春日一幸 衆議院議員
27期国会発言一覧

春日一幸[衆]在籍期 : 25期-26期-|27期|-28期-29期-30期-31期-32期-33期-34期-35期-36期-37期-38期
春日一幸[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは春日一幸衆議院議員の27期(1955/02/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は27期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院27期)

春日一幸[衆]本会議発言(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 衆議院本会議 第32号(1955/06/23、27期、日本社会党(右))

○春日一幸君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました所得税法、法人税法、租税特別措置法の政府提出改正三案並びに民主、自由両党の共同修正案に関する委員長報告に対し、ここに反対の意思を表明し、以下、その理由を明らかにせんとするものであります。(拍手)  そもそも、わが国の現行租税制度は、大企業や金持ち階級にははなはだ軽くして、一方、零細業者や勤労者には過重苛酷にわたるものとして、すでに世論の非難はごうごうたるものがあるのであります。(拍手)しかるところ、政府提出改正案はこの悪傾向にさらに拍車を加えたものでありますが、特に自民両党の共同修正案に至っては、もはや世論も外聞も何はば……

第22回国会 衆議院本会議 第35号(1955/06/29、27期、日本社会党(右))

○春日一幸君 ただいま議題となりました財団法人日本海員会館に対する国有の財産の譲与に関する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  この法律案は、昨二十八日大蔵委員会において全会一致をもって起草提出いたしました法律案であります。  すなわち、日本海員会館は船員の福利厚生事業を行なっている財団法人でありますが、この団体の沿革につきまして申し上げますと、明治二十九年高級船員の団体である船員倶楽部が結成され、これは後に社団法人海員協会に改組されたのでありますが、一方、普通船員も大正十年に日本海員組合を結成し、この組合員は、昭和四年から毎月組合費と同額の一円を醸金して、普通船員のための厚……

第22回国会 衆議院本会議 第45号(1955/07/22、27期、日本社会党(右))

○春日一幸君 ただいま議題となりました厚生保険特別会計法等の一部を改正する法律案外六法律案につきまして、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、厚生保険特別会計法等の一部を改正する法律案について申し上げます。この法律案は、厚生保険特別会計法及び船員保険特別会計法の一部を改正しようとするものであります。  まず厚生保険特別会計法の一部改正について申し上げますと、第一は、政府の行なっている健康保険の給付費の異常な増高等に伴う支払い財源の不足   1に充てるため、昭和三十年度以降七カ年度間、毎年度十億円を限度として一般会計から健康勘定に繰り入れを行うことができることとい……

第22回国会 衆議院本会議 第50号(1955/07/29、27期、日本社会党(右))

○春日一幸君 ただいま議題となりました昭和三十年度米穀についての所得税の臨時特例に関する法律案外一法律案について、大蔵委員会の審議の経過並びにその結果について御報告を申し上げます。  まず、昭和三十年産米穀についての所得税の臨時特例に関する法律案について申し上げます。  本法律案は、昭和三十年産米穀については生産者からの事前売り渡し申し込みにより集荷を行うこととしたのでありますが、この制度によって所要数量を確保することに資するため、事前売り渡し申し込みに基いて政府に対して米穀を売り渡した者の昭和三十年分の所得税を軽減しようとするものであります。  その内容を申し上げますと、玄米一石当り平均千四……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 衆議院本会議 第20号(1956/03/09、27期、日本社会党)

○春日一幸君 ただいま議題となりました二法律案について、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、食糧管理特別会計の昭和三十年度における損失をうめるための措置に関する法律案について申し上げます。  この法律案は、食糧管理特別会計の昭和三十年度当初予算におきましては、この会計の昭和三十年度末における損失を、昭和二十九年度からの繰り越し損失を含め約百億円と見込んでいたのでありますが、豊作と集荷の好調により、三十年度産米の政府買い入れ数量が当初の予定を大幅に上回つたため、これに伴う早場米格差の支払いが当初よりも増加したこと等により、三十年度末におきましては約百六十七億円の……

第24回国会 衆議院本会議 第25号(1956/03/22、27期、日本社会党)

○春日一幸君 ただいま議題となりました租税特別措置法の一部改正案に対しまして、 私は、ここに、日本社会党を代表いたしまして反対の意思を表明し、以下、その立場を明らかにせんとするものでございます。  そもそも、この法律案は、外国人に対しまして税金をまけてやる現行制度をさらに存続せんとする法律であるのでございまして、かくのごとき悪法律、少くとも独立国といたしまして、このような法律を作っておりまする国、およそ今世界にその類例を見ざるところでございます。(拍手)さらに、わが国は、今経済の自立と独立の完成、これを最も強く叫ばれておりまするこのときに、このような法律を通すということは、われら国会の権威にお……

第24回国会 衆議院本会議 第53号(1956/05/23、27期、日本社会党)

○春日一幸君 私は、ただいま議題とされました、淺沼稻次郎君外四名提出にかかる大蔵大臣一萬田尚登君に対する不信任決議案について、提案者を代表して、提案の理由を説明いたします。  まず、案文を朗読いたします。     主文  本院は、大蔵大臣一萬田尚登君を信任せず。  右決議する。     理由   一萬田大蔵大臣は、昭和三十一年度予算編成に当り平和と民生安定を願う国民の意志を無視して再軍備インフレ予算を編成し、  1 平和憲法の精神をじゆうりんし外国のための軍備拡張を強行せんとしている。  2 防衛費を削減して社会保障を充実するとの政府の重大公約を完全に裏切り、再軍備拡張のために社会保障を犠牲に……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 衆議院本会議 第11号(1956/12/04、27期、日本社会党)

○春日一幸君 ただいま議題となりました在外仏貨公債の処理に関する法律案外一法律案並びに一議決案につき、大蔵委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず、在外仏貨公債の処理に関する法律案について申し上げます。  この法律案は、前大戦が始まって以来支払いが中断されたまま今日に至っている四分利付仏貨公債の本邦外所在分、額面総額約一億八百万フランについて、今般フランス有価証券所持人全国協会との間に協定が成立いたしましたので、この協定に基く元利金の支払い条件の改定について定めているものであります。すなわち、まず、在外仏貨公債の元金の償還期限を十五年延長して、昭和六十年五月十五日とする……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 衆議院本会議 第6号(1957/02/06、27期、日本社会党)

○春日一幸君 私は、日本社会党を代表いたしまして石橋内閣の施政方針に対し、この際、主として中小企業問題と税制政策を中心といたしまして特に重要なる当面の諸政策について、ここに政府の所見をたださんとするものであります。(拍手)  まず、質問の第一は、政府は、中小企業と大企業との関係について、この際何らかの調整を行うの必要を認めないか、この問題についてお伺いをいたしたいのであります。  ここに、わが国における資本主義経済の発展が、いつしか独占資本を形成し、この独占資本によって市場の独占と独占価格が強行されて、これが中小企業への重圧となり、しこうして、中小企業の経済分野がますます狭められておるのであり……

春日一幸[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院27期)

春日一幸[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 行政監察特別委員会 第4号(1955/06/24、27期、日本社会党(右))

○春日委員 私は小沼視学官とこの学校図書株式会社との関係についてお伺いをしたいと思います。小沼視学官はこの学校図書株式会社へ入社される前には文部省の視学官としてどういう事柄を所管されておりましたか。それが一つ。それから、文部省へ復帰される前の学校図書株式会社における地位、それはどういうようなものであったか。それから、現在あなたのもとにおける視学官としての所管事項は何であるか。この三点をお伺いします。
【次の発言】 視学官としての所管事項は何ですか。
【次の発言】 その履歴書なり何らかの資料に、学校図書株式会社において占めておられた地位というものは私は当然書いてあると思うが、どういう地位におられ……

第22回国会 商工委員会 第27号(1955/06/17、27期、日本社会党(右))

○春日一幸君 それではお許しを得まして、ただいま議題と触りました百貨店法案の提案理由の説明をいたします。  現在の百貨店問題は、単に大規模小売業者たる百貨店対中小規模小売業者との問題であるだけではなく、卸売業者及び広く一般消費者にも関係の深い問題となり、経済的影響のみねらず、社会的影響も深く大きくなっているのであります。戦前、旧百貨店法が制定された当時の百貨店経営は、主として高級購買力を対象としていたのでありますが、戦後は一般中小企業と同じ広範囲な大衆購買力を対象とするに至ったのであります。また売り場面積について見まするに、戦前の最高であった昭和十六年の百二十五万三千平方メートルに対しまして、……

第22回国会 商工委員会 第35号(1955/07/06、27期、日本社会党(右))

○春日一幸君 お許しを得まして、ただいま議題となりました下請関係調整法案の提案理由の説明をいたします。  今回、通常の取引契約と区別いたしまして、特に親企業と下請中小企業との取引契約についての諸条件を調整する必要を認めました理由は、  第一に、下請をしている中小企業は、親企業より与えられた条件が、自己に不利であってもこれに従わざるを得ないほど経済力が弱いのが一般的実情でございます。特に下請契約条件について何ら文書に明記しない商慣習さえ残存しておるのであります。下請企業の親企業に対する取引関係の後進性を是正し、通常の取引契約関係に引き上げることは、下請企業の経営安定のための根本策であるのでありま……

第22回国会 商工委員会 第39号(1955/07/11、27期、日本社会党(右))

○春日一幸君 ただいま中崎委員から御質問になりました通り、わが国の産業構造の中に占めております小売業者の分野というものは圧倒的な多数を占めておりますし、これが国民の経済生活上必要欠くべからざるものであるという理解の上に立ちまするとき、御指摘のように百貨店がその背後にある大資本の威力を思う存分に行使いたしまして、公正かつ自由な方式に従わないで、大資本の暴威暴力をほしいままにする、すなわち弱肉強食にすらわたるような威力を次第に示しつつある傾向にございまして、これが勢い小売業者を不当に圧迫する、こういうような状況をほっておきましては、ただいま申し上げましたように、わが国の産業構造上必要にしてかつ現存……

第22回国会 商工委員会 第44号(1955/07/19、27期、日本社会党(右))

○春日一幸君 御指摘の点は提案者たちの最も苦心を払った点でございまして、特に本法の第一条には、この百貨店法の目的といたしまして、百貨店の営業活動が第一番に一般消費者の利益を阻害することを防止する、ここにウエートを置いております。すなわちその活動が一般消費者、小売業者及び卸売業者、この三つの相関連性において、ごうも小売店の利益を阻害するということのないように、この法律は各条章にわたって細心の注意を払っているわけでございます。具体的に申し上げますと、本法案第五条におきまして販売行為の規制を行い、第六条において仕入れ行為の規制を行なっておりますが、なかんずく第五条におきましていわば小売業者からこれも……

第22回国会 大蔵委員会 第2号(1955/03/26、27期、日本社会党(右))

○春日委員 政府に対して資料の提出を要求いたしたいと思いますので、委員長におかれまして適当にお取り計らいを願いたいと思います。それはただいま委員長発議によって決定されました本委員会の国政調査事項のうち、金融に関する事柄についてでございます。  現在中小企業の金融難の問題は、本委員会がしばしば熱心に論議しておりますにもかかわりませず、いまだ何らその解決を見るに至っていないのでございます。従いまして現在国内金融の大半を占めておりまする商業銀行、一般銀行がどういうような貸し出しを行なっておるかというこの資料を一つ公正取引委員会に御委嘱を願いまして、少くとも十一大銀行の主たる貸し出し先並びにその金額、……

第22回国会 大蔵委員会 第3号(1955/03/29、27期、日本社会党(右))

○春日委員 私は、まず最初に本委員会を通じて、大蔵当局に厳重に警告を発しておきたいと思うのであります。それは、少くとも法律案を出すからには、その法律案が適当であるか、あるいは不当であるかをわれわれが判断するに必要な資料をこれに添えてお出しにならなければ、われわれが審議するにしても、われわれ自体が、その関連事項についての資料の収集等に大へんな時間を要することは、あなた方もかっての御経験でよくおわかりと思うが、今後法律案をお出しになるときは、これに関連する一切の資料を取りそろえて、われわれがその書類そのものによって十分な判断ができるような処置を講じていただくことを強く要望しておきたいと思うのであり……

第22回国会 大蔵委員会 第4号(1955/03/30、27期、日本社会党(右))

○春日委員 これは農業課税ではありませんが、時間の関係がありますので、ごく簡単に。  最近末端税務署で特別調査班というものを設けられて、あたかも調査査察部でおやりになっていると同じような仕事をやり始めたと思うのであります。御承知の通り、現在の申告納税制度この思想の根底をなすものが何であるかは、われわれがいろいろの角度から論じて参ったところでありますが、今こういうふうな制度が設けられて、基準を調べるという名のもとに、はなはだ苛烈な実態調査が行われておるのであります。なるほど申告納税制度の民主的なあり方というものについては、もとよりカンニングなものにやはり相当な制肘を加えていく必要はありましょうけ……

第22回国会 大蔵委員会 第5号(1955/05/10、27期、日本社会党(右))

○春日委員 ただいま自由党を代表されて奧村又十郎君の御質問がありまして、私どもが考えている事柄を代弁願ったようなものでありますが、いずれにいたしましても総括質問であります限り、党のそれぞれの御決定に基いての御意見であろうと考えられますので、後日そのような事柄については、私ども社会党左右両派が法案の修正をもって臨みますから、必ずや自由党の御同調を得られることと考えられますが、一つこの点は、特に奧村又十郎君並びに自由党の諸君には、前もってお含みあらんことをお願い申し上げておきます。  そこで、まず私は一つ御質問いたしたいのでありますが、窪谷管財局長は、国有財産の運営管理並びにその処分について独断専……

第22回国会 大蔵委員会 第9号(1955/05/19、27期、日本社会党(右))

○春日委員 伺いますが、歩積みと両建の問題は、すでに本委員会において先年来しばしば論じられた事柄であるにもかかわりませず、本日まで何ら解決がついておりません。のみならず一そう悪い傾向がさらに激化しておるのであります。それだけに、この問題の取扱いは本委員会において特に慎重を期さなければならぬと思うのであります。  そこで大臣にお伺いをしたいのは、との債務者預金の中で、両建預金の問題は後刻に譲りまして、歩積みですが、これは適法なものだと思われますか。それとも、たとえば貸し出しを行うときに、商手を割るときに、一定の割合の歩合をきめて、それを預金の中に封鎖していくという現在やっておるあのやり方は、現在……

