このページでは麻生太郎衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(麻生太郎君) 経済財政政策担当大臣として、我が国経済の課題と政策運営の基本的考え方について、その所信を申し述べます。 まず初めに、去る一月六日、今回の中央省庁再編の眼目の一つである経済財政諮問会議が発足したことを御報告申し上げます。この諮問会議は、経済財政政策にかかわる各閣僚に加え、経済の現場の実態や経済に対する深い洞察力を有する有識者を構成員とし、内閣総理大臣を議長として、日本経済全般の運営基本方針、予算編成の基本方針及び財政運営の基本を初めとする経済財政政策に関する重要事項について調査審議し、具体的な建議を行うことなどを主な任務といたしております。政治が責任を持って政策決定を……
○麻生太郎君 私は、自由民主党、公明党並びに保守党を代表し、ただいま議題となりました緊急経済対策関連法案に対し、総理大臣並びに関係大臣の御見解を伺いたいと存じます。(拍手) 日本経済の再生を図る上で、不良債権問題の最終処理、証券市場の構造改革など、各般にわたる我が国経済の高コスト構造是正に取り組むことが不可欠であると存じます。緊急経済対策は、日本経済の再生を実現する上で必要な施策が盛り込まれたものであり、これを着実に実行することが大切であります。さらに、今回の緊急経済対策の実施は、改革断行内閣として位置づけられる小泉内閣が、どのような決意で一連の構造改革を断行しようとしておられるのか、それを……
○麻生太郎君 私は、自由民主党を代表し、小泉内閣総理大臣の所信表明演説に対し、質問をいたします。(拍手) 西暦二〇〇一年九月十一日をもって世界の安全保障に対する枠組みは根本的に変わったと、後世の歴史家はそのように表現すると思います。従来の、国家、民族、宗教、地域といった次元とは全く異なった次元で、二十一世紀の戦争が起こりつつあるからであります。 私は、今回の極めて組織化された同時多発テロ事件において、日本人はもちろん、米国民を含む各国の、まことに痛ましい犠牲となられた方々に心からお見舞いを申し上げるものであります。また、救援のため、危険をも顧みず火災中のビルに突入し、救出作業中にビルが崩壊……
○国務大臣(麻生太郎君) 郵政事業の民営化の件につきましては、当然のこととして、小泉内閣の基本方針に沿って取り組んでまいります。 郵政事業の民営化という問題は、国民生活に大変深いかかわりのある問題でありまして、さきに行われました総理の郵政事業の民営化にかかわる懇談会において案が示されておりますああいった論議も踏まえ、かつ、総理の所信表明の中にも示されておりましたが、幅広く国民的論議を行う等々の話がありますが、基本的に考えておかねばならぬ点は三つあると思っております。 一つは、これを利用しておられる方々が、それを民営化された結果、どのようなメリットがあるのか。また、そういったところをよく踏ま……
○麻生議員 少年法等の一部を改正する法律案につきまして、提出者を代表して、その趣旨を御説明いたします。 近時、社会を震撼させる少年による凶悪重大犯罪が相次いで発生をいたしておりますのは、御存じのとおりです。昨今の少年犯罪の動向は極めて憂慮すべき状況にあることは、多くの方々の共通した認識であります。加えて、少年審判における事実認定手続のあり方が問われていると同時に、犯罪の被害者に対する配慮を求める声が高まりを見せております。このような問題に迅速かつ的確に対応することが喫緊の国民的課題であると存じます。この法律案は、このような状況を踏まえまして、所要の法整備を行おうとするものであります。 要点……
○麻生議員 なぜ少年法の改正を急ぐかという点につきましては、さきの国会で、五月、当委員会、当時は武部委員長だったと思いますが、武部委員長を通じて、時の法務大臣、臼井日出男大臣に対して提案がなされておりますのは御存じのとおりであります。その中において、「その健全育成を図る見地から、年齢問題、少年に関する処遇の在り方等を含め幅広く早急に検討すること。」と書いてありますので、これが、まず当委員会としてというか、この国会といたしましてのいわゆる決議をしておられますので、そういう意味での背景の一つです。 もう一つは、これはもうこの衆議院の選挙を通じて、佐々木先生初めここにお見えの委員の方々は、それぞれ……
