喜屋武真栄 参議院議員
9期国会発言一覧

喜屋武真栄[参]在籍期 : 8期-| 9期|-10期-11期-12期-13期-14期-15期-16期
喜屋武真栄[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは喜屋武真栄参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

本会議発言一覧(参議院9期)

喜屋武真栄[参]本会議発言(全期間)
8期-| 9期|-10期-11期-12期-13期-14期-15期-16期
第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 参議院本会議 第5号(1971/10/22、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 第二院クラブの喜屋武眞榮であります。  激動する国際情勢の中で、東西の緊張は雪解けの方向へ進みつつあり、いま祖国に復帰しようとしている沖繩は、もろもろの不安にゆれ動いております。すなわち、復帰不安、異常干ばつと台風災害、ドルショック、目に余る外人犯罪の激増による生命の不安など枚挙にいとまがありません。第六十七回臨時国会は、いわゆる沖繩批准国会と銘打って開かれておりますが、わが国が当面する重要課題は、沖繩問題、そして中国をめぐる諸問題、国際経済問題にあることは論をまちません。  そこで私は、特に沖繩問題にしぼって佐藤総理に質問をいたします。  戦後、わが国の経済成長はまさに世界第……

第67回国会 参議院本会議 第11号(1971/12/01、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は沖繩からの証言をいたし、そして幾つかの質問をいたしたいと思います。  議会制民主主義の鉄則を踏みにじって、沖繩返還協定は衆議院で去る十一月十七日沖繩返還協定特別委員会において強行採決をされ、続いて十一月の二十四日、変則的な本会議において可決をされました。  本来ならば、終戦以来いちずに祖国復帰を願い、訴え続けてきた沖繩県民は、協定が可決されたその日こそ、宿願がかなえられた歴史的な瞬間の日として感激し、万歳を叫び、沖繩は、島をゆるがす喜びにわいたでありましょう。だがしかし事実はさにあらず、可決の報をニュースで知った県民は、一瞬耐えがたい怒りをかみしめて、ほとんど声もなく、まこ……

第67回国会 参議院本会議 第15号(1971/12/22、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、第二院クラブの喜屋武眞榮であります。  私は沖繩県民を代表いたしまして、琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の承認を求めるの件に対し、特に終戦以来置かれてきたわが沖繩の異常な立場を正常な立場に取り戻すために、百万県民の先頭に立ってあらゆる苦難をなめてきた私が、願いとほど遠く、こうして裏切られた形でいま沖繩の運命が片づけられようとするかと思うと断腸の思いで一ぱいであります。そこで、私は、心の底から激しい憤りをもって抗議の意を表明し、当該案件に全面的に反対するものであります。(拍手)  その理由を端的に申せば、第一に、四半世紀を越える永い苦悩と屈辱に……


■ページ上部へ

第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 参議院本会議 第1号(1971/12/29、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私の与えられた時間は五分でありますけれども、たれか故郷を思わざる、たれか祖国を愛せざる。愛するがゆえに、私は第二院クラブを代表し、また特に沖繩県民の立場に立って、沖繩の復帰に伴う特別措置に関する法律案外関連法案に対する反対討論を述べます。(拍手)  沖繩県民は、二十数年間の長きにわたりアメリカの軍事的植民地支配の重圧下にあって、祖国への復帰を求め、たび重なる苦難を乗り越えつつ粘り強く戦ってまいりました。戦後なお荒廃した山河のもと、支配者米軍によって人間扱いをされない環境の中で、はるかに伝え聞く祖国の新しい憲法に私たちは涙が出るほどの感激を覚え、復帰に対して大きな期待と希望とを寄……

喜屋武真栄[参]本会議発言(全期間)
8期-| 9期|-10期-11期-12期-13期-14期-15期-16期

■ページ上部へ

委員会発言一覧(参議院9期)

喜屋武真栄[参]委員会統計発言一覧(全期間)
8期-| 9期|-10期-11期-12期-13期-14期-15期-16期
第66回国会(1971/07/14〜1971/07/24)

第66回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第閉会後1号(1971/09/17、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 時間が限られておりますので、お尋ねしておきたいことはたくさんありますけれども、二、三のことについて申し上げたいと思います。  核抜き・本土並みという発想からしますならば、私たちはもっと返還に向けて大幅に基地の撤去あるいは軍用地の解放があるべきだったと、こう期待しておったわけです。ところが、現実は全く裏切られておる。ところが、「豊かな沖繩県づくり」というこの政治姿勢からしますならば、沖繩の軍用地の解放なくしては沖繩の経済開発も絵にかいたもちにしかすぎない。こういうことから私は先般の連合会においてこの基地の整理縮小に含んで、不要不急のこういった土地の解放についての再検討をする意思は……