第22回国会 大蔵委員会 第10号(1955/05/20、27期、日本社会党(右))

○春日委員 きのうから二日間にわたりますこの代表総括質問を伺っておりましたが、大臣の御答弁は、重大な質問に対して、研究中とか考え中とかいうようなことで、的確な御答弁がほとんどございません。のみならず、ことごとの答弁が、局長連の耳打ちをそのままおうむ返しに答弁をされておるということで、われわれははなはだ遺憾に存ずるものであります。少くとも金融、税制、管財その他予算全般について、八千四百万国民の生活の明暗をあなたは双肩ににのうていらっしゃる。そういう大きな任務を負われまするあなたが、何もかも研究中であり、また答弁することは全部局長の耳打ちした事柄をそのまま伝えるというようなことでは、まことに慨嘆に……

第22回国会 大蔵委員会 第12号(1955/05/26、27期、日本社会党(右))

○春日委員 関連して伺いたいのですが、これは重要な問題になっていくと思うのだが、昨年この法律案が上程されましたときに一番論議されました焦点はこういうふうな一般税を目的税の形に変えてしまうということは、税の体系を全般的に乱すおそれはないかどうか、こういうことを強く指摘して、当時いろいろな質疑応答を交えたのであります。それで果せるかな道路計画がだんだん膨張してくると、結局その財源をガソリンに求めていくということで、このガソリン税が上ってくる。本年度は三百六十億だが、かりにこれが来年五百億になり、さらにその次に七百億ということになってくれば、その財源をこのガソリン税収入に求めるということになってくる……

第22回国会 大蔵委員会 第13号(1955/05/28、27期、日本社会党(右))

○春日委員 関連して主税局長にお伺いします。昨年度から税制が改正されて、前年度分の所得額を基準にして申告をし、納税を行なっていくというこの制度のあり方です。これは今までインフレ高進期は、大体において年々所得がふえていくというような事柄が実際的にもあり、さらにはまたそういうような想定も下し得ると思うわけでありますけれども、しかし現実にインフレ高進がストップし、むしろこれがデフレの傾向をたどっていく、すなわち所得はインフレーション時代に比較してむしろだんだんと滅っていくというような傾向にあり、実情もまたそこにありますので、前年度の所得を基準にして申告し、納税をしていくということは、これは結局現実の……

第22回国会 大蔵委員会 第15号(1955/06/02、27期、日本社会党(右))

○春日委員 昨年の募れの本大蔵委員会におきまして、中小企業金融公庫の融資対象の中に映画館を加えろという議決が行われました。それはただし映画館の防火設備、衛生設備に限って対象にしろという委員会の決議が行われまして、当時大臣の答弁も、もとより国会の意思であるから、十分尊重してこれを実行しようということになっております。申し上げるまでもたく映画館は、特に最近におきましては、ニュース映画、あるいは文化映画、教育映画等を通じて社会教育にもはなはだ貢献してる面もありましょうし、わけて健全レクリエーションとして堅実な事業であることは疑いをいれないところであろうと思うわけでおります。ところが映画館に対しまして……

第22回国会 大蔵委員会 第18号(1955/06/11、27期、日本社会党(右))

○春日委員 ただいま議題となりました銀行法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由を御説明申し上げます。  金融機関が特定の企業に対して集中偏向融資を行うときは、その金融機関の経営を不健全ならしめ、預金者に損害を与えるおそれがあるばかりでなく、一つの大企業に対して集中偏向融資が行われますと、数十ないし数百の中小企業が融資の対象から除外され、中小企業金融をますます逼迫せしめる結果となるのでありまして、いずれにいたしましても、集中偏向融資が放任されておりますと、金融機関の公共性はとうてい全うすることができないことになるのであります。  しかるに、普通銀行の集中偏向融資については、何ら法律上の……

第22回国会 大蔵委員会 第19号(1955/06/14、27期、日本社会党(右))

○春日委員 議事進行。
【次の発言】 ただいまの質疑応答の範囲内におきましては、私は秘密会にする必要はないと考えます。しかしながら山崎君の質問がいろいろと展開していつて、銀行局長が考えて、これが秘密に属するとか、あるいは他にいろいろな影響を与えるおそれがあるというような答弁を必要とする段階に入ったとき、理事会を開いて、秘密会にするならするといたしまして、当局が差しつかえない範囲において慎重に答弁されております限り、問題が金融万般にわたる問題であり、しかもこの問題を一つの基準といたしまして、全国の金融機関の問題にも触れる一般的な、普遍的な事柄に属する問題もあろうと思いますから、その範囲にとどめて……

第22回国会 大蔵委員会 第20号(1955/06/16、27期、日本社会党(右))【議会役職】

○春日委員長代理 この際お諮りをいたします。衆議院規則第六十三条によりますと、秘密会の記録中特に秘密を要するものであると委員会の決議をいたしました部分は、これを印刷配付しないことになっておりますので、ただいまの秘密会のこの部分の決定等につきましては、委員長及び理事に御一任を願っておきたいと存じますが、これに御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって委員長及び理事が協議の上、適宜処理することにいたします。
【次の発言】 この際御報告申し上げます。国民金融公庫法の一部を改正する法律案、たばこ専売法等の一部を改正する法律案、日本専売公社法の一部を改正する法律案の三法律案に対し……

第22回国会 大蔵委員会 第21号(1955/06/18、27期、日本社会党(右))

○春日委員 本修正案は自民両党の修正案であり、その修正案に対しましては、提案者は両党全員になっておると思うのであります。しかるところ、この法律業に関連をする事柄について、今その修正案の提出者である自由党の側からこういうような質疑が繰り返されておるということは、はなはだ遺憾に存ずるわけであります。これはまさに不確定議案とも称すべきものであって、提案者の側において疑義の存する事柄は、提案者の内部においてすべからく事前に疑義を一掃されるべきである。こういうような委員会において質疑を繰り返し、問題の所在を究明されなければならないような、そんなずさんな状態において法案を提出されたことに対して、きわめて遺……

第22回国会 大蔵委員会 第22号(1955/06/21、27期、日本社会党(右))

○春日委員 横路一君の質問を通じて、われわれが社会保険の将来に非常な不安を感ぜざるを得ないので、提案君たちは、この問題についてお考えになったことがあるかどうか、次のことに触れて一つ御答弁を願いたいと思うのであります。たとえばこの給与所得者たちは、現在おおむね社会保険――健康保険、失業保険、厚生年金に加入しておりまして、すでに税法上おおむね一万五千円程度は減税を受けておるものが相当あると思うのです。ところが今度の制度によりますと、そういう社会保険に加入しておるものと加入していないものとに対する税法上の特別の扱いというものはなくなってしまって、無差別平等の取扱いを受けるようになると思うのです。そう……

第22回国会 大蔵委員会 第23号(1955/06/22、27期、日本社会党(右))

○春日委員 今三百四億とおっしゃいましたが、資料には百二十八億と出ている。
【次の発言】 この際法人税についてもう一つただしておかなければならぬと思うのであります。企業組合に対する法人税の税率、これは一般法人と何ら差違のない税率に相なっておるのでありますが、これに対して主税局は、一般法人と何らかの差をつける必要はないと考えておられるか。この問題については、われわれの仄聞するところによりますと、中小企業庁方面からも、それぞれの理由に基いて大蔵省に相当の交渉があったと聞いておるのでありますが、これに対する主税局長の御見解を承わっておきたいと思います。

第22回国会 大蔵委員会 第24号(1955/06/25、27期、日本社会党(右))

○春日委員 国税徴収法の一部を改正する法律案について、渡邊主税局長にお伺いをいたします。なお関連いたしまして、その徴収の実態について国税庁に伺いたいことがあります。国税庁長官も出るように一つ……。  まず渡邊主税局長にお伺いをしたいが、今度国税徴収法の一部改正によりまして、この延滞加算税については、これは今まで日歩四銭か三銭であったと記憶いたしておりますが、この延滞利子についての関係は、どの条文にどういうぐあいになっておりますか。この改正法律案の何条によって利子税の問題が適用を受けるようになっておりますか。
【次の発言】 そういたしますと、それはこの附則の六項ですか。

第22回国会 大蔵委員会 第25号(1955/06/28、27期、日本社会党(右))

○春日委員 ただいま議題となりました財団法人日本海員会館に対する国有の財産の譲与に関する法律案起草の件について、理事会の協議に基き、私が代表して動議を提出いたしたいと思います。すなわち本問題につきましては、理事会においてしばしば論議を重ね、ただいま諸君のお手元に配付しております通りの一応の起草原案を作成いたしておりますので、ただいまその起草原案について若干の御説明をいたしました上で、この起草原案の取扱いについて御提案を申し上げたいと存じます。  起草原案はお配りいたしてありますので、この朗読は省略いたします。  日本海員会館は、船員の福利厚生事業を行なっている財団法人でありますが、この団体の沿……

第22回国会 大蔵委員会 第26号(1955/06/30、27期、日本社会党(右))

○春日委員 それから先般政府から出された資料の三、輸入価格から小売価格に至る石油の価格の推移、この資料の中の輸入価格、揮発油、灯油、軽油、この各輸入価格が出されておりますが、この価格と、それから資料の五の石油製品の精製費等調べという項目にある製品別原価、これは国内において石油製品を精製した場合の原価が書いてあるわけでありますが、この原価の中の輸入原価と製品コストと、それから製造家のマージン、これを一つ分析したものを出してもらいたい。資料五の製品別原価、これを構成しております内訳ですか、原材料、それから精製に要するコスト、それから製造業としてのマージン、と申しますのは、この輸入価格と製品別原価と……

第22回国会 大蔵委員会 第27号(1955/07/01、27期、日本社会党(右))

○春日委員 鉱山局長と、それから特に政務次官にお伺いしたいと思うのでありますが、ただいままでの質疑応答を通じて明らかになったことは、水産用の重油、これは漁業生産手段として必要欠くべからざるものとして、これに対するコスト切り下げのための行政指導がきわめて熱心に行われておるということが明らかになったのであります。ところが陸上の場合における行政措置は一体どうなっておるのか。すなわち水産用の燃料であるところの重油を安くしなければならないと同じような意味合いにおいて、すなわち工業生産用の燃料のコスト切り下げのためにも同じような行政措置が講じられなければならぬと私は思うが、今日まで通産省において、一体その……

第22回国会 大蔵委員会 第28号(1955/07/05、27期、日本社会党(右))

○春日委員 まず最初に、横田公坂委員長にお伺いをいたしたいと思いますが、われわれが調査した範囲によりますと、先般、防衛庁において石油製品の競争入札が行われましたときに、石油業者が談合をしたことがある。これは明らかに独禁法違反の疑いがあるというので、防衛庁からあなたの方に告訴して、現在あなたの方でこれに対する審理が行われておるとの事柄でありますが、この事件の概要並びに現在の進行状況をお差しつかえない範囲でこの際明らかに願いたい。
【次の発言】 私どもは、従来も公取委というものの機能、これについて何回かにわたって横田さんにも警告を発しておる事柄であるのでございます。現実に、この公取は行政機関である……

第22回国会 大蔵委員会 第29号(1955/07/07、27期、日本社会党(右))

○春日委員 河野銀行局長。昨日の読売新聞の社会面のトップ記事によりますと、頼母子講は相互銀行法違反である、宗教団体もこれを取り締っていく、こういうことに大蔵省の意見が法務省との打ち合せによってきまった、こういう事柄が報道されておるのであります。そういうような法律に違反すると大蔵省が断定するに至ったところの、そういうような頼母子講または無尽、そういうものの実態は一体どういうことであるか、それからまたこれを相互銀行法の違反であると当局が断定するに至った法的な根拠は何であるか、この際一つ明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 この読売新聞の報道しておるところによりますと、東北や北海道地方……

第22回国会 大蔵委員会 第30号(1955/07/08、27期、日本社会党(右))

○春日委員 それではお許しを得まして、ただいま議題となりました国有財産特別措置法の一部を改正する法律案に対する修正案につきましてて提案の理由を御説明申し上げます。  今回中小企業者の設備改善による企業の合理化を一層推進するため、本法案におきましては、従来中小企業者の老朽機械等と等価で交換しておりました国有の機械等を、特価からその三割を減額した額で交換できることとしたのであります。しかして一方旧軍用財産の機械等は、戦後十年を経過していよいよ陳腐化し、老朽化し、かつ相当の管理費もかかるという現状で、現に中小企業者との交換用に向けられる機械以外の未利用機械約十五万台はくず化すべきものとされているので……

第22回国会 大蔵委員会 第31号(1955/07/12、27期、日本社会党(右))

○春日委員 今回自民両党の予算修正に伴いまして、従来資金運用部によって引き受けられておりましたところの政府関係金融機関に対する金融債、これが市中銀行に肩がわりされることに相なったと思うのであります。従来このような資金運用部の資金に資金源を仰いでおりましたところのこれらの金融機関は、今回この肩がわりの制度によって、いずれにしても年間――今回の場合は百四十二億でございますが、昭和二十八年度において三百億、昭和二十九年度において百九十億、こういう大きな資金量を政府に依存いたしておりましたこれらの金融機関は、今回唐突にそれが市中銀行に肩がわりをされるという形において、その資金源を得ることのために非常に……

第22回国会 大蔵委員会 第32号(1955/07/14、27期、日本社会党(右))

○春日委員 過ぐる委員会において、私の質問中、参議院より海員会館法の提案説明並びに質疑が行われますので、参議院はこれを待機して待っておるから、すみやかに来いという連絡がありました。従いまして、答弁の完了を待たずして退席をいたしましたが、こういう状態でありましたので、よろしく御了承を願いたいと思います。
【次の発言】 そこで石渡副総裁にお伺いをいたしたいと思うのであります。今回は、民自の予算修正によって政府出資二十億が予定されておったものが、十五億減ぜられて五億になった、この減少分は、別途資金運用部資金からの貸付によって、この資金源の操作が行われると伺っておるのでありますが、これによって来ますと……

第22回国会 大蔵委員会 第35号(1955/07/21、27期、日本社会党(右))

○春日委員 ただいま委員長からお示しのありました附帯決議について、提案理由の説明をいたしたいと思います。  この法律は、肝心の養蚕農家の利益を十分に考慮していないのではないかという心配がございますので、すなわち次のような附帯決議を行いたいと思うのでございます。案文を朗読いたします。    糸価安定特別会計法の一部を改正する法律案に対する附帯決議   糸価安定特別会計の操作に当っては、できる限り養蚕団体の乾繭保管補助を強化する等、政府は養蚕農家の利益を十分に考慮して措置すべきである。   右決議する。  以上であります。
【次の発言】 御答弁を申し上げます。ただいま福井委員から、政府に対していろ……

