管理の立場からする行政的な規制のもとに、……

第61回国会 衆議院本会議 第5号(1969/02/12、31期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(長谷川四郎君) お答え申し上げます。  国営のかんがい排水事業につきましては、着工年次が比較的古い地区の中には、大幅に着工事業の変更がございまして、それがためにたいへん工事がおくれていたものがございましたけれども、最近に至りましては、一般的に見て、工事のおくれはおおむね解消しつつあると申し上げられると思うのでございます。さらにまた、新しい地区の採択にあたりましては、前年度完了地区数、当該地区事業の緊急度、地元体制等をあわせて考慮することとしております。このために、継続地区の工期に影響を与えていることは考え得られないと思うのでございます。しかし、今後とも工事の早期完了をはかるべく努力……

第61回国会 衆議院本会議 第6号(1969/02/18、31期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(長谷川四郎君) 当初予算において、四十三会計年度の買い入れ見込みを八百五万トンと見積もったのは、大豊作であった四十二年産米に――これも特別の豊作でございまして、それ以外、四十二年度以外の累計をずっととってみまして、今度は最高を取り入れた、そういうことで八百五万トンという数字を申し上げたわけでございます。しかし、結果的には四十三年産米の推定実収高が、すなわち千四百四十四万九千トンと二年続きの大豊作となったために、買い入れ数量も大幅に増大することになったことでございます。(拍手)

第61回国会 衆議院本会議 第9号(1969/02/27、31期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(長谷川四郎君) まず、昭和四十三年度農業の動向に関する年次報告及び昭和四十四年度において講じようとする農業施策につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、昭和四十三年度農業の動向に関する年次報告について申し上げます。  昭和四十二年度は、農業にとり、端的に申し上げて恵まれた一年でありました。農業の生産性及び農業従事者の生活水準は、引き続き上昇し、他産業との格差も縮小いたしております。ことに、農家の所得は前年度を一九・五%上回り、世帯員一人当たり家計費を見ますと、生活環境の類似している地方在住の勤労者世帯を初めて五%上回るに至りました。  次に、農業生産は、昭和四十二年、四……

第61回国会 衆議院本会議 第21号(1969/04/03、31期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(長谷川四郎君) お答え申し上げます。  御説のように、現実には出かせぎに依存せざるを得ない農家が相当数存在しておるということは事実でございます。今回の失業保険法の改正案は、失業保険制度の適正な運営を期する見地からなされたものである、このようにわれわれは理解をいたしておるのでございます。農林省といたしましては、今後とも、出かせぎ労働を含めた農家の労働力の対策、この充実をはかってまいる所存でございます。(拍手)

第61回国会 衆議院本会議 第25号(1969/04/11、31期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(長谷川四郎君) 昭和四十三年度林業の動向に関する年次報告及び昭和四十四年度において講じようとする林業施策につきまして、その概要を御説明いたします。  まず、この廣次報告に述べております林業の動向について申し上げます。  木材の需要は著しく増大しておりますが、国内の木材生産は依然として停滞の傾向を示しており、こうしたことから外材の輸入は逐年増加し、四十二年には用材供給量の四割近くを占めるに至っております。  一方、国内の森林資源の開発はいまだ十分でなく、資源造成のための造林は、民有林の拡大造林が四十二年度は前年度を上回ったものの、全般的には減少の傾向にあります。このような状況の中で、……

第61回国会 衆議院本会議 第29号(1969/04/22、31期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(長谷川四郎君) 昭和四十三年度漁業の動向に関する年次報告及び昭和四十四年度において沿岸漁業等について講じようとする施策につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、昭和四十三年度漁業の動向に関する年次報告について申し上げます。  昭和四十二年の漁業生産量は、七百八十五万トンと、これまでの最高を記録いたしましたが、水産物に対する需要は、国民所得水準の上昇に伴って増大し、生産の伸びを上回っております。したがいまして、水産物の輸入は、中高級魚介類を中心に引き続き増加をしております。また、水産物の価格は、生産地ではスケソウダラの豊漁の影響もあって前年より五%の上昇にとどまりましたが……

第61回国会 衆議院本会議 第31号(1969/04/24、31期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(長谷川四郎君) 渡部さんにお答え申し上げます。  安全操業と漁業損失補償の件については、総理から、しかも詳細に御答弁がございましたので、私は、それ以上つけ加える必要がございませんから、私の答弁を省略いたします。(拍手)

第61回国会 衆議院本会議 第41号(1969/05/30、31期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(長谷川四郎君) 農林省といたしましては、外務省と密接な連絡の上、南洋諸島の現地住民にとっても、また日本の漁業にとっても、双方に益することは相当大きいものがございます。日本漁船がトラックあるいはパラオに寄港できれば、わが国の漁船の操業回数も増加し、海難等防止にも大きく貢献することでございますので、積極的にこれに臨んだ、かようなわけでございます。  次に、南洋群島の海域は戦前より開拓をされておるものでございまして、わが国のカツオ・マグロ漁業のうち最も主要な漁場であり、最近の操業の実態は、カツオ・マグロ漁船が約一千隻操業しております。年間のマグロの量が大体三万六千トン、カツオが三万トンの……

第61回国会 衆議院本会議 第47号(1969/06/13、31期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(長谷川四郎君) 昭和四十四年産の米穀の政府買い入れ価格の決定について御報告申し上げます。  米は、農家経済及び消費者家計にとって重要な問題であるばかりでなく、広く国民経済全般にとっても重要な意義を持つものであります。特に農民各位の長年にわたる努力と農業技術の改善によって生産力が画期的に向上し、完全自給の段階に到達し得たことはよろこびにたえないところであります。  しかしながら、最近における米の需給緩和に見られますように、農業をめぐる諸情勢はきわめて困難な状態になってきております。このような状況のもとでは、米価のあり方のいかんは、農業生産の均衡ある発展という点から見ても重要な意義を持……

