このページでは喜屋武真栄参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。
○喜屋武眞榮君 第二院クラブの喜屋武眞榮でございます。 私は、質問に入ります前に注文をつけておきたいと思います。と申しますのは、私の持ち時間がきわめてわずかでございまして、十分に意を尽くせませんので、どうか総理初め関係大臣、はっきりと御答弁をお願いいたし、また、国民の前にはっきりとお約束をしていただきたいということをあらかじめ御要望いたします。 それでは、まず第一に総理の対米姿勢についてお伺いいたします。 総理は、日米の安保条約は日米協力の基本憲章として評価され、そして継続の意思を明らかにしておられますが、しかし、一方ではまた善隣友好を推進することがアジア・太平洋地域の安定に貢献するもの……
○喜屋武眞榮君 私は、第二院クラブを代表し、総理並びに関係大臣に対し、若干の質問をいたします。 まず最初に、総理の政治姿勢についてお尋ねいたします。 総理の所信表明を拝聴いたしましたとき、率直に申し上げまして、国民に対して求めることが多く、みずからえりを正して厳しく自省するという姿勢に欠けているということであります。去年という年は、ロッキードに明けロッキードに暮れた一年でありました。その最中に総選挙が行われました。選挙中至るところに、「いま日本を野党に任ぜることができるでしょうか 自由民主党」というポスターが張り出されていました。私はこれを見て、思い上がりもはなはだしいという反発を感じまし……
○喜屋武眞榮君 簡単に御質問を申し上げます。 ただいま第一班秋田班と第二班北海道班、両方からの御報告を受けた次第でありますが、第一班の御報告につきましては、資料をいただいておりませんので、あとで質問をいたしたいと思いますが、北海道班の報告につきましては、一緒に私参っておりますので――実はまあ北海道と沖繩は、地理的には、北の端と南の端でありますので、非常に両極端相違うようでもありますけれども、非常に似通った問題点が一ぱいあることを私は確認いたしております。いろいろあります。たとえば甘味資源の問題としてのビートとサトウキビの問題、あるいは家畜の問題あるいは果樹問題、あるいは水産業の問題、こういっ……
○喜屋武眞榮君 さきに委員長の宣言された定刻五時は過ぎたわけですが、私もそのことを考慮に入れながらできるだけはしょって、また次回に回すこと、こういう気持ちで、どうしてもお尋ねしたい二、三の点についてお尋ねしたいと思います福。 まず最初に、大臣にお尋ねしたいのですが、先ほどのごあいさつの中にもございましたとおり、今日の、また将来に向けての日本の食糧事情は、国際情勢の立場からもまた、日本のこれまでの農政のあり方から来た一つの欠点と申しますか、欠陥と申しますか、そういった集約として食糧の重大危機に直面しておるということをきびしく反省して、このあたりで決意を新たにして立ち上がらなければいけないという……
○喜屋武眞榮君 私、初めに植木開発庁長官にお伺いしたい。お聞きしたい。
率直な御意思をお聞きしたいのは、沖繩担当長官として、去る一月の十何日でしたか、四日間ですか、三泊四日で沖繩視察をしていただいたわけです。その結論としてどういうことを強くお感じになって帰られておるか、このことをまずお聞きしたい。
【次の発言】 いま沖繩をごらんになってのその基本的なとらえ方、正しく把握していらっしゃると私は理解いたします。これではいけないと、こうお感じになったところはありませんでしたか。
【次の発言】 沖繩のとらえ方に、基地の中の沖繩あるいは聞きしにまさる沖繩ということがよくいわれるのでありまするが、わずか……
○喜屋武眞榮君 沖繩問題は余りにも多くて、何から手をつけていいかわからないという情勢の中で、きわめて短い時間でございますので、駆け足で申し上げたいと存じますので、ひとつ明確な御答弁をお願い申し上げたいと思います。 まず私申し上げたいことは、開発庁長官と外務政務次官に申し上げたいことは、私が沖繩県はいま軍事優先政策が行われておるんですかと質問をいたしますならば、そんなばかなことがあるかとすぐ御答弁になるでしょう。非常識だとおっしゃるでしょう。その非常識が現実の沖繩なんですということを私は強く申し上げたいのです。古傷はさわりたくないけれども、戦争による人的、物的のあの犠牲、そして戦後二十七年軍事……