第22回国会 大蔵委員会 第36号(1955/07/22、27期、日本社会党(右))

○春日委員 ただいまこの問題について政府の統一ある見解が述べられましたが、なお私どもとしては疑義があり、理解いたしかねるところもありますので、御答弁をよく検討いたしまして、次会にさらに質問を申し上げることにいたしたいと思います。

第22回国会 大蔵委員会 第38号(1955/07/26、27期、日本社会党(右))

○春日委員 まず第一番に理財局にお伺いをいたしたいのでありますが、政府は一体現行証券取引の制度をどのように考えておるか。これが完全無欠なものであるか。あるいはこれは随所に多くの欠陥を持っておるものであるので、早急にそれらの欠陥を補うための法的措置を講じなければならないと考えておるかどうか。この点をまずお伺いをいたしたいと思うのであります。と申しますのは、この現行制度が始まって以来、たしか昭和二十四年でありましたが、この六カ年間において証券業者として登録をいたしたものが、われらの調査によりますと、すでに五千数百に上ったと思うのでありますが、その後この六カ年間において証券業者が破産、倒産、それぞれ……

第22回国会 大蔵委員会 第39号(1955/07/27、27期、日本社会党(右))

○春日委員 昨日に引き続いて質問を行いたいと思いますが、証券投資信託法の第二十条におきましては、今までは「証券投資信託の受益者は、委託会社に対し、その営業時間内に、当該受益者に係る信託財産に関する帳簿書類の閲覧又は謄写を請求することができる。」こういう工合にありましたが、今回の修正によりまして「委託会社は、前項の請求があった場合においては、その請求をした者が自己の権利の確保若しくは行使に関する調査を目的としないで、又は委託会社の業務の運営若しくは受益者共同の利益を害することを目的としてその請求をしたと認められる相当の理由がある場合を除くほか、その請求を拒むことができない。」と改正されようとして……

第22回国会 大蔵委員会 第41号(1955/07/29、27期、日本社会党(右))

○春日委員 ちょっと大臣に伺いますが、大臣は二、三日前の新聞発表で、こういう法律ができても、直ちに発動するような意思はない。こういうような新聞報道がなされておりました。それからこの法律の第三条によると、長期産業資金の調達を円滑にするため、大臣が必要かつ適切と思ったときにこういうことをやるということになっておる。そこでお伺いをいたしたいことは、この法律案のよって来たる来歴の通り、自民両党の予算修正に伴って、こういう法律を出すことが約諾事項になっておるので、いやいや出した気配がないではない。わけてもこの法律の、主文にも、必要かつ適切、であるというこのことは、大臣の認定のいかんによるという形になって……

第22回国会 大蔵委員会 第42号(1955/07/30、27期、日本社会党(右))

○春日委員 現在の証券市場は、実物取引を主体とし、わずかに信用取引がそれに対する補助的な取引としてあるわけでございまして、すなわち、こういうような現在の取引方式のもとにおいて、証券界ははなはだ行き詰まりを来たしておるのでございます。従いまして、この際現在のこの証券市場をもう少し活発化せしめて、同時に産業資金調達の市場としての役割を十分に活用できるような制度いかんという問題が、業界並びに学識経験者その他において研究されておるのでありますが、それらの意見は、この際長期清算取引をも新しく開始してはどうかというような意見も多々述べられておるわけでございます。従いまして、この際こういうような市場の要望並……

第22回国会 地方行政委員会 第4号(1955/03/31、27期、日本社会党(右))

○春日委員 それでは伺います。ただいま参考人からいろいろと参考意見を拝聴いたしたのでありますが、それによりますと、これは県によりおそるべき恐怖政治がまさにしかれようといたしておるのであります。たとえば暴行とか脅迫とか買収、供応あるいは選挙に介在をし、禁止をされておる公務員の選挙介入、選挙活動、まったく百鬼夜行とも称すべきものであって、まさに人殺しと、火つけと、強姦が行われていないだけで、一切の犯罪がこの名古屋市をめぐる十一ヵ町村の内部におそるべき勢いで行われておるのであります。そこで私はお伺いをいたしたいことは、本日行政管理庁から御出席に相なっておると思うのでありますが、行政管理庁の責任者並び……

第22回国会 内閣委員会 第7号(1955/05/18、27期、日本社会党(右))

○春日一幸君 お許しを得まして、ただいまから日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法の一部を改正する法律案に対する提案理由の説明を申し上げます。一九五二年二月二十八日、日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障条約第三条に基く行政協定の締結に伴いまして、土地等の収用に関しましてしばしば紛糾を生じ、重大な社会問題を惹起しつつあるのであります。このたびの日米防衛交渉の結果、木更津、立川、伊丹、小牧、横田、新潟等の飛行場が逐次拡張強化されることになったのでありますが、これらの問題に対しましても、当事者間に相当の紛糾を生じているのであります……

第22回国会 内閣委員会 第16号(1955/06/03、27期、日本社会党(右))

○春日委員 関連して。福島長官に伺います。関係町村の代表者の了解を得られたと言われておりますが、その中の北里村の村長に対しても了解を得られておりますか、得られておりませんか。この点明確にしていただきたい。
【次の発言】 北里村の村長がお見えになっておりませんならば、関係代表から一つ伺いたいのでありますが、この陳情書並びにてんまつの記録によりますと、北里村の村長船橋君は最初から最後まであらゆる場面において徹頭徹尾反対をしておるということが、ここに記述されておるわけであります。従いましてただいま長官が述べられたごとく、調達庁からのそのような交渉に対して船橋村長が応諾するはずはないと思います。そのよ……

第22回国会 予算委員会 第15号(1955/05/17、27期、日本社会党(右))

○春日委員 私は中小企業問題を中心といたしまして、貿易、金融税制等をめぐる諸問題について、時間の許します限り政府の所見をお伺いいたしたいと思うのであります。  第一点は、貿易振興対策のうちで、中共貿易に関する事柄についてであります。すなわち鳩山内閣は過ぐる二月選挙において、中ソとの国交の調整、それからそれらの国々との貿易の促進、これを公約されたことは天下周知の事柄でありまして、これらの公約に刺激をされて中国から貿易使節団が参られ、過ぐる、五月四日にその協定が成立をいたしたのであります。これはすなわち鳩山民主党の年来の宿願の一つがここに達成された事柄であると思われるのでございまして、この協定の実……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 大蔵委員会 第1号(1955/11/29、27期、日本社会党)

○春日委員 中小企業の年末金融に関する事柄について、以下政府の方針をお伺いいたしたいと存じます。  この問題につきましては、新聞の報道によりますと、昨日の商工委員会において、すでに適切な決議を行われておる様子でございまして、勢い二番せんじのきらいはありますが、金融の事柄は本委員会の所管にも属しますので、その責任的立場に立って問題を明確にいたしたいと存ずるのであります。  第一にお伺いいたしたいことは、昨日の商工委員会の決議は、大体において、その必要とする事柄が八項目に分れて決議をされておると思うのであります。そこで、私は全体的な問題をまず事前に明らかに理解して質問をいたしたいと思いますので、こ……

第23回国会 大蔵委員会 第3号(1955/12/08、27期、日本社会党)

○春日委員 中小企業に対する年末金融に関連いたしまして、政府の指定預金に対する取扱いにつきまして方針をお伺いいたしたいと存ずるものであります。すなわち本十二月八日付日本経済新聞の報道するところによりますと、この問題について政府は指定預金に対する態度を決定したことが報道されております。それは、すなわち現在指定預金の残高が六二億円もあるが、これは法律違反の疑いがあるというさきに行われたと称する会計検査院の指摘、さらには昨今における金融が一般に緩和されておる、こういうような状況の上に立つて、これを来年一月から大体三カ月くらいの段階を経て引き揚げてしまうという方針が決定されたということが報道されておる……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 商工委員会 第32号(1956/04/13、27期、日本社会党)

○春日一幸君 お答えを申し上げます。山本君の御質問は、政府案並びにわが党案共通の点にも触れていささか反論を込めての御質問がございましたので、その点にも触れてお答えをいたしたいと思うのであります。  御承知の通り、この百貨店法案は政府がみずからお出しになっておるのでありまして、しこうしてその政府案の中にも、百貨店の売り場面積の拡張、それから新設についてはやはり許可認可事項として拘束を加えんといたしておるのであります。ところがこういう事柄は、ただいま山本さんの御発言によりますと、与党がこれに対して了承を与えていない、なお修正するということは自在である、ただ単にこの法案を国会に上程することだけを承認……

第24回国会 大蔵委員会 第3号(1956/02/07、27期、日本社会党)

○春日委員 ただいま提案理由の御説明がありました法律案を審議する過程におきまして、次の資料を必要と考えますので、一つすみやかに御提出を願いたいと任ずるのであります。  その一つは、輸出入銀行法の一部改正法律案の審議内容となるものでありますが、現在の輸出入銀行の資金運用の状況のわかりまする資料、すなわち資金需要の実情、それから少くともこの際三千万円以上の貸付の行われておりまする貸付先、こういうようなものをお出し願いまして、われわれの審議の資料といたしたいと存じます。  次は、所得税法の改正に伴いまして今回交際費に対する課税の問題が提唱されておるのでありますが、現在法人、個人を通じまして、交際費と……

第24回国会 大蔵委員会 第4号(1956/02/09、27期、日本社会党)

○春日委員 金融問題につきまして、当面いたしております具体的な問題について二、三お伺いをいたします。  大臣は二十三国会の衆議院の予算委員会におきまして、わが党の久保田委員の質問に答えまして、中小企業の金融資金を充足するために中小企業金融公庫、国民金融公庫に対して金融債を発行せしむる、このことを検討し、至急実施に移したい、こういう答弁を行われておるのであります。従いまして、これに対する必要な法律案は、当然今国会に御提出にならなければ実現に移すことはでき得ないと思うのでありますが、この予算委員会において答弁されました中小企業金融機関に対する金融債発行に関する大臣の抱負経綸は、一体いつ実現に移され……

第24回国会 大蔵委員会 第6号(1956/02/14、27期、日本社会党)

○春日委員 今小売店の免許を少しふやさなければならぬ、またふやす可能性があるという監理官の答弁でありましたが、先年来当委員会でも強く主張しておりますことは、たばこの免許を受けると固定収入が確保される、こういう意味で、未亡人、そういう家庭に免許されることが特に好ましいということで、それぞれ強い要望のあったことは、あるいは御記憶のことかと思うわけです。一方他の法律で、未亡人家庭に対して免許を与える場合は、その条件が八〇%、すなわち距離その他資格条件において欠くるところ二〇%ありといえども、大体それを適格者とみなす、優先的にという他の法律の規定もあるかと思うわけでありますが、幸い早急に何がしかの新し……

第24回国会 大蔵委員会 第8号(1956/02/17、27期、日本社会党)

○春日委員 関連して。農林省に最初お伺いをしたいのですが、大豆の輸入計画ですが、来年度の輸入計画については、現行割当制をそのまま踏襲されるのか、あるいはまた自動承認制に移行されようとしておるのか。この問題は、この関税定率法の改正法律案を審議するに当って大きな要素になると思いますので、この際、その輸入計画はおおむねお立てになっておると思うのでありますが、どうでありますか、ちょっとお伺いいたします。
【次の発言】 この来年度の計画は、この改正法律案と相当重要な関連性を持つ問題であると思うのだが、すでに三月も間近であり、しかもこういうような物資に対する輸入方式をどうするかということは、すでに長い間の……

第24回国会 大蔵委員会 第9号(1956/02/21、27期、日本社会党)【議会役職】

○春日委員長代理 これより会議を開きます。  本日は委員長に差しつかえがありますので、不肖が委員長の職務を行います。  この際御報告をいたします。当委員会において予備審査中でありました大蔵省関係法令の整理に関する法律の一部を改正する法律案及び在外公館等借入金の返済の準備に関する法律を廃止する法律案の両法律、案につきましては、去る十七日参議院において可決され、同日本院に送付されて当委員会に本付託となりましたので、御報告いたしておきます。  次に去る十七日当委員会に審査を付託されました特定物資納付金処理特別会計法案及び食糧管理特別会計の昭和三十年度における損失をうめるための措置に関する法律案の両法……

第24回国会 大蔵委員会 第10号(1956/02/23、27期、日本社会党)

○春日委員 渡邊主税局長にお伺いをいたします。それは、青色申告書提出者に対する専従者控除の控除額に関する問題であります。現行制度によりますと、専従者控除額は八万円ということに相なっておりまして、これを月額に直しますると、六千何百円という少額に相なるわけであります。そもそも専従者控除を認めておりまする理由は、やはり帳簿を的確に、すなわち収入と損金を明確に記録にとどめていくところにあるわけでありまして、しかも徴税行政を明朗かつ合理的に行わしめていくという徴税行政の指導的な考え方から申し上げまするならば、将来相当事業量の大きい企業体に対しても、青色申告をできるだけ多く普及していくというところに当局の……

第24回国会 大蔵委員会 第15号(1956/03/08、27期、日本社会党)

○春日委員 漁船再保険特別会計に関する法律案について、二、三の問題について質問をいたします。  第一は、この給与保険の再保険事業の将来性、特に明年度における見通しについてお伺いをしたいと思いますが、大体現行のままでこの保険事業を進めて参るといたしますと、明年度においてさらにどの程度の赤字が生ずるのであるか、その見通しをこの際伺っておきたい。
【次の発言】 これは任意加入の制度に相なっておりますが、お伺いしたいのは、被保険者と、それからこういう関係船員の総数との間の割合、これは一体どんな工合に相なっておりますか。
【次の発言】 具体的に数字を御説明願いたい。

第24回国会 大蔵委員会 第17号(1956/03/13、27期、日本社会党)

○春日委員 ただいま議題となりました物品税法を廃止する法律案外三法案の提案の理由を御説明いたします。  まず物品税法の一部を改正する法律案について申し上げます。  物品税は、周知のように、戦時中に立法されたいわゆる戦時立法でありまして、現在七十数品目を残すのみとなりました。物品税が課せられている七十数種の品目の中には、日用生活必需品があり、きわめて不公正かつ不均衡な課税となっております。この際このような物品税を全廃し、新たな見地から高級品、奢侈品に限って税を課す必要があると思います。これがこの法律案を提出する理由であります。  次に、酒税法の一部を改正する法律案の提案の理由を御説明いたします。……