第61回国会 衆議院本会議 第60号(1969/07/12、31期、自由民主党)【政府役職:農林大臣】

○国務大臣(長谷川四郎君) お答え申し上げます。  芝山町の園芸組合の方々の希望を十分伺って、新空港の建設と両立するように、千葉県当局とも一体となって努力をいたしてまいる覚悟でございます。  さらに、はんらんした場合の補償についてというお話でございますが、かすみ堤防等、他のはんらん地域との関係もありまして、原則として補償はしないのでございますけれども、現地の特殊の事情を考慮いたしまして、十分検討の上に、誠意をもって措置する所存でございます。(拍手)

長谷川四郎[衆]本会議発言(全期間)
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第60回国会(1968/12/10〜1968/12/21)

第60回国会 農林水産委員会 第1号(1968/12/12、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 このたびの組閣によってはからずも農林大臣を拝命いたし、農林行政をになうことになりました。農業をめぐる内外の諸情勢がまことに容易ならざる昨今ではありますが、私は常日ごろから、農業の健全な発展なくしては日本経済の豊かな繁栄はあり得ないと考えております。今回農政の責任者となるにあたって、全力をあげてこの重責を果たしてまいる覚悟でありますので、何とぞ委員皆さま方の理解ある御協力をお願い申し上げます。  申すまでもなく、最近における農業をめぐる諸情勢の変化には激しいものがあり、そのため、種々の面で困難な問題が生じているところであります。  とりわけ重要な問題は米の問題であります。日本農……

第60回国会 農林水産委員会 第2号(1968/12/17、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 総合農政という考え方は、前西村農相がお考えになりまして、これによって現在の難局を打開していこうというような考え方のようでございまして、したがって、私もそれを踏襲しつつ、さらに私は私なりのまた味を加えながらこれの推進に当たってまいりたい。  基本方針は、御承知のように、もういままでずっと、どの法律を見ましても、米作というもののみにウエートが置かれて今日まで進んできております。その関係上、消費と生産のバランスが合わなくなってきているということは申し上げるまでもないわけでございまして、大体三十八年をピークとして、一人一人の消費というものがだんだん下り坂になってきたけれども、逆に生産……

第60回国会 予算委員会 第1号(1968/12/14、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 作付の転換をやる意思はございません。しかし、御存じのように、いまお話しのようにすでに九百六十万トンという政府買い入れが予想され、そして五十二年には生産は千四百万トンを上回わるであろうというような数字が出ている、この現実だけは見のがすことはできないだろうと思う。したがって私たちは、鉱工業ならばすぐ機械を取りかえて転換できますけれども、農業というものはそう簡単に転換はできません。転換はできるものからしてもらわなければならぬ、それにはそれだけのものをと、こう政府では考えます。したがって農民諸君と話し合いの上に立って、この地方ならばかくのごときものならば将来性毛ある、これならばりっぱ……


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第61回国会(1968/12/27〜1969/08/05)

第61回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第21号(1969/07/10、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 十分しかいられません、また後日来ますから。
【次の発言】 三十年間で四百三十億の金利負担をして韓国に貸し付けるというお話でございますが、韓国への貸し付け米にかかる金利負担は、貸し付けを行なわないとした場合でも在庫としてありまするから、金利として負担せざるを得ないところのものでございます。したがって、これについて現行の一般会計から食管特別会計の調整資金に繰り入れることといたしております。  それからもう一つ、琉球政府に対する国内産米の売り渡しの価格は、沖繩における米の消費者価格を基準として、これから船運賃、島内の流通諸経費、これらを控除して算定することになろうと思うのでございま……

第61回国会 決算委員会 第6号(1969/03/17、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 国内産米を大韓民国に貸し与える件については、三月の十一日の閣議で決定をしてございます。したがって詳細にわたりましては、この点については食糧庁長官から御説明を申し上げます。  さらに一点は、韓国への貸し付け米でございますが、食管制度を堅持することはしばしば私が申し上げているとおりでございまして、食管制度を堅持するのだ、こういうことを申し上げております。したがって食管特別会計を廃止することは、現在のところは考えていないわけでありますから、かりに廃止した場合には、その廃止の際に食管会計の債権債務を引き継ぐべき会計といいましょうか、通常の場合は一般会計できめることになるので、その一般……

第61回国会 内閣委員会 第3号(1969/02/20、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 ただいま議題となりました農林省設置法の一部を改正する法律案の提案理由と改正の内容を御説明申し上げます。  第一は、農林省本省の付属機関として熱帯農業研究センターを新設することであります。  熱帯農業に関する試験研究は、アジアの農業先進国であるわが国の立場より見て、熱帯、亜熱帯の開発途上にある国々の農業の発展を助けるため、より一そう推進するよう、内外から強く求められております。このことはまた、稲作をはじめとして、多くの面でこれら地域の農業と共通の問題をかかえているわが国農業の研究分野の拡大と研究水準の向上に役立つものと考えられるのであります。政府は、従来からこれら地域への研究者……