○麻生議員 少年院というものの現場に、入られたかどうかは別にして、現場に行かれた方はおわかりになることだと思うのですが、基本的には今も十四歳、十五歳で少年院にいる人はいるわけですから、そういった意味では、これまで処遇してきた実績というのは、預かっている側の少年院なり鑑別所なり、そういったところで皆それぞれ経験があるというのがまず一点です。 それから二つ目は、やはり基本的には十四歳はまだ義務教育年齢のときですから、当然のこととして、そこで義務教育の授業等々、矯正教育を含めていろいろするのは当然なのですが、開放に向かうというお言葉がありましたけれども、それは、罪がそれだけ重たいわけですから、私ど……
○麻生議員 片っ方は殺人事件、凶悪事件を取り上げている話なんであって、今の話と中川官房長官の辞任の話とが直接どこでどう結びつくのだか、ちょっと私の想像力を超えているところがあるのですが、すべて少年犯罪というのは、あれも決していい影響を与えたとは思いませんが、いろいろな少年犯罪を構成するその背景につきましては、これはもうこの間の議論の中から、いろいろなものが複雑に絡み合っておるというのは再三皆さん方、これはすべて合意をしておられるのであって、少年法が改正されたからといって直ちに少年犯罪が激減するということも考えられぬし、また逆に激増することも考えられない。しかし、何らかの社会的な規範を、少年とい……
○麻生国務大臣 八十一兆で、出ているとおりだと思いますが。
【次の発言】 一般的な話で、今使われた数字が私どもの持っている数字とかなり違いますので、それが違うともこっちが正しいとも言えるような話ではないと思いますが、基本的に、まず、ドイツと比較されましたが、ドイツとかアメリカとかいう国は連邦制でございまして、基本的には金の、計算の立て方が全然違っておる点はぜひ御配慮をいただきたいところであります。こちらの方は御存じのように中央政府一本みたいなところがありますので。
それでありましても、一般政府と言われるもののGDP比でいきますと、今日本が約三八・一%、政府支出規模の国際比較でいきますと三八・……
○麻生国務大臣 日本経済の直面する課題と経済運営の基本的考えにつきましては、本会議における経済演説において明らかにしたところであります。本日、内閣委員会が開催されるに当たり、経済財政政策担当大臣及びIT、情報技術担当大臣として、重ねて所信の一端を申し述べさせていただきます。 去る一月六日、内閣総理大臣を議長として、経済財政関係閣僚及び経済の現場の実態や経済に対する深い洞察力を有する有識者を構成員とする経済財政諮問会議が発足をいたしております。 この諮問会議は、日本経済全般の運営の基本方針、予算編成の基本方針及び財政運営の基本を初めとする経済財政政策に関する重要事項について調査審議し、具体的……
○麻生国務大臣 御指摘のとおり、内閣府設置法の十二条と、もう一つ、二十四条というのがありますので、その二十四条の方もあわせて参考にしていただくといいんだと思います。諮問会議自体において、その掌握する事務を遂行するために必要があるときは、関係する審議会その他の関係行政機関の長に対し資料の提出を求めることができるとされている、これが二十四条で、両方になりますので。 御指摘のとおり、予算編成というものの大綱とか、まあ、予算編成の大綱という言葉は税制大綱と同じような感じと間違えられると困りますが、今度は、財政諮問会議というのが予算編成をやって、査定を財務がやるという形が基本的な区分の仕方になっており……
○麻生国務大臣 今御指摘がありましたように、中沢先生、お互いさま、石炭で随分似たようなことをやりました。日本経済がばんばん調子のいいころでも、縮小均衡生産を余儀なくされたのは多分米と石炭だと思いますけれども、そういった中にあってやはりこの雇用問題、黒手帳という言葉はもう若い人には通じなくなりましたが、黒手帳なんというものが一番の重要な話だった。島さんの世代なんかでは全然通じなくなってきている単語だと思いますよ。そういうものが昭和三十年代後半からざっと出てきて、筑豊、北海道、いずれもそれが後を引いて、今残るところ、北海道で一つ、九州で一つ、三千あったものがたった二つになったのですから、そういった……
○麻生国務大臣 後で総理からも同じようなお話をいただけると思いますが、担当をいたしておりますので、横光先生の御質問に答えさせていただきたいと存じます。 その資料の中で、対GDP比の債務残高をしておられますが、それは総債務の話ですね。(横光委員「国、地方を合わせて」と呼ぶ)総債務の話。しかし、債権債務というものは、債務と同時に債権の話もしていただかぬといかぬのだと思うのです。 日本の持っております国の対外純債権というものを引いて考えていただかないと、会社の経営も同じですが、会社の借金を総債務で話をする人はいませんので、やはり債権債務というものは、両方を比較した上で、純債権というもの、純債務と……