第66回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(1971/07/24、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、大臣への質問の時間がごくわずかしかないようでありますので、一点だけお尋ねいたしたいと思います。  それはこの基地撤去のスケジュールに関連してでございますが、結論を先に申し上げますと、特に現地沖縄県民からしますと、この返還協定の内容というものはまことにもういただきかねると、それこそ、沖縄県民は何のために復帰するのであるか、ただ復帰さえすればどんなことでもいいのであるか、このような意見、憤りが日がたつにつれて高まりつつある。そういう中でお尋ねするわけでありますが、このような内容で復帰させられたならばこれはもうたいへんなことになる。ところが、反面、沖縄は、明るく平和な豊かな沖縄を……

第66回国会 建設委員会 第1号(1971/07/23、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、具体的な問題に入ります前に基本的な問題、そのことが大臣あるいは政府の方には耳痛いと申しますか、失礼になるかという懸念もありますけれども、私はぜひこのことをまず初めに確認をし、その上に立って具体的な沖繩の当面あるいは今後の問題を含めて申し上げたい、こういう意味でたいへん大臣それから政府の方々に失礼になるかと思いますが、そこを悪く思わないでお聞き取り願って、そういう気持ちでひとつずばり言わしていただきたい、こう思います。  そのことは何かと申しますと、沖繩が来年、きのうの予算委員会の中でも佐藤総理に問いましたら、来年の四月一日をめどにしている、こういうことで沖繩の返還が来年の四……

第66回国会 建設委員会 第閉会後1号(1971/08/10、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は時間を、わずかしかお願いしてありませんので、特に沖縄の復帰対策並びに災害対策を中心としてお尋ねいたしたいと思います。  まず、第一にその沖繩のすべての立ちおくれは、これはさかのぼって考えてみますと、国の犠牲である、この一語が大前提であります。すべては国の犠牲から起こっているものであるということをひとつ大前提にして、私は幾つかのお尋ねをいたしたい。これが第一。  第二には、この四半世紀にわたる日米の谷間も置かれて、その沖繩なりにその責任を負わされてきた。しかもその責任のあり方は、一貫してアメリカの軍事優先政策の犠牲のもとに今日まで置かれてきた。そのもとで進められてきた政策であ……

第66回国会 予算委員会 第1号(1971/07/22、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、最後になっておりますが、お尋ねしたいことは一ぱいございます。しかし時間がたったわずか五分しか与えられておりませんので、特に沖繩の問題、さらにその数多い沖繩の問題の中でも、さらにはしょって幾つかの問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  まず佐藤総理に質問いたします。佐藤総理は、第六十六回の国会所信表明の中で、「沖繩は、昭和四十七年に、核抜き本土並みで祖国に復帰する」と、こうおっしゃっておられます。そのことについて衆参両院を通じて幾たびかこれは論議の的になったわけでありますが、いまここであらためて四十七年のいつ復帰するか、さらに核抜き本土並みの内容につきまして、明確に御……


■ページ上部へ

第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1971/12/20、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、二十五年ぶりに沖繩から参議院議員として国政に参加した一人であります。私たちの任務は、復帰に向けて沖繩問題を国政に反映させるという、こういう重大な任務を持っております。そこで、参加以来、私は自分に直接かかわる会議、委員会はもちろんのこと、衆参両院を含めて、あらゆる機会に傍聴いたしまして、沖繩問題を国の問題としてつなぎとめて傍聴いたしております。特に、今国会は沖繩国会と言われておりますとおり、わけても私の関心は、朝な夕な、そのことで一ぱいでございます。  そういう中で、私は、今日までの国会を通じて私なりに受けとめておりますことは、佐藤総理をはじめ、政府の閣僚のお答えの中から一……

第67回国会 建設委員会 第2号(1971/11/16、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 ひとつお尋ねいたしたいと思いますが、こういった調査報告というのはできるだけ正確を期すということがたてまえだと思いますが、ここで特にその中でも人命にかかわることは最も慎重を期さなければいけない、こう思っております。そういう立場から読んでみますと、生き埋めになった方が「二〇数名」とありますね。これははっきり何名ということを確認できないのですか、できなかったのですか。
【次の発言】 こういう瞬間的な予期しない事故の処理というのは非常に困難性もあると思いますが、私は要望を兼ねて申し上げたいことは、「二〇数名」というこの表現そのものが何か非常に事務的な形式的な報告書のような気がいたすので……

第67回国会 予算委員会 第7号(1971/11/09、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、持ち時間も多くありませんので、特に沖繩問題にしぼって質問をいたしたいと思います。  そこで、佐藤総理は、所信表明の中で、また本会議並びに委員会の中で、一貫して強調されましたことは、明るく平和で、そして豊かな沖繩ということを繰り返し繰り返し強調されてこられました。そしてその中で、県民福祉向上について特に政府として最も力を入れてきた、今後も最重点に施策の一つとして努力いたしたいと、こういうことを一貫して強調されました。ところが、私はそのおことばを聞きながら、はるか沖繩に思いをはせながら現実の沖繩と結びつけて考えました。そしてまた、返ってくるその後の沖繩と結びつけて考えてみた場……