第61回国会 内閣委員会 第12号(1969/04/04、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 カニ交渉は、御指摘のとおり二日から始まっておるのでございますが、申し上げるまでもなく、大陸だな条約というものができまして以来、ソ連、アメリカが定着性のものはその中に入るのだ、こういうようなことで、鉱物資源あるいはコンブだとか貝類だとか、こういうようなものを指定し、その中にさらにカニも定着性のものであるから当然入るのだ、こういうことでアメリカ及びソ連が、これらを主張して、そうして日本の締め出しを考えていると私ははっきり申し上げなければならぬと思います。  そういう中でありますので、本年は相当むずかしい問題でございますので、その意味も十分含めまして、藤田代表によくこらえてもらって……

第61回国会 内閣委員会 第13号(1969/04/08、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お説のように、おそらくどこまでも拡大をしていくという意味ではなくて、この法に許された範囲内においてのみ、これが有効であろうと考えられます。
【次の発言】 私のほうの所管ではございませんけれども、お話を承ると、ある程度進行しているというふうに思います。
【次の発言】 先ほどもお話を申し上げましたとおり、どこでもかってにという意味ではございませんので、場所がどこで、こういう理由でこうだというような理由が付せられておりますし、その範囲内においてのみこれらを許可して、省令で定めて許可をしたということでございますので、どこでもこれから今後もかってに広げていくという解釈は、持っておらない……

第61回国会 内閣委員会 第23号(1969/05/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 きわめて広範囲の御質問でございますが、ただいまのところは部内を縮小したり拡大したり、またこれを動かすような考え方は毛頭持っておりません。したがって、いまお話にもあったように、総合農政という、これらをフルに活用して立場立場の考え方を十分浸透させていかなければならない大きな問題を控えておりますので、これを統合するとかあるいは部局を改革するというような考え方は現在のところ持っておりません。
【次の発言】 ただいまのところは、ただいま御指摘になったようなたくさんの問題が控えておりまして、まだこれらも国会を通過したわけでもございませんし、そういうような通過したものも中にはありますし、い……

第61回国会 内閣委員会 第24号(1969/05/13、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 御承知のようにわが国においてこれだけ兼業農家というものが定着をしてきておる。これを淘汰するとか云々することはとうていできるはずはございませんので、そこで兼業農家そのもの自体を協業化していくとか、あるいはその他の方法をもって一つの団体的な行動をとってもらって耕作をしていただいて、その中に立った機械器具、こういうようなものを政府がなるべくそういう団体に供給をするというか、いろいろ御援助申し上げて、そうして生産を高めていただくようにしていきたい、こういうような考え方をもって現在農政を進めております。
【次の発言】 お説ごもっともでございまして、一方には農地を拡大してやれる方には自作……

第61回国会 内閣委員会 第25号(1969/05/15、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 国有林の取り扱いにつきましては、特に慎重を期しております。したがって、国有林ばかりじゃなくて、森林そのもの自体が、わが国のような地形にありますると、水資源等々の人間生活の上にも大きな影響を及ぼす根本でございますので、現在国有林の活用等については、慎重な態度をもってそしていま進めておるところでございます。いまお話しの、総理が貸し付けするというような話があったかどうか、私は知っておりませんけれども、部分的には貸し付けをして、そしてたとえば近時いろいろな農業の面、畜産の面、こういう面についての活用は幾分かずつ貸し付けてその幅を広めておることは事実でございます。

第61回国会 内閣委員会 第27号(1969/06/05、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 ごもっともなお説でございまして、われわれも毎年毎年繰り返して、同じような交渉をすることは、まことに残念でございます。したがいまして、こういうような点も考慮いたしまして、本年度初めて日ソの間に、ソ連の河川を利用しまして、日本とソ連との共同によって、サケ・マスの人工ふ卵をさしてまいりたい。そして共同作業であり、共同出資であり、共同の責任において、資源の保護をやっていきたい、こういうような考え方の上に立ちまして、本年から初めてその交渉が軌道に乗るようになってまいりました。やがてわが国からも、ソ連にこの交渉のために、技術者を派遣をする考えでございます。  こうなってまいりますと、ただ……

第61回国会 内閣委員会 第33号(1969/06/19、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 きょうもこの委員会が開かれますので、議事録のほうをもう出せるようになったかということをいろいろお聞きしましたところが、もうあとわずかでございますから、あと一週間ほど待ってもらえば必ず提出いたしますと、こういう林野庁のほうからのお話もございますので、あらためて一週間以内には必ず提出いたさせますから、どうかひとつ御猶予のほどを賜わりたいと思います。
【次の発言】 私のほうは、議事録ができましたらば、さっそく御提出申し上げますから、十分御検討を加えていただきたいと思います。
【次の発言】 御指摘のように、今回農地法を出しておりまして、ただいま御審議をわずらわしておるのでございますが……

第61回国会 農林水産委員会 第2号(1969/02/12、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 農林大臣に就任いたしましてから約二カ月を経過いたしましたが、農業及びこれをめぐる内外の諸情勢がまことに容易でない時期でもあり、その職責のきわめて重大であることを痛感いたし、全力をあげてこの重責を果たしてまいる所存でございますので、委員各位の御理解ある御協力を賜わりますようお願い申し上げます。  本日、この機会をかりまして、農林水産業に対する施策について所信の一端を申し述べ、今国会に提出いたします農林省関係の予算案及び法律案につき、委員各位の御協力を得て御審議をいただく御参考に供したいと存じます。  まず、農政推進についての私の基本的考え方について申し上げます。  申すまでもな……

第61回国会 農林水産委員会 第3号(1969/02/18、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 食管制度の中における自主流通米というものは、どういう考え方かとおっしゃるわけでございますけれども、現在の需給状況という観点から見て、現在の需給をどういうふうにパランスをとっていくようにするか、反面には、どうやって消費者に喜ばれるようなお米をつくってもらうようにするか、そうしてさらに消費の増大をいかにしたらはかることができるだろうか、こういうような観点から、自主流通米というようなものを考えたわけでございます。
【次の発言】 自主流通米と食管法という制度でございますけれども、食管法第三条の規定によりますと、食管法第一条の目的を達成するために、必要な米を政府が農家から強制的に買い上……