○喜屋武眞榮君 植木長官、二度目の沖繩調査大変御苦労さんでございました。大変あわただしい御調査でありましたが、至るところで前向きの、いろいろないい抱負をお述べいただいて大変その点よかったと思っております。御苦労さんでした。 ところが、この前もちょっと質問をいたしましたが、県土利用計画の中には軍用地も含むか含まぬかという問題が、いろいろ問題はあったようでありまするが、県の主張を取り入れてもらって、政府も県のものを承認してもらった、これは大変よかったと思っております。ところがここに問題は、実際の土地利用計画ということになりますと、基地の解放、整理縮小、地籍の調査、この取り組みが大変実際問題として……
○喜屋武眞榮君 私も皆さんに問題を提示してそして御意見をお聞きいたしたいこう願っております。 世の中で一番大事な問題は私は人事の問題である、ところでまた世の中で一番困難な問題も人事の問題であると思います。その大事にして困難な問題をどのように適正に配置するかあるいは再登用するかということが非常に大事なことであるとこう常日ごろ思っておるものであります。 そこで先ほど来いろいろ出ましたが、私も最近ちょいちょい耳にすることがきょうも出ましたが、渡り鳥人事とかあるいはたらい回しとか天下りとかあるいは公団との癒着、官僚との癒着とかそういうことが最近頻々に聞かれます。そういうことを歯どめするために、先ほ……
○喜屋武眞榮君 私で最後でございますのでよろしくお願いします。 いままで官房長官あるいは稻葉法務大臣のまあ御反省やら御答弁を聞いておりますと、聞けば聞くほど非常に疑惑が起こってまいります。 多くをもう申し上げられませんが、まず第一点は、法務大臣にお聞きしたいことは、三木内閣の閣僚として憲法改正はしない、こういうお答えがありました。ところで三木内閣は、まあいつまで続くかは知れませんが、その続く限りにおいては改正はしないが、三木内閣が他に変わった場合にはどうなるかわからぬというお気持ちであるのか、そのときこそまたばく進すると、こうおっしゃるお気持ちであるのか、そのことが気になります。 第二点……
○喜屋武眞榮君 初めに開発庁長官にお尋ねいたします。 長官は、先日、所信表明をしてくださったんですが、その所信表明の中に、沖繩の復興に関する予算が前年より七%アップして七百七十億円計上したと、こうおっしゃっておられますが、このことは手放しで喜んでいいか、問題はあるわけでありますが、それはきょうは触れないことにいたしまして、長官はこう述べておられます。「本土との各方面にわたる格差を早急に是正し、沖繩の持つすぐれた地域特性を生かすことによって自立的発展の基礎条件の整備を図り、平和で明るく豊かな沖繩県を築き上げることに最大限の努力を払ってまいる所存でございます。」、こう述べられました。まことに結構……
○喜屋武眞榮君 大臣ね、長時間でお疲れと思いますが、私が最後でありますので、がんばってください。
わが国の農業政策あるいは食糧政策がこのままではいけないということは、これはいまに始まったことではない。数年来、あるいはいやその前から心ある人々によって強く訴えられたことである。それが今日ようやく高度成長から安定成長へ経済運営の基調を移行させるという、こういう柱を打ち立てて、ここにりっぱな大臣表明も出されたわけでありますが、私は遅きに失する、こう一応これを受けとめるわけでありますが、大臣いかがお考えでしょうか。
【次の発言】 いわばこの骨組みに対して肉づけをするのはまさにこれからである。あるいはそ……
○喜屋武眞榮君 私、初めに農林大臣の率直な基本姿勢をお伺いいたします。 私は、六月の三日に静岡県の豊岡村に調査に参りまして、そしていろんなことを見たり聞いたり教わったりしてまいりました。そしていろんなことを聞きながら、この村の五年後、十年後の将来は一体どうなるであろうかと、一面期待と反面疑問を持ちながら、そして今日的に言われております食える農業、あるいは魅力ある農業、あるいは意欲に満ちた農民、こういうことがよく言われ、聞くのでありますが、私はそれを実感として受けとめてまいりました。そしてその豊岡村に対する私の結論は、農業振興を基盤とした平和な文化村の建設と申しますか、この一語に尽きると私自身……