○麻生国務大臣 御存じのように、公共事業を削減するというのは、当然のこととして公共の需要が減少しますし、それに伴いまして雇用も減りますし、いろいろな意味で民間設備投資、民間消費等々について多大な影響が出ることはもうはっきりいたしております。 また、公共事業は雇用の面においても非常に大きな雇用効果がありますので、今、雇用者五千三百五十六万人と言われておりますが、そのうち、いわゆる建設関係等々を含めて構成比でいきますと、五百三十九万人ですから約一〇%ぐらいの方々が公共事業に関係いたすところに、いわゆる建設業というものに従事しておられるということになっておりますので、その意味では、所得の低減とか失……
○麻生国務大臣 六百六十六兆円のいわゆる総債務という話がよく出ておりますけれども、国家というものを一つの会社の経営に例えれば、どれくらいの借金を持っているかというのは、その企業なり国家というものを考えるときに非常に大事な視点の一つだとは思いますけれども、同時に、借金がある分に関しては、こちらにそれに対応する資産、担保、債権というものと比較して見ていただかないと、この総債務が大きいからこの国はだめなんだということになりますと、大きな企業は総じて借金を抱えている会社が多いのであって、無借金経営のみが善で、そして借金で経営しているのはすべてだめということになるのなら、それは経営者のいわゆる思想、哲学……
○麻生国務大臣 幅広い質問なので、なかなか短時間に全部言うのは恐ろしく話をはしょるようなことになって恐縮ですが、やはり何だかんだ言いながら、確かに、実質ではなくて名目で言った方がというのは、なだらかなインフレーションぎみの方が、何となく気分的には、同じでも、前の年より売上高だけ見れば少し上がったような気になりますので、その意味の方が、戦後ずっとそれで来ていましたので、何となくなれておるという面があるんだとは思います、気分的には。 ただ、戦後、今や初めて消費者物価の下落を、二年続けて〇・五、〇・五と下げてきておりますので、その意味からいきますと、何となく物価が下落しているというのは、デフレかと……
○麻生国務大臣 今、デフレにつきましての見識、見解が分かれるところなんで、不景気になれば皆デフレと言ってみたり、いろいろな方がいろいろおっしゃいますので、なかなかこれは学術的に論争していくと非常に難しいところなんですが、御指摘のように、先進国の中で少なくとも消費者物価が前年度比でマイナスになっている国というのは日本以外ありません。それはもうはっきりいたしておりますので、そういった意味では、デフレ傾向という、ちょっとデフレの定義がまた難しいところなんで、御指摘のようにそういう傾向があることは非常に大きな問題なんであって、そういう認識を持って経済対策をしていくべきだという御指摘は正しいと思います。
○麻生国務大臣 ただいま御質問のありました、平成十三年度失業率の見通しを四・五%に見込んだ理由ということでありますけれども、平成十二年十月、とうとう四・七、四・八ということになっておりますのはもう御存じのとおりですが、傍ら、有効求人倍率というのが確実にこのところ伸びてきておりまして、十月から〇・六四、〇・六五とずっと上がってきております。その前の七―九でいきますと〇・六一でしたので、確実に上がってきておりますということが一つの大きな理由になっております。 御存じのように完全失業率は有効求人倍率とは違いますので、そういったものの数字が上がってきておりますので、雇用というか、そういったような状況……
○麻生国務大臣 中長期的な経済成長ビジョンにつきましては、平成十一年に「経済社会のあるべき姿と経済新生の政策方針」の閣議決定がなされております。 二十一世紀初頭に築くべき経済社会というもののいろいろなものがその中に入れてあるところですけれども、先ほど、人が恣意的にとか、政策をきちんとやっていくというお話もあっておりますけれども、そういったようなもので自由な競争とか、今の状況がさらに少子高齢化とか、いろいろなものを全部突っ込んで計算をしなくちゃいかぬところだと思っておりまして、それを実現するために、今後十年程度のあるべき政策、二〇一〇年と言われましたんで、政策の方針のまず前提条件というのが出て……
○麻生国務大臣 私どもの方でもそのような事実を把握いたしておりません。