第61回国会 農林水産委員会 第4号(1969/02/26、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 米の余った理由というのは、農業者が非常に懸命に努力をして生産の向上につとめてくれたということが一点、さらに、非常に農業が科学的といいましょうか、機械化してきたという点もこの中に加味されておりますし、反面また、国民全体が食う米の量というものが、食糧構造の改善によって減ってきた、こういうような点も中に含まれておると思うのでございます。  さらに、米の余ってきた理由として、生産が高まってきて需給のバランスを欠いてきたという点については、他の農産物よりも米作、米をつくったほうが、所得の上に立って幾ぶんか上位であるというような点にもあると思うのでございます。また、政府の一貫した指導方針……

第61回国会 農林水産委員会 第5号(1969/02/27、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 私の所信は、新聞でもごらんになったと思うのでございますけれども、農民とはだとはだを触れ合ってこの難関を打開していきたい、それが私の所信でございます。したがってそれには、現在の農政を切り開いていくのには、野党だとか与党だとか言っているそれだけの余裕もおそらくないだろう。ほんとうに意見を十分聞かしていただいて、一体となった姿によって現在の農政というものを打開していきたいというのが、私の所信でございます。  いまお触れになった点については、就任したその日でございまして、わずか一時間しかたたないうちに財政の問題をいろいろ聞かれましても、私にはようわからぬ。党とも大蔵省とも大蔵大臣とも……

第61回国会 農林水産委員会 第11号(1969/03/18、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お説のとおりでございまして、そのとおりであります。その中において政令、省令というものはつくられていくことになっているわけでございます。
【次の発言】 曲げてというふうには考えておりません。その法律のワクの中で操作をする、こういうことでございます。
【次の発言】 ですから、法律に書いてあるとおりに、「国民食糧ノ確保及国民経済ノ安定ヲ図ル為食糧ヲ管理シ其ノ需給及価格ノ調整並ニ配給ノ統制ヲ行フ」とある、そのとおりに行なっておるのでありまして、消費者が配給を受けたいというのならば、いつでも差し上げられるように、お断わりするのじゃないのです。いつでも申し出たとおりに配給を行ないます、し……

第61回国会 農林水産委員会 第17号(1969/04/03、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 ただいま長官が言われましたように、法律というものは人、人によって解釈が異なるということではないものだ、これは原則だと思います。  御指摘のように、昭和十七年の状態といまの状態は違っているから変えたのだという意味ではないのでありまして、要するに、ここにあるとおり全量買い入れ、無制限買い入れはいたします、するのです。ですから、もしそれそのものを無制限に全部持ってくるということならば、政府は全部買い入れるということをちゃんと行なっております。言ってもおりますし、行なうことになっております。  ですから、食糧管理法第一条は、その基本的な目的として、「国民食糧ノ確保及国民経済ノ安定ヲ図……

第61回国会 農林水産委員会 第20号(1969/04/15、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 どのような団体がどのような程度まで法案促進に、まあ私たちから言えば協力をしていただいておるかということは、私は存じません。しかしながら、法案そのものを是とするとして、その人たちの行動があるのだと考えます。しかしながら、それがあまりにも行き過ぎたという点があるならば、その点については注意もいたしたいと存じます。
【次の発言】 ただいま申し上げたとおり、注意すべき点があるとするならば御注意も申し上げましょうし、その点がどの辺まで運動されておるか。また、農林大臣としてはこの団体に、法案の成立の運動をしていただくためにこちらから何らお願いはしてありませんから、その点だけは御了解願いた……

第61回国会 農林水産委員会 第21号(1969/04/16、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 米価審議会の委員についての選任は、まだ官房長官と私でお話し合いをする段階まで入っておりません。したがって、これからいろいろの構成をいたしまし七、そして、こういうような構成になりましたから御了承を願いますといってお話を持っていくのが順序だろうと考えられます。したがって、官房長官の命によってわれわれが構成するというのは逆であろう、こういうふうに考えます。まだ官房長官とそれだけの話し合いをしておりません。  いまお話しのあった点は、実は田中幹事長のお嬢さんが結婚をすることになりまして、昨日結婚式を行ないまして、その結婚式のお祝いを、どういうふうにしましょうかという話に行ったのであっ……

第61回国会 農林水産委員会 第22号(1969/04/17、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 おことばではございますが、昨日も申し上げたのですけれども、社会党から日農、総評、生協、三者をこの中に加えるべしという要求が出てきております。十分承知をしておりまして、あわせて推薦をしてきたこれらの方々に対して、その中に加えていけるかどうかというような点等々につきましても、いまこれらをいろいろ配慮しながら、どなたを任命したらよろしいだろうかというようなことを、いませっかく省内において練っておるのでございまして、いまここで日農を入れるとか入れないとか、生協を入れるとか入れないとかいうような点について、はっきり申し上げるわけには至っておらないのでございます、まだ決定していないのです……

第61回国会 農林水産委員会 第23号(1969/04/22、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 柴田さんの御意見を十分拝聴いたしましたが、全く御指摘の面が非常に多くあると考えております。したがって、先ほどの御質問にさかのぼって、たとえば生産手段、これをどう考えてやっておるのか。このごろは財産の運用というもの、そういう事業に切りかわって、その分野のほうが最も多く意を注がれておるというような点、これらも私は見のがすことのできない問題だと考えます。したがって、先ほど御指摘のように不正事件が非常に多く発生をしてきておる。こういうことはまことに遺憾でありまして、この不正事件の発生の原因は、主として農協の理事者の自覚の不足がその最ものあらわれであって、農協の内部管理というものに大き……