○喜屋武眞榮君 ただいままで多くの皆さんからいろいろと御質問がございまして、私なるべく重複を避けたいと思っております。しかし、やむを得ずあるいは重複する点もあろうかと思いますので、その点ひとつよろしくお願いしておきたいと思います。 今日の日本の政治の中でいろいろと重要な問題がいっぱい山積みしておると、こう思うのであります。食糧問題とこの飼料の問題、これもまさに私は、最優先して解決しなければいけない重大な課題であると、こう思っておる次第であります。 そこで、この食糧の自給、あるいは飼料の自給ということと関連いたしましてお聞きしたいことは、第一は、わが国の年間飼料。年間の飼料の中で、一つは量に……
○喜屋武眞榮君 私、年金制度について、特に沖繩との関係において二、三お尋ねをいたしたいと思います。 まず、沖繩の農林漁業団体共済組合ができましたのは、昭和四十五年の一月一日でございまするが、御案内のとおり、昭和四十七年の五月十五日に復帰いたしまして、その時点で本土の制度に組み込まれたわけでありますが、そこでお尋ねいたしたいことは、それまでの空白があるわけなんですが、掛金の問題もあるわけですが、それをどのように措置をされていただいたか。そして現在いわゆる本土並み、完全本土並みになっておるのであるかどうか、そして問題点が残されておるのかどうか、まずその点をお伺いいたしたいと思います。
○喜屋武眞榮君 厚生大臣にお伺いします。
今日、日本の政治の中で、福祉優先あるいは弱者救済、また日の当たらないところに政治の光を当てるという声が叫ばれておりますが、こういう現状において、いまの保障制度を根本的に検討しなければいけない時期に差し迫っておると思いまするが、厚生大臣いかがお考えでしょうか。
【次の発言】 それで私、そういった面からメスを入れたいのでありますが、時間がわずかしかございませんので、特に難病対策について政府の対策をお聞きしたいのでありまするが、御承知のとおり障害年金や扶養手当あるいは介護手当、障害者手当等の福祉手当や、あるいは減税、免税等のいろいろの恩典は、身体障害者手帳……
○喜屋武眞榮君 どうも総務長官が不在で残念でありますが、ひとつ総務長官にかわって責任ある回答をお願いいたします。 沖繩というところは問題が余りにも多過ぎてたくさんありますので、幾つかにはしょって申し上げたいと思います。あらかじめ御了承を願いたいことは、きょうは幾つかの問題に掘り下げていくというよりも、政府当局の基本姿勢を確認して、それに基づいて次々とまた掘り下げていきたいと、かように思っておりますので、そのように御答弁をお願いいたしたいと思います。 まず第一点は、海洋博の跡地利用についてであります。 海洋博の評価につきましては、私の聞く範囲内におきましては、いわゆる観光的立場から見てきた……
○喜屋武眞榮君 私は、きょうの主議題につきましては七十五国会で質問いたしましたので、きょうは避けたいと思います。そのかわりいま沖繩で重大な問題が起こっておりますのでそのことについて、きわめて短い時間でありますので、結論を申し上げて、それに対する回答をお願いいたしたいと思います。と申しますのは、実はきょう午後二時那覇市の与儀公園で「沖繩県畜産物輸入特別措置撤廃生産者大会」こういう見出しで、各市町村割り当て動員による五千名規模で大会が持たれるのであります。その大会に喜屋武議員も参加せよと、こういうことで、実は案内状も、計画書もまいっておりますが、参加するわけにいまいきませんので――そして、その大会……
○喜屋武眞榮君 大臣、大変長いことお疲れでしょうが、私が最後でありますのでひとつがんばってください。 初めに基本的な姿勢についてお尋ねしますが、政府は基本施策として食糧の自給向上をうたっております。このことは裏を返せば、非常に農家を大事にするという、こういうことになるわけであります。しかし、現実には、ここにも七五年の農林省統計情報部から出された「農業センサス」、この統計をひも解いてみましても、一九七五年のこのセンサスによりますと、五年前に比べて全国平均で八・三%の落ち込みであります。農家数が減っている。その原因は、米の減反政策に代表されておるように、政府の、これは失礼な言い方かもしれませんが……