■ページ上部へ

第68回国会(1971/12/29〜1972/06/16)

第68回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第1号(1971/12/29、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、質問したいことは一ぱいありますけれども、いつも残念に思うことは持ち時間がきわめて少ないということであります。きょうもそのことでまことに残念であります。ただ幸いなことに、この国会始まって以来、沖繩の実態を、そして沖繩の心を、そして沖繩協定の内容を、そして関連法規をそれぞれの立場から浮き彫りにしてもらったということ、まあこのことがせめてもの私は心強さといいますか、問題は、この質問に対して、多くの方々が追及されたことに対して、どれだけ政府が耳を傾け、謙虚な気持ちでそれを吸い上げてもらうか、ここに問題が残されておると思っております。そこで、一ぱい広げるわけにまいりませんので、私が……

第68回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(1972/05/12、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 時間も差し迫ってまいりましたが、厳守いたしたいと思います。ただし、前からは三十分はぜひいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  最初に通産大臣にお願いします。  関連法規とのつながりにおいて主としてお伺いいたしたいと思いますが、きょうは通産大臣もいらっしゃいますので、一、二、確認と要望を含めた、こういった考え方でお尋ねをいたします。  まず第一点は、地方自治法百五十六条第六項に基づくこの法によって、検査品目が復帰後の沖繩に、変わってくるか変わってこないかという内容の問題ですね。締め出されるものがあるか、あるいは加わってくるのがあるか、その点、まあ事務的なものです……

第68回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第8号(1972/05/24、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 沖繩の問題は、五月十五日の復帰に向ける段階では、いわゆる復帰不安ということでよく言われておった。ところが五月十五日以降今日までというのは不安と不満と不信と怒り、このようにいま県民の心中にうずいておるという、こういう中から起こるもろもろの問題一つとらえても、これはちょっとやそっとの時間では究明できない、それほど緊急な問題であるわけなんであります。ところが、きょう時間もわずかしかありませんので、私は幾つかの問題にしぼって質問をいたしますから、ひとつ明快にまた政府の所信を披瀝していただきたい、こうお願いをまずいたします。  そこでまず第一に、先ほど来述べられた物価問題、この物価問題は……

第68回国会 建設委員会 第5号(1972/03/16、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、きょうのこの委員会に、建設大臣をはじめ、総務長官、運輸大臣、ぜひおいでいただきたかったのですが、衆議院の予算委員会の都合でほかの大臣が見えないのは、たいへん残念に思っております。それで、時間もたっぷりありませんし、いままた沖繩では、五月十五日に復帰を迎えて、いろいろな問題が起こりまして、非常に不安とあせりを感じている、そういう情勢の中でありますので、特に私は沖繩問題にしぼって質問をいたしたいと思います。きめこまかなことをお聞きしたいと思いますが、その前に基本的なことを三つだけ明らかにしておきたいと思います。  まず第一は、建設大臣が沖繩開発構想を持っておられるわけですが、そ……

第68回国会 大蔵委員会 第22号(1972/05/09、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 最後で。  まあ時間が十五分しかいただけませんので、私、たいへんとまどっております。そこで一言一句を大事にしたいと思いまして、ここにまとめてございまするので、まずお願いしたいことは、ぜひ大蔵大臣の見解をお答え願って、ひとつ沖繩にいま一ぱい、不満と不安と、本土政府に対する不信感が秒刻みで復帰まで一ぱいあるということは御承知だと思います。そういったことに対して、きょうの御答弁によって少しでもその不満も不信も不安も解消していただきたい、こういう願いをこめて私は三つの問題にしぼって申し上げたいと思います。そこで、庁関係も一応ありますけれども、これはあとに譲りまして、きょうはきわめて短い……

第68回国会 予算委員会 第3号(1972/03/31、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 まず、総理にお伺いいたします。  人間は不用意の中に語ることばに真意があらわれるというのであります。かつて沖繩を甘やかすなということが問題になりました。そして、現在なお沖繩を甘やかすなということが聞かれるということは、まことに、まことに憤激にたえません。さらに、それだけではありません。かつてあの沖繩戦で、ソンミ事件にも値するような帝国軍人の虐殺事件が沖繩にあったわけです。その生き残りの帝国軍人がてんとして恥じず、何が悪いかといったような大きなつらをして、いまおるということも御承知かと思います。なお、なべかま論も出たりするような、このようなことに対して、われわれ沖繩県民は祖国から……