第61回国会 農林水産委員会 第24号(1969/04/23、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お話にもございましたように、昭和四十二年度の漁獲高は例年にない数字を示したことは事実でありますが、しかし、反面また需要のほうもだいぶ多くなってまいりまして、それでもまだ足らないというのが現在の日本の実情でございます。  さらに、このごろになりまして沿岸漁業というものが非常に少なくなってまいりました。そこで、まず第一に沿岸漁業というものをどういうような施策をもって今後進めていくか、これをまず考えなければならぬ。  それには、本年度提案していろいろ皆さん方に御審議を願ったりしましたところの漁業関係の法案にも載っておりますけれども、さらに、現在海の土地改良をやりたいというような考え……

第61回国会 農林水産委員会 第25号(1969/04/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 御指摘の点、十分尊重をいたしております。したがって、本年度の予算面を見ていただいてもおわかりのように、日本の水産業というものはかく進まなければならない、あすにもなさなければならないせっぱ詰まっている大問題だということで、本年度から特にそれらに意を用いまして、今後の漁業の振興を大いに進めなければ相ならぬ、このように考えて本年の予算を組んだわけでございます。  しかし、これで能事足れりとわれわれは考えておらないのであります。いよいよ皆さん方のお知恵を拝借しながら、国会のバックにおいて今後の日本の水産業の繁栄をはかってまいりたい、このように命じておるところでございます。

第61回国会 農林水産委員会 第27号(1969/05/08、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 農地法の改正は、農地がより生産性の高い経営によって効率的に利用されなければならない、そうしてその流動化を促進する等、土地の農業上の効率的な利用をはかることをおもなねらいとして農地法の改正案を作成、提案した、こういうことでございます。
【次の発言】 御承知のように都市周辺が非常に農地が壊廃をされてきておる。その実態、またさらに過疎地帯における農村の振興問題、こういうような点をあわせ考慮して振興をはかっていかなければならない、こういうような考え方の上に立って、すべてが織り込まれておると信じております。
【次の発言】 農地改革後二十年余を経て、現在では農業者の地位も向上いたしました……

第61回国会 農林水産委員会 第28号(1969/05/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 なるべく早目にお願い申し上げたい、こういう考え方でおります。したがって、何とかして明日の午後までにもこの解決を見たい、そして発表いたしたい、こういうような考え方で、いませっかくその方向に向かって努力をいたしております。  新聞に書いてあるのは想像でございますから、それは私のほうで責任を持つわけにはまいりません。
【次の発言】 御承知のように、今回は生産者米価を決定するのでありまして、消費者米価のほうは据え置きでございますので、消費者米価についての御審議は願わないことになっております。したがって、生産者米価に対する御審議をわずらわすことになっております。そういう点がございますの……

第61回国会 農林水産委員会 第29号(1969/05/14、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 離農を農林省として進めるわけではございませんが、兼業農家としてそれが協業化していくとか、こういうようなことになった場合に離農される方がある。そういうことになるならば、そういう方に対しましては、何らかの方法を考えなければならないことは当然のことだと思います。  したがって、これはただ農林省だけの問題で解決のつく問題でもない。他にも関連する省がございますので、十分これらに対しましては、検討を加えるべきであろうと考えております。
【次の発言】 御指摘のとおりで、私たちは逃げようとかそれを無にしよう、そんな考え方は毛頭持っておりません。今日までの日本の農業が、この偉大な経済力を持った……

第61回国会 農林水産委員会 第33号(1969/06/04、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 まだ来たばかりだったものですから、美濃さんのおっしゃったことをちょっと承っておらなかったのでお答えができませんが、いま一度ひとり……。
【次の発言】 ごもっともなお話なんです。私も農林省へ参りまして以来、総合農政をやるというが、総合農政をやるのには何か基本がなければいかぬじゃないか。たとえば、いま美濃さんがおっしゃったように、どうやれば、どのくらいなら、どういう生活ができるか、どういうふうに食っていけるか、今後いかに省力していくか、省力の程度もどのくらい省力化することができるのか、そうすればどのようなもので、どのような作物になればどういうような生活基準というものができ上がって……

第61回国会 農林水産委員会 第34号(1969/06/05、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 諮問の内容は、ただいま質問者が読み上げたとおりでございまして、生産費及び所得補償方式を基本として、米穀の需給事情を考慮して決定することにつき、米価審議会に意見を求めたのでございまして、いわゆる所得補償方式を基本として経済事情、要するに需給というものも考え合わせて御決定を願いたい、こういうことを御諮問申し上げたのでございまして、何ら違反だとは考えておりません。
【次の発言】 もちろん、目的はもう何ら他意もございませんで、現実を現実として御諮問申し上げたのでございまして、かつて昭和二十年には、買い入れ価格というものを二回にわたって、需給の実情において変えたこともございます。何とい……

第61回国会 農林水産委員会 第36号(1969/06/11、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 昭和四十四年産の生産者米価につきまして決定をいたしましたので、御報告を申し上げます。  昭和四十四年産の生産者米価は据え置くこととして、ウルチ一―四等平均包装込みで生産者手取り予定価格を、百五十キログラム当たり二万六百四十円といたしました。  なお、消費者米価も据え置くことにしております。  暫定加算は、諸般の事情を考慮して、本年度に限り昨年どおりとする。  次は等級間格差、歩どまり加算、モチ米加算及び陸稲格差は、昨年どおりといたします。  そのほか、なお稲作対策特別事業費として、昭和四十四年度において二百二十五億円の補助金を支出することに決定をいたしましたので、御報告を申し……