○喜屋武眞榮君 日本の農政全体の立場から、重大な問題をいっぱい抱えておるわけでありますが、それを濃縮した形で沖縄もまたいっぱい抱えておるわけであります。時間がきわめて短いですので、私は一つ一つについて十分掘り下げていく時間がありませんので、特に前回の十一月十八日の農水委員会で質疑した問題と関連をして、時間がある限り続けてまいりたいと思います。 まず第一点は、輸入牛肉についての問題でありますが、政府の調査したところによると、悪影響を与えるとは思わないという、こういうことでありましたので、それじゃそれはそれとして、私は私の立場で調査をいたしますと、まあ一応あのときに問答いたしましたので、私調査い……
○喜屋武眞榮君 ちょっと委員長一言。 詳しいことは委員部を通して私、確認いたします。本日の農水委員会において二院クラブの喜屋武に質問の時間を与えられない理由は何ですか、それをお聞きいたしまして終わります。
○喜屋武眞榮君 ロッキード事件の解明は、日本の民主主義の根幹にかかわる問題であるばかりでなく、日本の政治の上で、金権汚職の政治の上からもほんの氷山の一角であり、その根は実に深いものがあると思われます。三木総理は、ロッキード事件をめぐってたびたび政治生命をかけて徹底的に国民の前に疑惑を解明すると公約されました。 ところで、本日田中前総理の逮捕によって国民は当然来るべきときがやってきたと思っておると信じます。ところが、国民は、田中氏のみにとどめず、いわゆる灰色高官名も徹底的に国民の前に明らかにすることを期待しておると思います。総理はどのようにお考えであるか、第一点。さらに、私は氷山の一角と申しま……
○喜屋武眞榮君 私、具体的な質問に入ります前に要望を申し上げておきます。 と申しますのは、このロッキード事件は国際的にも国内的にも非常に注目の的であることはいまさら申し上げるまでもありません。わけても国民はいろいろの角度からこの推移がどうなるであろうかということを見詰めながら、そして疑惑を持っておることも確かであります。したがいまして、この特別委員会におけるやりとりというのは、いいかげんとは申しませんが、その疑惑が少しでも国民に対して解明されていくような、こういうやりとりであってほしい。それをその場逃れの答弁になるようでは、またその回答もどうも当を得ないような、こういうことになりますというと……
○喜屋武眞榮君 法務大臣にお尋ねします。
今日、日本じゅうを騒がしておりますロッキード問題を一日も早く解明していくのか、それとも疑惑を残したままずるずると引き延ばしていくのか、そういった点をいま考えてみた場合に、私は法務大臣の役割りというものが、お立場というものがその重大なかぎであると、こう信ずるのであります。したがって、稻葉法務大臣がどういう姿勢を持って、どういう決意をしておられるかということについて、初めにお伺いしたいと思います。
【次の発言】 このロッキード事件はよく構造汚職であると言われております。
ところで、網呑舟の魚を漏らすという言葉がございます。なぜ構造汚職として今日までのこ……
○喜屋武眞榮君 海洋博の評価につきましてはいろいろあるわけでありますので、きょうは特に差し迫って海洋博終了後の跡地利用をどうするか、こういうことについて近く県と政府の間で煮詰めていく、こういう差し迫った時点で持たれておるきょうの委員会でありますので、私は大きく二つの問題についてお尋ねし、そうしてまた、要望も含めて申し上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 その前に、一つだけどうしても総務長官に申し上げておきたいことは、総務長官が非常に親身になって、これまで沖繩のことについて本当に一生懸命に誠意を持ってやってくださっていることに私は敬意を表します。また、今後もぜひそうあってほしい、……
○喜屋武眞榮君 私は沖繩が当面しておる多くの問題の中で、きょうは二つの問題とそれから一つの緊急質問をいたすつもりでございます。 初めに開発庁長官に質問をいたします。政府の責任で行われました沖繩国際海洋博も百八十三日の経過を経て、去る一月の十八日に一応終了いたしました。この過程におきましては、今日までほかの委員会におきましてもたびたび論じられたのでありまするが、終了後、しかも決算委員会において質問をいたすのはきょうが初めてかと思います。そういう意味で過去の過程におけるその都度の質問は別といたしまして、一応完了した現時点において、私は今後の問題として確認していきたいと、こういう願いを込めて時間の……