第24回国会 大蔵委員会 第18号(1956/03/15、27期、日本社会党)

○春日委員 国会法第四十九条並びに衆議院規則第百六条に基きまして、私は委員長に対し善処方を次のごとく要望いたします。  それは、今御承知の通りこれらの法律は、定足数に満たない場合は会議を開き、あるいは議決することもできないとか、さらには審議を継続することもできない事柄を規定いたしておるのであります。与党側の不出席の問題については、先般来累次にわたりまして、私どもの与党側委員からしばしば与党に対して御注文を申し上げて参ったのでありまするが、この事柄は、その後依然として守られてはいないのでございます。本日の委員会の構成は、委員長ほかわずか十二、三名でございまして、なかんずく与党側委員のご出席は、理……

第24回国会 大蔵委員会 第19号(1956/03/16、27期、日本社会党)

○春日委員 それではお伺いをいたしますが、賠償等特殊債務処理特別会計の歳出と歳入、これを簡単に御説明願います。
【次の発言】 そういたしますと、この歳出の明細につきまして、確定した債権に基いてそれぞれの支出が行われようと思いますが、確定債権、すなわちこの二百二十億の支出を予定いたしております確定した債権の各項目並びにその所要額、これを一つお示し願います。
【次の発言】 そこでお伺いいたします炉、国が債務を背負うときには、憲法八十五条で、国会の議決を必要とするということになっておりますが、そういたしますと、今支出を予定されております各項目、これは私どもの記憶では、ビルマ、タイ、フィリピン、連合国……

第24回国会 大蔵委員会 第20号(1956/03/20、27期、日本社会党)

○春日委員 衆議院規則第百六条によりますと、その定数を欠くに至った場合、委員長は休憩を宣告し、もしくは散会しなければならぬことが規定されておるのであります。従いまして、この際委員長は、第百六条に基きまして、適法の処置をとられることを望みます。
【次の発言】 ただいまの石野君の質問に対する大臣の御答弁の中で、日銀政策委員会がいかにあるべきかということを検討してもらうのが、今度の調査会の任務の一つであると言われております。そうしますと、日銀政策委員会は、現在現実に存在する委員会であります。ところがこれを考え直してみるということについては、現行の制度の中において何がしかの行き過ぎか、あるいは足らざる……

第24回国会 大蔵委員会 第21号(1956/03/22、27期、日本社会党)【議会役職】

○春日委員長代理 横錢重吉君。
【次の発言】 それでは、この際金融制度調査会設置法案をあわせて議題に供し、質問を許します。横錢重吉君。
【次の発言】 この際石村君から質疑の通告があります。これを許します。石村英雄君。
【次の発言】 本日はこの程度にとどめ、次会は明二十三日午前十時より開会することとし、これにて散会いたします。     午後一時四十六分散会

第24回国会 大蔵委員会 第22号(1956/03/23、27期、日本社会党)

○春日委員 バナナの法律に入りまして、板垣さんにお伺いをいたします。  現在この法律の指向いたしますのは、こういう特定物資を高い価格にあることを認めた態度に政府は出ておると思うのであります。こういうような経済ベースを離れた高い価格にあるということは、為替管理の機構を悪用して、わずか少数のものが輸入の許可を受けて、その独占利潤の造成を認めた形になっておると思うのであります。私はこういう特定物資であるから、不急不要の――生活必需的な性格を持っていないといえばそれっきりのものでありますが、しかしながら、こういう字柄はひとり不急不要の物資のみならず、ときに羊毛あるいは銅、その他いろいろな基礎物資等にも……

第24回国会 大蔵委員会 第24号(1956/03/30、27期、日本社会党)

○春日委員 この閉鎖機関令改正案に関しまして質問をいたします。  第一点は、閉鎖機関が外地従業員に負うておるところの債務についてであります。ことにその解雇手当、これはその閉鎖機関の指定日以前に支給が決定されたもの、または支給内示があったもの、すなわちその確定債務に限られておるのであるのかどうか、この点について御答弁を願います。
【次の発言】 そこでお伺いをしたいのでありますが、その確定という言葉の具体的な事例、これはどういうような場合を確定しておったところの債務とみなすのであるか、これの一つ定義と、それから具体的な事例とをあわせてこの陣御説明を願いたいと思います。

第24回国会 大蔵委員会 第26号(1956/04/06、27期、日本社会党)

○春日委員 今の問題に関連をいたしまして、一つ問題の所在を明らかにしておきたいと思うのであります。この社債権者と株主との関係でありますが、われわれがどうも理解のできないことは、今回の敗戦によりまして、結局この閉鎖機関としての指定を受けたところの機関に含まておりまする権限、これは、その株主権も社債権も一切のものが法律の制限を受けて、いわば凍結されたわけなんですね。そこで今質産を生じてきたから、今度の法律の改正によって、社債権者に対してとにかくその債権を保障するという法律行為がここに請じられようとしておるわけなんです。いわば社債権者の凍結されておりましたところの権限の一部がここに解除されようとして……

第24回国会 大蔵委員会 第27号(1956/04/10、27期、日本社会党)

○春日委員 ただいま田中委員から発言のありました閉鎖機関令の一部を改正する法律案は、かつて昭和二十八年、十六国会において議決されまするとき付せられた附帯決議の中身がきわめて重要なことでありますので、この機会に政府の見解をただしておきたいと存ずるのであります。それは、「本委員会は、事実上閉鎖機関を終止せしめるよう、ことに閉鎖機関の株主が会社設立案を具して申請したときで、当該閉鎖機関の実情に照らしその必要があると認められるものについては、政府においてただちに特殊清算人をその機関の旧関係者より選任し、新会社の設立を促進せしめる措置をとられるよう決議する。」というのであります。具体的に申し上げますれば……

第24回国会 大蔵委員会 第28号(1956/04/12、27期、日本社会党)

○春日委員 中小企業金融公庫の問題につきまして、坂口総裁にお伺いいたしたいと存じます。申し上げるまでもなく、あなたの公庫は、国の財政資金によってその事業が行われておるのであります。従いまして、当然資金の貸し出し……。(発言する者あり)委員長、本日は散会願いましようかね。騒擾にたえないのです。一つ静粛にやつてもらわぬと、こういう環境のもとにおいては、僕は質問を続行できませんから、僕は動議を出す……。国の財政資金によって弁ぜられておりまする立場において、むろんその貸し出しについては峻厳にお取り扱いを願わなければならぬが、同時にその業務の運営もまた特に厳粛に管理がなされなければならぬと私は存ずるので……

第24回国会 大蔵委員会 第30号(1956/04/19、27期、日本社会党)

○春日委員 現在政府が提案をいたしておりまする金融制度調査会設置法案、さらにこの法案の前提にもなつているかと思われる昨年国会に出された金融機関の資金運用の調整のための臨時措置に関する法律案、こういうような金融立法がいろいろ政府並びに与党の間で検討が加えられ、さらに今回閣議決定によつて資金審議会の制度が設置されました。こういうような国会のいろいろな論議の背景の中におきまして、これから主たる要点について日銀総裁の御意見を一つ伺いたいと思いますので、できるだけ一つ簡明な御答弁を願いたいと存ずるのであります。  第一点は、今回のこの金融制度調査会設置法で政府が意図しておりますのは、金融情勢の推移にかん……

第24回国会 大蔵委員会 第31号(1956/04/24、27期、日本社会党)

○春日委員 朝刊各紙に発表されました金融改革に関する一萬田構想、これは、私は重大な意義を持つものだと思うのであります。すなわち、わが国の金融制度がいかにあるべきかということを調査審議するために、今ここに金融制度調査会が新しく設置されんといたしておるのであります。従いまして、この際政府当局としては、当然この金融政策がどうあるべきかということについての積極的な音心志表示、こういうようなものは厳に慎しまるべき、慎重に取り行わるべき段階にあると思うのであります。ただいま同僚石村君に対する御答弁によりますと、これは従来しばしば本委員会並びに予算委員会を通じて等介したところであって、別に事新しいことではな……

第24回国会 大蔵委員会 第32号(1956/04/26、27期、日本社会党)

○春日委員 ただいま議題となっております接収貴金属等の処理に関する法律案中修正の部分について、趣旨の説明を受けたのでありますが、この際政府に対して特に伺っておきたいことは、御承知の通り、本法律案は、本委員会に付託されて、提案理由の説明を聴取したことはしたのでありますけれども、いまだその審議にも入っていないのであります。そういうような法律案は、それを相次いでここにさらに修正の追い打ちをかけてくるというようなことは、一体法律案の取り扱いがあまり不注意かつずさんに過ぎるのではないか、この点を私は特に糾弾せなければならぬと思うのであります。御承知の通り、この接収貴金属の処理をどうするかという問題につい……

第24回国会 大蔵委員会 第34号(1956/05/08、27期、日本社会党)【議会役職】

○春日委員長代理 木原委員に申し上げますが、直接の担当者がなお出席をしておらないようでありますから、暫時休憩しますか……。(発言する者あり)。
【次の発言】 次に、外国為替に関する件について質疑を続行いたします。有馬輝武君。
【次の発言】 ただいま石村君から資料要求のための発言の通告がありますから、これを許します。石村英雄君。
【次の発言】 なおこの際小山長規君から資料の提出要求のための発言が通告されておりますから、これを許します。小山長規君。
【次の発言】 なおこの際委員長から政府に対して資料の提出を要求いたします。それは、現在日本政府に対して申請されております外資の関係で、その各件について……

第24回国会 大蔵委員会 第35号(1956/05/10、27期、日本社会党)

○春日委員 文部省からだれが来ておりますか。
【次の発言】 局長はなぜ出ないのですか。
【次の発言】 委員部に私は委員長を通じて伺いますが、はたして文教委員会が開かれておるかどうか、速急に確かめてもらいたい。私はこの関税脱税問題について、少くとも文部当局がこれに重大なる関連を持っておりまする立場において、特に責任者たる管理局長の出席を求めておるわけであります。ところが先般来文教委員会において質問を受けておるので、暫時猶予を願いたいということで、時間を待っておりましたが、本日ただいまに至るまで出席がありません。仄聞するところによりますと、文教委員会はすでに終っておるということで、もし終っておるな……

第24回国会 大蔵委員会 第36号(1956/05/15、27期、日本社会党)【議会役職】

○春日委員長代理 これより会議を開きます。  まず最初に、連合審査会開会申し入れの件についてお諮りをいたします。商工委員会において審査中の繊維工業設備臨時措置法案は、当委員会の所管と密接な関係がありますので、同法案について商工委員会に対し連合審査会の開会を申し入れたいと任じますが、これに御異議ありませんか。
【次の発言】 異議なしと認めます。よってさよう決しました。  なお連合審査開会の時日つきましては、商工委員長と協議の上、追って公報をもって御通知いたします。
【次の発言】 次いで物品管理法案及び国の債権の管理等に関する法律案の両法案を一括議題として、質疑を続行いたします。石野久男君。

第24回国会 大蔵委員会 第37号(1956/05/17、27期、日本社会党)

○春日委員 私はこの際沖縄に対する日本法令の適用上の諸問題について、政府にこの見解をたださんとするものであります。  第一番にお伺いいたしたいことは、沖縄住民の在外預貯金の支払いについてであります。これは申し上げるまでもなく、サンフランシスコ講和条約第三条、これによって、沖縄に対する主要立法行政の全権脂、いわゆる行政権なるものはアメリカ政府に委譲されてはおりますけれども、しかしながら領土主権というものは、依然として日本に帰属しておる。従ってその住民は、依然として日本国民たることに対しては何らの疑いをいれる余地はない、こういう解釈が国際法上の慣例的な一つの解釈であり、また事実問題として、これは国……

第24回国会 大蔵委員会 第38号(1956/05/22、27期、日本社会党)

○春日委員 ただいま議題となっております税理士法の一部を改正する法律案に関係をいたしまして、私は主として単業計理士の立場について疑義のある二、三の点について、一つ政府の見解を明らかにいたさんと思うのであります。ただいま陳情書を渡邊主税局長の手元にもお渡しをしたと思うのでありますが、これらの団体が陳情しておるところを集約いたしますと、すなわち税務代理士法施行当時は、経歴年数二年以上の計理士はすべて税務代理士の登録の許可を受けることができた。さらにまた昭和二十六年の七月一日、税理士法が施行されて税務代理士法が廃止された際に、税務代理士の登録をしていた計理士は、単に法定の講習を受けることによって税理……

第24回国会 大蔵委員会 第39号(1956/05/25、27期、日本社会党)

○春日委員 ちょっと一つだけ明らかにしておきたいと思うのです。今石村委員の質問によって大体明らかになったのだが、公認会計士、これはその職能からいっても、実力からいうても、税理士の仕事を行う能力がある、そしてまた関連事業としても、この税務代理業務を行わねばならぬ面が多いので、登録によってその資格を付することはさしつかえたい、これでおおむねいいと思うのですが、ところが公認会計士と計理士との能力の問題です。公認会計士は、一億円以上の会社の財務書類作成ということについては、特に公認会計士という形になっておると思うのですが、一億円以下の会社については、単業計理士で、そういう会社の同一の内容を持つ書類の作……

第24回国会 大蔵委員会 第40号(1956/05/29、27期、日本社会党)

○春日委員 ただいま黒金君が指摘されました問題は、やはり共済保険事業にかかるところの、いろいろな問題の一面を指摘されておると思いますので、これは当然そういう問題も解決を願わなければならぬとは考えます。けれども、およそ経済立法はその関連するところ影響するところも、これは複雑多岐にわたりますが、わけて信用事業というものはさらに深遠であり、デリケートであると思うのです。こういう意味から、この立法については特に慎重を期していただかなければならず、またこの問題を経過的に考えますときに、これはもう・数次国会にまたがって、法律案としては審議されたことはないかと思いますが、しかしこれは、政府並びに与党、野党を……

第24回国会 大蔵委員会 第41号(1956/05/31、27期、日本社会党)