第61回国会 農林水産委員会 第37号(1969/06/17、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 時代の流れとでもいいましょうか、いまお話しのように、いまの若い方々の考え方というものは、従来のようた農業そのままの考え方で行こうとは考えておりません。したがって、新しい時代に沿った新しい技術によって農業というものを拡大していく、こういうことになることは当然だと考えます。特に、現代の若い人たちの考え方というものが、ほんとうにわれわれは農業経営によってより高く生活をするのだという意気込みから申しましてもそういうようなことになる。しかしながら、いままでのように地主が自分で耕していてもいなくても、草をはやしておいてもそのままほっておく。もしそれを貸すと、取り返すのがなかなかたいへんだ……

第61回国会 農林水産委員会 第38号(1969/06/18、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 農業の転換期といいましょうか、米で見た転換であって、いまお話のございましたように、農業基本法の失敗と言いますけれども、私は失敗しているとは思いません。  ただ、農業基本法においてもそのとおりでございまして、米というのが不足をしておる、国民の基本的食糧の不足ということは、政治の上にとっても一応重大なる問題であり、また、農業を行なう者にいたしましても、これらの問題が先決しなければならない問題だと考えられます。そういう上に立って考えてみると、需要と生産というもののバランスをいかにとるかというところで、ウエートが米というものにあったと思うのでございます。そういう結果に立って、米の生産……

第61回国会 農林水産委員会 第40号(1969/06/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 申すまでもなく、経営の規模拡大など農業構造の改善をはかるためには、今回の農地法改正はどうしても必要であります。しかし、それのみによってその目的が達成されるものではないと思います。御指摘のように、農業構造の改善のためには、農用地の開発造成、圃場整備、あるいはまた土地基盤の充実、これらはもとより、さらに協業等の集団的生産組織の育成助長、経営の近代化、試験研究、その成果の普及とか、農業地帯の振興対策の推進等をはかりながら、さらに国有林野の活用、これにあわせまして、農業経営のにない手である農業経営の後継者の育成、農業者年金制度、これら各般の施策というものが総合的に、かつ強力に行なわれ……

第61回国会 農林水産委員会 第41号(1969/06/25、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 私は、活用法というもは、売り払いが目的ではないと思う。いかに国有林を活用するかということでありますから、売り払いでなくて、貸し付けて高度利用をするということがその目的であってもよろしい、そういうふうに考えます。  さらに、わが国のようなこういうような細長い小さい国において、なるほど国有林野というものが三分の二を占めておる。それがためにわが日本という国は、水不足もなく生活ができ得る。この島国の中において十分安定をして生活ができるということをまず考えなければ相ならぬ、こういうふうに考えます。  そういう上に立って、国有林というものはいかに今後開発し、そして公益的に使っていくか、こ……

第61回国会 農林水産委員会 第43号(1969/07/01、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 この法案の活用については、もうすでに御承知でもございましょうが、基本的な考え方と申しますものは、国有林野の活用をよりよく、そうして林業基本法の中にもあるように、その規定の趣旨に沿うような、国有林野の所在する地域における農林業の構造改善、その他産業の振興、または住民福祉の向上のために、あわせて国土の保全を行ないつつ、国有林事業の使命達成とその調整を行ないつつ、適正かつ円滑な活用に十分配意をして今後まいりたい、こういうような考え方でございます。
【次の発言】 申し上げるまでもなく、国有林は国土の保全ということが第一の条件でなければならないだろうし、したがって、その森林の持つ公益性……

第61回国会 農林水産委員会 第44号(1969/07/02、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 もう中共とのいろいろな民間取引につきましては、私から申し上げるまでもなく御承知のとおりでありまして、先ほどお話のありました本年度の肉の問題にいたしましても、口蹄疫という病菌のために取引ができないから、その分を船上煮沸していただこうではないかというように、私たちは、別に何らもうこれは政治的の意図を持たずに、十分に納得づくでいけるような方法をもって、いろいろお話を申し上げたのでございましたけれども、この実現はとうとう不可能でございました。したがって、今後互恵の問題をどう持っていくかというと、当然われわれは、民間ベースであろうとも大いに中共との取引は拡大して、そして今後に備えなけれ……

第61回国会 農林水産委員会 第46号(1969/07/08、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 森林は、公益的機能と経済的機能とあわせて有するものであって、森林の置かれた自然的、経済的、社会的条件等から見て、必要な場所については、保安林またその他の制度によって公益的の機能を優先させておりますし、経済的機能を制限することもございます。  このような森林の両機能の具体的な調整につきましては、森林法に基づきまして、五年ごとに策定をされまする全国森林計画において基本的事項を定めまして、これに基づいて、民有林は、地域森林計画の策定と森林施業等の指導において、また国有林は、経営基本計画並びに地域施業計画の立案、実施の段階において、具体的に調整措置を講じていっておるわけでございます。

第61回国会 農林水産委員会 第47号(1969/07/09、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 ただ単に生産調整というのは一つの段階でありまして、世界各国を見ましても、現在人類というものが、この真珠というものをどういうように見ているか、その角度はまず研究はできておるだろうと思う。われわれしろうと目で見たところからいいましても、各国の人たちが、パールをつける方々というものは相当高級な方々でなければつけられない。人類としてこれを身につけたくないという人はだだ一人もないと私は思う。しかしながら価格といい、そういうようなものの経済的な実態の上に立って、なかなか身につけることができ得ない。こういう面がたくさんあるだろう。  ですから、販売という点についてもう少し拡大させていく、そ……