○喜屋武眞榮君 私、時間がわずかでございますので、数字的な質問は抜きにいたしまして、結論を先に申し上げたいと思います。 このたびの政府の米価諮問については、一貫して非常に自信のある、根拠のある立場に立って提示したと、こうおっしゃっておられます。ところが問題は、生産農家の立場から、農民の立場から、その要望と期待に余りにもかけ離れておるというところに問題があると思うわけなんです。で、それはどこに原因しておるかというと、その算定方式の、まあ生産費所得補償方式ということになっておりますが、その中身のとらえ方に食い違いがあるやに思われてなりません。ところで、このままでいきますというと、報ずるところによ……
○喜屋武眞榮君 昨日表明されました大臣の所信表明に対しまして私ずばり申し上げたいと思いますので、ひとつ激励のつもりでお聞きくだされば幸いと存じます。 まず国際的にも、日本全国的にも不安となっております、危機感を持っております食糧問題、その食糧問題をどう解決するかということで、国民食糧会議における各界の意見を踏まえて九項目からなる「総合食糧政策の展開」を取りまとめられた。そうして食糧政策の基本的対策を、国民食糧の安定供給の確保というタイトルで打ち出されたという、このことは一応御努力は認めながらも、内容的にずばり感じますことは、国民の自給体制の確立ということが大きなウエートを持つならば、なぜもっ……
○委員以外の議員(喜屋武眞榮君) 時間がわずかしかございませんので、私は国民の声の中から二、三取り上げて質問をいたしたいと思います。 まず三木総理に。このロッキード疑獄はわが国の政治史上の中でもまことに例を見ないほど重大な疑獄事件であると言われます。ところが、このような重大な問題を引き起こしておりながら、三木さんは自由民主党の総裁として、あるいは日本の総理大臣として、国民に対してわびる、あるいは反省の意思を国民に伝える、こういうことが私の知る限りにおいてはいまだかつてなされていないと、こう受けとめておりますが、三木さんの御心境はどういうことなんでしょうか。まずそのことを……。
○喜屋武眞榮君 初めに、私は去る十月五日から八日まで東北の冷害調査に参りました。初めて冷害の恐ろしさを知ったわけでございますが、しかし、そのことについては十月十四日の農水委員会で、それから今日まで他の議員がいろいろな角度から述べられましたので、私は一言次のことを大臣にお聞きしたいと思います。 すなわち、調査団からの報告やあるいは現地からの数々の要望事項、陳情があったわけでございます。それは緊急対策、恒久対策に分けられると思いますが、そのような角度から順調にその対策の方向に進められつつあると、このように理解してよろしゅうございますか。
○喜屋武眞榮君 私は、台風十七号の風水害対策についてはいま一生懸命に取り組んでおられると思っております。その場合に特に沖繩の台風十七号の問題は――その前に台風七号の災害、これが七月一日から二日間ですね。この台風七号はこれは南北大東が主であります。それから次に台風十三号は八重山群島が主でありますが、これが八月の八日から十日まで。その二つを受けて台風十七号があって全面的に広がったわけなんですね。ところが、十七号は全国的な規模があったものですから、非常にクローズアップいたしております。その前の台風七号、それから十三号については余りクローズアップしていないきらいがありますので、ぜひ七号、十三号の風水害……
○喜屋武眞榮君 ロッキード問題が明るみに出まして、今日に至るまでの動きを三木総理の姿勢と結びつけてとらえた場合に、最初大上段に構えていた三木さんは、これはわが国の民主政治の根本の問題である、徹底的に究明しなければいかぬということを絶えず強調しておられた。ところが、最近、きのうきょうにわたるこの論議の中でも、全面的に協力するとおっしゃるかと思うと、できるだけ協力する、こういう非常に後退した感じを率直に認めざるを得ません。どうですか、三木さん、初心に立ち返っていただいて、本当にこの問題の複雑さ、厳しさをわからぬわけではありませんが、そこをひとつ初心に戻って、この問題の徹底的解明が日本の民主政治の根……
○喜屋武眞榮君 時間が少のうございますので、しかも結論を簡明にお尋ねしたいと思いますので、お答え願いますのも結論をひとつはっきりお答えしていただきたいことを最初に申し上げます。 まず最初に、沖繩県の戦争の犠牲が余りにも深かったために特別措置がとられ、それが五カ年間きてもなおその傷が深いと、こういうことから延長の問題が出ているわけです。その特別措置の中身についても私お尋ねしたい点いっぱいあるわけですが、それはきょうは余り触れないことにいたしまして、復帰五年、そして戦争で亡くなった方はことしは三十三年忌である。三十三年忌というと亡くなった方の最後の弔い、そのような長い長い間に至るまでなお沖繩に戦……