第68回国会 予算委員会 第5号(1972/04/05、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 関連。
【次の発言】 私は、先日の質問のときに、いきなりテーブルをたたいて、佐藤総理もびっくりなさったでありましょうし、また委員の皆さんも、なぜあのようにテーブルをたたくのかという真意について十分御理解ができていないのではないかと、こう思いまして、私ただいまから関連質問の中で二つの問題をここに持ち出しまして、その質問の中から皆さんの御納得を求めたい、こういう気持ちでいま関連質問に立っておる次第であります。  まず第一点は、ただいまの防衛庁長官の御答弁にもありましたあの問題に関連してでございまするが、山中総務長官が甘やかしておる、こういうことに対して、沖繩県民は憤激その極に達して……

第68回国会 予算委員会 第17号(1972/04/21、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 総務長官に、最初にお伺いいたします。  沖繩におけるドル・ショックは各方面に大きな不安を巻き起こしているわけです。ところで、去年十月八日に確認されましたあのことは、一応の救いであったと、こう思うんですが、ところが、あれから派生的にいろいろと各分野の不安があるわけなんです。ところで、その後各団体がいろいろな形で要請、陳情いたしておりますが、その中で、共済会積み立て金も救済すると、こういう措置を講ずるということが報ぜられておりまするが、それに対する御見解を承りたいと思います。
【次の発言】 それに関して、総務長官として大蔵省に折衝しておられるということも聞いておりますが、大蔵はいか……


■ページ上部へ

第69回国会(1972/07/06〜1972/07/12)

第69回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第閉会後2号(1972/10/11、9期、第二院クラブ)

○委員以外の議員(喜屋武眞榮君) 沖繩問題は一ぱい申し上げたいことがありますが、時間の制限――きわめて少ないのでございますので、私は三つの問題にしぼって、できるだけ私の説明はくどくど申し上げませんので、明確なお答えを願いたいと、このようにお願いいたします。  まず、先ほど来論ぜられました水道料金の問題、あるいは国道三百三十一号線の解放の問題、あるいは栄野川君の射殺事件の問題、あるいは復帰に向けての目玉商品といわれた那覇空港の、これは特に海洋万博にも関連する実に重大な問題でありますが、P3の居すわりや、あるいは最近米軍演習による山火事の問題、また最近きまりました例の東海岸の高速道路、これの開通に……

第69回国会 建設委員会 第閉会後1号(1972/08/10、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私も、質問時間が半分に減らされましたので十分にお尋ねできないことをたいへんに残念に思いますが、時間の範囲内でお尋ねしたいと思います。  木村大臣にはこの前沖繩御訪問たいへん御苦労さんでございました。そこで私は、大臣は初めての御訪問だと思いますが、いわゆる聞きしにまさる沖繩、あるいは基地の中の沖繩とよくいわれております。そして沖繩県民が何を望んでいるかということもよくお聞き取りくださったと思います。もろもろの復帰対策の数多い問題で、いま時の焦点になっておりますのは、何と申しましても海洋万博を成功させたい、それが新生沖繩県づくりの基盤である、こういうとらえ方でいろんな面から御要望が……

第69回国会 建設委員会 第閉会後3号(1972/10/09、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、きょう三つの質問を提案いたしておりますが、時間も十分ありませんので、特に二と三の問題を中心にいたしたいと思いますが、第一の問題については基本的な問題について一応確認しておきたい。  そこで第一点は、いわゆる新全総と最近日本の政治の焦点となっております改造論とのつながりは一体どういうつながりであるのであるか。  次に第二点は、東北を私調査いたしてみました場合に、それぞれの県において独自の開発構想というものを持っておられる。その地域開発構想と改造とのつながりは一体どう考えておられるのか。  次に第三点は、沖繩の開発と改造論との結びつきは一体どのように考えておられるのであるか。……


■ページ上部へ

第70回国会(1972/10/27〜1972/11/13)

第70回国会 予算委員会 第5号(1972/11/13、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 総理に初めにお伺いいたします。  沖繩の復帰後における田中総理の基本姿勢について承りたいと思います。
【次の発言】 まあ、基本姿勢の一端は承りましたが、田中総理の所信表明の中に、沖繩問題について一言も触れられておらぬのはどういうわけでありましょう。
【次の発言】 総理は、所信表明の中で、わが国が今後とも平和と安全を維持していくため米国との安全保障体制を堅持すると述べられております。そのことは、当然、沖繩も含めた平和と安全でなければいけないと思っておりますが、どうですか。
【次の発言】 それではお聞きしますが、五月十五日以降における沖繩において、どのようなことが起っているか、総理……