○春日委員 通産大臣にお伺いいたしますが、前に鉱山局長であった者で、その後この日軽金へ入社しておる者があるかどうか、この点をお伺いいたします。
【次の発言】 この問題は、氏族産業を擁護する、そうして日本の産業がアメリカの植民地的な支配を受けないようにというん場から、かつはさらに派生的には、今有馬君が指摘されたように、企業の集中支配によって中小企業に対して不当に圧迫を加えるような営業形態を是正する、こういう意味から、通産並びに大蔵両委員会を通じて、これは大きな政治問題になっておると思うのです。そういう大きな政治問題になっておる会社に、直接の監督官庁であったところの鉱山局長が入社するというようなこ……

第24回国会 大蔵委員会 第42号(1956/06/01、27期、日本社会党)

○春日委員 私はただいま奧村君の質疑応答を聞いておりまして、まことに憤激を禁じ得なかったのであります。関連質問で幾多ただしたいことがありましたけれども、時間の関係がありまして留保いたしておりますが、いずれにしても、その国の政権が滅びんとするや、まずその政権の官吏が腐敗するといわれております。かくのごとくにして、通産官僚は次第に腐敗をしてきておる。防衛庁の役人のように、マリン・エンジンをめぐって腐敗の事実がある。これは、まさに保守政権が間もなく崩壊するの前兆であるのでございまして、特に注目に値する事柄であろうと思うのであります。しかしこの問題は、いずれ後日審議されます場合、わが党の立場から十分そ……

第24回国会 大蔵委員会 第43号(1956/06/02、27期、日本社会党)

○春日委員 この際政府にお伺いをいたします。それは先般の委員会並びに委員懇談会におきまして、沖縄に在住いたしておりまする日本国民が保有をいたしておりまするいろいろな制限、なかんずく郵便貯金、それから在外預金、引揚げ当時所有をいたしておりまして、上陸の折税関に預けてあるところの現金、これらのものの請求権を、国民は法律の前に平等であるという観点から、国内に居住いたしておりまする日本国民がかって享受したところのそれぞれの処遇をこれらの人々にも及ぼしていただきたい、こういう陳情にこたえて、政府においてそれぞれ御調査を願ったのであります。これらの問題に対する政府の最終的な御方針がもはやすでに御決定された……

第24回国会 大蔵委員会 第44号(1956/07/16、27期、日本社会党)

○春日委員 まず銀行局長にお伺いをいたしますが、先国会で金融制度調査会の制度が議決されまして、そうしてわが国の金融制度の抜本根塞的な改革のための検討を加えられる、こういうことになったわけでありすが、その当時その法律案に対しては、本委員会が特に農林水産金融、それから中小企業金融、これを重視いたしまして、と申しますのは、なかんずぐ特に中小企業金融が非常に金融梗塞の状態にあるので、そういうような金融制度が訓育される場合においては、特にそういう問題をも重点的に調査さるべきであるという、かかる観点の上に立って附帯決議がなざれたわけでありますが、その附帯決議の中には、中小企業関係の代表も加えて、十分あまね……

第24回国会 大蔵委員会 第45号(1956/07/17、27期、日本社会党)

○春日委員 前田さんの要求された資料によってどういう結末が現われて参りますか、私ども同じような立場に立ちまして、別のまた同一の目的に沿った研究をいたしますための資料を要求いたしたいと考えます。それは価格変動準備金だとか、あるいは異常危険積立金だとか、あるいは退職準備金損金算入制度とか、いろいろなもので、ずっと企業体にそれぞれの資金が積み立てられておると思うわけであります。それの積み立ての累積が、今それぞれの特別措置によって積み立てられております総額が一体どの程度になっておるのか、それから同時に、そういう特別措置の適用を受けまする企業体の、過去一、二年でもいいと思いますが、その経理内容を示す資料……

第24回国会 大蔵委員会 第46号(1956/08/10、27期、日本社会党)

○春日委員 今石村君の指摘された問題は、私は非常に大事な問題だと思うのです。申すまでもなく、中小企業金融公庫法の第一条の中には、普通の金融機関で融資のつきがたいものを、この公庫の資金によって融資をするということが明確にうたわれておる。輸出産業に対して融資がつきがたいかどうかということは、今さら申し上げるまでもなく、金融準則の中でも第一位にこれを取り上げておりまするし、あるいはまた輸出入銀行等専門金融機関もあるし、あるいは為替銀行等を通じてその円資金の裏づけ等いろいろな特別操作が行われておって、これは中小企業金融公庫法の第一条がいっておりまする、一般の金融機関が融通することを困難とするものを融通……

第24回国会 大蔵委員会 第47号(1956/08/11、27期、日本社会党)

○春日委員 私は生命保険契約における、たな上げされておりまする分の返済問題について、大蔵当局の御意見をお伺いいたしたいと存ずるのであります。それは、八月七日の日経新聞が報道しておるところによりますと、生命保険協会では、終戦以来たな上げされております一万円以上の契約、それからその当時国から受けておりました補償金の全額、これを本年度中に返済する方針を立てた、こういうことを報道いたしておるのであります。これは昨年来金融機関が第二封鎖預金、その他外地預金、こういうようなものの払い戻しを始めたために、生命保険協会でも、ようやくこのたな上げ契約の返済問題を取り上げるようになったものと考えられるのでありまし……

第24回国会 大蔵委員会 第48号(1956/08/29、27期、日本社会党)【議会役職】

○春日委員長代理 これより会議を開きます。  委員長に差しつかえがありますので、不肖私が委員長の職務を行います。  参考人招致の件についてお諮りをいたします。金融に得する小委員会において、高率適用の問題等について、日本銀行総務部長の出席を求めて説明を聴取いたしたいとの要求がありますが、これは、従来とも参考人の資格で出席を願っておりますので、今二十九日の金融に関する小委員会に、日本本銀行総務部長松本直雄君を参考人として出頭を求めるよう取り計らいいたしたいと存じますが、これに御異議はありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よってさよう決しました。  本日はこの程度にとどめ、次会は来たる……

第24回国会 大蔵委員会 第51号(1956/10/10、27期、日本社会党)【議会役職】

○春日委員長代理 まだ長いのですか。
【次の発言】 この際、ちょっと委員側並びに政府にお願いしたいんでありますが、本日は、大体十二時半か一時ごろまでにこの質疑を議了したいという予定でおりますが、なおあとに五名質問の通告があります。従いまして、本日この三名の質問通告を大体終了しようと思いますと、なるたけ一つ質問も簡単に、なお答弁も集約していただいて、計画的に一つ一時ごろまでに終るように御協力願いたいと思うのであります。(「あしたもあるじゃないか」と呼ぶ者あり)明日はまた明日の通告が参っておりますから、きょう一つ五名を終りたいと思いますから、そのように御協力を願いたいと思います。

第24回国会 大蔵委員会 第52号(1956/10/11、27期、日本社会党)

○春日委員 比嘉君には、沖縄に在住いたしておりまする日本国民にして、はなはだ困難な状況にありまする諮問題を解決のために、一身を挺して非常な努力をされておりますることについて、非常な敬意を表するものでございます。先般御陳情を受けまして、在外資産の処理その他在外預金の処理、なお郵便貯金の支払い促進等に関する諸問題について、本委員会はそれぞれの関係当局に対して、これが解決の促進方を強く要望いたした次第でもありますが、その後それらの諸問題がどういうような工合に現地において処理をされておりましょうか。この機会にその概要について御説明を願いたいと存じます。

第24回国会 予算委員会 第9号(1956/02/13、27期、日本社会党)

○春日委員 私は中小企業が当面いたしておりまする重要な諸問題について、まずもって石橋通産大臣に二、三お伺いをいたしたいと存じます。  まず第一番は、百貨店法についてであります。これは百貨店が大資本の威力をほしいままにして、とどまるところを知らないほどの勢いで、だんだんと増築、新設等が行われて参りますので、この活動を何らかの形で規制すべきであるという世論がずつと年来高まって参りました。かくて政府は昨年の二月の総選挙におきまして、時の民主党の公約として、最も近い将来に百貨店法を制定して、小売店と百貨店との関係を調整する、こういう公約がなされたことは大臣も御記憶の通りだと思うのであります。そこで当然……


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第25回国会(1956/11/12〜1956/12/13)

第25回国会 大蔵委員会 第1号(1956/11/13、27期、日本社会党)【議会役職】

○春日委員長代理 これより会議を開きます。  委員長に差しつかえがありますので、指名により私が委員長の職務を行います。  まず、理事の補欠選任の件についてお諮りいたします。理事であります石村英雄君が去る十月三十日委員を一たん辞任いたしたことがありますので、理事が一名欠員となっております。この際理事の補欠選任を行いたいと存じますが、その方法は、先例によりまして、委員長において御指名いたすに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは委員長におきましては、石村英雄君を再び理事に御指名いたします。
【次の発言】 次に、国政調査承認要求の件についてお諮りいたします。諸君御承知の通……

第25回国会 大蔵委員会 第7号(1956/11/30、27期、日本社会党)

○春日委員 私は、これは非常に重大な問題だと思うのですが、横山君も奥村君も質問されており、なおわれわれもなかなか了解いたしかねることなんですけれども、あなた方は閣議決定によって大蔵大臣から諮問を受けられておるだけでありますから、従って国民に対しても国会に対しても何の権利も義務も拘束力もない、そういう答申案を大臣に対してなされる、こういう機関であろうと思うのです。従って案の案をお作りになるのであって、国民との間に何の直接の関係も、とにかく大臣を通じ国会を通ずるまではあり得べからざるものであると、私たちは理解しております。しかるところ、しばしばあなた方は審議の過程において――あなた方の御苦労は私ど……

第25回国会 大蔵委員会 第8号(1956/12/04、27期、日本社会党)

○春日委員 昭和二十八年の九月第十三号台風によりまして、愛知県幡豆郡一帯の塩業施設がそれぞれ壊滅の状態に陥りました。それで、これに対しまして公社は当然これの災害復旧計画の樹立をいたしたわけでありましたが、この公社の方針、それから具体的計画の概要をまずこの際お伺いをいたしたいのであります。
【次の発言】 そこで問題となりますのは、今御答弁によりますと、その塩田関係については、公社の指導よろしきを得て、必要資金は、それぞれの公庫から借入れにも成功されて、操業が再開されたというお話でありまするが、当然その場合、塩田と一体不可分の関係にありまする煎熬工場についても、当然再建整備計画とでも申しましょうか……

第25回国会 大蔵委員会 第9号(1956/12/05、27期、日本社会党)

○春日委員 銀行局長にお伺いいたします。本院は、過ぐる本会議におきまして、中小企業の年末金融について所要の措置を政府に講ぜしめるための決議を行なっておることは、御承知の通りであります。その後その決議に基きまして、政府はそれぞれ必要なる措置を講じつつあると私は考えますが、一部新聞によってその措置についての発表がありましたけれども、これは新聞発表でありまして、必ずしもその通りであるかどうか、われわれはまだ承知いたしてはいないわけであります。従いまして、この機会に、私はその議決されたる事柄の各項目について、政府がどのような措置を講じつつあるかについてお伺いをいたしたいと存ずるのであります。  まず第……

第25回国会 大蔵委員会 第10号(1956/12/12、27期、日本社会党)

○春日委員 この問題は、わが国の金融制度全般にまたがって、なかんずく特に相互銀行の金融のあり方について、折しも全国的にいろいろと問題になっておるケースが続出をいたしておりますから、本委員会において問題を明らかにしていかなければならないので、奧村君の質問が終りましたら、わが党の立場からさらに広範な、全面的な諸問題についての質問をしなければならぬと思いますが、ただ一つ伺っておきたいことは、ただいまの質疑応答を聞いておりますと、法律が、なかんずく銀行法というものが的確に履行されていない。預金者と銀行との関係は、銀行法以外にないのです。銀行法が最も優先するものです。大蔵省の管理だとか、監督だとか、ある……

第25回国会 大蔵委員会 第11号(1956/12/13、27期、日本社会党)

○春日委員 大臣もお急ぎの様子でありますから、時期的に今会期の本委員会において明らかにしておかなければならない問題一点だけに集約をいたしまして、大臣の御意見を伺っておきたいと存じます。  十一月の三十日に衆議院の本会議におきまして、中小企業金融年末対策に関する件について決議をいたしております。これは自由民主党、社会党の共同提案でありまして、かつ満場一致によって議決をされた決議であります。この問題につきましては、先般来本委員会におきまして銀行局長を相手にいろいろと質疑をいたしましたが、なかんずく特に明確でない点、また大臣の御意見を承わるのでなければ問題の処理ができない問題についてお伺いをいたした……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 商工委員会 第27号(1957/04/17、27期、日本社会党)

○春日委員 関連をいたしまして岸総理にお伺いをいたしたいのでありますが、たとえば憲法に例をとってみますならば、憲法には、基本法といたしまして、とにかく一切の基本権が定められておる。しかしながら、他の政策上の必要が生じますると、さまざまな立法を行なって参ってきておる。けれども、いかなる政策上の必要があろうとも、たとえば憲法の基調をなしておりまする交戦権、これを保持するための特別立法であるとか、あるいはまた議会制度を廃止するための法律であるとか、あるいは私有財産権を否認するための法律であるとか、こういうものは、政策目的がいかがあろうとも、これは立法することを許されません。私たちはその点をお伺いをい……

第26回国会 商工委員会 第29号(1957/04/22、27期、日本社会党)

○春日委員 まずこの団体法の母体ともなります独占禁止法との関係について通産大臣にお伺いいたしたいと存ずるのであります。まず第一番に、独占禁止法はわが国の経済活動の組織を、自由にして公正なる競争の原則に立たしめることを法定したものであって、わが国における経済行為は原則といたしましてこの法律の規定の範囲内においてのみ許される、この趣旨に反したことは当然容認さるべきものではない、こういうふうに理解をしておるのであります。これに対する大臣の御見解をまずお伺いをいたしたいと存じます。
【次の発言】 そういたしますとさらに念のために伺うのでありますが、この独占禁止法はこのような基本的理念に従いまして、いい……

第26回国会 商工委員会 第30号(1957/04/23、27期、日本社会党)

○春日委員 ただいま御質問のありました環境衛生関係の業種をこの中小企業組織法からいかに取扱っていくかという点でありますが、御承知の通り、わが党は、この組織法案をいち早く策定いたしまして、すでに二月中旬これを国会に提出いたしておるわけであります。その当時から私どもの考え方は、ここに掲げております中小企業安定法に規定されております業種、その他機械工業振興臨時措置法に規定されている業種、並びに環境衛生法、食品衛生法ですでにそれぞれの調整をみております業種業態は特にこの組織法により問題の処理をしようと考えてこういうような法律構成に相なっておるのであります。しかるところ、その後いろいろの関係がございまし……