○喜屋武眞榮君 私は、初めに建設大臣に建設行政の立場からひとつお尋ねしておきたいと思います。
憲法二十五条を引用するまでもなく、国民が健康で文化的な生活を営むという立場から、建設省の役割りというのが、使命というのが非常に私は重大であると思っております。その立場を踏まえて、建設行政の現状をどのようにとらえておられるか、それをまずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 そういう立場から現状をどのように理解しておるか、把握しておられるかということが私の最も聞きたいことなんです。
【次の発言】 そういったビジョンからしますと、現状は余りにもかけ離れておる。国は、あるいは建設省は、そういう立場からもっ……
○委員以外の議員(喜屋武眞榮君) ただいま委員長のおっしゃるとおりに私は内閣委員ではございません。でも、この提案されておる法の内容からして、これはもう国民の立場からも重大なことでありますが、特に直接沖繩県民につながる重大な内容を持っておるがゆえに、県民の生命、人権、財産を守っていく立場からも、必死になってこの推移を見きわめながら自分も発言を求めたいと、こういう立場から申し入れたわけでありますが、幸いに先日の理事会の皆さん、そしてただいままた委員の皆さんの全員一致の御賛同を得まして敬意を表します。ただ残念なことは、私が申し入れた時間を与えられなかったことは大変遺憾に思っております。それで、私はこ……
○喜屋武眞榮君 だいぶ遅くなりましたけれども、私が最後でございますからよろしくお願いします。 最初に、大臣の所信表明に関連して二、三お尋ねしたいと思います。 大臣の所信表明を読んでみますと、大変見事である。ところで、気になりますことは、その裏づけの予算がまさか十分であるとはおっしゃらぬと思いますが、果たして実際問題として政策転換がうまくいくだろうかどうだろうかということの懸念を持つわけであります。たとえば農林省の統計表にも示されておりますように、年々農耕地が減じてきておる。この五カ年毎年減じておる。それから強く強調されております水田の総合利用も、現実の問題としては定着していない。こういう実……
○喜屋武眞榮君 いい開発公団ができまして、着々成果を上げておられるわけですが、すべてに立ちおくれた沖繩におきましてはまだその緒についたばかり、これからというところであります。ところが、私、いろいろ今日の日本の農政のあり方、あるいは行政のあり方を考えてみまするに、こういういい制度ができておるわけですが、何か裏腹な感じを持ってなりません。 と申しますのは、実はきのう北海道の酪農関係の皆さんから私も陳情を受けました。それできょうもずっとまた質疑をここで聞いておるわけですが、一緒に聞いておるわけですが、いい制度ができておるわけですから、それは間違いなくその生産者であります農民に密着して、実ってそして……
○喜屋武眞榮君 私は、主として沖繩の漁港を中心にお尋ねをいたしたいと思います。
まず、最初にお聞きしておきたいことは、沖繩の漁港の整備は日本全体の立場から非常に立ちおくれておる、このことをまずお認め願えますかどうか。
【次の発言】 地理的条件からいたしましても、非常に島が多い、しかも台風の発生地であると、台風銀座と言われている、そういったいろんな諸条件からも、どうしても沖繩を中心とする漁港は整備強化していかなければ日本全体の立場からも私いけないのではないかと、こう思うのですが、いまおっしゃるように、全体としては立ちおくれておる。それで、数の上からも私、漁港が少ない、こう判断いたしますが、数を……
○喜屋武眞榮君 時間もございませんので、簡単にお答え願いたいと思います。 瀬戸参考人に一つお伺いします。お話の中で、非常に細心の注意を払っておやりになったということで内容をいろいろ話されましたが、その一つに、無風状態のときに散布したというお話がありましたですね。その無風状態というのは日を選ぶのであるか、あるいは一日の中で時刻を選ぶのであるか、それをひとつお聞きしたい。 次に中村参考人に、お話の中で雨の後に養魚が死んだというお話がございましたね。それをお聞きしましてすぐ感じますことは、その散布薬の薬の効果の期限といいますか、散布してから一体何日間、何時間効果があるかということを思うわけですが……