■ページ上部へ

第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1973/03/07、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私も初めに海洋博に関してお聞きしたいと思います。申し上げるまでもなく、海洋博は沖繩永遠の基盤づくりをして、その上に経済発展と県民の福祉という、こういう意図を持っているわけですが、現状は県労協を中心とするこれに対する拒否反応、あるいはもう海洋博は返上したほうがいいという、こういった空気もあることは御存じでありましょうか、長官。
【次の発言】 なるほど、三月二日に起工式が始まって、いわゆる成功を期して、完全成功を期して決意を新たにして出発しておることは申し上げるまでもありません。しかし、私が聞きたいことは、そういった声の底に、この海洋万博に対する拒否反応、返上したほうがいいんじゃな……

第71回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1973/03/28、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 開発庁長官、沖繩担当長官としてこのたび御来島下さったこと、御苦労さんでございました。  そこで長官、就任のごあいさつをいま思い出すんですが、沖繩県民が復帰を心から喜んでもらえるように全力を尽くす、こういうごあいさつがあったことを私は忘れません。ところが現実の沖繩は、復帰は喜びへの行進曲ではなくて、苦悩の始まりであるという、沖繩の現状はそういうきびしい状況が一ぱいあることも十分お感じになってこられたと私は想像するわけです。お察しするわけです。  そこで、いまさっきから述べられた、沖繩を見て感じてこられたことを、基本的な問題を話されましたが、おっしゃった沖繩振興開発計画があのとおり……

第71回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号(1973/05/09、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 沖繩の問題は、未来への展望を語りながらも、現実の苦悩の中から派生している問題にどう敏速に対決していくかという、このことがしっかりとられておらなければ、対決姿勢が弱いというといけないと思う。かえりみて、どちらかというと政府は、沖繩の未来に対する展望はよく語られるけれども、現実に派生するとこうの問題に対する対決の姿勢が弱いというか、おそいというか、そういう感じで一ぱいであります。たとえば、国体の成功をたたえながらも、沖繩には例のベンジャミン事件、あるいは金武の老女の轢殺事件、あるいは那覇軍港湾における労働者の首切り事件、このように現実のなまなましい問題が一ぱいあるわけなんです。それ……

第71回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号(1973/06/06、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、初めに沖繩の公害問題の立場から、環境庁を中心にお尋ねいたしたいと思います。  先日、沖繩の県会議員の代表が本土視察をしまして、関西、東京、北海道まで行って帰りまして、そして私東京で落ち合ったのでありますが、一番感ずることは何だったかと、こう聞きましたら、異口同音に、爆音、騒音のない、飛行機の爆音が聞かれないことであるということを言っておったのであります。そのように、沖繩の公害は、空は爆音、騒音に、そしてまた陸は、地上は、国会で絶えず問題になっております核の問題、毒ガスの問題、そして不発弾――いまだに不発弾がごろごろして危険きまわりない状態にあるわけなんです。さらに、このご……

第71回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第8号(1973/06/20、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 沖繩にいま何が起こりつつあるか、私は毎日の新聞を見て胸を痛めておるものであります。いままでも、多くの方から、もうあすではおそい沖繩の問題、いま手を打たなければならない問題が、切実な問題がたくさんあることは御承知のことだと思います。私は、そういったせっぱ詰まった沖繩の中で、時間がわずかしかありませんので、三つの問題について尋ねたいと思います。  まず一つは、軍港湾問題について。この軍港湾労働者の不当解雇問題が起こってからもう八十日をこえている、三カ月になんなんとしております。その情勢の中で、この軍港湾労働者は死活問題として沖繩のあの炎天下ですわり込みを続けて今日に至っておるのであ……

第71回国会 決算委員会 第4号(1973/03/29、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 厚生大臣に、いま日本の国情を通して、病める日本あるいは狂った日本ということばを聞くのであります。私もまさにそうであると思っております。ところで、私は、病める日本、狂った日本のその直接の問題を取り上げるにはあまりにも時間が少のうございますので、病める日本、狂った日本の集約された形でそのしわ寄せが沖繩にあるということを知ったときに、何としても私は沖繩の問題から掘り起こさなければいけないと思っております。そういう意味で、私は、いま沖繩に起こりつつあるところの限りない問題の中から、特に厚生大臣に対して何としてもこのことは緊急の問題として迫らなければいけない、こういう焦燥感にかられて、い……

第71回国会 決算委員会 第5号(1973/04/06、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、質問に入ります前に委員の皆さんにお願いを申し上げておきたい。それは、この委員会はもちろんのこと、国会で、審議を尽くしていくというこの精神にのっとって、十分時間をかけて審議を尽くしていくというこの精神からしますといろいろ要望が一ぱいあるわけなんです。ところが時間には制限がありますので、こんなに一方的に、甘える気持ちもさらさらありませんが、たとえばきょうでいいますと、そういった謙虚な良心的な気持ちに立って、せめて六十分はほしいということで申し入れもしましたけれども、それがいろいろの慣例とかいうことで三十分に削り取られて、そうして、いま私は予定していたものをどのように組み合わし……