第26回国会 商工委員会 第32号(1957/04/25、27期、日本社会党)

○春日委員 私どもの組織法案によりますると、この協同組合が団体交渉をなし得る場合を、あらゆる場合を想定いたして規定をいたしているわけであります。これを抽出して申し上げますと、まず交渉の主体となり得るものは、事業調整協同組合、これは二十七条の六、七であります。それから同連合会、それから事業協同組合並びに同連合会・勤労事業協同組合、こういうものが団体交渉の主体となり得るのであります。なお応諾義務のある相手方についてでありますが、これは政府案と違いまして、組合員と取引関係のある業者またはその団体、一切のものを対象とし得るという形に相なっているわけであります。それから相手方に対する応諾の義務を、私ども……

第26回国会 商工委員会 第33号(1957/04/27、27期、日本社会党)

○春日委員 公取の今までの御答弁は、調整組合の調整機能を確保するための措置は服従命令が出し得るからよい、こういうことになっておったのです。だから両方ともなし得る、こういう工合に今まで答弁を聞いておったのです。要するに組合の調整機能を確保するために服従命令が出し得るから加入命令というものはなくてもよい、こういう工合に聞いておったわけです。だから、一方やれば一方はできないという御答弁であると、今まで伺っておったことと違いますよ。
【次の発言】 そうは読めない。この五十六条の条文をずっと読んでみると、今御答弁になったような手続というものは認められませんよ。私はこういうことが想定できると思うのです。そ……

第26回国会 商工委員会 第35号(1957/05/07、27期、日本社会党)

○春日委員 これは奧村又十郎君、まことに異様な御質問であります。と申しますのは、火災共済の協同組織を持たせるべきであるというこの政策につきましては、私どもの党から出しております中小企業組織法案の中に火災共済協同組合の協同組織がいかにあるべきか、これは明確にそこにうたっておるわけでありまして、しかもこれは今次国会においてはたしか二月の十三日に提案をいたしておるわけであります。その法案は当商工委員会に付託されまして、自来数ヶ月になんなんといたしておるわけでありまして、もしもあなた方において御関心があるならば、また疑義があるならば、この数カ月間において十分あなた方が御発言の御機会があったかと存ずるわ……

第26回国会 大蔵委員会 第3号(1957/02/13、27期、日本社会党)

○春日委員 大臣は、今回再びあなたのホーム・グラウンドへ帰ってこられまして、このことが国家と国民のためにプラスになるかマイナスになるか、これは、一つ今後の治績に待つのでありますが、特にこの機会に申し述べておきたいことは、由来あなたは、官僚政治家の象徴的存在といわれております。国民の多数を占めている中小企業、庶民の生活について、特に認識が足らないのではないか、こういうような批判が行われております。しかし、あなたがかつて失言でその座を去られてからこの数年間に、再びこの権力の座に帰られて、いろいろと御答弁を伺っておりますと、かつて、のそれとは、やや一日の長があるかのごとく見受けるのであります。これは……

第26回国会 大蔵委員会 第6号(1957/02/20、27期、日本社会党)

○春日委員 私は、この際政府関係中小企業金融機関に対する資金源の増強措置について、政府の方針はいかなるものであるかについて質問をいたします。  すなわち衆議院は昨年末におきまして、中小企業金融年末対策に関する決議を行いまして、その中で、政府関係金融機関を初めといたしまして、市中一般金融機関に対しまして、その資金源を増強することのために、資金運用部資金の貸付の増強、もしくは政府資金の大幅預託等をはかることを政府に要請をいたしたのであります。かくて政府は、この院議にこたえて、国民金融公庫及び中小企業金融公庫の両政府関係中小企業金融機関につきましては、両公庫の第四・四半期の資金ワクから、国民金融公庫……

第26回国会 大蔵委員会 第7号(1957/03/01、27期、日本社会党)

○春日委員 議事進行について。私は、この問題はまことに重大な内容を含んでおると考えるのであります。これは、明らかに一般論と現実論とが当然合致しなければならぬとは考えますけれども、本会議における池田大蔵大臣の御答弁は、一般に対して明らかに誤認を与えるような御答弁であったことは疑う余地がございません。私は、これを率直に修正をされるということは、必要にして欠くべからざる事柄であろうと考えます。池田大蔵大臣は、かつて、今を去ること四年前ですか、加藤勘十氏の質問に答えられて、例の麦飯論議ですね。これを頑迷に再確認された。修正されなかったことによって大きな政治責任をとられたことがありますが、横山君の質問に……

第26回国会 大蔵委員会 第8号(1957/03/05、27期、日本社会党)

○春日委員 それでは、委員長のせっかくのお言葉でありますから、協力いたしたいと思いますが、御答弁の方も一つ協力を願いたいと思います。ただいまの横山君に対する質疑応答を聞いておりますと、あまりに言葉の端にとらわれ過ぎて、錯綜いたしまして、問題の核心がぼけてしまっており、何が何だかわからぬという形になっております。従いまして、一つ私も協力いたしますから、事務当局も問題の核心の的確なところをそれないように、まずもって要求いたします。  そこで問題は、過ぐる金曜日でありましたか、お知らせ制度の可否について、さらにまたその法律の基準について質問をいたしました。しかるところ大臣は、しばらく大蔵省を離れてお……

第26回国会 大蔵委員会 第10号(1957/03/08、27期、日本社会党)

○春日委員 今神田君の言った通り、今予算委員会においてとかくの問題があって、こういう委員会における審議のあり方についても、いろいろ党の要求等があるのです。けれども、税法三案が、国民生活に直結する重要議案であるとして、われわれは与党理事諸君の懇請をいれ、さらに政府等の要望等も尊重して、ごらんなさい、社会党は全部出てきている。ところが与党はどうですか。二十五人の委員のうちで、来ておられるのは五分の一にも満たない。こういうようなことで、一体こういう重要議案の審議ができるかどうか。ですから、今神田君が動議を提出いたしましたけれども、このことは、ただ単なる委員長からの注意の喚起だけで済ますべきものではな……

第26回国会 大蔵委員会 第11号(1957/03/12、27期、日本社会党)

○春日委員 ただいま株の名義貸しの問題については、税法の問題としての石村君の、主張は、私は筋が通っておると思います。けれども、私はこの株に対する課税の方式は、非常に複雑だと思うのです。あるものは証券会社において、あるものは発券会社にれいて、その他五万円以上の合算課税、いろいろ複雑で、なかなか本議案を審議する上において、全般的な全体の姿を把握することなくしては、われわれも十分審議をすることができないと考えますから、恐縮でありますが、一ぺんこの際株の配当所得に対する一切の課税の方式、これを一つ詳細に解説的に資料としてまとめていただいて、本委員会に御提出を願いたいと思います。ただこの際、私はこれを石……

第26回国会 大蔵委員会 第14号(1957/03/15、27期、日本社会党)

○春日委員 関連。私は、これはやはりすなおに、かつ科学的に答弁を願わなければいかぬと思う。今の御答弁のようだと、三十年の実績によって推算するのだから、その推算は、一たび推算したら動かぬものだ、こういうふうに御答弁になっておると思うのですが、実情はどうであるかと申しますと、必ずしもそういう工合に動いてないと思うのです。たとえば昨年の八月ごろでありましたか、税制調査会に対して、三十二年度の税の伸びがどのくらいあろうか、こういうことで税制調査会の資料として大蔵省当局から御提出になった三十二年度の伸びは、たしか一千億でありました。税制調査会は、一千億の自然の伸びがある、これを基礎として各種の税制改革案……

第26回国会 大蔵委員会 第17号(1957/03/22、27期、日本社会党)

○春日委員 私は、その際、中小企業の資産再評価の特例に関する法律案について質問をいたしたいと存じます。  まず最初にお伺いいたしたいことは、一体政府は、この法律によってどの程度の資産再評価税の収入を見込んでおるか。いうならば、この法律を利用する中小企業者はどの程度のものであると考えておるか。それから、この資産再評価を行うことによって、法人税あるいは個人所得税の減収をどの程度見込んでおるのであるか、まずこの点を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 ちょっと聞き漏らしましたが、再評価税の総額が四億六千万、初年度が三億三千万、それから次年度は……。

第26回国会 大蔵委員会 第18号(1957/03/26、27期、日本社会党)

○春日委員 関連。この不動産銀行の運用計画というものについて、本委員会は朝鮮銀行の在外資産の処分、それから不動産銀行への再出発等についていろいろ協力をして参ったのでありますが、自来この不動産銀行が設立されてから、その事業計画などというようなものについては、本委員会で何らその内容は明らかにされておりません。この際不動産銀行というものの今後の事業のあり方、その計画、こういうものについて明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 主計局次長がお見えになっておりますが、少くとも七億五千万円というような膨大な政府資金がここへ融資されようといたしておるのであります。従いまして、主計局の手元に、この……

第26回国会 大蔵委員会 第21号(1957/03/29、27期、日本社会党)

○春日委員 まず委員長にお願いをいたしたいことがありますが、私がただいまからお伺いをしなければならない案件は、実は三大臣に対してもひとしく同様の内容に属する事柄であります。従いまして、一人々々の大臣に対して三回これを繰り返すか、あるいは三大臣がここへおそろいになりましてから一括して質問をいたしますか、これはいかがいたしましょうか。私の希望といたしましては、自治庁長官は、地方道路税に関係いたしまして特に関係の深い大臣でありますから、別個に切り離してもさしつかえないのでありますけれども、しかしながら三大臣に対する責任をたださんとする立場におきまして、ことごとく同様の内容に属する事柄を三回繰り返して……

第26回国会 大蔵委員会 第22号(1957/03/30、27期、日本社会党)

○春日委員 揮発油税増徴案に対しまする議員の態度について、特に昨日は質問を行なったのでありましたが、なかんずく特に関係閣僚において、この揮発油税増徴案に対して反対の意思を揮発油税増徴反対実行委員会に表明されておった方々が、本日現実の増徴案に対して賛成されておる。こういうことについて、昨日は本委員会に当該田中自治庁長官、中村法務大臣、神田厚生大臣の三大臣に出席を求めて、その所見をお伺いいたしたのであります。思いまするに、政治の基礎は政治家の節操の堅持にあると思われるのであります。一切の議案は、国会議員の賛否の表決によって決せられておるのでありまするから、この案件に対する議員の態度こそは、まさに国……

第26回国会 大蔵委員会 第27号(1957/04/12、27期、日本社会党)

○春日委員 本日は損害保険行政を中心といたしまして、当面しております重要なる諸問題について質問をいたします。  まず第一にお伺いをいたしたいことは、わが国における火災保険の普及率、それは今どの程度のものになっておるか。同時にまた米国、英国、フランス、イタリア、西ドイツ、こういうな経済状態がわが国と相当近似しております諸外国における普及率は、どういうことになっておるか、まず最初にこの点からお伺いいたしたい。
【次の発言】 私どもの調査したところによりますと、私自体もまた欧米諸外国における普及率の的確なる資料を今日持ってはおりませんけれども、その記憶によりますると、少くともこれらの諸外国においては……

第26回国会 大蔵委員会 第28号(1957/04/16、27期、日本社会党)

○春日委員 先回に引き続きまして、火災保険関係行政について質問をいたします。  先回の質問の中で特に私が疑義を感じましたことは、責任準備金の意義とその性格並びにその帰属についてであります。先般政府は、この責任準備金は、未経過保険料の支払いを行なった後は株主に帰属すべきものである、こういう工合に申されましたが、これに聞違いはございませんか。
【次の発言】 これをいろいろと法律の乗文並びに関係法律等を参照して検討をいたしてみますと、責任準備金は、保険業法では責任準備金という用語を使っておりますけれども、商法によりますと、これは「被保険者ノ為メニ積立テタル金額」こういう用語を用いております。商法六百……

第26回国会 大蔵委員会 第33号(1957/04/26、27期、日本社会党)

○春日委員 日本火災海上保険株式会社のいわゆるテーブル・ファイアー事件につきまして、まず最初に井本刑事局長にお伺いをいたしたいのであります。すなわち本件は、つとに各有力新聞がこれを取り上げて報道しておるところでありますが、その報道するところによりますれば、国民生活に重大なる関係を持ち、かつは公共性の強い保険業界におきましてはなはだ悪質なる法律違反の行為が長期にわたり、かつ継続して行われていたとのことでありまして、これはまさに保全経済会事件にも匹敵する大がかりな事項を有する大事件でありまして、世人をいたく餐動せしめておるところであります。本委員会は損害保険事業関係法律を所管するものといたしまして……

第26回国会 大蔵委員会 第35号(1957/05/08、27期、日本社会党)

○春日委員 時間をお急ぎのようでございますから、簡単に一問だけ。ただいま正示局長は、国有財産を中小企業に払い下げることは何ら制限が設けられていない、こういうことであります。ところが、中小企業者が国有財産と関係を持ちます場合は、主として中小企業の協同組合の共同事業の設備に関連して、国有財産の払い下げを受けたいという場合が多々あると思います。わけて今回組織法の通過を見まして、そういう傾向も次第に数多く現われてくると思うのであります。そこで伺っておきたいことは、予算決算及び会計令で、国は協同組合と随意契約を結んで、協同組合から物品を購入することができる、随意契約をすることができるという――たしかこれ……

第26回国会 大蔵委員会 第36号(1957/05/14、27期、日本社会党)

○春日委員 ただいま議題となっております中小企業の資産再評価の特例に関する法律案に対する修正案の提案理由の説明を申し上げます。  修正案の案文につきましては、お手元に配付してありますので、便宜朗読を省略いたします。  今回の特例で、中小企業の経営改善に資するところ多いというのでありますが、現在の中小企業の特殊性にかんがみて、また従前の再評価における特例等を考慮いたしまして、次のように修正をいたさんとするものであります。  一、今回の再評価税率百分の二とあるを百分の一・五とする。  二、再評価税の納付方法二カ年均分納付とあるを三年間均分納付とする。  三、再評価の申告について、法人の場合の最終期……

第26回国会 大蔵委員会 第38号(1957/05/16、27期、日本社会党)