○喜屋武眞榮君 私、最初に水揚げ高と漁港の種別の関係でひとつお尋ねいたします。
漁港の種類が上級になるのと水揚げ高との関係はどういうことになるのでしょうか。
【次の発言】 第四種は必ずしも水揚げ高には比例しないと、こういうことなんですね。
次に、今回の漁港法の一部改正は、第三種漁港の外郭施設及び水域施設の百分の五十を百分の六十にするということがその内容ですね。先ほども質問がありましたが、見直す時期が来れば検討するというお話がございましたが、そのことに関連して私も思うんですが、第一種と第二種ですね、これの補助率が低いのではないか。こういう立場から見直す時期が、たとえば二百海里時代にいま突入し……
○喜屋武眞榮君 この松くい虫防除特別措置法案の立法につきましては、国民世論は賛否両論あることは事実であります。 ところで、いろいろ両方の立場をじっと考えてみますと、その目的においては一致しておる。たとえば緑を守るとか、自然を保護するとか、あるいは人間生活にとって安らぎと大気浄化をしていくというこのねらいは一致しておるようであります。ところが、問題は特別防除の方法あるいは薬剤の安全適正使用と、こういう面からそれぞれの立場からの疑義があるようであります。そこで、どんなにいいことではあってもやはり納得のいくコンセンサスを得るという方法でなければ、必ずしもそれがいい結果を生むものとは言えない。そこで私……
○喜屋武眞榮君 私は、今日の世界的な立場からの食糧需給の逼迫、そしてまたわが国における国内自給を高めなければいけないというこの動き。さらに、地域農業の振興を図らなければいけないという、こういった立場からこのたびの二法の改正はこれはもう必然である、こういうふうに思っておるわけなんですが、そこで、当然農業改良普及事業の重要性というものが強調されてこなければいけない、こう思うわけでありますが、そういった観点に立って幾つかの問題を指摘してまいりたいと思うのであります。 まず第一点に、農業改良普及職員の設置の状況について指摘をしたいと思います。五十年度の予算定数を見ますというと、予算定数に比べて実人員……
○喜屋武眞榮君 時間もございませんので、特に私がお聞きしたいと思っておりましたことは、いままでの委員の皆さんの御質疑の中でほとんど解けて理解できましたので、一つだけ波多野参考人、そうして実際の面から浜崎参考人に、いままでの質疑の趣旨が北方が主でありましたが、実は今後、南方の方にも国際紛争の火種になるんじゃないかという問題を抱えておるわけです。それは例の尖閣列島でございます。ここがもう今後、また南でも国際紛争の火種になるんじゃないかと心配しておるわけです。それに対する波多野先生の御見解ですね。 それから、実際面からのサケ・マス確保に関する御見解をお聞かせ願えたらと、こう思っておりますので、それ……
○喜屋武眞榮君 初めに、農林大臣にお伺いいたします。
この領海十二海里、それから水域二百海軍の問題が国際的に急にクローズアップしてきたその理由は、原因は一体何であるか、まずそのことをお尋ねをいたします。
【次の発言】 この二百海里法が暫定になっておりますし、また、「当分の間」という文句も出てくるわけですが、そのことは、これまでの御説明によりますと、来る国際海洋法会議においてその結論によっては変わることがあるかもしらぬと、そういうためにこの暫定あるいは「当分の間」と、こういうことと承っておりまするが、そのとおりでありますか。
【次の発言】 そうしますと、先ほどの大臣の話にもありましたが、日本と……
○喜屋武眞榮君 私は、最後の最後でございます。 そこで、三たびあした訪ソされる鈴木大臣の粘り強い御奮闘、そしてぜひ成功さしてくださるよう願いを込めて、総理と農林大臣に時間の範囲内でお尋ねしたいと思います。 まず最初に、日ソ漁業交渉に対する総理大臣の腹構えと申しますか、についてお尋ねしたいと思います。三つの点です。 第一点は、この日ソ交渉が進むにつれてわれわれ国民の側、あるいは議員として受けとめる率直な感想、非常に厳しいものがあります。むしろ、危機感をさえ感じております。ところが、最悪の備えは勝利の哲理であるとも言われておりますが、この厳しさに対する構えが甘過ぎたのではないか、楽観的じゃな……