第61回国会 農林水産委員会 第49号(1969/07/22、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 御承知のように、わが国が戦中から戦後にかけて過伐乱伐した、こういうような点については、他国の例もお出しになったようでございますけれども、他国とは全く違った過伐乱伐が行なわれて、先ほどお話しのあったように、国有林といわず民有林といわず、全く見る影もないような状態に林野がなっておった。しかしながら、その後二十有余年の間ほんとうに手がけてやっと今日、幾ぶんでも見るべき状態に林野が植林されてきたということは、米内山さん御承知のとおりだと思うのでございます。  したがって、今後もさらに生産基盤の整備もやらなければならぬ。そして、さらに生産の向上をはかっていかなければならぬ。御指摘のあっ……

第61回国会 農林水産委員会 第50号(1969/07/23、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 第一点の、基本的な問題だけお答え申し上げます。  戦後の開拓事業は、おっしゃるとおり幾多の困難の道をたどり、そうして開拓農家のたゆみないところの努力によって、国と地方、さらに公共団体を通じての各種の施策と相まって、ようやく所期の成果を上げる段階に到達をいたしてきておるような次第でございますが、最近における開拓地の営農は、一般的には着実な進展を見せておりまして、その農業所得は、すでに一般農家の水準を上回っておるところもございます。農家所得においても、一般農家水準に急速に接近しつつございます。  かかる開拓地営農の進展の状況等にかんがみてみますと、今後の開拓行政の指向すべき道は、……

第61回国会 農林水産委員会 第51号(1969/07/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 もう御承知でもありましょうけれども、今度の改正は、世論としてこれでいいのか、農林省は何をしているんだという声が出ております。消費者というものがあって生産が行なわれ、したがって加工というものが行なわれて、加工というものがだんだん高まっていっているにもかかわらず、それに対する消費者の見分げ方というものは、適正な見分け方ができないような実態である。こういう上に立って、少なくとも日本の家庭というものが、昔と違って非常にアパート住まいなどに変わってきている今日、高度に利用されていっているものですから、どうしてもこういうものははっきりと消費者本位にものをすべきではないか、こういうような意……

第61回国会 予算委員会 第1号(1969/02/01、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答え申し上げます。  お説のとおり労賃といい、物価といい、来年度は幾ぶん上昇するということだけは見のがすことのできない事実だと考えます。しかし、最近における米の需給の状態を見、また物価安定という立場に立って、こういう見地から、明年度においての両米価に対してのまず据え置きというような政府の考えを申し上げたわけであります。しかしながら米価審議会というものがございまして、米価を決定するのは必ずやこの審議会にかけなければなりません。したがいまして、米価審議会の会議を経て、この成規の手続を行なう考え方ではございますけれども、政府は一応方針といたしましては、米価は据え置きということに決……

第61回国会 予算委員会 第4号(1969/02/05、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答え申し上げます。  世界の食糧の需給見通しというものは、いろいろ各国で出しておる各種の機関から判断をいたしますると、今後、それらの想定によると、需給の見通しというものは相当緩和してくるであろう、こういうような見通しがすべてであろうと考えております。したがいまして、現在私たちの考え方は、そのあらゆる機関の測定しておるそれらに対しまして、私たちもそのように考えておるのであります。  一つの例を申し上げますと、私はこの国会で伺ったのでございますけれども、かつて、いまから百年前の学者が、六億のときに、ネズミ算的に人類というものがこう生まれていったのでは、おそらく食糧危機によって人……

第61回国会 予算委員会 第5号(1969/02/06、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 中共からの食肉輸入につきましては、前もってお断わりしておきますけれども、これに対しましては政治的意図というものは全くないということだけは申し上げておきます。  ただ、衛生上の見地というのがありまして、行なおうといろいろここは考えてみたのでございますけれども、つい最近の例といたしまして、英国においてやはり同じ口蹄疫という病気が発生いたしまして、これによって大体四十二万九千六百頭、五十万頭近いものを全部焼却しなければならないというような大きな事件が起きております。したがって、私の国、この日本という国には、この口蹄疫というものがまだ全然発生したことのない処女の国です。ですから、もし……

第61回国会 予算委員会 第7号(1969/02/08、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 小麦の輸入に対しましては、いままで米の生産と需要のバランスが合っておらなかったことは御承知のとおりでございます。したがって、米食――すなわち粉食を奨励をしてきたことも事実でございまして、それを一ぺんにここに、粉食から今度は米が余ったから、これを急に米に全部かえろということは非常な困難を伴っておるのでありますが、随時おっしゃるように今後はそういう点について需給のバランスを合わせた米の需要の奨励方法をとるつもりでございます。
【次の発言】 おことばも、われわれ考えないことはないのでございますけれども、現在の米価を据え置く、こういう点があります。現在物価水準の問題がいろいろ議論され……

第61回国会 予算委員会 第8号(1969/02/10、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 電波障害地域における電波障害防止については、現在法令上の制限がないので、同地域における農地転用につきましては、原則的には一般の農地転用の場合と同様に処置すべきものであると考えます。  しかしながら、上瀬谷の地域のような場合、国と地主との間で、地主が建物を建てない、かわりに国が補償金を出す、こういうような契約が結ばれている場合は、このような事情に留意して処理しなければならないだろう、こういうふうに考えます。