○春日委員 今回の日銀の公定歩合の引き上げが影響いたしまして金融市場においても、また経済界に対しても、大へんな衝撃を与えておることは大臣御承知の通りであります。特に株式市場は大暴落を続けておりますし、また商社においても破産、倒産が相次いで起っておりますが、わけて金融機関が選別融資の傾向をたどっておりまするために、それらの一切のしわが中小企業に寄せられまして、今日中小企業は、その連鎖反応とでも申しましょうか、私は愛知県でありますが、特に繊維関係が、一宮なんかでは一日に二軒くらい平均して整理を発表いたしておるわけであります。今やまさに経済界における大恐慌一歩寸前の姿であると警戒をすべき事態であろう……

第26回国会 大蔵委員会 第43号(1957/06/11、27期、日本社会党)

○春日委員 在日朝鮮人を国民金融公庫の貸付対象としていただきたい、かかる陳情をいたしまして、政府においても御検討願っておるところであろうと存じますが、なおわが委員会におきましてもこの問題を取り上げて、いろいろな角度からその実現方を期して努力を進めておる次第であります。しかるところ、その後さらに陳情が寄せられ、資料が提出されておるのでありますが、在日朝鮮人のうち、日本人を妻に持つ世帯の比重という資料によりますと、在日朝鮮人の総世帯数が十一万四千三百九十三世帯あるのでありますが、なかんずく日本人を妻に持つ世帯が実に二万一千五百四十世帯、全体に比べて二割に当るわけであります。従いまして、日本国籍を持……

第26回国会 大蔵委員会 第46号(1957/08/12、27期、日本社会党)

○春日委員 一萬田大蔵大臣は、このたび八カ月ぶりにこの大蔵大臣の席に復されました。わが国の海外収支の逆調を克服することのために、さきの池田大蔵大臣が非常な決意でもってこの金融引き締めの総合対策を講じておりましたそのさなかに、この大臣の更迭を見たということは、われわれの政治常識をもってすれば、これははなはだ奇妙なことと考えているわけであります。しかしながら、貴下が今回この席を得られたということの功罪は、一に今後の貴下の政策のいかんにかかっていると思う。従いまして、私たちは冷厳な気持でもって、貴下を鞭撻しなければならないときは鞭撻し、もし誤まったことがあれば、限りなくこれを打擲して、そうしてわが国……

第26回国会 大蔵委員会 第47号(1957/08/13、27期、日本社会党)

○春日委員 この際繰り返して明確にいたしますが、昨日、御調査の上本自御答弁を願うように持ち越しております案件は、先般大蔵大臣が西下される車中談において、新聞記者団に述べられた明年度における予算編成方針、これは当然本委員会の重大関心事でありますから、今日の経済情勢をいかに分析されて、そうしてどういうような編成策をお持ちになっているか、これを一つ大臣から承わりたいということが一つ。  それから現在ブラジルにおいては、従来の農業重点主義から、工業化政策というものが現在のクビチェック大統領によって明らかにされてそのために、欧米諸国から相競って工場の進出が行われている。このことは、当然ブラジルが外貨を十……

第26回国会 大蔵委員会 第49号(1957/09/11、27期、日本社会党)

○春日委員 これは重大な問題だと思うのです。われわれは、今回こういうような問題の調査を兼ねて、ずっと諸外国の実情を調べて参ったのですが、アメリカの財政規模をもってしても、百ドル紙幣以上のものはない。イギリスは、これまた日本と同じように、千円以上のものはない。マルクしかり。フランスは、井上氏の調査によると、五十フラン紙幣はあったと言うが、私は一万フラン紙幣は見なかったのだけれども、そういうような高額紙幣を発行した国の財政がいかなる結末をつけたかは、すでに御承知の通りだと思います。今日平価を切り下げて、すでに破綻に瀕している状態です。今浅香君が言われたのは、いかなる必要に基くかということだが、これ……

第26回国会 大蔵委員会 第51号(1957/10/05、27期、日本社会党)

○春日委員 先般、大カン練乳の砂糖消費税の免税措置が廃止せられまして、このことから、乳製品業界には今や深酷なる恐慌が招来されんとしております。よってもって、このことがわが国酪農事業の将来の基礎を危うくせんとしております。これらの諸問題については、いずれ別の機会に論ずるといたしまして、なかんづく特に中小企業乳製品業者が、この措置によりましておそるべき金融難にさらされておるわけでございます。これらの問題をめぐりまして、この際あらためて政府の御所見をお伺いいたしたいと存ずるのであります。  まず第一番にお伺いいたしたいことは、これは、酪農政策の中でもなかんづく高等政策に属すると思う。従いまして、農林……

第26回国会 大蔵委員会 第52号(1957/10/10、27期、日本社会党)

○春日委員 一萬田大蔵大臣には、長い間御苦労でした。また、無事御帰朝早々御苦労です。そこで、本日は中小企業の年末金融の問題について、特に大臣の御所見をお伺いをいたしたいのであります。この問題は、あなたの御不在中に、国内において多くの場所において深く真剣に論じられて参った問題であります。御不在でありましたので、これらのいきさつについては御承知がないかとも存ぜられまするので、これは、一つあなたの御理解を深めるためにも、従来代表的に取り扱われておりました場面における、この問題を中心とする各界の論議を一つお伝え申し上げて、御判断の材料に供したいと存じます。すなわち過ぐる九月の二十八日、自由民主党は、大……

第26回国会 地方行政委員会 第31号(1957/06/11、27期、日本社会党)

○春日委員 私は公営等の住宅に関する固定資産税の問題について大臣にお伺いいたしたいのであります。たしか先月のこの地方行政の委員会でありましたか、わが党の北山委員の質問に答えられて、大臣は公営住宅に対する固定資産税の徴収方について、特別の行政措置によってその操作をはかっていきたい、こういう趣旨の御答弁がなされておったと存ずるのでございます。国営、県営、市営住宅に対する固定資産税は現在どういう取り扱いに相なっておりますか、この際まずもってその点についてお伺いをいたしたいと存ずるわけであります。
【次の発言】 そういたしますと、公営住宅に対する固定資産税は三十一年度が宥恕されておったと同様に、本三十……


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第27回国会(1957/11/01〜1957/11/14)

第27回国会 大蔵委員会 第2号(1957/11/04、27期、日本社会党)

○春日委員 私は、一日の本会議において蔵相が述べられた財政方針に対しまして、質疑いたします。  あの演説は、岸内閣が成立を見て、貴下が蔵相に就任されて最初の国会であるのでありますから、従いまして、国民もまた国会も、この演説を通じて、わが国の経済の現状がどうなっておるのか、それから、これに対処せんとする岸内閣の財政方針はいかなるものであるか、これが公式に発表されるものとして強く期待をしておったのでありますが、この国民の期待に反しまして、その内容は、全く通り一ぺんのおざなり的なものでありまして、何ら具体性がなく、またことさらに核心に触れて論議することを避けられたことは、国民も国会も全く遺憾とすると……

第27回国会 大蔵委員会 第4号(1957/11/06、27期、日本社会党)

○春日委員 関連して、一つ具体的な問題をお伺いしたいと思います。  今井上委員から触れられておる問題ですが、この相互銀行、信用金庫等の一件貸し出し限度額は、銀行局長通達で一千万円をこえることはいけないという通達が出されておると承知しておりますが、そこでお伺いいたしたいことは、中小企業金融公庫から代理貸しをする分、これは限度内に入るのか、あるいはその限度の外に認められておるのか、この点を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 それは、ちょっと実情とは違うのではないかと思います。われわれが現実にいろいろ陳情を受けたところによりますと、現在では、やはり少い資金量をもって多くに均霑せしめるという考え……

第27回国会 大蔵委員会 第5号(1957/11/07、27期、日本社会党)

○春日委員 昭和三十二年の年末の賞与等に対する所得税の臨時特例に関する法律案の提案理由の説明をいたします。  わが国の家庭生活の習慣は、冬季におきましては各種経費のかさむ事情にあり、特に年末、年始にはこの点著しいのでありまして、これを考慮され年末手当が支給されておりますが、いろいろの事情から十分な金額が支給されておりません。他方、従来、勤労者の税負担率が重いという声はちまたに満ちあふれ、その軽減の必要あることは今さら申すまでもないことと存じます。  そのため、全日本の給与所得者は声を大にしまして、年末手当の実質的向上を叫び続けて参りました。すでに今日まで数回にわたってこの種法案が提案されて参り……

第27回国会 大蔵委員会 第6号(1957/11/08、27期、日本社会党)

○春日委員 不動産銀行に申し上げたいのでありまするが、本委員会はかねてから閉鎖機関令を初めといたしまして、在外機関の資産の処理に関する諸法律の審議の過程を通じまして、いろいろとそれらの機関の処理のあり方について深く検討をいたしました。その際特に朝鮮銀行につきましては、その残存株主勘定の活用の仕方、それから残存資産が現存いたしまする限りにおいて、かつてそれらの当事者の技術の活用の仕方、こういうような問題についてもいろいろと具体的な検討を行いまして、できることならば、今わが国の金融諸機関の構造の中で欠けておるところの中小企業を重点とする不動産担保の金融機関、こういうものを新設することが当を得た措置……

第27回国会 大蔵委員会 第8号(1957/11/14、27期、日本社会党)

○春日委員 ただいまの大平君の質問に対する大臣の答弁、これは全く禅問答みたいなもので、われわれ専門家でもわからない。いわんや国民は、真相は何であるのかてんで皆目ヒョウタンナマズみたいなもので、要領を得なかったと思うのであります。従いまして、私はその問題について、重ねてお伺いをいたしまして、政府の方針をこの機会に明らかにしてみたいと存ずるのであります。  まず第一番にお伺いをいたしたいことは、政府がこの九月十日に発表いたしました明年度の予算編成の基本構想、これによりますと、既定経費を徹底的に節減するとか、あるいは新規経費を重点的に厳選するとか、財政投融資は昭和三十二年度の実行額の範囲内にとどめる……

第27回国会 大蔵委員会 第9号(1957/12/12、27期、日本社会党)

○春日委員 大臣にお伺いをいたしますが、それは、やはり明年度の予算編成に対する大臣の構想はいかなるも一であるか、これであります。この問題につきましては、先般の委員会にお」まして、われら社会党の委員からうもごもその核心をついてその構想の概要をお伺いをいたしたのでありますが、当時大臣の御答弁によりますと、それら予算編成の作業は、言うなば、まだ登山で言うそのふもとに到達したばかりであるから、ここで今頂上の天気を尋ねられても答えるわけには参らぬということでございました。かしながら、その後一ヵ月を経過いたしまして、これらの作業は逐次御進捗されたことと存ずるのでございます。わけて本朝の新聞紙の各紙の報道す……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 大蔵委員会 第4号(1958/02/13、27期、日本社会党)

○春日委員 ちょっと確かめておきたい。今原さんは、酒の価格は最高価格をきめたものではなくて、標準価格をきめたものだ、こう言われたのですが、そうなんですか、間違いありませんか。
【次の発言】 この酒税法は、減税されると、これが必然的に公定価格の改定に波及して参るというようなことは当然のことでありまして、これをめぐって、製造業者が、その公定価格を上げてくれという要望に政府がこたえんとする気配があります。大臣の答弁をもっていたしましても、その二ュアンスが非常に濃いのであります。従いまして、われわれは、この問題は検討を必要とすると考えられますので、次の資料を一つ御提出を願いたいと思います。すなわち清酒……

第28回国会 大蔵委員会 第5号(1958/02/14、27期、日本社会党)

○春日委員 この際、私は本委員会の権威を保つために、与党委員の不出席、それから政府委員並びに説明補助員が勝手に開会中に離脱すること、こういう事柄について、特に委員長の注意を喚起いたしたいと思うのであります。これは、こういうような事態が予測されるということは、かつて第二十八国会が開会される劈頭において、わが党が解散要求決議案を提出いたしました当時においても、その意味をも含めて強く指摘されておった事柄であります。私はごらんの通り、昨日、本日のこの委員会は、所管事項について特に大臣の出席を求めて、そうして重要なる事柄に触れて代表質問を行う、こういうことで、本日のこの委員会は特別重大な意義を持っておっ……

第28回国会 大蔵委員会 第6号(1958/02/18、27期、日本社会党)

○春日委員 関連して。私、一度このことは厳に申し上げなければならぬと考えておつたところでありますが、この機会に一つ明確にしておきたいと存ずるのであります。と申しますのは、そもそもこの国税庁長官通達というもの、あるいは直税部長通達、あるいは間税部長通達という国税庁の通達というものは、租税法定主義の立場において、その法律の条文の解釈あるいは条文にないことは、法律の精神とその趣旨にのつとつて執行の基準が定められるものと理解しておるのであります。そういたしますと、この国税庁長官あるいは国税庁の通達というものは、国民との関係において、国民に対して新たな権利と義務を課していくという結果になると思うのであり……

第28回国会 大蔵委員会 第7号(1958/02/19、27期、日本社会党)

○春日委員 ちょっと関連して。これは防衛庁の意見と管財局長の意見と食い違っているのです。管財局長自体としても、法律に基いて善良なる管理に任ずる責任がある。これは、あなたの手に戻ってきた国有財産の地域に対して、法律に基かざるところの不法侵入が行われた。しかも工事が現になされておる。こういう事態をあなたが見たら、これは、やはり法律に基いて処断されなければいかぬじゃないか。そんなことをしてはいかぬとか、あるいは告発するとか、あるいは何らかの法律に基いた善良なる権利の責めを尽さなければならぬのだ。一体国有財産に、そういう法律に基いて権利の確定しないものが立ち入って来たり、あるいはまたそういうような建設……

第28回国会 大蔵委員会 第11号(1958/02/27、27期、日本社会党)

○春日委員 私、わが国の外国映画輸入制度、これについて、政府の見解をお伺いいたしたいと思うのであります。  第一番にお伺いをいたしたいことは、現行外国映画輸入制度が創設されました当時のいきさつ、それから現行制度に対する適否の判断についてでありますが、政府は、これを適当な制度であると思っておるか、あるいはすみやかにこれを改正しなければならぬと考えておるか、まずこの見解をお伺いしたいと思います。
【次の発言】 私は、ただいまの局長の御答弁は、不謹慎きわまると思うのです。満足すすべきものではないけれども、やむを得ない、そんなばかなことがありますか。満足すべきものではないというのは、欠陥に満ちている、……

第28回国会 大蔵委員会 第12号(1958/03/04、27期、日本社会党)