○喜屋武眞榮君 私は初めに、いままでの他の委員の皆さんの質疑の中で大分私も理解できましたので、ほかの面から、まず第一点はこの学制の改革、制度の改革に伴う当然のこととして、資質の向上あるいは待遇の改善、こういった立場から当然この現職教育というのがなさるべきだと思うんですが、その点どのように計画しておられますか、まずその点をお聞きします。
【次の発言】 そうです。現職というのは、現在その職場におるわけですね、その方々の資質向上について。
【次の発言】 これは当然のことですので、十分計画をされると思いますが、教育内容も程度も上がってきますし、またそれに伴って技術も、同時に待遇も改善されていかないとい……
○喜屋武眞榮君 私は、重複を避けて二、三質問いたします。
最初に確かめておきたい第一点、国民生活の中で米の消費の傾向はどういうふうになっておるのか、その点を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、一応傾向としては米の消費傾向は減りつつある、こうとらえていいんですね。
【次の発言】 私の問題にしたいのは、一人当たりの減り方ですね、人口増、これが多くなればなるほどそうすると一人当たりの消費量が減るという理由、原因はどこにあると見ておりますか。
【次の発言】 いまおっしゃった点は私も認めますが、一つ大事なものを抜かしておる。パン食人口の増はどうですか。
○喜屋武眞榮君 私は、在韓米軍の撤退と沖繩基地について最初にお尋ねします。
カーター大統領の公約が宣言されまして、韓国米軍を撤退するということが非常に内外の大きな反響を呼んでおります。そこでお聞きしたいことは、この韓国米軍の撤退は、戦略の立場からでなく、戦術の立場からでないといけないと私は思いますが、いかがでしょう。
【次の発言】 この論争をしたくはありません、きょうは避けたいと思いますが、私は戦術の立場からではないと本当の軍縮、そうして核全廃につながらないと、こう考えておりますが、いかがでしょうか、防衛庁長官。
【次の発言】 この論争は他の機会に譲ります。
私があえてこれを最初に尋ねます……
○喜屋武眞榮君 総務長官にお伺いいたしたいと思いますが、国が叙位、叙勲を行う場合に何に基づいて行われるのであるか、そのことを伺いたい。
【次の発言】 明治八年というとずいぶん昔のことですが、その条文をひとつ読み上げてください。
【次の発言】 今日行われておる叙位、叙勲も、いまの条文に照らして行われておるのですか。
【次の発言】 どうも納得がいきませんがね。昭和三十九年の一月七日に決定された閣議の決定事項がございますね、それをひとつ。
【次の発言】 そうすると、いま私が申し上げた昭和三十九年に決定したその事項に基づいて今日はやっておるんでしょう。
○喜屋武眞榮君 私は沖繩の伊江島における米兵による日本人青年狙撃事件、このことについてまず初めにお尋ねします。法務大臣以下おいでの関係の皆さんにはっきりした御答弁をお願いいたしたいと思います。
まず初めに、この沖繩の伊江島における米人による日本青年の狙撃事件、この事件の起こった日時はいつでありましたでしょうか、それをお尋ねしたい。
【次の発言】 そうしますとそれからもう今日まで九カ月にもなろうとしておるわけなんです。こんなにも長引いてきておることはこれ自体がいけないことだと、こう思います。この事件に関連して被害者の山城君からいろいろの要望が出されております。いわゆる医療費の完全支給あるいは家……
○喜屋武眞榮君 私は、最初に、沖繩における交通方法変更についてお尋ねいたしたいと思います。
一応、沖繩の交通方法の変更が来年の七月末と、こういうふうに承っておりますが、この変更の時期、このめどは決定的と見るんですか、あるいは状況によっては延ばすことも考えられるのか、どういう立場でございますか。
【次の発言】 最初にそれをお尋ねいたしましたのは、日がたつにつれて非常に県民の中から不安と不満が広がりつつあること。それは、考えてみますと、右を左に変えるだけではないかという、言えばもうそれだけのことなんですが、これが非常に問題になるのは、そんな簡単なものではない。まず、県民の心理状態といたしましては……
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