【次の発言】 景気というものが、インフレがいいかデフレがいいかと。安定しているのが一番よろしいんで、なかなかそれはインフレターゲットを目指しているわけではないんであって、景気回復というものをまずなさなければ財政改革にはつながっていかないというのが優先順位だと思っております。
○麻生委員 総裁選直後のことでもありましたので、テレビの前で、与党質問とはいえ、また小泉総理とやり合うのはいかがなものかと思って、差し控えさせていただきたいと思っておりましたけれども、政調会長としての義務だと筆頭に言われまして、それならばといってお引き受けをして、感じていること、お伺いしたいことを申し述べさせていただきたいと存じます。 総理は、日本を変えるという話を総裁選挙またその後の本会議等において述べておられます。どのように変えるのかというところが私どもの伺いたいところであります。 私は、二十一世紀の国家というものは、少なくとも自由で、規制が少なく、治安もよく、国家の安全保障もしっかり……
○麻生委員 哲学者ヘーゲルの言葉だったと記憶をしますが、時代は課題の提出者であるという言葉が述べられておりますが、戦後と言われて約五十七年、世紀も変わりまして新しい二十一世紀になりましたが、官僚主導、業界協調型体制で、この半世紀、日本は経済復興を進め、いろいろな成功をおさめてきたことは間違いない、私どもはそう思っておりますが、人々の価値観の多様な変化というものにはついていけないことになって、戸惑いながら新しい出口というものを求めているというのが、私どもに今新しい課題を突きつけているんだ、さように理解をいたしております。 それらの課題に挑み、未来を切り開いていく、そういう時代が今小泉政権に課し……
○麻生委員 自由民主党の麻生太郎です。(発言する者あり)ありがとうございました。 質問の予定していた外で甚だ恐縮ですけれども、けさ未明、午前二時半近くまでかかっていたと記憶をいたしますけれども、一時十五分ぐらいから約七十五分にわたって、アメリカ国務長官コーリン・パウエルの国連の安保理における演説を聞かれたために、眠そうな顔をしておられる閣僚の方も大勢お見えだと思いますが、熱心に御拝聴されたんだと思っております。 一四四一決議に対する違反行為を告発いたしております。イラク軍の高官同士のいわゆる無線傍受から始まって、録音テープ、衛星写真等々を見せて、イラクの大量破壊兵器等々、殺傷兵器につきまし……
○麻生国務大臣 総務委員会の審議に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げさせていただきたいと存じます。 総務大臣を拝命いたしました麻生太郎です。 総務省は、御存じのように、国民生活に密着した、極めて幅の広い行政分野というものを所管しておる役所でもありますし、日本の行政の基本的構造に大きな責任を有する役所でもあり、小泉内閣が進める構造改革には、こうした立場から積極的に取り組む所存であります。 行政改革につきましては、行政改革担当大臣等と連携をいたしつつ、特殊法人の改革、公務員制度の改革、また公益法人改革等に取り組んでまいります。 また、治安部門、よく話題になっておるところでありますが、急……
○麻生国務大臣 郵政の民営化というのは、基本的には、民間でできるものは民間にというところが本来の目的と思っております。
【次の発言】 民間の銀行にするという話を聞いたわけではありませんので、民間の銀行にするという前提で話をされるとちょっと話は込み入るんだと思いますが、基本的には、総理のいわゆる郵政民営化に関する例の懇談会の中に出された案というのがいろいろ出ておりましたが、ああいったものを踏まえて、民営化するに当たってはどういうことをしていくかということが今論議をされるというところだと思っております。
【次の発言】 いわゆる、御存じのように、今から郵便貯金というものの話は、二百五十兆、二百二十兆……
○麻生国務大臣 長妻先生のその前の御質問のところからお答えをした方がいいと思いますが、基本的には、今日本という国の中で、これまで長い間、投資主導型の経済社会をやってきたんだと思いますが、一渡りして世の中が大体豊かになりまして、余り貧しい人がいない。本当に景気が悪いんだったら、昔みたいに、その辺にもっとホームレスがいっぱいいなくちゃおかしいんだと思いますけれども、そういう人も見当たらない。いわゆる世の中が平均的に豊かになった時代になってくると、当然のこととして、今、投資主導型から消費主導型の経済社会に多分、移り変わっていく過程なんだと思います。 そういう状況の中にあっては、消費主導型の経済社会……
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