第71回国会 建設委員会 第4号(1973/04/03、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、沖繩の国道の整備と、それから海洋万博の関連事業促進について質問をいたします。  まず初めに、沖繩が復帰をしていろんな問題が起こっておるわけなんですが、その一つを、道路面から、国道の問題一つ取り上げても、これはたいへんな問題であります。そこで具体的な例で、国道五十八号線の拡張、それからその整備上、米軍基地にかかわっておる個所は一体何カ所あるのか、まずそのことをお聞きしたい。
【次の発言】 それらの場所を踏まえて、拡張あるいは改修工事のために、アメリカと折衝がスムーズに行なわれなければ、これが絵にかいたもちにしかならないと思いますが、この日米の話し合いは一体どのように進められ……

第71回国会 建設委員会 第9号(1973/05/10、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 時間がきわめて制約されておりますので、私は建設資材の需給にしぼって質問いたします。  沖縄におきましても、土地の買い占め、物価高、資材難、そしてかてて加えて海洋万博、こうからみ合っておるために、たいへんな状態であります。一例を申し上げますと、公共事業の入札につきましても、落札できず、再び今度はやり直して再入札もできず、さらに最近では再々入札も落ちないといったような、こういう現状であります。そういう状況の中で、やっとこさ、五月八日付で、私が先に要求いたしておりました、開発庁の、労務及び建設資材の需給見通しの資料が出たわけでありますが、それで、基本的に開発庁に次のことをまず尋ねます……

第71回国会 建設委員会 第10号(1973/06/05、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は国有林材の払い下げにつきまして、去る五月十日の当委員会で次のことを林野庁に尋ねたわけでありますが、沖縄の復帰前は熊本営林局管内国有林から国有林材を特別払い下げをしてもらっておった。ところが、それが復帰後になりますと、これができなくなったわけでなんです。それで、ぜひ復帰前と同じように国有林材を払い下げをしてもらいたい、さらに沖縄の開発からしますと、復帰前以上に量的にもふやしてもらわなければいけない、こういう要望をいたしましたところ、即答が願えませんで、まあ一週間後の当委員会で、一番早い建設委員会において回答するというお約束があったわけでありますので、その後十分検討されたと思い……

第71回国会 建設委員会 第18号(1973/07/05、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、ここには、いま工事を急がれております沖繩縦貫道路、一名、北部区間と言っておりますが、沖繩縦貫道路の建設に関連してお尋ねをいたしたいと思います。  まず、この着工を急がれておりました沖繩縦貫道路が六月の二十八日に起工式が行なわれたのでありますが、聞くところによりますと、昭和五十年の二月に完成の予定であると、こうお聞きしておりますが、はたして、この縦貫道路がそのめどで順調にいくのであるかどうかということに懸念をいたすものであります。このことに対して、見通しはどうなんだろうかということについて、まずお聞きしたいと思います。

第71回国会 建設委員会 第25号(1973/09/13、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 この法案の審議につきましは、各委員からいろいろと問題が提示されたわけですが、読めば読むほど、見れば見るほどいろいろと疑問が、また問題点が読み取れてくるわけであります。で、私も初めに二、三の問題についてお尋ねいたしたいと思います。  まず、これは環境庁、建設どちら――両方にまたがると思いますけれども、四十七条の点であります。四十七条は環境庁長官の意見聴取の義務ということになっておりますが、これは単に意見を求めるだけであるのか、環境保全あるいは災害防止の上から問題がある場合には埋め立てを中止するという、こういった勧告のところまで権限を与えることによってこの法改正の趣旨が生かされてく……

第71回国会 農林水産委員会 第閉会後1号(1973/11/13、9期、第二院クラブ)

○委員以外の議員(喜屋武眞榮君) 私がこれからお尋ねしたいことは、去る衆議院における農水委員会の席上で論議されたサトウキビの問題それを櫻内農林大臣の御答弁に基づいた質問をいたしたいと思うわけでありますが、残念なことに農林大臣がいらっしゃいませんで、その点まことに残念に思う次第ですが、これもやむを得ないと思いますので、どうかひとつそのおつもりで責任ある御答弁をお願いいたしたいと思います。  まず第一にお聞きしたいことは、沖繩並びに奄美がどのような今後社会情勢に変わっていこうが、基幹作物としてのサトウキビを放棄するわけにはいかない。こういったある意味では宿命的な、ある意味では誇るべきそういった基幹……

第71回国会 予算委員会 第14号(1973/03/31、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、時間がちょっぴりしかございませんので、特に、沖繩問題にしぼって質問をいたしたいと思います。  まず、沖繩が復帰するにあたって、日本政府の意図がはっきり当時示されたのは、明るく豊かな沖繩県をつくり上げること、こういうことでございました。ところが、復帰してもう十一カ月、やがて一年を迎えようとしております。その現実の沖繩は、マスコミのことばをかりて言いますならば、病める沖繩、狂った沖繩、そして、復帰への喜びではなく、苦悩への前進である、こういうふうに表明いたし、また、ある婦人は、私に、「核もあり 基地の汚れもそのままに ここに帰れる島の悲しき」、この歌をよこしてくれております。……