第61回国会 予算委員会 第10号(1969/02/13、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 何かいろいろ、自主流通米が今回、四十四年度から行なわれるのではないかというような想定の上に立って、そのような価格構成が行なわれているというような話も承っておりますが、詳細、最もよく調査をしている食糧庁長官にその説明をさせたいと思います。
【次の発言】 自主流通米と政府を通した米の区別は、これははっきりと――どこで検討するかということになるのですが、自主流通米というものと政府管理米は、販売の経路は違ってはおりませんから、別にここでどうこうという考え方は、米そのものを見て、ここでもってどっちがどうだという見当はつかないと考えられます。

第61回国会 予算委員会 第12号(1969/02/15、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 全国平均からまいりますと、たとえば昭和四十四年度現在で五カ年間の人口減少率が一〇%以上の市町村の区域をとって調べたのでございますが、農業粗生産額等については全国の平均農家は大体一戸当たり五十四万二千円でございます。これに対しまして過疎地帯の農家は四十三万六千円、さらにこれを全国農家の平均の基幹的農業の従事者一人当たりにいたしますと、三十三万八千円、これに対して過疎地帯の農家は二十六万九千円、こういう数字が出ておるわけでございまして、生産農業所得については全国平均農家の一人当たりが三十一万九千円、こういうような状態でございます。  したがいまして、先ほどからもいろいろお話があり……

第61回国会 予算委員会 第13号(1969/02/17、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 農業事業の基盤整備等、またこれらに関連するものについては近代化を推進していこう、こういう考え方でございまして、近代化を推進すれば、先ほどの答弁のあったような、結論として物価というものの安定にも資するだろうという考えではなかったでしょうか、こういうふうに考えます。

第61回国会 予算委員会 第14号(1969/02/19、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 先ほどからのお話のように、消費者物価あるいはまた賃金も幾分か上昇ぎみにあるということだけは争われない事実だと思います。しかし、両米価を据え置くということは政府の方針として決定をしておりますけれども、ただこれは、私たちだけで決定するわけにはまいりません。米価審議会にはかりまして、その上によって決定していくものでございますので、政府の方針には変わりはございません。
【次の発言】 一%上がりますと大体百三億だそうでございます。
【次の発言】 やみ米のほうはある程度規制をいたしますから、したがって、その分を自主流通という方面に重点を置いてあるわけでございますから、私はそのようにはなら……

第61回国会 予算委員会 第15号(1969/02/20、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 長期見通しという点については、昭和五十二年までの大体の見通しを発表いたしたのでございますけれども、大体五十二年には三百十七万ヘクタールくらいになりましょう。そうすると、現状維持からいきますと千四百二十万トンの計算が出ていくだろう、こういうような見通しでありまして、したがって、それでは需要はどのくらいになるかというと、需要はやはり千二百四十万トンくらいが需要見込みだ、こういうような程度が見込まれておるのでございます。したがって、でありますからこの際、いろいろな稲作の転換対策等も推進しなければならないだろう、こういう点について一応の施策を講じたわけでございます。

第61回国会 予算委員会 第17号(1969/03/03、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 政府としてはその方針で進んでおります。
【次の発言】 お説のとおり、物価、賃金、これらは来年度幾ぶんかの上昇というものは避けられないと考えられます。しかし、今回の米価の算定というような点については、政府はいろいろな需給の実態、そういうような点、または物価の安定、こういうような点も考えまして、一応政府としては両米価を据え置くという方針でございますが、何といってもこれは、御承知のように食糧管理法というものがありまして、それによって諮問をした上で初めて決定されるべきものでございますので、その点は十分結論は尊重してまいるつもりでありますけれども、政府の方針といたしましては両米価は据え……


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第61回国会(1968/12/27〜1969/08/05)

第61回国会 予算委員会第四分科会 第1号(1969/02/24、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 昭和四十四年度農林関係予算について、その概要を御説明申し上げます。  最初に、各位の御協力を得て御審議をいただくにあたりまして、予算の裏付けとなっております農林水産業施策の基本方針について申し上げます。  最近の農業の動向を見ますと、国民経済の高度成長に伴う食糧需要の動向に対応した農業生産の選択的拡大、農業の機械化による生産性の向上、高度化、専門化された農業経営の形成等農業の近代化が順調に進んでいる面も見られますが、他方解決を要する幾つかの重要な問題が生じてきております。  その第一は、農産物需給の問題であります。  最近の農産物の需給は、国民所得の上昇に伴い、需要は高度化し……

第61回国会 予算委員会第四分科会 第2号(1969/02/25、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 韓国は御承知のように二年続きの大干ばつでございまして、ぜひひとつ貸し付けてもらいたいというようなお話からこの問題が出発をしております……。
【次の発言】 つい最近に至りまして、ごくまだ二、三日前でございますけれども、正式に沖繩からは米を少し出してもらいたいという、こういうように正式な要望がございましたので、それにつきましてはただいま検討をしております。
【次の発言】 ほんとうにまだ幾日でもないのでございまして、話があってからまだほんとうの二、三日でございまして、でありますから、その方法、価格、すべてこういう点についてはただいまほんとうにまだ検討を始めているばかりでございますか……

第61回国会 予算委員会第四分科会 第5号(1969/02/28、31期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 先日も岡田君からいろいろお話を承って私も聞いてみまして、聴聞会は、異議意見書の提出者にさらによくその異議意見書の内容について具体的に説明をしてもらうために開催するものであるのだそうでございまして、議長においてそのような意味において再三にわたって異議意見の開陳を求めたのに対し、陳述人側は異議意見としての発言を拒むという姿勢であったのだが、内容的には異議意見と思われる発言もかなりあったということを伺っております。このような次第であったので、聴聞会が終了したかどうかについて目下慎重に検討をしております。
【次の発言】 過日岡田君からいろいろそういうお話がございましたので、十分私のほ……



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