○春日委員 これは、重大な問題の核心に触れて今質問が行われておるのですが、答弁は、から回りしておるわけなんです。こういう状態でこの問題を審議しても、それは結局堂々回りで同じことになる。従いまして、この際大蔵大臣並びに主計局長、こういう責任者に出ていただいて、そうしてその最高の責任者において責任ある御答弁を願うにあらざれば、結局事務当局者との話の応答では、問題の解決はできないと思う。従いまして、願わくばこの際暫時休憩されて、大臣並びに主計局長に御出席願って、そうしてそれらの人々に対して、石村君から、この問題に触れて、責任ある御答弁を願う、こういう工合に、一つ委員長において御善処願いたいと思います……

第28回国会 大蔵委員会 第13号(1958/03/05、27期、日本社会党)

○春日委員 まず第一番に、先般来参議院の大蔵委員会、それから法務委員会等で、この二月十二日でありましたか、大阪の堺税務署署員が機密文書を漏洩したかどによって逮捕された、これに関連して、必要な質問が行われております。しかしながら、本委員会におきましては、本日で機会なくして、問題を直接つまびらかにする機会を得ていなかったかと思います。幸いな機会でありますから、これが一体どういう実態のものであるか、その真相を一つここに明らかにしてもらいたいと思います。
【次の発言】 要するに公務員法違反の嫌疑となった問題の書類は、いかなるものでありますか、伺います。

第28回国会 大蔵委員会 第18号(1958/03/18、27期、日本社会党)

○春日委員 関連して。私は、野党的立場というよりも、ほんとうに国会議員共通の責任と名誉のために一言申し上げたいのでありますが、あるいは政局は不安定でないかもしれないけれども、全く政情は騒然たるものがあると思うのです。この政情不安の原因は一体どこにあるかということなのです。これは私が申し上げるならば、先日金曜日の本委員会、これはあなたの方はほとんど出ていやしない。それから連日の委員会の出席状況は、今両君が指摘された通りなのです。今予算案は、衆議院を通過したとはいえ、予算執行に必要なる法律案は、ことごとくまだ衆議院において審議中なのです。幾つも通ってはいない。これを審議しようと思ったって、ほとんど……

第28回国会 大蔵委員会 第22号(1958/03/26、27期、日本社会党)

○春日委員 ちょっと関連して明らかにしておかなければいけないので伺っておきますが、この間衆議院の予算委員会で、地方財政計画の見通しが述べられたわけなのです。国民所得の増に伴うて、地方財政においても相当の伸びがあるであろう、しかし、本大蔵委員会で大蔵大臣から明確に述べられておることは、最もすみやかな機会に事業税を減策することのための税法の改正を行わなければならぬということが強く述べられておるわけです。予算委員会においても、この問題は強く述べられたわけなのです。この問題は、私は今特別会計法とも重大な関連を持つと思うのですが、とにかく地方財政にゆとりが生ずれば、その場合は、何事も差しおいてなさなけれ……

第28回国会 大蔵委員会 第23号(1958/03/27、27期、日本社会党)

○春日委員 関連して。僕は、この間この問題に触れて、特に本委員会でも要望したことですが、これは、本会議の大臣の財政演説の中でも、特に大衆負担の軽減ということを大きくうたつておられる。大衆負担を軽減するために減税を行うということをうたつておられるのですが、結局ここの大衆負担の軽減というものの象徴的なものは、本委員会では酒です、地方行政では荷車税、自転車税です。だから、そういう意味で、ほんとうに本会議における大臣の所信表明の中にあった大衆負担の軽減ということが、文字通り行われなければならぬということなんです。だから、税率が下つた分だけは、そのままこれを大衆負担の軽減に直結していただかなければ、その……

第28回国会 大蔵委員会 第26号(1958/04/02、27期、日本社会党)

○春日委員 議事進行。大臣にお伺いをいたします。本委員会は税制、金融、外為、国有財産等について多くの法案を擁しまして、法案審議の過程においても、大臣の高度の政策的な所信を伺いたいところでありますが、予算委員会等の関係で、衆参両院にまたがってあなたが御多忙であるというので、大臣が御出席にならないままにきわめて不十分な審議を続けて参りました、なおそれに関連する多くの国政調査の問題等につきましても、所管省の最高責任者である大臣の見解をただし得ないで本日に至っていることは、大臣、御承知の通りであります。しかし、本日の新聞によりますと、最近行われます大分県における植樹祭とかに大臣が御出席になるかのごとき……

第28回国会 大蔵委員会 第30号(1958/04/09、27期、日本社会党)

○春日委員 この際金融に関する件につきまして、衆議院規則第五十三条によりまして、左記の通り証人出頭要求の動議を提出いたします。  要求証人、千葉銀行副頭取笹田登君、千葉銀行専務取締役奥野徳一君及び千葉銀行常務取締役能重嘉一君、出頭時日は四月十日午前十時三十分、以上であります。  この際、このような証人を特に本委員会に御出頭願わなければならないことになりましたことのいきさつについて、少しく御説明を申し上げたいと存ずるのでございます。それは、過ぐる三月の二十四日でございましたが、朝日、読売、毎日、日経その他有力新聞が、一齊に千葉銀行の不正融資、不当融資なる事柄について報道をいたし、これに関連をいた……

第28回国会 大蔵委員会 第31号(1958/04/10、27期、日本社会党)

○春日委員 私は、ただいまから、千葉銀行が行なっております金融の状況につきまして、特に、本日は主としていわゆるレインボー事件なるものを中心といたしまして、政府並びに参考人に所要の質問を行いたいと存ずるものであります。  さて、この千葉銀行の問題でありますが、この銀行は、戦後「財界騒動記」に幾多の話題を提供したことによりまして、わが国の金融界におきましても異様な存在として目されておる銀行であるのであります。しかるところ、昭和三十一年五月、古川致知氏が、「千葉銀行第二十五期定時株主総会に直面して株主に訴ふ」なる。パンフレットを印刷いたしまして、これを株主外一般に配付をいたしました。さらにその不良、……

第28回国会 大蔵委員会 第33号(1958/04/15、27期、日本社会党)

○春日委員 この際お許しを得まして、唐澤法務大臣に対して、一つ二つの件についてお伺いをいたしておきたいと存ずるのであります。ただいま横錢君発言に対する大臣の弁明を拝聴いたしまして、一言にしていえば、全く事実無根なりとの趣きであり、一国の法務行政の責任者は、すべからく御弁明のごとくであらねばならぬと御期待申し上げるものであります。しかしながら、ただいまの段階におきましては、貴下がなされた弁明の範囲のみをもっていたしましては、横錢君発言に基く議会の疑惑を払拭されたものとは言いがたいと存ずるのであります。なぜかなら……(発言する者あり)なぜかなら、四月十一日の新聞各紙は、横錢君発言の基礎であった森脇……

第28回国会 大蔵委員会 第34号(1958/04/16、27期、日本社会党)

○春日委員 私は、国会の権威のために、やはり佐々木君と共通の立場に立って、二、三の点について参考人にお伺いいたしたいと思うのであります。  三十一年でありましたか、かつてこの千葉銀行の不正融資を指摘して、古荘頭取を告発されました千葉放送の古川社長が、どうしたことか、逆に刑事被告として逮捕され、一方告訴を受けた千葉銀行側は、ことごとく法律違反の事柄はないという処理をなされたことを、われわれは今ここに想起するのであります。内容については、君の立場とかつてのそれとは、全然違ってはおりますけれども、少くとも君の発言に関係して、君が、今ここに不当にも非難的な立場に置かれておられるということについては、私……

第28回国会 大蔵委員会 第35号(1958/04/17、27期、日本社会党)

○春日委員 関連。ただいま横山君の賛同に対してお答えをいただいた範囲内ではどうしてもわれわれは理解ができない。言うならば、あなたは、こういう不当な貸付あるいは不良な貸付、あるいは融資準則その他に照らすとこれは不正な貸付、こういう意味で警告が発せられておるわけです。しかっておるわけだ。そうして、注意した通りに直すかどうか、あなたは古荘さんをにらみつけておるわけだ、しかりつけてにらみつけたその人にどうぞよろしく顧むというようなことは、どうも私どもとしては理解ができない。しかって注意した通りにやるかどうか厳粛に監督しなければいかぬ。あなたの態度はきびしくなければいかぬ。その相手に対してよろしく頼むわ……

第28回国会 大蔵委員会 第36号(1958/04/18、27期、日本社会党)

○春日委員 それでは、お伺いをいたしますが、あなたは、佐藤明正という人を御承知でいらっしゃいますか。
【次の発言】 これは、加藤孝主君が事業を整理いたしましたときに、加藤孝三君にかわってその事業を継承した男と聞いております。
【次の発言】 いかなる経過で御承知でいらっしゃいますか。
【次の発言】 この佐藤明正君こそは、あなたの銀行の東京支店長の田尻君という人のまん前で自殺をはかった。これは未遂となっておりますが、銀行の最高責任者たる頭取のあなたは、そういうような重大事故については、その経過てんまつ等は当然御承知でありましょう。これについてお伺いをいたしたい。

第28回国会 予算委員会 第11号(1958/02/22、27期、日本社会党)

○春日委員 私は第一番に中小企業関係の諸問題について通産大臣にお伺いいたしたいと思います。  まず第一番に、政府はさきに施行されました中小企業団体の組織に関する法律を、いつごろ実施する御決意であるか、まずこの点を明らかにしていただきたい。
【次の発言】 重ねてお伺いをいたしますが、四月一日に必ずこれを実施することができますか。
【次の発言】 この法律は申し上げるまでもなく臨時国会まで召集をいたしまして、特に早期に成立をはかる必要があるというので、第二十七回臨時国会において成立をした法律であります。法律には六カ月以内とありますけれども、これは大体第二十六回通常国会において成立が期せられておったも……


春日一幸[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-29期-30期-31期-32期-33期-34期-35期-36期-37期-38期

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各種会議発言一覧(衆議院27期)

春日一幸[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
25期-26期-|27期|-28期-29期-30期-31期-32期-33期-34期-35期-36期-37期-38期
第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1955/05/27、27期、日本社会党(右))

○春日委員 寺尾さんにお伺いいたしますが、今回の関税の復活によって、重油、原油並びにB、C関係の重油の市販価格にどの程度の影響を及ぼすかということについてお伺いをしたいのであります。私どもは、本日まで石油関係産業をこういう工合に批判をいたしておりました。と申しますのは、この原油の輸入割当が精製設備を対象として割当が行われておる。従ってその輸入原油を数社が独占することによって、大きな独占利潤が確保されておる。販売価格も、いつしか潜在カルテルが存在するに至って、膨大な利潤がこの精製会社によって独占されておるという批判が行われておりまして、あたかも砂糖と同様に、この重油の行政についてはわれわれの重大……

第22回国会 大蔵委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1955/05/24、27期、日本社会党(右))

○春日委員 それでは二、三点お聞きしたいと思います。まずこのあへん特別会計の財政規模、それから現在と将来の展望についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 この際伺っておきたいのでありますがアヘン類の買い入れ原価と、売り渡し価格、それから国がこの事業を管理することによって年間どの程度の収益が見込まれておるか、これをちょっとお伺いいたしたい。  それから年次計画は大体どの程度のものであるか。年次計画――計画栽培、計画輸入、計画消費についていろいろあると思いますが、そういうものがあるならばそれをお伺いいたしたい。
【次の発言】 そういたしますと、大体大部分のものは輸入に待っておるということでござ……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 商工委員会大蔵委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1956/05/18、27期、日本社会党)

○春日委員 まず石橋通産大臣にお伺いいたしたいと思います。  法律の各条章についての専門的な事項につきましては、当然商工委員の各位においておおむねつまびらかにされておると思いますので、私は独禁法の関係、その他今主税局長が答弁されております耐用年数に対する税法上の優遇措置の問題、こういうような問題に触れて特にお伺いをいたしたいと存ずるのであります。ただこの機会に一言申し述べておきたいことは、あなたは今渡邊主税局長は一属吏であるから、従ってこういうような問題について政策的な答弁はできないであろう、こういうように軽くあしらっておられるのでありますけれども、しかしあなたも経済閣僚として、わけて当初より……


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第26回国会(1956/12/20〜1957/05/19)

第26回国会 大蔵委員会公聴会 第1号(1957/03/13、27期、日本社会党)

○春日委員 西野さんにお伺いをいたしたいと思うのでありますが、あなたの御公述を伺っておりますと、これを集約いたしますと、本年度、明年度につながる国税の自然増というものは、法人税の貢献によるものがはなはだ大きいと思われるので、従ってこれを納税者である法人に還元するための各種の措置を論ぜよ、こういうことで減価償却、特別償却、臨時償却等さまざまな償却を要望されておったわけであります。私は、こういう工合にあなたが述べられるところを伺いますと、一体あなたは法人税の現在の実効税率をいかに理解されておるか、これは税制調査会の答申の資料の中にもありましょうし、主税局の発表した各種の実効税率の区分表等にもありま……

第26回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1957/02/14、27期、日本社会党)

○春日分科員 私は主として中小企業の組織強化に関する問題についてお伺いをいたしたいと思います。この問題につきましては、先般本会議において、私の質問に答えられたことでありますが、本会議の性質上、具体性を帯びておりませんので、この機会に明確にかつ具体的に御答弁を願って、政府の方針を明らかにしておいていただきたいと存ずるのであります。戦後日本の経済が、独占禁止法を基調といたしまして、公正かつ自由なる競争という立場に立っておりまして、これが次第に過当競争になって、そうして中小企業相互間に共倒れの傾向を生んでおります。従ってそれが著しく過当競争に陥らないよう、事前かつ予防的措置として、常時何らかの調整を……


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第28回国会(1957/12/20〜1958/04/25)

第28回国会 大蔵委員会税の執行に関する調査小委員会 第1号(1958/01/16、27期、日本社会党)

○春日小委員 国税庁にお伺いいたしますが、この徴税行政機関と協力会との関係といいますか、連絡、そういうものがあるならば、どういう工合につながりがあるのか、これを一つこの機会にお答え願いたい。
【次の発言】 こういうことが考えられると思うのだが、国の行政機関のむろん下部機構ではないわけだが、やはり一つの政策の浸透機関として、創意に基いてできたであろうと思う任意団体に、国が国の業務ではないけれども、それに類するもの、たとえば税務署が当然配付すべき用紙の配付を委託するとかなんとかいうようなことは、現実に行われておるのですか。
【次の発言】 この際特に申し上げておきますが、とにかくその会員である者と会……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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