第71回国会 予算委員会 第17号(1973/04/04、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、最初に、暫定予算のときに大蔵大臣に質問しておりますので、その関連がありますので、それをひとつ大臣にお聞きします。  例の与儀のガソリンタンクのあとを、与儀小学校の分離学校の敷地に充てるということで、無償譲渡を要望した。この要望に対して、政令を改正をしてそれに充てると、こうおっしゃったんですが、政令はいつ改正なさる予定なんですか。
【次の発言】 教育のことは一日もゆるがせにできませんので、その政令改正を一日も早く運んでもらいたいと強く要望申し上げておきます。それに対して、いつごろということは、めどはつきませんか。
【次の発言】 次に、海洋博について、通産大臣は先日の答弁で、海……


■ページ上部へ

第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号(1974/04/03、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、去る三月二十日の予算委員会で質問をいたしました問題に関連して最初にお尋ねをいたしたいと思います。  まず第一は、振興開発計画の再検討についてであります。二十日の委員会では、田中総理はじめ開発庁長官も、沖繩の開発に対する基本姿勢として、押しつけるものではない、そうして県民の意思を尊重する。そうして現状としては、その計画はあくまでも計画であって、情勢の変化に即してこれは再検討をせねばならないといった含みのある弾力的な御発言もあったと、こう私受けとめておるわけであります。また、そうでなければいけないと、こう思っております。それで再確認いたしたいことは、この振興開発計画が既定方針……

第72回国会 建設委員会 第6号(1974/04/04、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 建設大臣の所信表明の中に、社会資本の整備を通じて国土全体の均衡ある発展をはかり、豊かな住みよい国土を建設すると、こう述べておられます。  そこで、お尋ねしたい第一点は、総予算における建設関係の社会資本の整備費の占める率は幾らでしょうか。
【次の発言】 いま二〇%とおっしゃいましたが、全体から見て、どれぐらいが適当と考えておられるか。いわゆる均衡ある発展という立場からどれぐらいが適当と考えておられるか。
【次の発言】 わが国のGNPが高率であるということをよく言うのであります。それに対して、社会資本の整備という面とのバランスにおいて、いわゆる欧米先進国と比較いたしまして非常に低位……

第72回国会 予算委員会 第13号(1974/03/20、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、沖繩が復帰して本土の立場に近い状態にあるならば、いつまでも沖繩問題に執着せずにこの席におきましても論陣を展開したい気持ちも一ぱいあります。復帰後の沖繩があまりにも問題が多過ぎまして素通りするわけにまいりませんので、今回も沖繩問題にしぼって質疑をいたしたいと思います。  まず、総理にお伺いしますが、沖繩県は戦後処理もなされないままに復帰して三年目を迎えました。そして事件があまりにも多発して、県民は生活の不安と生命の危険にさらされておるのが率直に申し上げて現状であるのであります。  そこで、お尋ねしたいことは、沖繩の戦後処理について総理はどのような見解を持っておられるかお尋ね……


喜屋武真栄[参]委員会統計発言一覧(全期間)
8期-| 9期|-10期-11期-12期-13期-14期-15期-16期

■ページ上部へ

各種会議発言一覧(参議院9期)

喜屋武真栄[参]委員会統計発言一覧(全期間)
8期-| 9期|-10期-11期-12期-13期-14期-15期-16期
第67回国会(1971/10/16〜1971/12/27)

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会、大蔵委員会、社会労働委員会、商工委員会、運輸委員会連合審査会 第2号(1971/12/26、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、初めに通貨切りかえの問題について質問いたします。  まず、総理にお尋ねいたします。沖繩の通貨切りかえの問題につきましては、非常に深刻などたんばまで追い詰められていることは御承知かと思います。立法院の決議によりますと、沖繩経済は壊滅的な危機に直面しておると、こう結んでおるのであります。その実情に対して、結論的には一ドル対三百六十、そして直ちに切りかえてほしい、こう一貫して訴えておるのであります。それに対して総理はどうお答えになるでありましょうか。
【次の発言】 円切り上げに関する政府声明の中から受けとめられることは、一つは、復帰後すみやかに決定どおり実施する、二つは、本土から……

第67回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会公聴会 第1号(1971/12/22、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 時間もありませんので、田中先生に端的にお尋ねします。長い御説明は要りませんので、端的にお答え願いたいと思います。  結論は、先生の公述を聞きまして、どうしても納得がいかない。こういう前提に立っての質問であります。  第一点は、国家百年の大計を忘れてはならない、こういうことであります。その国家百年の大計とはどうお考えになっているか。これが第一点。次に沖繩の実態をどのように把握しておられるか、沖繩の現状を。それと関連して、沖繩県民の心を、沖繩の心をどのように理解しておられるか。次に、沖繩返還の意義をどのように理解しておられるか。それから、自衛隊の配備については沖繩県民の県民感情を考……


■ページ上部へ

第71回国会(1972/12/22〜1973/09/27)

第71回国会 運輸委員会、社会労働委員会、農林水産委員会、建設委員会、公害対策及び環境保全特別委員会、交通安全対策特別委員会連合審査会 第1号(1973/09/12、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私は、たいへん時間が限られておりますので、特に沖繩における国鉄輸送事業、こういう観点にしぼって質問をいたしたいと思います。  そこでお願いしたいことは、この御答弁は結論だけを、追質問をする時間がございませんので、しかも実のある御答弁を御期待いたしまして、よろしくお願いいたしたいと思います。  それじゃ最初にお聞きしたいと思います。この沖繩には国鉄輸送機関が皆無であることは御承知のとおりであります。したがって国の運輸行政の恩恵は何も受けておらぬ、こういう実情であります。ところが沖繩県民も日本国民としての税金は公平に負担いたしております。ならば、公平な分担の原則に反している。税は負……

第71回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1973/04/07、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 開発庁長官にお尋ねします。  復帰後の沖繩は、もうあまりにも問題が多過ぎまして、結論的に申し上げますと、沖繩県民の生命、財産、人権を侵害するような、あるいは抑圧するようなもろもろの問題が続出いたしておる。この問題と対決していくため、もう昼夜を分かたないあわただしさである。このような状況がひんぴんとあるということ自体が非常に不自然であり、いけないことだと思うのですが、それは何に原因するんだと長官お考えでしょうか。
【次の発言】 早期に解決しなければいけない問題の一つ、しかも、あすではおそい、きょう、いまでも解決しなければいけない、その降りかかっておる問題の一つに、米軍の軍港湾労働……

第71回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1973/04/09、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 私、初めに、環境庁長官にお伺いしたいと思います。  いま、日本の政治の焦点の一つは、公害の問題、そしてそれをめぐる開発の問題、こういった姿においていま政治の焦点の一つになっておりますが、最近のニュースによりますと、アメリカの科学衛星が撮影した日本列島によりますと、日本の国土は死滅している、こう断定をしておるようであります。私は、もっともだと共鳴をいたしておる次第ですが、長官、いかがこれを受けとめておられるでしょうか。
【次の発言】 確かに、省みて、日本の乱開発はわれわれは率直にこれを認めなければいけない。この一、二年を振り返って見ましても、それに基因するであろうと思われるいわゆ……


■ページ上部へ

第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1974/04/04、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 まず、初めに、農林省にお尋ねいたします。  平和な明るい豊かな沖繩県づくりを目標とする十カ年計画の沖繩振興開発計画は洗い直さなければいけないと、こういう情勢に立ち至っておりますことは、今日までの論議の中で明確になっておるのであります。そこで、特に振興開発計画がいままでの計画は農業部面を実質的に切り捨てたという考え方に立っておったと言っても過言ではないと私思うのですが。しかも、そういう情勢の中で、農業面が当初の計画どおり農業振興が進められておらない、こういう状態であると判断されますが、これに対する農林省の考え方はいかがでしょうか。

第72回国会 予算委員会第一分科会 第4号(1974/04/08、9期、第二院クラブ)

○喜屋武眞榮君 四十九年度予算を拝見いたしますと、環境庁予算が四十八年度と比較いたしまして大幅にアップしておる、四一・五%アップしておるということは、非常にこれはけっこうなことだと、こう理解いたします。けれども問題は、大幅予算のアップもけっこうだが、問題は、事実解決にあたって最も大事なことは、後手を打つことなしに、常に予防の網を張って十分に問題を解決していく、こういうことがもっと環境庁のお立場からも大事なことであると思うわけなんですが、現状は、日本全国で巻き起こっておるところの公害防止の問題、あるいは自然保護の問題、裏を返せば公害たれ流し、あるいは自然破壊の問題、そこから起こっておるもろもろの……



喜屋武真栄[参]委員会統計発言一覧(全期間)
8期-| 9期|-10期-11期-12期-13期-14期-15期-16期

■ページ上部へ

■本会議へ ■委員会へ ■各種会議へ

※このページのデータは国会会議録検索システム参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2022/12/18

喜屋武真栄[参]在籍期 : 8期-| 9期|-10期-11期-12期-13期-14期-15期-16期
喜屋武真栄[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

 9期在籍の他の議員はこちら→ 9期参議院議員(五十音順)  9期参議院議員(選挙区順)  9期参議院統計



当サイト運営者の新刊のお知らせ
菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。